7 / 79
『合成』
しおりを挟む「ありがとうございました」
と窓を開けていうと、
「お気を付けて!ありがとうございました!」
と車を発進させる。
魔石エネルギーとガソリンのハイブリッド車で黒のSUV、俺の愛車だ。
とりあえずノーマルで乗って、気が向いたらドレスアップしていこうかな?
ピカピカの車はやはり乗っていて楽しいな。
新宿から足立区まで30分程ドライブしながらアパートに帰ると駐車場に車を駐める。
初めて使った駐車場。
なぜか駐車場代も払っていたからな。
とりあえず部屋に戻って今ある武器を見る。
ダマスカスソード、鋼鉄の剣、鉄の剣、と一本ずつある。あと鉄の剣が一本あればミスリルソードになるな。
あとはミスリルの盾、ミスリルダガー、が一つずつあるからこれはツネのところだな。
錆びた片手剣、ダガー、大剣、があるが集めないと合成できないしなぁ。
「あ、そうそう、ポーションを買ったんだった」
4本あるので『合成』してみる。
ポーション→ハイポーション→エクストラポーションになった。
入ってた試験管も豪華になっている。
『エクストラポーション(解毒、解呪、幸運+3)』と言うとんでもないポーションが出来上がった。
エクストラポーションはオークションにも出てない貴重な物らしいので、ちょっと売るのはやめて保管しておくか。
俺の行ってるダンジョンだとポーションがあれば事足りるしな。
でも今『合成』で使ったからどこかで入手しないとな。
なんでも『合成』できると思ったが、試しにフォークとスプーンを『合成』しようとしたが無理だった。
まぁ、試しだからな。
そのほかも試したが、やはりダンジョンに関係あるものが『合成』の対象になるのか、出来ないものも多かったな。
翌日は初級ダンジョンに車で向かう。
トランクにはビニールを敷いていらない毛布をその上に敷いてある。車を汚す気はないからな。
準備を整えてダンジョンに入って行く。
ここからは直ぐに2階層に降りて3階層を目指しながらゴブリンを斬っていく。
3階層に降りてオークを倒していくと、レベルも上がってきて、武器やオーク肉もドロップし、最高のダンジョンだな。
もう持てないくらいになるとダンジョンから出てオーク肉を買い取ってもらい、武器類を車のトランクに積むと、もう一度3階層まで降りて行き、これを繰り返す事4回でタイムリミットの15時になったので辞める。
大体、オーク肉が60万程、魔石は一個200円から300円なので拾っていく。
まぁチリつもで結構な額になるので、捨てるわけにもいかない。
武器もそれなりに集まったので帰って『合成』だな。
「ステータス」
ーーー
里見瑠夏 32歳
レベル27 ジョブ 合成師
スキル 合成 鑑定 加工 new
ユニーク 追加効果
ーーー
よし、スキルが増えてるし、後レベル3で4階層の目安だな。
4階層のモンスターも見てみたいし、この調子だな。
初級ダンジョンは5階層までだし、今のレベルでも十分、ソロクリアは可能だ。
星2が20階層、星3が50階層、星4が100階層、星5に至ってはまだわからないようだし、星5は世界にまだ8つしか見つかってないらしい。
まぁ、星5まで挑戦する気はないし、俺は現状の最高レベル100まで上がれば、『合成師』スキルがどんなもんかがわかるだろう。
今のところ不自由はない。
初級ダンジョンでもそれなりに稼げるからな。ドロップ武器を持って歩くのが大変だが、これが金になるんだから美味しい商売だ。
「星5攻略なんてのは他の探索者に任せればいい」
車を出して途中でコンビニに寄ってビールやつまみ、飯などを買いアパートに戻る。
さて、飲みながら『合成』でもしていこうかな。
まずはマー坊のミスリルソード。
これは簡単に出来た。鉄の剣まで『合成』すればあとはミスリルまで一回ずつだからな。
『ミスリルソード(力+18、素早さ+12、防御+3、知力+3、幸運+6、炎属性)』
「おぉ!属性が付いたのか!だから炎っぽいデザインなんだな!約束なんてせずに売ればもっと金が手に入ったな。……まぁ、約束したからマー坊に売るけど」
普通のミスリルソードではなくデザインが変わり炎の様なシルエットの赤っぽいミスリルソードだ。
他にもミスリルダガー×2、ミスリルスピア、ミスリルの弓、ミスリルの片手剣、ミスリルの大剣が出来たんだが、合成回数が少ないとそれだけ追加効果が減るもんだな。
しかし、この中でミスリルスピア、片手剣、大剣は属性が付いたから高く売れるぞ!
ビールを飲みながら笑いが止まらないが、
「追加効果を選べたらもっと稼げるんだが」
ユニークだからしょうがないか、本当は『鍛治士』が持つスキル『付与』で色んな付与が付けれるらしいけど似たようなもんだしな。
しかし、属性によってデザインが変わるなんてやはりこれは『合成』でも特殊な『追加効果』なんだな!
明日は、これを売りにマー坊とツネに連絡しておこうかな。
いやぁ、自分の才能が怖い!
「ハハッ!初級ダンジョンでこれだけ稼ぐ奴は他にいないだろうな」
と、1人で喋りながらこの狭い部屋をそろそろ引っ越そうとスマホで初心者ダンジョンが近くにある物件を探してみる。
新宿に近い場所がいいな。
また3人で飲むだろうしな。
と夢を見ながら飲む。
「ん……あぁ、寝てたな。今何時だ?」
スマホを見ると朝の8時だ。
「ふあぁあぁぁぁ」
と大欠伸をして起きる。
コーヒーを淹れてテレビをつけ、パンを食いながらニュースを観る。
物価高やら言われてるが、魔石エネルギーが出来てからもう何十年だ?一時期下がったけど、ダンジョンから取れるオーク肉や魔石、加工できる資源は沢山あるんだから国がなんとかしろよな。
本当、こんなんだから景気が良くならないんだよ。
と、俺が言ってもしょうがないけど。
「……くだらないな」
俺は金に困ってないし、これからも困ることはないだろうな。
まぁ、風が吹けば桶屋が儲かるって言うし、俺が儲かれば誰かも儲かるだろ?
129
あなたにおすすめの小説
ハーレムキング
チドリ正明@不労所得発売中!!
ファンタジー
っ転生特典——ハーレムキング。
効果:対女の子特攻強制発動。誰もが目を奪われる肉体美と容姿を獲得。それなりに優れた話術を獲得。※ただし、女性を堕とすには努力が必要。
日本で事故死した大学2年生の青年(彼女いない歴=年齢)は、未練を抱えすぎたあまり神様からの転生特典として【ハーレムキング】を手に入れた。
青年は今日も女の子を口説き回る。
「ふははははっ! 君は美しい! 名前を教えてくれ!」
「変な人!」
※2025/6/6 完結。
異世界ラーメン屋台~俺が作るラーメンを食べるとバフがかかるらしい~
橘まさと
ファンタジー
脱サラしてラーメンのキッチンカーをはじめたアラフォー、平和島剛士は夜の営業先に向けて移動していると霧につつまれて気づけばダンジョンの中に辿りついていた。
最下層攻略を目指していた女性だらけのAランク冒険者パーティ『夜鴉』にラーメンを奢る。
ラーメンを食べた夜鴉のメンバー達はいつも以上の力を発揮して、ダンジョンの最下層を攻略することができた。
このことが噂になり、異世界で空前絶後のラーメンブームが巻き起こるのだった。
勇者パーティのサポートをする代わりに姉の様なアラサーの粗雑な女闘士を貰いました。
石のやっさん
ファンタジー
年上の女性が好きな俺には勇者パーティの中に好みのタイプの女性は居ません
俺の名前はリヒト、ジムナ村に生まれ、15歳になった時にスキルを貰う儀式で上級剣士のジョブを貰った。
本来なら素晴らしいジョブなのだが、今年はジョブが豊作だったらしく、幼馴染はもっと凄いジョブばかりだった。
幼馴染のカイトは勇者、マリアは聖女、リタは剣聖、そしてリアは賢者だった。
そんな訳で充分に上位職の上級剣士だが、四職が出た事で影が薄れた。
彼等は色々と問題があるので、俺にサポーターとしてついて行って欲しいと頼まれたのだが…ハーレムパーティに俺は要らないし面倒くさいから断ったのだが…しつこく頼むので、条件を飲んでくれればと条件をつけた。
それは『27歳の女闘志レイラを借金の権利ごと無償で貰う事』
今度もまた年上ヒロインです。
セルフレイティングは、話しの中でそう言った描写を書いたら追加します。
カクヨムにも投稿中です
外れスキルと言われたスキルツリーは地球の知識ではチートでした
盾乃あに
ファンタジー
人との関係に疲れ果てた主人公(31歳)が死んでしまうと輪廻の輪から外れると言われ、別の世界の別の人物に乗り替わると言う。
乗り替わった相手は公爵の息子、ルシェール(18歳)。外れスキルと言うことで弟に殺されたばかりの身体に乗り移った。まぁ、死んだことにして俺は自由に生きてみようと思う。
ステータス画面がバグったのでとりあえず叩きます!!
カタナヅキ
ファンタジー
ステータ画面は防御魔法?あらゆる攻撃を画面で防ぐ異色の魔術師の物語!!
祖父の遺言で魔女が暮らす森に訪れた少年「ナオ」は一冊の魔導書を渡される。その魔導書はかつて異界から訪れたという人間が書き記した代物であり、ナオは魔導書を読み解くと視界に「ステータス画面」なる物が現れた。だが、何故か画面に表示されている文字は無茶苦茶な羅列で解読ができず、折角覚えた魔法なのに使い道に悩んだナオはある方法を思いつく。
「よし、とりあえず叩いてみよう!!」
ステータス画面を掴んでナオは悪党や魔物を相手に叩き付け、時には攻撃を防ぐ防具として利用する。世界でただ一人の「ステータス画面」の誤った使い方で彼は成り上がる。
※ステータスウィンドウで殴る、防ぐ、空を飛ぶ異色のファンタジー!!
仮想戦記:蒼穹のレブナント ~ 如何にして空襲を免れるか
サクラ近衛将監
ファンタジー
レブナントとは、フランス語で「帰る」、「戻る」、「再び来る」という意味のレヴニール(Revenir)に由来し、ここでは「死から戻って来たりし者」のこと。
昭和11年、広島市内で瀬戸物店を営む中年のオヤジが、唐突に転生者の記憶を呼び覚ます。
記憶のひとつは、百年も未来の科学者であり、無謀な者が引き起こした自動車事故により唐突に三十代の半ばで死んだ男の記憶だが、今ひとつは、その未来の男が異世界屈指の錬金術師に転生して百有余年を生きた記憶だった。
二つの記憶は、中年男の中で覚醒し、自分の住む日本が、この町が、空襲に遭って焦土に変わる未来を知っってしまった。
男はその未来を変えるべく立ち上がる。
この物語は、戦前に生きたオヤジが自ら持つ知識と能力を最大限に駆使して、焦土と化す未来を変えようとする物語である。
この物語は飽くまで仮想戦記であり、登場する人物や団体・組織によく似た人物や団体が過去にあったにしても、当該実在の人物もしくは団体とは関りが無いことをご承知おきください。
投稿は不定期ですが、一応毎週火曜日午後8時を予定しており、「アルファポリス」様、「カクヨム」様、「小説を読もう」様に同時投稿します。
女神の白刃
玉椿 沢
ファンタジー
どこかの世界の、いつかの時代。
その世界の戦争は、ある遺跡群から出現した剣により、大きく姿を変えた。
女の身体を鞘とする剣は、魔力を収束、発振する兵器。
剣は瞬く間に戦を大戦へ進歩させた。数々の大戦を経た世界は、権威を西の皇帝が、権力を東の大帝が握る世になり、終息した。
大戦より数年後、まだ治まったとはいえない世界で、未だ剣士は剣を求め、奪い合っていた。
魔物が出ようと、町も村も知った事かと剣を求める愚かな世界で、赤茶けた大地を畑や町に、煤けた顔を笑顔に変えたいという脳天気な一団が現れる。
*表紙絵は五月七日ヤマネコさん(@yamanekolynx_2)の作品です*
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる