30代社畜の私が1ヶ月後に異世界転生するらしい。

ひさまま

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第一章

事情聴取

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 「あー、それで盗賊の根城に居たのね。」


 事情聴取をする、騎士?のおいちゃんの目が死んでる。目元のクマがすごい。ブラックなのかな仕事場。ブラックなのかな?

 まぁ、確かに金的を集中攻撃している中学生を見たら、死んだ目になるわな。死ぬ気で攻撃していたし。

 若い、小学生くらいの騎士?騎士見習い?が、キラキラした目でこちらを見ている。

 やめーい!フラグは立てんな!

 事情聴取の後、私が名誉街民とわかると、家に帰してくれた。豚骨スープのおかげである。

 家の扉に鍵をかけ、箪笥や重い物を扉の前に出す。部屋の中だけど、お風呂を出して体をあらう。洗いながら毒を吐く。気持ち悪い。こんな世界嫌だ。日本に帰りたい。おばあちゃんに会いたい。

 (あ"あ"、声にならない獣の様な声を出して泣いた。)

こんな世界滅びてしまえ。

 





 あれから、何度か事情聴取がありました。

 なんと、背負い投げから見られていたらしく、体の使い方が素人では無いと疑われていたらしい。スパイとかできません。見ていたなら、早く助けて欲しかった。

 まあ、死ぬ気でしたしね。中学時代の体育の授業で柔道をしたのを体が覚えていた。受け身中心でやったのに、何年もたって体が動くとは。まぁ、球技以外はスポーツ全般できたものね。見れば大抵なんとかなったし、走るのも泳ぐのもそこそこできる方だった。


 しばらく、家に篭った。レースの量がえげつない事になっている。畑も拡張してしまった。後回しにしていたシャインマスカットの棚も作った。
 棚、こんな感じで近所のおばちゃんが作っていた気がする。でも、シャインマスカットだけでなく、キウイとかも同じ棚で作っていたような気がする。まあ、失敗したらその時考えよう。木材は現地産だが、家庭のロープは地球産。ロープが売っていたら、購入して取り替えよう。

 大豆は、大分育った。花は咲いていないけど、葉っぱがわしゃわしゃになってきた。花はまだかなぁ。

 このままヒッキーになりそうなので、街に行く事にする。台車に二十日大根を大量に乗せて。

 いや、二十日大根なら失敗も無いし、大量に素早く作れるなと思い育てていたんだよ。食べ物がないと困ると思って。盗賊討伐されたから、流通は戻っていると思うけど、せっかく作ったから市場で売ってしまおう。

 街に入り、肉屋に挨拶をする。お兄さんはいなく、おばちゃんがいた。心配していたらしく、色々聞かれた。街に住む気は無いかと聞かれて、考えておくと伝えた。

 人間怖いから、街に住む気は無いけど、バッサリは断れなかった。

 ロープの売っている場所を聞くと、なんとロープは手作りする物らしい。大量にいるときは、作るのが得意な人に直接交渉して手に入れる。

 わぁ、コミュ症には生きづらい世界だな。異世界。知らん人と交渉なんてハードル高いな。肉屋のおばちゃんが、客に手先の器用な人がいるので、紹介してくれる事になった。声をかけとくので、街に来たときは声をかける様に言われる。

 二十日大根を売る前に、畑拡張の申告をすると、名誉街民なので、森の開拓に限っては申告は必要ないらしい。一緒に住む人や村を作りたくなったら、申告すると、税金や街の援助が決まるとのこと。


 いや、村は作らないよ。
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