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番外小話 1
【にゃおちゃん研修中】二月二十二日は猫の日らしい
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「奈緒、明日は二月二十二日で猫の日らしいぞ」
お風呂から出て化粧水をパタパタしていたらベッドに座って本を読んでいた信吾さんがそんなことを言い出した。
「ニャンニャンニャンの日てやつだね。だけど信吾さん、よく知ってるね」
そういうのとは全く縁がないような人なのに物凄く意外な感じ。
「いや、安住がな、しょっちゅうそういうのを仕入れてくるんだ。で、嬉々として俺に報告してくる」
「へえ、安住さんが」
なんでなんだろうね?って首を傾げたら信吾さんは微妙な顔をしてウーンと唸った。私は気が付かなかくて後で教えてもらったんだけど、信吾さんと水族館にデートした日は愛妻の日だったらしい。あ、もしかしてあれも安住さんが?
「あいつなりに気を利かせているつもりなのかもな」
「誰に? 信吾さんに?」
「いや、俺じゃなくて奈緒にだろ」
「私に? どうして?」
私が質問すると微妙な顔からしかめっ面に変わった。あれ? もしかして聞いちゃいけなかったことなのかな? また安住さんが酷い目に遭ったりしちゃう?!
「恐らく、奈緒が退屈しないようになんじゃないか?」
「私が退屈? なんでまたそんなことに? 私、全然退屈してないのに」
それどころか今は研修で忙しくて退屈なんて無縁な生活をしているんだけどな。
「妙なお節介を焼きたくなるお年頃なんだろ」
「またそんなこと言って。でもさ、安住さんはどうして私が退屈してるなんて思ったんだろうね」
そこは気になるかな。もしかして信吾さんが職場で何気なく言ったことなんかが関係してるのかな?
「そりゃ俺との年の差があるからじゃないか? 下手したら親子並みに年が離れているし俺はこんな仕事をしているからたまに長期出張で不在なこともある。奈緒ぐらいの年頃の女の子っていうのはもっとデートとか記念日とかそういうのをしたがるお年頃ってやつだろ?」
「そんなことないよ。私は信吾さんとこんなふうにのんびり過ごせたらそれで満足だし。それにたまにデートだってしてるじゃない? 全然退屈なんてしてないよ?」
それは誓って本当のことだ。そりゃあ信吾さんが何処かの国に出張して不在な時はちょっと物足りないかなって思ったりすることもあるけれど、それってお仕事をしている旦那さんのいる人なら大抵は経験していることじゃない? それにそういう時はみゅうさん達もいるし嫁の会の奥さん達もいるし。
「安住さんの心遣いはありがたいけどさ、さすがに猫の日ではどうしようもないよね、うちには猫いないし」
「ハロウィンの時に着たあの衣裳を着るなんてどうだ」
もう信吾さんてば変なところで記憶力が良すぎて困るよ。
「いやですー。またあんなことになったら困るもの」
「あんなことって?」
ニヤニヤしながら言ってたら覚えてること丸分かりじゃない! まったくもう!! あ、そうだ。
「……まあどうしてもって言うなら猫耳だけならつけてあげても良いかな。その代わり、信吾さんがニャンニャンニャンの日って言えたらだけど!」
私がそう言うと信吾さんのニヤニヤがアッいう間に引っ込んだ。うんうん、そうだよねー? 信吾さん、そういうの絶対に口に出来ない人だもの。だいたい信吾さんが「にゃん」一つだけでも言っているところなんて想像つく?
「……」
信吾さんは何とも言えない顔でこっちを見詰めてきた。だから私は思いっ切り無邪気な顔で見詰め返す。
「随分と思い切った作戦に出たな、奈緒」
「私だって日々進歩してるんだからね」
これでも少しは信吾さんの行動パターンを把握できてきたと思ってるんだけどな。
「だがまだまだ俺のことは分かってないと思うぞ」
「そうなの? どうして?」
「俺は目的の為には手段を選ばない男だってことだ」
「……え」
ま、まさか?!
「言っちゃうの?」
「……」
とは言え信吾さんの中でもまだ葛藤があるみたい。これが命がかかっているって話だったらきっと迷わず言っちゃえるんだろうけど、今かかっているのはたかだか私がつける猫耳だものね。
「……に」
「に?」
「……にや」
「にや?」
ま、まさか本当に言っちゃう?!
「にゃ、にゃんにゃん……ニャンの日」
「ぶはっ」
信吾さんには申し訳ないけど聞いた途端に思いっ切り噴き出してしまった。だって部隊で命令する時みたいな真面目な顔と口調で言うんだもの、我慢なんて出来ないよ、その表情と口調と単語が不釣り合いすぎて可笑しすぎて破壊力が半端ない!!
「おい」
不機嫌そうな顔をしてこっちを睨んできたけど一度笑い出してしまったら自分でもなかなか止められない。
「だって信吾さん、ニャンニャンニャンの日って……!!」
「奈緒が言えと言ったんだろうが」
「でもだって、可笑しすぎるっっっっ」
憮然としている信吾さんの顔を見て更に笑いの発作に襲われる。
「まったく奈緒、恥ずかしすぎて腹が立ってきたぞ、お仕置きだ」
しばらく笑っている私を腹立たし気に見詰めていた信吾さんがいきなりお仕置き宣言をした。
「ええええっ、なんでそこでお仕置きなの?!」
「だいたい奈緒が言い出したことじゃないか、俺がニ、ニャとか言ったらなんて妙な条件を出してきたのは」
「だってそれは猫耳をつけて欲しかったらって言ったじゃない。別に無理して言わなくても、わっ」
「ニャ」だけでも破壊力半端ない~って笑ったのがいけなかったのか、信吾さんは素早くベッドから降りてこっちに来ると、私を座っていた椅子から抱き上げてそのままベッドに放り投げた。そして起き上がろうとしていたところをうつ伏せにして押さえ込むとそのまま上からのしかかってくる。
「信吾さん、乱暴すぎ!! 制圧術じゃないんだから!!」
「やかましい」
信吾さんの手が体の下に差し入れられてパジャマのズボンの中に滑り込んできた。もう何をするつもりか火を見るより明らか、まったくもう信吾さんてばいつも元気なんだから、じゃなくて!!
「駄目だったら、明日も朝から研修なんだから……っ、やあんっ」
大学とは違って昼からとかそういうのはないんだからと抗議するけど全く聞く耳を持たず状態。下着の中に滑り込んできた指が容赦なく体の中へと入り込んできた。
「あっ、やっ、駄目だったらぁっ」
ゆるゆると体の中で指が動き始めると何も考えられなくなる。信吾さんてば何処をどう触れたら私が抵抗できなくなっちゃうのかよーく知っているんだもの、本当に油断ならない。
「そんなこと言ってるがここはもっとって欲しがってるぞ?」
信吾さんの言葉と同時に指が更に奥へと入り込んだ。
「あんっ、それは信吾さんがっ」
「俺が?」
「ぁあんっ、そこ駄目なのっ、駄目なのぉっ!」
中の気持ちいいところを擦られて声をあげながら体を震わせると耳元で笑い声が聞こえた。
「もうドS!!」
「そりゃS部隊の人間だからな。それに奈緒が余計なことを言い出すからだろ」
「最初に猫の日だって言ってきたのは信吾さんなのにっ!!」
「まだそんなことを言う余裕があるのか、けしからんな」
「なにがけし……っ、あっ、やあっ、だから駄目だったら、やあぁぁ……っ」
指が激しく動いてあっと言う間にいかされてしまう。もう本当にドSで容赦ないんだから……。グッタリしていると信吾さんが体を起こすのと同時にズボンと下着が脱がされるのを感じた。そして腰が持ち上げられる。
「もう、本当に駄目なのにぃ……」
「自分だけ満足して終わるつもりか?」
「そうじゃなくてえ……っ」
まだ落ち着いていない状態の体の中にゆっくりと熱くて硬い信吾さんのものが入り込んできた。そうして体を倒してきて私の背中にピッタリと上半身を添わせてくる。
「猫の日ならこんな風に猫っぽくするのもたまには良いだろ?」
首筋に軽く歯を立てられた途端に体が反応して信吾さんのことを絞めつけたのが分かった。信吾さんは満足げに低く唸るとゆっくりと腰を動かし始める。
「猫の日は明日なのにぃ……」
「じゃあこのまま日付が変わるまで続けるか」
「……?!」
その言葉に思わず時計を見た。
「あ、あのさ、あと一時間以上あるけど……」
「そうだな、正確には一時間と二十三分か」
信吾さん信吾さん、何気に恐ろしいこと言ってませんか?!
「幾らなんでもそんな長時間は無理、でしょ……?」
「さて、どうだろう。試してみるか?」
「ええええ?!」
「奈緒が仔猫のように可愛く鳴いてくれればきっと頑張れると思うんだがな」
そう言うと信吾さんは体を起こして私の腰を大きな手で掴んだ。
+++
「それで今夜は猫耳で出迎えてくれるんだよな?」
特作隊員の恐るべき持久力を改めて思い知らされてぐったりしている私に信吾さんがノンビリとした口調で話しかけてきた。絶対に私より消耗している筈なのに全然疲れていないように見えるのはどうしてなの?!
「約束だもの、猫耳はつけてあげる……」
「そうか。それはそれは楽しみだ」
「それだけだからね?」
「分かった分かった」
それで信吾さんは大人しく満足してくれたかって? そんなわけないじゃない……ねえ?
とにかく、猫の日も油断がならないということがはっきりした出来事でした。まったくもう、誰よ、信吾さんに猫の日なんて教えたのは!! ああ、そうだ、安住さんだった!! 何か仕返しを考えなきゃ!!
お風呂から出て化粧水をパタパタしていたらベッドに座って本を読んでいた信吾さんがそんなことを言い出した。
「ニャンニャンニャンの日てやつだね。だけど信吾さん、よく知ってるね」
そういうのとは全く縁がないような人なのに物凄く意外な感じ。
「いや、安住がな、しょっちゅうそういうのを仕入れてくるんだ。で、嬉々として俺に報告してくる」
「へえ、安住さんが」
なんでなんだろうね?って首を傾げたら信吾さんは微妙な顔をしてウーンと唸った。私は気が付かなかくて後で教えてもらったんだけど、信吾さんと水族館にデートした日は愛妻の日だったらしい。あ、もしかしてあれも安住さんが?
「あいつなりに気を利かせているつもりなのかもな」
「誰に? 信吾さんに?」
「いや、俺じゃなくて奈緒にだろ」
「私に? どうして?」
私が質問すると微妙な顔からしかめっ面に変わった。あれ? もしかして聞いちゃいけなかったことなのかな? また安住さんが酷い目に遭ったりしちゃう?!
「恐らく、奈緒が退屈しないようになんじゃないか?」
「私が退屈? なんでまたそんなことに? 私、全然退屈してないのに」
それどころか今は研修で忙しくて退屈なんて無縁な生活をしているんだけどな。
「妙なお節介を焼きたくなるお年頃なんだろ」
「またそんなこと言って。でもさ、安住さんはどうして私が退屈してるなんて思ったんだろうね」
そこは気になるかな。もしかして信吾さんが職場で何気なく言ったことなんかが関係してるのかな?
「そりゃ俺との年の差があるからじゃないか? 下手したら親子並みに年が離れているし俺はこんな仕事をしているからたまに長期出張で不在なこともある。奈緒ぐらいの年頃の女の子っていうのはもっとデートとか記念日とかそういうのをしたがるお年頃ってやつだろ?」
「そんなことないよ。私は信吾さんとこんなふうにのんびり過ごせたらそれで満足だし。それにたまにデートだってしてるじゃない? 全然退屈なんてしてないよ?」
それは誓って本当のことだ。そりゃあ信吾さんが何処かの国に出張して不在な時はちょっと物足りないかなって思ったりすることもあるけれど、それってお仕事をしている旦那さんのいる人なら大抵は経験していることじゃない? それにそういう時はみゅうさん達もいるし嫁の会の奥さん達もいるし。
「安住さんの心遣いはありがたいけどさ、さすがに猫の日ではどうしようもないよね、うちには猫いないし」
「ハロウィンの時に着たあの衣裳を着るなんてどうだ」
もう信吾さんてば変なところで記憶力が良すぎて困るよ。
「いやですー。またあんなことになったら困るもの」
「あんなことって?」
ニヤニヤしながら言ってたら覚えてること丸分かりじゃない! まったくもう!! あ、そうだ。
「……まあどうしてもって言うなら猫耳だけならつけてあげても良いかな。その代わり、信吾さんがニャンニャンニャンの日って言えたらだけど!」
私がそう言うと信吾さんのニヤニヤがアッいう間に引っ込んだ。うんうん、そうだよねー? 信吾さん、そういうの絶対に口に出来ない人だもの。だいたい信吾さんが「にゃん」一つだけでも言っているところなんて想像つく?
「……」
信吾さんは何とも言えない顔でこっちを見詰めてきた。だから私は思いっ切り無邪気な顔で見詰め返す。
「随分と思い切った作戦に出たな、奈緒」
「私だって日々進歩してるんだからね」
これでも少しは信吾さんの行動パターンを把握できてきたと思ってるんだけどな。
「だがまだまだ俺のことは分かってないと思うぞ」
「そうなの? どうして?」
「俺は目的の為には手段を選ばない男だってことだ」
「……え」
ま、まさか?!
「言っちゃうの?」
「……」
とは言え信吾さんの中でもまだ葛藤があるみたい。これが命がかかっているって話だったらきっと迷わず言っちゃえるんだろうけど、今かかっているのはたかだか私がつける猫耳だものね。
「……に」
「に?」
「……にや」
「にや?」
ま、まさか本当に言っちゃう?!
「にゃ、にゃんにゃん……ニャンの日」
「ぶはっ」
信吾さんには申し訳ないけど聞いた途端に思いっ切り噴き出してしまった。だって部隊で命令する時みたいな真面目な顔と口調で言うんだもの、我慢なんて出来ないよ、その表情と口調と単語が不釣り合いすぎて可笑しすぎて破壊力が半端ない!!
「おい」
不機嫌そうな顔をしてこっちを睨んできたけど一度笑い出してしまったら自分でもなかなか止められない。
「だって信吾さん、ニャンニャンニャンの日って……!!」
「奈緒が言えと言ったんだろうが」
「でもだって、可笑しすぎるっっっっ」
憮然としている信吾さんの顔を見て更に笑いの発作に襲われる。
「まったく奈緒、恥ずかしすぎて腹が立ってきたぞ、お仕置きだ」
しばらく笑っている私を腹立たし気に見詰めていた信吾さんがいきなりお仕置き宣言をした。
「ええええっ、なんでそこでお仕置きなの?!」
「だいたい奈緒が言い出したことじゃないか、俺がニ、ニャとか言ったらなんて妙な条件を出してきたのは」
「だってそれは猫耳をつけて欲しかったらって言ったじゃない。別に無理して言わなくても、わっ」
「ニャ」だけでも破壊力半端ない~って笑ったのがいけなかったのか、信吾さんは素早くベッドから降りてこっちに来ると、私を座っていた椅子から抱き上げてそのままベッドに放り投げた。そして起き上がろうとしていたところをうつ伏せにして押さえ込むとそのまま上からのしかかってくる。
「信吾さん、乱暴すぎ!! 制圧術じゃないんだから!!」
「やかましい」
信吾さんの手が体の下に差し入れられてパジャマのズボンの中に滑り込んできた。もう何をするつもりか火を見るより明らか、まったくもう信吾さんてばいつも元気なんだから、じゃなくて!!
「駄目だったら、明日も朝から研修なんだから……っ、やあんっ」
大学とは違って昼からとかそういうのはないんだからと抗議するけど全く聞く耳を持たず状態。下着の中に滑り込んできた指が容赦なく体の中へと入り込んできた。
「あっ、やっ、駄目だったらぁっ」
ゆるゆると体の中で指が動き始めると何も考えられなくなる。信吾さんてば何処をどう触れたら私が抵抗できなくなっちゃうのかよーく知っているんだもの、本当に油断ならない。
「そんなこと言ってるがここはもっとって欲しがってるぞ?」
信吾さんの言葉と同時に指が更に奥へと入り込んだ。
「あんっ、それは信吾さんがっ」
「俺が?」
「ぁあんっ、そこ駄目なのっ、駄目なのぉっ!」
中の気持ちいいところを擦られて声をあげながら体を震わせると耳元で笑い声が聞こえた。
「もうドS!!」
「そりゃS部隊の人間だからな。それに奈緒が余計なことを言い出すからだろ」
「最初に猫の日だって言ってきたのは信吾さんなのにっ!!」
「まだそんなことを言う余裕があるのか、けしからんな」
「なにがけし……っ、あっ、やあっ、だから駄目だったら、やあぁぁ……っ」
指が激しく動いてあっと言う間にいかされてしまう。もう本当にドSで容赦ないんだから……。グッタリしていると信吾さんが体を起こすのと同時にズボンと下着が脱がされるのを感じた。そして腰が持ち上げられる。
「もう、本当に駄目なのにぃ……」
「自分だけ満足して終わるつもりか?」
「そうじゃなくてえ……っ」
まだ落ち着いていない状態の体の中にゆっくりと熱くて硬い信吾さんのものが入り込んできた。そうして体を倒してきて私の背中にピッタリと上半身を添わせてくる。
「猫の日ならこんな風に猫っぽくするのもたまには良いだろ?」
首筋に軽く歯を立てられた途端に体が反応して信吾さんのことを絞めつけたのが分かった。信吾さんは満足げに低く唸るとゆっくりと腰を動かし始める。
「猫の日は明日なのにぃ……」
「じゃあこのまま日付が変わるまで続けるか」
「……?!」
その言葉に思わず時計を見た。
「あ、あのさ、あと一時間以上あるけど……」
「そうだな、正確には一時間と二十三分か」
信吾さん信吾さん、何気に恐ろしいこと言ってませんか?!
「幾らなんでもそんな長時間は無理、でしょ……?」
「さて、どうだろう。試してみるか?」
「ええええ?!」
「奈緒が仔猫のように可愛く鳴いてくれればきっと頑張れると思うんだがな」
そう言うと信吾さんは体を起こして私の腰を大きな手で掴んだ。
+++
「それで今夜は猫耳で出迎えてくれるんだよな?」
特作隊員の恐るべき持久力を改めて思い知らされてぐったりしている私に信吾さんがノンビリとした口調で話しかけてきた。絶対に私より消耗している筈なのに全然疲れていないように見えるのはどうしてなの?!
「約束だもの、猫耳はつけてあげる……」
「そうか。それはそれは楽しみだ」
「それだけだからね?」
「分かった分かった」
それで信吾さんは大人しく満足してくれたかって? そんなわけないじゃない……ねえ?
とにかく、猫の日も油断がならないということがはっきりした出来事でした。まったくもう、誰よ、信吾さんに猫の日なんて教えたのは!! ああ、そうだ、安住さんだった!! 何か仕返しを考えなきゃ!!
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