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お題ネタ
in junior high school days ? 前編
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『シチュお題でお話書くったー』http://shindanmaker.com/293935
【あなたは3時間以内に5RTされたら、二人とも中学生の設定で片想いの相手に猛アタックする奈緒と信吾の、漫画または小説を書きます。】
これだけ年の差があるのに二人を中学生にするのはなかなか苦労したんですが信吾さんの中学生時代ってちょっと興味ある……。
++++++++++
「奈緒、まーた森永君のこと見てた」
「!!」
読むふりをする為に持っていた小説が何回転かして手から離れて落ちる。そんな奈緒の様子を見た美羽は盛大に溜め息をついた。
「どんだけ動揺してるのよ」
「どどどどど動揺なんてしてないもん!」
「それが動揺していないなら、なおっちの本気で動揺している姿っていうのがどんなのか見てみたい気がしてきた」
「そんなの見なくていいよ」
足元に落ちた小説を拾い上げると、汚れていないか確かめてから更に続きを読もうとページをめくっていく。もちろん読んでいたふりをしていたので続きも何もあったものではないのだが。
「もうさ、思い切って森永君に告白してみなよ」
「無理だよ、普通に用事があって声かけても逃げちゃうんだよ? きっと森永君、私のこと嫌いだと思うよ。前にしつこい奴は嫌いだとか言ってたし」
「分かってないなあ、なおっち。逃げたら追う、これが狩りの基本だから。これからの時代、大人しく待っているだけじゃなくて自分で狩りに出掛けなきゃ」
「狩りって……」
「けど~~どっちかと言うと、なおっちの方が狩られるウサギちゃんって感じなんだけどね~~」
そう言いながら美羽は窓際でこちらに不自然な角度で背中を向けている森永に視線を向ける。
「ほんと、勿体無いなあ。獲物が自分から食べてくださいってその身を投げ出しているのに美味しくいただかないなんて。他のハンターに仕留められちゃっても良いのかなあ……?」
「みゅうちゃん?」
「ん? 独り言だよー、気にしない気にしない」
+++
「おい、森永、片倉さんがまたお前を見てるぞ」
「あーあー、聞こえない聞こえない」
「あんなに可愛いのに何で避けるのか分かんないなあ……俺だったら即OKなのに」
その親友の言葉にピクリと反応する。
「門田、お前には真田がいるだろ」
「なんで怒るんだよ。片倉さんを避けてるお前にそんなこと言われる筋合いはないと思うぞ」
「二股かけるなんて最低だって言いたいだけだ」
ニタニタする親友を睨んだ。
「ふーん」
「なんだよ」
「避けてるくせに片倉さんに誰かが言い寄るのは許せないんだ?」
「そんなこと言ってないだろ」
「だったら俺がOKしても」
「だからお前には真田がいるだろって話だ」
そんなところへおずおずと奈緒がやってきた。
「あ、あの、森永君、今いいかな」
ガタンと席を立つとトイレとかなんとか言いながらそのまま教室から逃走する。そしてその場には唖然と見送る奈緒と門田だけが残された。
「……逃げられちゃったのかな」
+++++
「はいはいー、皆、こっちに集まってー」
そんな二人にイライラを募らせるクラスメイト達。ある日、クラス委員の美羽が男子数名に声をかけた。
「なおっちにお題通りに押せ押せムードで猛アタックしろっていうのがそもそもの間違いなのよ。待ちくたびれたわ、このままじゃいつまで経っても中学生のままで元の姿に戻れないじゃない。かくなるうえはプランBに移行よ」
「……いつAプラン、ふぎゃっ」
異論を挟もうとした安住の顔に上靴が直撃する。
「うるさい、安住!!」
「だからって上靴投げるな! 現実世界では俺は年上なんだぞ!」
「やかましい!!」
「で、プランBってなんだ」
門田が二人の間に割って入った。
「王道の手段【二人っきりで閉じ込めて長時間放置】作戦よ」
おおーっと拍手が起きる。やれやれと首を振る門田。
「で、何処に二人を閉じ込めるんだ?」
「そりゃもう決まってるでしょ、こちらも王道の体育器具庫!!」
再びオオーッというどよめきと拍手が。
「で? 片倉はともかく誰が森永を体育器具庫まで連れていくんだよ。あいつを無理やり引き摺っていくのはかなり大変だと思うぞ? いくら現在が中学生の姿でも」
何処までも現実的な門田が言った。
「ふふふ、みゅうさんに任せなさーい」
「悪代官の顔だな、真田」
再び上靴が安住の顔に炸裂した。
+++++
「森永君!!」
美羽に声をかけられてビクッとなる信吾。振り返れば少し慌てた様子の美羽。いつもと違う彼女の様子に首を傾げた。
「どうした?」
「なおっち、見なかった?」
「片倉? さあ……」
「さっき、上級生のお兄さん達から森永君が話があるって言ってたぞって伝言があったみたいで、それから姿見てないんだけど」
「俺は何も言ってない」
「え? ってことはなおっちてば誰に呼び出されたのよ……」
騙されてホイホイついていくなんてまったく危機感がないんだからと腹立たし気に呟く。
「どっちに行ったとかも分からないのか?」
「さっき体育器具庫の方に行ったとか誰か言ってたけど……」
美羽の言葉が終わらないうちに席を立つと教室を出て行った。そんな彼の後姿を見送った美羽は携帯を取り出し待機している門田達に連絡を入れる。
「そっちに向かったわよ。気付かれないようにね」
「りょうかい」
電話を切ると溜め息をついた。
「ほんと素直じゃないんだから。困ったバカチンよね」
【あなたは3時間以内に5RTされたら、二人とも中学生の設定で片想いの相手に猛アタックする奈緒と信吾の、漫画または小説を書きます。】
これだけ年の差があるのに二人を中学生にするのはなかなか苦労したんですが信吾さんの中学生時代ってちょっと興味ある……。
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「奈緒、まーた森永君のこと見てた」
「!!」
読むふりをする為に持っていた小説が何回転かして手から離れて落ちる。そんな奈緒の様子を見た美羽は盛大に溜め息をついた。
「どんだけ動揺してるのよ」
「どどどどど動揺なんてしてないもん!」
「それが動揺していないなら、なおっちの本気で動揺している姿っていうのがどんなのか見てみたい気がしてきた」
「そんなの見なくていいよ」
足元に落ちた小説を拾い上げると、汚れていないか確かめてから更に続きを読もうとページをめくっていく。もちろん読んでいたふりをしていたので続きも何もあったものではないのだが。
「もうさ、思い切って森永君に告白してみなよ」
「無理だよ、普通に用事があって声かけても逃げちゃうんだよ? きっと森永君、私のこと嫌いだと思うよ。前にしつこい奴は嫌いだとか言ってたし」
「分かってないなあ、なおっち。逃げたら追う、これが狩りの基本だから。これからの時代、大人しく待っているだけじゃなくて自分で狩りに出掛けなきゃ」
「狩りって……」
「けど~~どっちかと言うと、なおっちの方が狩られるウサギちゃんって感じなんだけどね~~」
そう言いながら美羽は窓際でこちらに不自然な角度で背中を向けている森永に視線を向ける。
「ほんと、勿体無いなあ。獲物が自分から食べてくださいってその身を投げ出しているのに美味しくいただかないなんて。他のハンターに仕留められちゃっても良いのかなあ……?」
「みゅうちゃん?」
「ん? 独り言だよー、気にしない気にしない」
+++
「おい、森永、片倉さんがまたお前を見てるぞ」
「あーあー、聞こえない聞こえない」
「あんなに可愛いのに何で避けるのか分かんないなあ……俺だったら即OKなのに」
その親友の言葉にピクリと反応する。
「門田、お前には真田がいるだろ」
「なんで怒るんだよ。片倉さんを避けてるお前にそんなこと言われる筋合いはないと思うぞ」
「二股かけるなんて最低だって言いたいだけだ」
ニタニタする親友を睨んだ。
「ふーん」
「なんだよ」
「避けてるくせに片倉さんに誰かが言い寄るのは許せないんだ?」
「そんなこと言ってないだろ」
「だったら俺がOKしても」
「だからお前には真田がいるだろって話だ」
そんなところへおずおずと奈緒がやってきた。
「あ、あの、森永君、今いいかな」
ガタンと席を立つとトイレとかなんとか言いながらそのまま教室から逃走する。そしてその場には唖然と見送る奈緒と門田だけが残された。
「……逃げられちゃったのかな」
+++++
「はいはいー、皆、こっちに集まってー」
そんな二人にイライラを募らせるクラスメイト達。ある日、クラス委員の美羽が男子数名に声をかけた。
「なおっちにお題通りに押せ押せムードで猛アタックしろっていうのがそもそもの間違いなのよ。待ちくたびれたわ、このままじゃいつまで経っても中学生のままで元の姿に戻れないじゃない。かくなるうえはプランBに移行よ」
「……いつAプラン、ふぎゃっ」
異論を挟もうとした安住の顔に上靴が直撃する。
「うるさい、安住!!」
「だからって上靴投げるな! 現実世界では俺は年上なんだぞ!」
「やかましい!!」
「で、プランBってなんだ」
門田が二人の間に割って入った。
「王道の手段【二人っきりで閉じ込めて長時間放置】作戦よ」
おおーっと拍手が起きる。やれやれと首を振る門田。
「で、何処に二人を閉じ込めるんだ?」
「そりゃもう決まってるでしょ、こちらも王道の体育器具庫!!」
再びオオーッというどよめきと拍手が。
「で? 片倉はともかく誰が森永を体育器具庫まで連れていくんだよ。あいつを無理やり引き摺っていくのはかなり大変だと思うぞ? いくら現在が中学生の姿でも」
何処までも現実的な門田が言った。
「ふふふ、みゅうさんに任せなさーい」
「悪代官の顔だな、真田」
再び上靴が安住の顔に炸裂した。
+++++
「森永君!!」
美羽に声をかけられてビクッとなる信吾。振り返れば少し慌てた様子の美羽。いつもと違う彼女の様子に首を傾げた。
「どうした?」
「なおっち、見なかった?」
「片倉? さあ……」
「さっき、上級生のお兄さん達から森永君が話があるって言ってたぞって伝言があったみたいで、それから姿見てないんだけど」
「俺は何も言ってない」
「え? ってことはなおっちてば誰に呼び出されたのよ……」
騙されてホイホイついていくなんてまったく危機感がないんだからと腹立たし気に呟く。
「どっちに行ったとかも分からないのか?」
「さっき体育器具庫の方に行ったとか誰か言ってたけど……」
美羽の言葉が終わらないうちに席を立つと教室を出て行った。そんな彼の後姿を見送った美羽は携帯を取り出し待機している門田達に連絡を入れる。
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