ガチャから始まる錬金ライフ

盾乃あに

文字の大きさ
38 / 170

レベル上げ

しおりを挟む

「おりゃああ!!」
「くっそ!」
 とみんなでレベル上げをしている。
 一番低いカエデは焦っている様だが、レベルなんてやってれば上がるんだからもっとゆっくりあげればいいだろ。

「だぁ、ふぅ、ふぅ、ふぅ」
 斬り裂くと息切れを起こすカエデ。
「頑張りすぎだ。ちょっとは力を抜けよ?」
「俺だけまだレベルが低いんだからしょうがないだろ?」
「まぁな、でもその分頑張ってるし今は剣士じゃないんだろ?」
「おう!いまはクルセイダーだ!」
「ならいいじゃないか!シオンは?」
「ロードナイトだな」
 2人とも成長してるな。

「まぁ、疲れたらここで休んでいけよ?」
「あぁ、ここにテントがあるのはいいけどな」
 と大の字に倒れる。
「そう言うヤトはレベル幾つなんだよ?」
「ん?言ってなかったか?65だ」
「なんだよ!一番上かよ!」
「さすがリーダーだね」
 モクレンがコーヒーを淹れてくれた。
「俺もここまであげるつもりはなかったけどな」
「『ブルーオーシャン』といってれば上がるわよ」
「だな」
 シオンが言う通りだな。

「姉ちゃん?言い方が悪い!」
「…ごめんなさい」
「いいよ、本当のことだからね」
「いや、チェイサーでしょ?上げるの難しいからね?」
「そうだ、斥候はそれなりに戦わないと上がらないしね。ヤト、ごめんね」
「いいさ、それに今は楽できてるからな!」
 俺がテントに入ってる間に頑張ってレベル上げをしに行ってるんだからな。
 俺はここで錬金をしながら寛いでいる。

「ヤトも行こうぜ?暇だろ?」
「んー、行ってもいいけど」
「んじゃ行こうぜ!」
「はぁ、仕方ないなぁ」
 テントをたたむとみんなで進んでレベル上げをして行く。

 敵はブルファンゴやホブゴブリンファイターなど、さすがはフィールド型だから多種多様だな。

 難なく斬り伏せてるカエデ達も凄いけどな。
「おっと!おりゃ!」
 俺に向かってくるホブゴブリンの首を落とす。
「あれ?こんなに弱かったっけ?」
「え?ヤトは強いでしょ?」
「そんな馬鹿な!」
 あれ?でも動きはみれてるな。
 ファングウルフが走っているのも見えている。
 昔は早すぎて見えなかったのに?
「ヨット!おら!」
 噛みつきにきたファングウルフを倒す。
「おぉ!俺、強くなってるな!」
「そうですよ、自信持って下さいよ」
 モクレンが言う通り俺は強くなって来てるな!
「だー!ヤトが強いのは前からだろ!今は俺のレベル上げなんだ!」
 カエデが叫びながらファングウルフに突っ込んでいく。

「俺も一人前になったのか…」
 みんなに認められ少し恥ずかしいが、これからだな!
「ウォォオォォ!」
「ヤト!本気出すなよ!」
「ちょっと頑張ってみる!」
「やめろー!俺の経験値がぁー!」
 俺は素早く敵を斬っていく。
 ゴブリンやスライムにビクビクしていた頃が懐かしいな!

 さすがに途中で気づいてカエデのフォローに回った。

 カエデは怒っていたがなんとか許してもらう。
「ったく!暴走するなよな!」
 と半べそだった。

 テントを張り、今日はシチューを作る。
「うっまそう!」
「いただきます!」
「おう食え食え!」
 と食材を買いこんどいて良かった。
 それにもうすぐカエデも60になりそうだし、明日あたりには60階層に挑戦だな。
 飯も食い終わるとみんなまったりして、漫画を読んだりしているな。

「明日あたり60階層まで行こうか?」
「待ってました!!行こうぜ!」
「カエデが60になったらな!」
「すぐなるさ!よし!剣を磨いとかないとな!」
 カエデは変わらないなぁ。

 翌日は朝から張り切っているカエデ。
「よし!60になったぞ!」
「それなら先に進もうか」
「うっし!やっとボスだな!」

 今は58階層でレベル上げをしてたからすぐに59階層に降りていく。
 よし!気合い入れていくか!

「オラオラ!」
 カエデもやる気十分で、他のメンバーを引っ張っていく。
「ちょっと!ドロップ拾いなさいよ!」
「あ、ごめん!」
 カレンに言われてちょっとだけ反省した様だがあまり効いてないな。
 森も深くなって来て採取も捗る。
 上薬草なんてそこら中に生えているからな!

「おーい、ちょっとだけ採取な!」
「なー、まだ必要なのか?」
「とっとけるときに取るんだよ!」
 とカエデも採取に参加してくれる。

「お!蟠桃じゃないか!」
「素材?」
「おう!これは全部とってかないとな!」
 と木に登り全ての蟠桃を取っていく。
 やっぱり深くなってくるとこう言うのが多くなるんだな!
 と地面に目をやると知識の種が落ちている?

 蟠桃の種が知識の種なのか?
 わからないが素材は残さず持ち帰るぞ!

 ようやく60階層の扉の前だ。
「ふぅ、ちょっと休憩」
「なんでだよ!ってまぁいいけどさ」
 ここでとりあえず落ち着いて、水を飲み干す。

 さぁ、泣いても笑ってもここから先は逃げられないからな!!

「気合い入れていくぞ!!」
「「「「おう」」」」
しおりを挟む
感想 5

あなたにおすすめの小説

俺だけLVアップするスキルガチャで、まったりダンジョン探索者生活も余裕です ~ガチャ引き楽しくてやめられねぇ~

シンギョウ ガク
ファンタジー
仕事中、寝落ちした明日見碧(あすみ あおい)は、目覚めたら暗い洞窟にいた。 目の前には蛍光ピンクのガチャマシーン(足つき)。 『初心者優遇10連ガチャ開催中』とか『SSRレアスキル確定』の誘惑に負け、金色のコインを投入してしまう。 カプセルを開けると『鑑定』、『ファイア』、『剣術向上』といったスキルが得られ、次々にステータスが向上していく。 ガチャスキルの力に魅了された俺は魔物を倒して『金色コイン』を手に入れて、ガチャ引きまくってたらいつのまにか強くなっていた。 ボスを討伐し、初めてのダンジョンの外に出た俺は、相棒のガチャと途中で助けた異世界人アスターシアとともに、異世界人ヴェルデ・アヴニールとして、生き延びるための自由気ままな異世界の旅がここからはじまった。

レベルを上げて通販で殴る~囮にされて落とし穴に落とされたが大幅レベルアップしてざまぁする。危険な封印ダンジョンも俺にかかればちょろいもんさ~

喰寝丸太
ファンタジー
異世界に転移した山田(やまだ) 無二(むに)はポーターの仕事をして早6年。 おっさんになってからも、冒険者になれずくすぶっていた。 ある日、モンスター無限増殖装置を誤って作動させたパーティは無二を囮にして逃げ出す。 落とし穴にも落とされ絶体絶命の無二。 機転を利かせ助かるも、そこはダンジョンボスの扉の前。 覚悟を決めてボスに挑む無二。 通販能力でからくも勝利する。 そして、ダンジョンコアの魔力を吸出し大幅レベルアップ。 アンデッドには聖水代わりに殺菌剤、光魔法代わりに紫外線ライト。 霧のモンスターには掃除機が大活躍。 異世界モンスターを現代製品の通販で殴る快進撃が始まった。 カクヨム、小説家になろう、アルファポリスに掲載しております。

なんとなく歩いてたらダンジョンらしき場所に居た俺の話

TB
ファンタジー
岩崎理(いわさきおさむ)40歳バツ2派遣社員。とっても巻き込まれ体質な主人公のチーレムストーリーです。

【完結】元ゼネコンなおっさん大賢者の、スローなもふもふ秘密基地ライフ(神獣付き)~異世界の大賢者になったのになぜか土方ばかりしてるんだがぁ?

嘉神かろ
ファンタジー
【Hotランキング3位】  ゼネコンで働くアラフォーのおっさん、多田野雄三は、ある日気がつくと、異世界にいた。  見覚えのあるその世界は、雄三が大学時代にやり込んだVR型MMOアクションRPGの世界で、当時のキャラの能力をそのまま使えるらしい。  大賢者という最高位職にある彼のやりたいことは、ただ一つ。スローライフ!  神獣たちや気がついたらできていた弟子たちと共に、おっさんは異世界で好き勝手に暮らす。 「なんだか妙に忙しい気もするねぇ。まあ、楽しいからいいんだけど」

ダンジョン発生から20年。いきなり玄関の前でゴブリンに遭遇してフリーズ中←今ココ

高遠まもる
ファンタジー
カクヨム、なろうにも掲載中。 タイトルまんまの状況から始まる現代ファンタジーです。 ダンジョンが有る状況に慣れてしまった現代社会にある日、異変が……。 本編完結済み。 外伝、後日譚はカクヨムに載せていく予定です。

オッサン齢50過ぎにしてダンジョンデビューする【なろう100万PV、カクヨム20万PV突破】

山親爺大将
ファンタジー
剣崎鉄也、4年前にダンジョンが現れた現代日本で暮らす53歳のおっさんだ。 失われた20年世代で職を転々とし今は介護職に就いている。 そんな彼が交通事故にあった。 ファンタジーの世界ならここで転生出来るのだろうが、現実はそんなに甘く無い。 「どうしたものかな」 入院先の個室のベッドの上で、俺は途方に暮れていた。 今回の事故で腕に怪我をしてしまい、元の仕事には戻れなかった。 たまたま保険で個室代も出るというので個室にしてもらったけど、たいして蓄えもなく、退院したらすぐにでも働かないとならない。 そんな俺は交通事故で死を覚悟した時にひとつ強烈に後悔をした事があった。 『こんな事ならダンジョンに潜っておけばよかった』 である。 50過ぎのオッサンが何を言ってると思うかもしれないが、その年代はちょうど中学生くらいにファンタジーが流行り、高校生くらいにRPGやライトノベルが流行った世代である。 ファンタジー系ヲタクの先駆者のような年代だ。 俺もそちら側の人間だった。 年齢で完全に諦めていたが、今回のことで自分がどれくらい未練があったか理解した。 「冒険者、いや、探索者っていうんだっけ、やってみるか」 これは体力も衰え、知力も怪しくなってきて、ついでに運にも見放されたオッサンが無い知恵絞ってなんとか探索者としてやっていく物語である。 注意事項 50過ぎのオッサンが子供ほどに歳の離れた女の子に惚れたり、悶々としたりするシーンが出てきます。 あらかじめご了承の上読み進めてください。 注意事項2 作者はメンタル豆腐なので、耐えられないと思った感想の場合はブロック、削除等をして見ないという行動を起こします。お気を悪くする方もおるかと思います。予め謝罪しておきます。 注意事項3 お話と表紙はなんの関係もありません。

最遅で最強のレベルアップ~経験値1000分の1の大器晩成型探索者は勤続10年目10度目のレベルアップで覚醒しました!~

ある中管理職
ファンタジー
 勤続10年目10度目のレベルアップ。  人よりも貰える経験値が極端に少なく、年に1回程度しかレベルアップしない32歳の主人公宮下要は10年掛かりようやくレベル10に到達した。  すると、ハズレスキル【大器晩成】が覚醒。  なんと1回のレベルアップのステータス上昇が通常の1000倍に。  チートスキル【ステータス上昇1000】を得た宮下はこれをきっかけに、今まで出会う事すら想像してこなかったモンスターを討伐。  探索者としての知名度や地位を一気に上げ、勤めていた店は討伐したレアモンスターの肉と素材の販売で大繁盛。  万年Fランクの【永遠の新米おじさん】と言われた宮下の成り上がり劇が今幕を開ける。

幼馴染達と一緒に異世界召喚、だけど僕だけ別な場所に飛ばされた先は異世界の不思議な無人島だった。

アノマロカリス
ファンタジー
よくある話の異世界召喚… スマホのネット小説や漫画が好きな少年、洲河 愽(すが だん)。 いつもの様に幼馴染達と学校帰りの公園でくっちゃべっていると地面に突然魔法陣が現れて… 気付くと愽は1人だけ見渡す限り草原の中に突っ立っていた。 愽は幼馴染達を探す為に周囲を捜索してみたが、一緒に飛ばされていた筈の幼馴染達は居なかった。 生きていればいつかは幼馴染達とまた会える! 愽は希望を持って、この不思議な無人島でサバイバル生活を始めるのだった。 「幼馴染達と一緒に異世界召喚、だけど僕の授かったスキルは役に立つものなのかな?」 「幼馴染達と一緒に異世界召喚、だけど僕は幼馴染達よりも強いジョブを手に入れて無双する!」 「幼馴染達と一緒に異世界召喚、だけど僕は魔王から力を授かり人類に対して牙を剥く‼︎」 幼馴染達と一緒に異世界召喚の第四弾。 愽は幼馴染達と離れた場所でサバイバル生活を送るというパラレルストーリー。 はたして愽は、無事に幼馴染達と再会を果たせるのだろうか?

処理中です...