32 / 79
反響
しおりを挟む翌日は朝から電話で起こされ、
「お前パーティー組んだのか?」
「なんだよ、朝っぱらから……組んだけど」
「『氷剣姫』とか?」
「そうだ」
ツネが大声で話すのでスマホを遠ざける。
「よし!今日飲みに行くぞ!マー坊も誘っておけよ!」
「はいはい、分かったから」
「んじゃな!」
と電話が切れる。
もう一度寝ようとすると、電話が鳴り、
「マジか!ついにパーティー組んだのか!」
「あぁ、ツネが今日飲むってさ」
「分かった空けとくわ!んじゃ」
とマー坊からの電話だった。
「……んーーーーーー!」
と枕に顔を埋めて大声を出す。
起きて顔を洗いコーヒーを淹れながらテレビをつけると、カグヤが出演していて、パーティーを組んだことを話している。
これ見て電話してきたな?
『それではランカーでもない一般の方ですか?』
『はい、でも彼のことは尊敬できて、信頼できるのでパーティーを組みました』
いやいや、結構強引でしたが?
『なんでも星3だとか?』
『あら、別にランクは関係ありますか?』
『い、いえ、星5の氷室さんにしては思い切ったなと』
『そうでしょうか?これからランクは上がるでしょうし、関係ないと思いますけど』
俺はランクを上げるなんて言ってないぞ?
「はぁ、言いたい放題だな」
覚悟はしてたが反響がすごいな。
どうせネットは罵詈雑言だろうし、見るまでもないな。
「よし、んじゃちょっと外をドライブするかな」
家にいてもニュースはこれだし、ネットも見る気はないので家にいても暇だから車でドライブする。
『合成』するのに必要な物はと、マジックバッグも『収納(大)』がつけれるようになったしそろそろ替えるか、あとは前衛のカグヤに全身防具を作ったら買うだろうし、革鎧、ローブなんてのもいいな。
ショッピングモールで少し探してみるか。
と大型ショッピングモールで買い物をする。
鞄屋でいい感じのウエストヒップバッグを5個選んで買うと、防具専門店で革鎧をあるだけ、52個とスーツ型防具は8セットしかなかった。
ブーツは32足デカいのを頼む。
結構な額だな。まぁ、買うけど。
魔道具屋に行くと『帰還玉』が売られていた!
それにゴブリンの魔石は0だし、魔道具師が買って行ったのだろう。
これで俺は自分の分だけ作ればいいな。
フードコートでテイクアウトできる物を大量に発注する。
『収納』に入れるので気にせず買いまくる。
あとは夏服を買い足し、ドリンクもアイスコーヒーやタピオカミルクティーなど『収納』する。
その他も見て周り、必要そうな物は買って行く。
いやぁ、買ったな!ストレス発散!
車に戻り買ったばかりのCDを読み込ませると、ドライブがてらマンションまで遠回りしながら帰る。
部屋に戻るとタピオカミルクティーを出して、飲みながら合成部屋に行き、色々と『合成』して行く。
『オーガ革のマジックバッグ』……(収納(大)、防汚)
『ブラックオーガの革鎧』……(フィット、硬化、剛力、防御+40)
『ミスリルのスーツ型防具』……(フィット、硬化、剛力、防御+40)
『ブラックオーガのブーツ』……(フィット、防汚、素早さ+50)
ふぅ、これだけ作ればいいだろ!
と満足し、新しいマジックバッグに詰めておく。
メールが来ていつもの『居酒屋麦わら猫』だな。
マー坊にメールすると、『今新宿ー』と返信が来たので、早いけど俺も新宿までタクシーで向かう。最近はタクシーに乗り慣れてきたな。
「よぉ!久しぶり!」
「なんだよ!ニュースになんて出てきたから朝からビックリしたぞ」
「まぁ、二度手間になるから後で話すよ」
「了解!」
と新宿をプラプラ歩いて、古い武器屋があったので入って見ると、
「ん?これって」
『青銅の剣』と『鑑定』にでる。
「へぇ。錆びた剣も綺麗になるんだな」
しかも一本千円とかなり安い。まぁ、元が安いからしょうがないけど。
かなり大量にあるので全て買う。
店長のお爺ちゃんもビックリしてたな。
流石に全部入るかな?と思いながらマジックバッグに入れると全部入って、しかもまだ余裕がありそうだ。
これで剣、槍、ダガー、片手剣が作れるな!
掘り出し物があるから街ブラはいいなぁ。
「おっ、防具屋寄っていいか?」
「ん?いいけどどうした?」
「いや、流石に鋼鉄の全身防具でいままで来たが、そろそろ変えろと言われててな」
「ほぉ、俺も持ってるぞ?」
グッドタイミングだな。
「……と、とりあえず中見て見るか」
「まぁそうだな」
と店の中に入っていく。
革鎧、全身鎧、全身防具、スーツ型防具など結構揃ってるな。
「全身防具かぁ、全身鎧はないなぁ」
全身鎧は騎士甲冑の様な物で全身防具はメイル(胴)、アーム(腕)、コイル(腰)、グリーヴ(脚)と分かれている。
スーツ型防具は各部位に防御用に加工された鉄板やポリカーボネートの様なものが取り付けられている。
まぁ買うなら全身防具かスーツ型防具の方が動きやすいだろうな。
だが、ポリカーボネートか、鋼鉄何かの重い素材だから、絶妙なんだよな。
しかも防具屋は武器屋より安い、なぜかと言うと使ってる素材が革やポリカーボネートだからだ、全身鎧なんかはそれなりの値段がするが、やはり素材だよなぁ。
ミスリルで作れば武器より高くなるはずだが、『革職人』や『防具職人』が少ないのが原因か?
「好きなのを8着買ったら激安で作ってやるよ」
「まじか?でも8着?8着??」
と驚くマー坊。
「そう、信じるか信じないかはマー坊次第だけどな」
123
あなたにおすすめの小説
ハーレムキング
チドリ正明@不労所得発売中!!
ファンタジー
っ転生特典——ハーレムキング。
効果:対女の子特攻強制発動。誰もが目を奪われる肉体美と容姿を獲得。それなりに優れた話術を獲得。※ただし、女性を堕とすには努力が必要。
日本で事故死した大学2年生の青年(彼女いない歴=年齢)は、未練を抱えすぎたあまり神様からの転生特典として【ハーレムキング】を手に入れた。
青年は今日も女の子を口説き回る。
「ふははははっ! 君は美しい! 名前を教えてくれ!」
「変な人!」
※2025/6/6 完結。
異世界ラーメン屋台~俺が作るラーメンを食べるとバフがかかるらしい~
橘まさと
ファンタジー
脱サラしてラーメンのキッチンカーをはじめたアラフォー、平和島剛士は夜の営業先に向けて移動していると霧につつまれて気づけばダンジョンの中に辿りついていた。
最下層攻略を目指していた女性だらけのAランク冒険者パーティ『夜鴉』にラーメンを奢る。
ラーメンを食べた夜鴉のメンバー達はいつも以上の力を発揮して、ダンジョンの最下層を攻略することができた。
このことが噂になり、異世界で空前絶後のラーメンブームが巻き起こるのだった。
勇者パーティのサポートをする代わりに姉の様なアラサーの粗雑な女闘士を貰いました。
石のやっさん
ファンタジー
年上の女性が好きな俺には勇者パーティの中に好みのタイプの女性は居ません
俺の名前はリヒト、ジムナ村に生まれ、15歳になった時にスキルを貰う儀式で上級剣士のジョブを貰った。
本来なら素晴らしいジョブなのだが、今年はジョブが豊作だったらしく、幼馴染はもっと凄いジョブばかりだった。
幼馴染のカイトは勇者、マリアは聖女、リタは剣聖、そしてリアは賢者だった。
そんな訳で充分に上位職の上級剣士だが、四職が出た事で影が薄れた。
彼等は色々と問題があるので、俺にサポーターとしてついて行って欲しいと頼まれたのだが…ハーレムパーティに俺は要らないし面倒くさいから断ったのだが…しつこく頼むので、条件を飲んでくれればと条件をつけた。
それは『27歳の女闘志レイラを借金の権利ごと無償で貰う事』
今度もまた年上ヒロインです。
セルフレイティングは、話しの中でそう言った描写を書いたら追加します。
カクヨムにも投稿中です
外れスキルと言われたスキルツリーは地球の知識ではチートでした
盾乃あに
ファンタジー
人との関係に疲れ果てた主人公(31歳)が死んでしまうと輪廻の輪から外れると言われ、別の世界の別の人物に乗り替わると言う。
乗り替わった相手は公爵の息子、ルシェール(18歳)。外れスキルと言うことで弟に殺されたばかりの身体に乗り移った。まぁ、死んだことにして俺は自由に生きてみようと思う。
ステータス画面がバグったのでとりあえず叩きます!!
カタナヅキ
ファンタジー
ステータ画面は防御魔法?あらゆる攻撃を画面で防ぐ異色の魔術師の物語!!
祖父の遺言で魔女が暮らす森に訪れた少年「ナオ」は一冊の魔導書を渡される。その魔導書はかつて異界から訪れたという人間が書き記した代物であり、ナオは魔導書を読み解くと視界に「ステータス画面」なる物が現れた。だが、何故か画面に表示されている文字は無茶苦茶な羅列で解読ができず、折角覚えた魔法なのに使い道に悩んだナオはある方法を思いつく。
「よし、とりあえず叩いてみよう!!」
ステータス画面を掴んでナオは悪党や魔物を相手に叩き付け、時には攻撃を防ぐ防具として利用する。世界でただ一人の「ステータス画面」の誤った使い方で彼は成り上がる。
※ステータスウィンドウで殴る、防ぐ、空を飛ぶ異色のファンタジー!!
仮想戦記:蒼穹のレブナント ~ 如何にして空襲を免れるか
サクラ近衛将監
ファンタジー
レブナントとは、フランス語で「帰る」、「戻る」、「再び来る」という意味のレヴニール(Revenir)に由来し、ここでは「死から戻って来たりし者」のこと。
昭和11年、広島市内で瀬戸物店を営む中年のオヤジが、唐突に転生者の記憶を呼び覚ます。
記憶のひとつは、百年も未来の科学者であり、無謀な者が引き起こした自動車事故により唐突に三十代の半ばで死んだ男の記憶だが、今ひとつは、その未来の男が異世界屈指の錬金術師に転生して百有余年を生きた記憶だった。
二つの記憶は、中年男の中で覚醒し、自分の住む日本が、この町が、空襲に遭って焦土に変わる未来を知っってしまった。
男はその未来を変えるべく立ち上がる。
この物語は、戦前に生きたオヤジが自ら持つ知識と能力を最大限に駆使して、焦土と化す未来を変えようとする物語である。
この物語は飽くまで仮想戦記であり、登場する人物や団体・組織によく似た人物や団体が過去にあったにしても、当該実在の人物もしくは団体とは関りが無いことをご承知おきください。
投稿は不定期ですが、一応毎週火曜日午後8時を予定しており、「アルファポリス」様、「カクヨム」様、「小説を読もう」様に同時投稿します。
女神の白刃
玉椿 沢
ファンタジー
どこかの世界の、いつかの時代。
その世界の戦争は、ある遺跡群から出現した剣により、大きく姿を変えた。
女の身体を鞘とする剣は、魔力を収束、発振する兵器。
剣は瞬く間に戦を大戦へ進歩させた。数々の大戦を経た世界は、権威を西の皇帝が、権力を東の大帝が握る世になり、終息した。
大戦より数年後、まだ治まったとはいえない世界で、未だ剣士は剣を求め、奪い合っていた。
魔物が出ようと、町も村も知った事かと剣を求める愚かな世界で、赤茶けた大地を畑や町に、煤けた顔を笑顔に変えたいという脳天気な一団が現れる。
*表紙絵は五月七日ヤマネコさん(@yamanekolynx_2)の作品です*
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる