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対策と粉砕
しおりを挟む「とりあえず、今回攻め込む2国は隣り合っているから、それなりに協力するだろうね。」
「そうですね。まぁ、自国の防衛のためにそこまでの協力は出来ないでしょうが…」
「まぁ、今回参戦してくれる国に関しても同じか…」
今回、攻め込む2国は隣り合っていて、そして、同盟国側の国も隣り合っていた。
「なんか、最初に攻め込んだ大陸の王国戦を思い出すね。」
「確かにあのときも、王国を味方の国が囲んでましたしね。」
「ああ、だからあのときのようなことが出来れば良いなと思っている。あの時は結構被害を押さえられたし。」
「それにしても、今回この2国を選んだ理由は…つなげるためですか?」
「そうだ。この2国をどうにかできれば、タートと、他の国をつなげることが出来る。」
今回のアインの戦争の狙いは、この戦争で、何とか、同盟国とタートをつなげることだった。
現状、アインが支配下においている6国は全て、内陸側にあり、同盟国のほとんどがある、大陸の外側とつながっていないのだった。
そして、それによって生じる問題もあり、現状、貿易は全てタートが提供する航空機器によるものだけなのだ。
今回の戦争で、大陸の外側とつなげることが出来れば、その問題の大部分が解消され、今まで以上に経費を削減できるのだった。
「まぁ、いい。それじゃあ、各国に戦争の日時を伝えておいてくれ。」
「分かりました。」
そしてアインは、各国に開戦日時を伝え、そのときを待った。
そして、数週間後…
「よし、12時になった。これより、2国に対して宣戦布告をする!」
そして、その言葉を相手の2国と同盟国4国に伝えた。
「わざわざ敵に宣戦布告を教えるのですか?」
「まぁ、奇襲作戦をして、各国の信用を損なう訳にも行かないしね。」
そして、アインの兵と4国の兵は一斉に2国を攻め始めた。
しかし…
「戦線が全然進まないな…」
「ええ、向こうの兵のほうが強いという訳ではないのですが、我々の貿易を見て、いつか攻めてくるんじゃないのかと思った2国が、要塞を立てていたそうです。」
「要塞か…なかなか攻めにくいな…」
要塞を立てられると、攻める側がなかなか攻められないので、こう着状態になってしまうのであった。
「ちょっと早いけど、彼らを投入するか…」
「それが良いでしょう。このまま何もしていないと、こちら側の兵が疲弊していくだけですから、」
そう、判断をしたので、アインは早速本国のほうから呼んであったエリート兵を投入した。
「アイン様。出来れば彼らの軍を一端下げてください。」
「ああ、分かった。」
そしてアインは、各国にお願いをして、一端兵を下げてもらった。
「これで良いか?」
「ええ。感謝します!それでは行きます。『粉砕せよ!玉砕せよ!我らが前に一切の壁は要らぬ!』」
兵がそういうと、なぜか、要塞を形成していた素材の内部から爆発が起きて、簡単に要塞は藻屑と化した。
「アイン様、これで進めるかと…」
「それじゃあ、他のところもやって来て。」
「分かりました。しかし魔力に限界があるのですが…」
「それじゃあ、後で増援を出しておくよ。」
「分かりました…」
そしてその兵は浮遊魔法を使って、まだ壊れていない要塞のほうに向かって行った。
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