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空き巣
しおりを挟むおし!低級ポーションは作ったし、TSポーションに視力ポーションもつくったし、あとはまぁいいか。
『プライド』にいく前に『ガチャ』でも引くかね。
魔石を入れて11連を引く。
赤が2個、青が5個。紫が4個で銀が0個、金が0、か、まぁこんなもんだな、
赤が、
・上級ポーション×2
青が、
・紅蓮の剣
・クリスタルワンド
・白龍の杖
・竜革のレザーアーマー
・竜革のレザーブーツ
紫が、
・疾風のピアス
・怪力の腕輪
・紫電のピアス
・紅玉の指輪
だった。
まぁ、竜のレザー系は俺が使うとして、あとは売りに出してもいいな!
で、『プライド』で普通の武具を買ってまた属性武器に変えよう!
とりあえず外に出て天気がいいので歩いて向かう。
にしても平和だな!平和が一番だ。
『プライド』に着くと、なにか揉めてる?
如月が対応しているみたいだが、従業員に話を聞くと、上級ポーションが高すぎると言う話らしい。
それは俺は知らないから従業員に普通の装備を見せてもらう。
「おぉ、かっこいい槍だね!」
「はい!こちらイタリアから取り寄せた槍になります」
「へぇ、んじゃこれと、その刀も貰おうかな」
「こちらですか?はい!」
と買い物をしてると、如月が来る。
「河地様、大変お待たせしました」
「あ、もう大丈夫なの?」
「はい、最後の一本だったので流石に値下げはできませんでしたからね!」
「あはは、そっか、今日も持って来たから大丈夫だぞ?」
「ありがとうございます」
といつものカウンターで取引をする。
「アクセサリーはとても好評ですね!」
「あはは、それはよかった。あれは付ければステータス上がるからね!」
「はい!それも実感していただけております」
「そっか!あとは低級ポーションはもう少し下げてもいいんじゃないか?」
「いえ。まだ欲しい人には届いてない状態ですからね!あまり下げると今度は転売が始まります」
「そっか、転売ヤーが絡んでくるか」
「そうですね、それに海外にも私どもの武器防具が流れております」
「え?」
海外に?
「はい!売ったあと海外に持ち込んだようで、私達もニュースで知りました」
それはなんともならないなぁ。
「ですから鑑定で弱い人には強すぎる武器は売らないようにしています」
「あー、そうだな。冒険者でもピンキリだからな」
俺は中堅どころかな?
にしても海外にまで行ってるとはね。
「あ、ポーションを出してもいいか?」
「はい!」
「じゃあまず低級ポーションから150本あるぞ」
「おお!それはいいですね!」
「あとTSポーションが10本に視力ポーションが10本。魔力ポーションもとりあえず10本」
「はい!ありがとうございます!全て買取いたします!」
「あとはアクセサリーだな。紫電のピアス、疾風のピアス、怪力の腕輪に紅玉のピアスだ」
「そちらももちろん買取します」
「あとは如月から要望はないか?」
「私からですか?」
「そう」
如月は考えてから、
「でしたら低級ポーションを200本用意していただけると助かります」
「オッケー!他はいいか?」
「はい!あとはいまのところ…あ!上級ポーションが5本ほどいただきたいのですが」
「あるよ!よし!5本だね!」
「ありがとうございます!」
「いや、こっちこそ買い取ってもらってありがたいよ!」
こんな名もしれない錬金術師のものを、
「いえ、河地様はもうこの店になくてはならない存在ですので!」
「そりゃよかった!じゃあ、さっきの武器は買わせてもらうから」
「はい!では冒険者証を預からせていただきます」
「はいよ!」
と言って冒険者証を渡す。
もうだいぶ儲かっているから、見るのが怖いな。
「それでは冒険者証のお返しと明細書、あと買ったお品はどういたしますか?」
「あぁ、バッグに入れていくから大丈夫だ」
「やはりそのバッグは」
「マジックバッグだね。一つ売ろうか?」
「いえ、あまりにも高すぎて手が出ませんから」
「あはは、そうだね、俺ももう一つしか持ってないしね!」
「それじゃあまたくるよ!」
「はい!今日もありがとうございました」
「じゃーね!」
と言ってスーパーに買い物に行ってから自宅に帰る。
「は?嘘だろ?」
鍵が空いていて空き巣に入られたようだ!
大事なものは…練金釜!は大丈夫で他はマジックバッグに入れてあったのでよかった。
すぐに警察に連絡し、管理会社にも連絡する。
「これはプロですね!しかも冒険者です」
「あー、シーフとか?」
「はい!取られたものはないのですよね?」
「荒らされただけだね」
「多分狙われてたんでしょうね!また来るかもしれませんから二、三日私どもでも警備にあたります」
「よろしくお願いします」
と警察とのやりとりの後、管理会社の人が来て話をすると、
「鍵は最新の電子ロックキーに換えますのでそれでよろしいですか?」
「はい、お金は俺が負担しますから」
「わかりました、明日には手配できると思います」
「よろしくお願いします」
流石に家が荒らされるとは思わなかったな。
これから気をつけないとな。
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