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しおりを挟むしかし、準備を始めるとしても、アイン以外のものは、アイン以上に準備の時間が欲しかった。
「アイン君。もう行くの?」
「そうだね。出来ればそのほうが良いかな。」
「う~ん。申し訳ないんだけど、まだ準備とかいろいろ出来ていないんだ。」
今回は、結婚についての報告。
だからこそ、服装に関しては、ドレスのようなもので周ったほうが良いだろうと、数分前に、王は女性人に言っていたのだった。
「ん?別に良いけど、なんかの準備でもあるの?」
「うん。」
「そうなんだ。手伝おうか?」
「い、いや。大丈夫だよ。」
この発言はセクハラのようなものになってしまうが、本人であるアインは何も知らないし、3人に関しても、出来るだけ秘密にして、あいさつ回り開始の直前でアインを驚かせてやりたいという思いがあったので、問題にはならなかった。
「それじゃあ、準備が出来たら、メイドにアイン君を呼びに行くように行っておくから。」
そして、シルクは部屋に帰っていった。
(しかし、何をしているんだろう。)
アインにとって、今回のあいさつ回りでは、そこまでいろいろ準備する必要はないと思っていた。
そもそも、アインも着替えたほうが良いのでは?という問題もあるが、それに関しては、アインは今回、謝罪をするためにこの王城に来ていたので、ある程度しっかりとした服を着ているのだった。
(それにしても…まぁ、調べるか。)
アインは、今、特に周りにも人がいなく、暇な状態だったので、城で働いている人を捕まえて、あるお願いをした。
「お願いがあるんだけど、この国で最近怪しい動きをしている貴族や、貴族たちの中でも派閥のトップにいる貴族の詳細を僕の部屋に送ってくれないかな?」
「そうですね…まぁ、出来るだけ掛け合って見ます。
貴族様方の詳細となると、それこそ王様くらいしか持っていないでしょうし、大臣くらいしか目に通したことはないでしょうから。」
「そうなんだ。それじゃあ、無理をしない程度で、お願いして良いかな。」
「はい。がんばってみます!」
そして、その人はまっすぐにどっかに向かった。
その人が最初に頼ろうとしたのは上司だ。
しかし、この作戦は良く、まず、この人が上司に相談することによって、その上司が、さらに上のものに掛け合って行って、だんだんと位の高いものに報告が行くようになっている。
つまり、この作戦は時間はかかってしまうが、結構便利な作戦なのだ。
「アイン様、例の資料を届けに来ました。」
最初に話しかけた人とは違う人が資料を渡しに来た。
「ありがとう。それじゃあ、持ってきて。」
「失礼します。」
そして、何枚も重ねられた資料をみて、アインは1つの違和感を覚えた。
「これは…即席にしては、出来すぎじゃないか?」
「ええ。これは即席のものではありません。
元々、国王という立場は結構危険な立場です。
特に野心家に狙われてしまうので…
だからこそ、王様はある程度危険な者たちをリスト化して、情報収集していたのです。」
アインが欲しかった情報はすでに、王が集めていたらしく、思っていたよりもしっかりした情報が来て、アインにとってはうれしい限りだった。
「それじゃあ、借りさせてもらうよ。」
「行く時に返却してくれれば良いそうです。」
「分かりました。」
そういうと、運んできてくれた人は、部屋から出て行った。
「さて…どれくらいで行くか…」
アインはさすがに今回のことを邪魔してくる人たちに容赦をするつもりは無かったのだった。
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