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カナデ編
第十三話 洸樹さんの後悔
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結局全員の都合が合うように、ということでパワースポットへ出向くのは週末となった。
私はそのままバイトに入り、皆さんはお会計を済ませると「じゃあまた土曜日に」と声を掛け解散していた。
その光景を洸樹さんは無表情のまま眺めていたが、ふと一哉さんが振り向くと気まずそうに目を逸らしていた。
「あの……洸樹さん……」
「ん? 何?」
洸樹さんの様子が気になり声を掛けたが、それと同時に店の扉がカランコロンと鳴り、お客さんが来てしまい聞くに聞けなかった。
「いらっしゃい」
洸樹さんが対応している間に私は裏で制服に着替え、急いで店内に戻る。洸樹さんはすでに注文を受け珈琲の準備をしていた。
その後もお客さんが途切れることはなく、何だかモヤモヤとしたままの時間を過ごし、たまにチラッと洸樹さんの顔を見ると明らかにいつもよりも元気がないような気がした。
そうこうしているうちに夜の準備の時間となり、店が閉店した。
ここぞとばかりに洸樹さんに詰め寄る。
「洸樹さん!」
「どうしたの? 奏ちゃん」
あ、でも、もし話したくないことならどうしよう。思わず気になって声を掛けてしまったけれど、聞かれたくないことかもしれない……、どうしよう。
そう迷っていると洸樹さんは私をカウンターに座らせた。
「奏ちゃん、さっきの私の態度を気にしてくれてるのね? ごめんね、心配をかけて」
少し申し訳なさそうな顔で洸樹さんは微笑んだ。
「あ、あの、すいません。言いたくないことかもしれないのに、不躾で……」
誰だって聞かれたくないこともあるだろう。それが申し訳なくて言葉に詰まる。
「良いのよ、うーん、私もいい加減大人にならないとね…………」
洸樹さんは少し考え込むように黙っていると、一息溜め息を吐いた。
「奏ちゃん、聞いてくれる?」
少しだけ微笑んだ洸樹さんはそう言うとゆっくりと話し出した。
高校生のとき私はまだこんな喋り方でもなく、ごく普通の男子高校生だった。
人よりも少しばかり綺麗な顔だったようで、男女共に周りにいつも人が集まるような人間だった。中学生の頃からそれは一際注目を集めたようで、いつも女子が周りを囲んだ。それが気に入らない男子からはよく睨まれたりもしたが、特に何をされるでもなかったので気にも留めなかった。
高校生ともなるとさらに周りの女子たちの盛り上がりが凄くなり、告白をされ、彼女も出来た。しかし彼女たちはいつも同じことを言って別れを告げていった。
「他の女子に優しくしないでよ!」
意味が分からなかった。なぜ優しくしてはいけないのか、特別親しくする訳でもない。話しかけられたら話すし、ただ困っていることを目にしたら助けていただけ。それでも彼女たちはそれが気に入らないらしく、いつも私の元から去って行った。何度も同じことの繰り返し。
そしてそうやって何人もの女子と付き合っていくと、男子からもやっかみが酷くなっていった。陰では遊び人だとよく言われたものだ。
いじめを受けていた訳ではない。やられたらやり返す主義だし、言われたことは言い返した。だから特に不便はなかった。
そう特に問題はなかったんだ……。
だけど……、何か……、何か疲れてしまったんだ……。
女からは告白をされ、付き合ってからはずっと他の女を見るなと言われ、男からは陰口を毎日延々と言われ……、何もかもが面倒くさくなってしまった。
俺のこの容姿のせいか? この顔のせいでこうなるのか? これが一生続くのか? もう疲れた……。
そう思ったら自分の中で何かが弾けてしまった。周りに気を遣うのも合わせるのも、言い返すのも、言いなりになるのも、全てが嫌になった。
「私はこれから自由に生きるわ」
女言葉で話し出したことに両親、姉は酷く驚いた。それはまあそうだろうね。そりゃ驚くわよね。
でも、なぜか女言葉で話すと気持ちが楽になったのよ。別に男が好きとかではないのに。女になりたい訳でもないのに。本当に性別で悩んでいる人には馬鹿にするな、と怒られるかもしれないけれど、なぜかホッとしたのよ。
違う自分になれたような、そんな気がした。
そうやって高校で急に私が女言葉で話し出すと、やはり周りは驚き、そして今まで以上に揶揄し嘲笑した。
でも、全く気にならなかった。清々しい気分だった。女言葉がどうとかは関係はなかったのかもしれないけれど、自分らしくなれた気がした。ずっと我慢していたんだと、その時気付いたのよ。
そして私は友達と呼べる人間は一人もいなくなったわ。一哉を除いて。
一哉だけは変わらなかった。こっちが驚くくらいに、何も変わらなかったのよ。
私のことを逆に全く見てないのかしら、と思うくらいにいつも通りだった。こっちが呆気に取られたわよ。
そのおかげで一哉とは卒業まで友達だったの。そう友達だとは思ってたの……。
でも、そのとき私はまだガキだった。今ではそう思える。
その変わらない優しさが、嬉しくもあり、辛かった。惨めな気がした。自分がとても小さい人間のような気がした。
私は一哉のような人間には一生なれない。
色々と言われ続け、私自身気にしていないと思い込んでいたけれど、ずっと他人を憎み妬んでいたんだと、一哉が変わらない態度でいればいるだけ、気付かされた気がした。
そのことが悔しくもあり、惨めでもあり、恥ずかしくもあり……、一哉のような人間になりたかった。
そして私は逃げた。
卒業と同時に一哉の連絡先を消し、二度と会わなかった。
後悔と後ろめたさ、しかし同時に安堵感もあった。その気持ちを堂々巡りし、年数と共にようやく記憶が薄れていった。
その一哉が十年ぶりに目の前に現れ、しかもやはり何も変わらない態度。
当時の醜い心が噴き出すようで怖かった。だから目を逸らしてしまった。
私は未だに何も変われていなかった……。
「今から思えばこの女言葉も仮面をかぶったようなものよね。違う自分になれたような気がしていたけれど、本当の自分を仮面で隠して見ないようにしていただけだわ。情けないわね」
洸樹さんはフフと少し泣きそうな顔で微笑んだ。私は何も言えないでいた。
何をどう言えば良いのか分からない。でも洸樹さんの気持ちは分かる気がした。
私も今「カナデ」という仮面をかぶっている。本来の私はカナデのような人間ではない。一人では何も出来ない、自分の意見も言うことが出来ない「リディア」だった。
そして私も「リディア」から逃げ出したのよ。
「でも今ではこの女言葉もすっかり板について、もう私自身なんだけどね~」
今度はいたずらっぽくフフッと笑った洸樹さんは、人差し指を口に当てるとニッ笑った。
その笑顔にホッとし、釣られて笑うと洸樹さんは少し安心したかのようにそっと頭を撫でた。
「ごめんなさいね、十歳も年下の奏ちゃんにこんな話を聞かせて」
「いえ! お話を聞かせていただいて良かったです」
「フフ、ありがとう。ずっと私の根っこに引っかかってたものだから、誰かに話せて気持ちが楽になったわ。ありがとうね、奏ちゃん」
洸樹さんは優しく微笑んだ。
「でもね~!」
急に大きな声で話し出した洸樹さんにビクリとした。
「私が経験したからこそだけど、人生辛いことがあれば逃げて良いと思うのよ! あ、言い訳じゃなくてね?」
洸樹さんは慌てて「言い訳じゃないわよ! いや、言い訳かしら」とブツブツ言っていたが、一息溜め息を吐くと、優しい顔で話し出した。
「人生色々あるじゃない? 逃げてばかりはそりゃ良くないけど、どうしても辛いとき、逃げ出したくなったときは逃げて良いと思うのよ。頑張ることだけが全てじゃない。たまに息抜きも必要だし、振り返ることも必要よ。逃げてしまって後悔したら、そこからやり直せば良いのよ」
「って、逃げたままだった私が言っても説得力ないわね」
洸樹さんは苦笑した。
「いえ、そう言ってもらえると勇気をもらえます」
私も「リディア」の人生から逃げた。私自身の後悔はないが、それで他の人々に迷惑をかけている。そう思うと辛かった。
逃げても良いのだ、と言ってもらえると、少し心が軽くなる。逃げたことで巻き込んでしまった人々に報いるためにも、これから先をしっかり生きねばならない。
「奏ちゃんも何か色々あるみたいだけど、辛いときは逃げても良いの、立ち止まっても良いのよ。そして周りの人間を頼っても良いのよ? 私でも、蒼ちゃんでも」
洸樹さんは再びそっと頭を撫でた。ぼろっと涙が零れた。
「か、奏ちゃん!? どうしたの!? ご、ごめんね、変な話をして!」
「いえ、違うんです。嬉しくて」
こんな私を助けてくれる人がいる。心強い。
「話してくださってありがとうございました」
「ううん、私のほうこそ聞いてくれてありがとうね。私もそろそろ大人にならないとね! ってもう十分大人なんですけど!」
「アハハ」
二人で笑い合った。
洸樹さんは一哉さんとちゃんと向き合うと言って微笑んだ姿は、とても晴れやかな顔だった。
私はそのままバイトに入り、皆さんはお会計を済ませると「じゃあまた土曜日に」と声を掛け解散していた。
その光景を洸樹さんは無表情のまま眺めていたが、ふと一哉さんが振り向くと気まずそうに目を逸らしていた。
「あの……洸樹さん……」
「ん? 何?」
洸樹さんの様子が気になり声を掛けたが、それと同時に店の扉がカランコロンと鳴り、お客さんが来てしまい聞くに聞けなかった。
「いらっしゃい」
洸樹さんが対応している間に私は裏で制服に着替え、急いで店内に戻る。洸樹さんはすでに注文を受け珈琲の準備をしていた。
その後もお客さんが途切れることはなく、何だかモヤモヤとしたままの時間を過ごし、たまにチラッと洸樹さんの顔を見ると明らかにいつもよりも元気がないような気がした。
そうこうしているうちに夜の準備の時間となり、店が閉店した。
ここぞとばかりに洸樹さんに詰め寄る。
「洸樹さん!」
「どうしたの? 奏ちゃん」
あ、でも、もし話したくないことならどうしよう。思わず気になって声を掛けてしまったけれど、聞かれたくないことかもしれない……、どうしよう。
そう迷っていると洸樹さんは私をカウンターに座らせた。
「奏ちゃん、さっきの私の態度を気にしてくれてるのね? ごめんね、心配をかけて」
少し申し訳なさそうな顔で洸樹さんは微笑んだ。
「あ、あの、すいません。言いたくないことかもしれないのに、不躾で……」
誰だって聞かれたくないこともあるだろう。それが申し訳なくて言葉に詰まる。
「良いのよ、うーん、私もいい加減大人にならないとね…………」
洸樹さんは少し考え込むように黙っていると、一息溜め息を吐いた。
「奏ちゃん、聞いてくれる?」
少しだけ微笑んだ洸樹さんはそう言うとゆっくりと話し出した。
高校生のとき私はまだこんな喋り方でもなく、ごく普通の男子高校生だった。
人よりも少しばかり綺麗な顔だったようで、男女共に周りにいつも人が集まるような人間だった。中学生の頃からそれは一際注目を集めたようで、いつも女子が周りを囲んだ。それが気に入らない男子からはよく睨まれたりもしたが、特に何をされるでもなかったので気にも留めなかった。
高校生ともなるとさらに周りの女子たちの盛り上がりが凄くなり、告白をされ、彼女も出来た。しかし彼女たちはいつも同じことを言って別れを告げていった。
「他の女子に優しくしないでよ!」
意味が分からなかった。なぜ優しくしてはいけないのか、特別親しくする訳でもない。話しかけられたら話すし、ただ困っていることを目にしたら助けていただけ。それでも彼女たちはそれが気に入らないらしく、いつも私の元から去って行った。何度も同じことの繰り返し。
そしてそうやって何人もの女子と付き合っていくと、男子からもやっかみが酷くなっていった。陰では遊び人だとよく言われたものだ。
いじめを受けていた訳ではない。やられたらやり返す主義だし、言われたことは言い返した。だから特に不便はなかった。
そう特に問題はなかったんだ……。
だけど……、何か……、何か疲れてしまったんだ……。
女からは告白をされ、付き合ってからはずっと他の女を見るなと言われ、男からは陰口を毎日延々と言われ……、何もかもが面倒くさくなってしまった。
俺のこの容姿のせいか? この顔のせいでこうなるのか? これが一生続くのか? もう疲れた……。
そう思ったら自分の中で何かが弾けてしまった。周りに気を遣うのも合わせるのも、言い返すのも、言いなりになるのも、全てが嫌になった。
「私はこれから自由に生きるわ」
女言葉で話し出したことに両親、姉は酷く驚いた。それはまあそうだろうね。そりゃ驚くわよね。
でも、なぜか女言葉で話すと気持ちが楽になったのよ。別に男が好きとかではないのに。女になりたい訳でもないのに。本当に性別で悩んでいる人には馬鹿にするな、と怒られるかもしれないけれど、なぜかホッとしたのよ。
違う自分になれたような、そんな気がした。
そうやって高校で急に私が女言葉で話し出すと、やはり周りは驚き、そして今まで以上に揶揄し嘲笑した。
でも、全く気にならなかった。清々しい気分だった。女言葉がどうとかは関係はなかったのかもしれないけれど、自分らしくなれた気がした。ずっと我慢していたんだと、その時気付いたのよ。
そして私は友達と呼べる人間は一人もいなくなったわ。一哉を除いて。
一哉だけは変わらなかった。こっちが驚くくらいに、何も変わらなかったのよ。
私のことを逆に全く見てないのかしら、と思うくらいにいつも通りだった。こっちが呆気に取られたわよ。
そのおかげで一哉とは卒業まで友達だったの。そう友達だとは思ってたの……。
でも、そのとき私はまだガキだった。今ではそう思える。
その変わらない優しさが、嬉しくもあり、辛かった。惨めな気がした。自分がとても小さい人間のような気がした。
私は一哉のような人間には一生なれない。
色々と言われ続け、私自身気にしていないと思い込んでいたけれど、ずっと他人を憎み妬んでいたんだと、一哉が変わらない態度でいればいるだけ、気付かされた気がした。
そのことが悔しくもあり、惨めでもあり、恥ずかしくもあり……、一哉のような人間になりたかった。
そして私は逃げた。
卒業と同時に一哉の連絡先を消し、二度と会わなかった。
後悔と後ろめたさ、しかし同時に安堵感もあった。その気持ちを堂々巡りし、年数と共にようやく記憶が薄れていった。
その一哉が十年ぶりに目の前に現れ、しかもやはり何も変わらない態度。
当時の醜い心が噴き出すようで怖かった。だから目を逸らしてしまった。
私は未だに何も変われていなかった……。
「今から思えばこの女言葉も仮面をかぶったようなものよね。違う自分になれたような気がしていたけれど、本当の自分を仮面で隠して見ないようにしていただけだわ。情けないわね」
洸樹さんはフフと少し泣きそうな顔で微笑んだ。私は何も言えないでいた。
何をどう言えば良いのか分からない。でも洸樹さんの気持ちは分かる気がした。
私も今「カナデ」という仮面をかぶっている。本来の私はカナデのような人間ではない。一人では何も出来ない、自分の意見も言うことが出来ない「リディア」だった。
そして私も「リディア」から逃げ出したのよ。
「でも今ではこの女言葉もすっかり板について、もう私自身なんだけどね~」
今度はいたずらっぽくフフッと笑った洸樹さんは、人差し指を口に当てるとニッ笑った。
その笑顔にホッとし、釣られて笑うと洸樹さんは少し安心したかのようにそっと頭を撫でた。
「ごめんなさいね、十歳も年下の奏ちゃんにこんな話を聞かせて」
「いえ! お話を聞かせていただいて良かったです」
「フフ、ありがとう。ずっと私の根っこに引っかかってたものだから、誰かに話せて気持ちが楽になったわ。ありがとうね、奏ちゃん」
洸樹さんは優しく微笑んだ。
「でもね~!」
急に大きな声で話し出した洸樹さんにビクリとした。
「私が経験したからこそだけど、人生辛いことがあれば逃げて良いと思うのよ! あ、言い訳じゃなくてね?」
洸樹さんは慌てて「言い訳じゃないわよ! いや、言い訳かしら」とブツブツ言っていたが、一息溜め息を吐くと、優しい顔で話し出した。
「人生色々あるじゃない? 逃げてばかりはそりゃ良くないけど、どうしても辛いとき、逃げ出したくなったときは逃げて良いと思うのよ。頑張ることだけが全てじゃない。たまに息抜きも必要だし、振り返ることも必要よ。逃げてしまって後悔したら、そこからやり直せば良いのよ」
「って、逃げたままだった私が言っても説得力ないわね」
洸樹さんは苦笑した。
「いえ、そう言ってもらえると勇気をもらえます」
私も「リディア」の人生から逃げた。私自身の後悔はないが、それで他の人々に迷惑をかけている。そう思うと辛かった。
逃げても良いのだ、と言ってもらえると、少し心が軽くなる。逃げたことで巻き込んでしまった人々に報いるためにも、これから先をしっかり生きねばならない。
「奏ちゃんも何か色々あるみたいだけど、辛いときは逃げても良いの、立ち止まっても良いのよ。そして周りの人間を頼っても良いのよ? 私でも、蒼ちゃんでも」
洸樹さんは再びそっと頭を撫でた。ぼろっと涙が零れた。
「か、奏ちゃん!? どうしたの!? ご、ごめんね、変な話をして!」
「いえ、違うんです。嬉しくて」
こんな私を助けてくれる人がいる。心強い。
「話してくださってありがとうございました」
「ううん、私のほうこそ聞いてくれてありがとうね。私もそろそろ大人にならないとね! ってもう十分大人なんですけど!」
「アハハ」
二人で笑い合った。
洸樹さんは一哉さんとちゃんと向き合うと言って微笑んだ姿は、とても晴れやかな顔だった。
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