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第二部
ポチタロウと、自称アンドロイドな幼女(後)
しおりを挟む「ありのまま全部、謝ろう・・・なんて思って、余計なことまで言ってしまいました! 申し訳ありませんでした!」
涙を拭いて、気を取り直した後で・・・。
僕は改めて、自称アンドロイドな幼女に、謝罪していた。
45度の角度を意識しながら、姿勢を正して、頭を下げた。
今回、頭の中の空間に逃げてしまった時に、僕はサラに、こうも言われていた。
ー 土下座ばっかりしてると、お前自身の価値まで下がるぞ? ー
僕はこれを言われた時にはすでに、自身にあんまり価値が、見いだせなくなっていた。
ー 自分がそんなに好きではない ー
・・・などとは思いつつも、この時までは「逃げずに魔王を倒してきた」なんて、自負がほんの少しはあった。逃げ出してしまって、そんな自負まで砕けてしまった。
なんだか「魔王を倒した僕」が作った(好感度)貯金を、切り崩しながら、今、生きているような気までしてしまった。これ以上、自分の価値を下げてはいけないように思った。
なので僕は、自称アンドロイドな幼女へ「土下座で謝る」のをやめることにした。
せめて敬意を示そうと、最敬礼(45度角)で謝ることにした。(サラの前で、その練習も、何度もした)
元いた世界で僕は、土下座なんてしたことがなかった。
でも、この世界に来て、初めて土下座をして以来「真剣に謝る=土下座」なんて「土下座グセ」がついてしまっていた><。
(最敬礼で足りるんだろうか?)
そんなことを思って、ドキドキした。(必要だと感じたら、そのまま脊髄反射的に、土下座してしまいそうな気がした)
・・・
・・・
・・・。
自称アンドロイドな幼女は、しばらく経っても何も言わなかった。
・・・
・・・
・・・。
・・・
・・・
・・・。
・・・
・・・
・・・。
(体感で)3分くらい待ったけど、何も言わなかった。
・・・
・・・
・・・。
僕は頭を下げたままで、チラッと、その子猫っぽい、何も言わない幼女の方を伺ってみた。
幼女はパントマイムみたいに固まって、動きを止めていた。(口元は、今にも「ニャン」とか言い出しそうな感じで、猫口のままだった)
僕はこの時になって初めて、謝っている最中も「この子がずっと止まったままだった」ことに、思い当たった。(謝りだすまでの間は「謝ることに精一杯」で、それどころではなかったのだ><)
・・・
・・・
・・・。
「ZZZZZ」
糸目のいびきが、また聞こえてきた。
「ZZZZZ・・・ぐご・・・ZZZZZZ」
糸目のいびきだけが、この場の音になっていた。
沈黙と静寂に耐えきれなくなって、僕は再度、自称アンドロイドな幼女に声をかけてみた。
「あ、あの・・・?」
「・・・もうしゃべっても、いいでヤンスか?」
そこまできて、ようやく、動くのも話すのもやめていた幼女が、口を開いた。
僕は「もちろんです」と、肯定の言葉をかけて「すみませんでした!」と、再び、頭を下げた。
僕が(サラの空間に逃げ出す前に)「まだです。謝罪はまだ、あります」などと言って、この子の言葉を妨げてしまったからなのだろうか・・・。自称アンドロイドな幼女は「しゃべってはいけない」と思いこんでしまったようだった。
僕とは少し、違う形ではあったけれども、やっぱりこの子も「まじめ」な感じがした。
命令を(したつもりは、なかったんだけど)「忠実に守ろうとする部分」は、なんとなく、アンドロイドっぽいように思った。
(いやいや・・・。ちょっとそれっぽいだけで、この子はきっと人間のハズだ! ・・・だって、乳首が固くなってたし!)
でも、すぐさま僕はそんなことを思った。(乳首を転がしてしまった時に、先端が固くなったのを、僕は知っていた)
「乳首が反応して固くなるアンドロイド」よりは「きまじめで、ちょっとアンドロイドっぽさのある幼女」の方が現実味があるように思った。
また不謹慎なことを考えてしまっているのにも気づいた僕は、また申し訳なく思えてきた。結局、90度角くらいまで、深々と頭を下げた。(なんとか余計な事は言わずに耐えた)
「いいんでヤンスよ! 大丈夫でヤンスよ! 胸を揉まれるのは、あっしの本分でヤンスし!」
まだ名前も知らない幼女は、気さくな感じで、僕の謝罪を受け入れてくれた。
でも「胸を揉まれるのが本分」などと、少し訳のわからないことも言った。
やっぱりちょっと、どこかズレているような感じがしたし、ツッコミを入れたい気持ちもあった。・・・だけど、自重した。
その代わりに(90度角におじぎをしたままで)「おわびに、することがないか?」を尋ねてみた。
・・・
・・・
・・・。
また沈黙があったので、少し怖かった。
自称アンドロイドな幼女が、また止まってしまったのか? とも思った。
「・・・とりあえず、おじぎと敬語を止めてもらえると、助かるでヤンス。・・・あっし、アンドロイドでヤンスから、下手に出られるのは、苦手でヤンス」
しばらくすると(あくまでアンドロイドを「自称」しながら)幼女は申し訳なさそうに、そう言った。
(この子は、自分のことを「乳首の先端が固くなる機能を有するアンドロイド」だとでも、言うつもりなのだろうか?)
話を聞きながら、そんなことを思ってしまった。(これも言わずに済ませた)
でもTP(ツッコミたいポイント)が加算された気がした。(TPはこの時、僕が勝手に考えて、自分で作ったポイントだ)
そんなことを思いながらも、自称アンドロイドな幼女の言うことを聞いて、僕は素直に頭を上げた。
「じゃあ、えっと・・・君の言うとおり、敬語とおじぎは、やめておくね?」
「ありがとうでヤンス!」
自称アンドロイド幼女は、嬉しそうな顔で、そう言った。
やっぱり「全然アンドロイドっぽくない」なんて思ってしまった。(またTPが加算された気がした)
アンドロイドを自称しながら、とっても自然で、柔らかな顔で、幼女は笑っていた。
逃げ出してしまった僕を受け入れてくれたサラとスーを見て、僕は、自称アンドロイドなこの子と「やれる」だの「やれない」だの、そういう不謹慎で、失礼なことを考えるのは、やめようと思ったばかりだった。
それでもほんの少しばかし、見惚れてしまうような・・・。そんな素敵で、可愛らしい笑顔だった。
おかげで僕はまた、名前を(聞こうと思っていたのに)聞きそびれてしまった><。
■■■■■■
□□□□□□
ポチタロウと、自称アンドロイドな幼女(後)
■■■■■■
□□□□□□
結局のところ・・・。
僕は、おちんちんをもぎとられなかったし、死ぬことを要求されることもなかった。
基本的にはサラの言ったとおりで、僕の杞憂だった。
目の前の女の子は、気さくに許してくれた上に、敬語とおじぎをやめた途端に、素敵な顔で笑ってくれた。そんな自称アンドロイドな幼女に、僕は感謝の気持ちでいっぱいだった。
・・・でも僕のTP(ツッコみたいポイント)は貯まっていた。(これもいっぱいだった)
自分のことをアンドロイドだという、幼女のその言葉がどうしても信じられなかった。
それくらいに、この子の笑顔はとても自然で、愛らしかったのだ。(少なくとも「敵ではない」と、僕は、この時に判断した)
TPの貯まっていた僕は(遠慮がちに、ではあるものの)やっぱりこれを聞かずには、いられなかった。
「君って、人間・・・だよ、ね?」
「あっしは、アンドロイドでヤンスよ?」
やっぱりそんな答えが、返ってきた。
幼女の猫口が、しれっとした感じを醸し出していた。
「何か証拠・・・とか、ないの?」
「ポチタロウのだんながお望みであれば、語尾を『ニャ』に変えることができるでヤンスよ? あっしには、そういう機能があるでヤンス!」
猫口の幼女は、得意げにそう言った。
「それって、普通の人間でもできるよね? ・・・あと、語尾はそのままで・・・いい・・・かニャ?」
(自重しろ、ポチタロウ! 語尾を「ニャ」に変えられたら、好きになっちゃうかもしれない><)
そんなことを思って、僕は、自称アンドロイドな幼女の提案を断った。(でも語尾が「ニャ」になってしまった><)
「まあ、そうでヤンスねぇ・・・了解したでヤンス」
自称アンドロイドな幼女は、そう答えてから、右手の人差し指を唇に当てて、何か考え込み始めた。
少しして、思いついたように、右手で拳を作って、小指側の側面を、左手の手のひらの上に「ポン」と当ててから、こう言った。
「あっし、胸部におちんちんを挟む機能も、あるでヤンスよ? 今はBカップでヤンスけど、ギリギリ挟めるでヤンスよ? ・・・やってみるでヤンスか?」
またもや(おっぱいの大きな)「人間にできる」ことを幼女は言い出した。いわゆる、パイズリを提案してきた。
「・・・お断り・・・します・・・。慎んで・・・お断り・・・・・・します」
ちょっとなびきそうになりつつも、なんとか僕は、それを断った。
正直なところ、スーやサラと(あとシルが)いてくれなかったら、僕は断り切れていなかったように思う><。(「新しい性的体験」に対して、僕のガードはゆるゆるだった><)
そんな体たらくだったけど、僕は、自分を褒めておくことにした。
今回の体験を通して、僕は「自分で自分を追い込みがち」なことにも気づいていた。少し自分自身に対しても「優しくなろう」って思ったのだ。
(よく頑張って断ったぞ、ポチタロウ! ・・・でも、次からは、もうちょっと、きっぱり断ろうな><!)
次回への課題的なツッコミも(自分で自分に)入れておいた。
「・・ってか、その・・・パ(パイズリと言いかけてやめた)・・・胸部で挟むのも、普通の人間でも、できるよね? あと、カップまで教えてくれて、なんか、ありがとう、ございます!><。」
それが人間にもできることを(「なるべく優しく」を心がけつつも)やっぱり、ツッコんでしまった。
カップまで教えてくれた幼女に対して僕は、また45度角でおじぎをしてしまった。敬語にもなってしまった。(「この子が嫌がるかな?」と思って、慌ててすぐに、おじぎをやめた)
やっぱり(大きなおっぱいに興味のなかった)僕の見立て違いだった。それが、ここで判明した。(僕は、この子のバストのサイズをCくらいだと推測していた)
ー 幼女についていると、Bカップでも十分、大きく見える ー
僕は、そんな新たな事実を知ることができた。Bでも「パイズリが可能」なことまで知ることができた。
(貧乳以外の)おっぱいについて、考えてこなかった僕にとっては、新たな知識だった。(その新たな知識に対して、ちょっと、嬉しくなってしまった)
ほんのちょっとだけ「惜しいことをしたかな?」・・・なんてことも思ってしまった><。
やっぱりおちんちんは、僕にとって大魔王な気もしてしまった><。
ーーーーーー
「あとは、で、ヤンスねぇ・・・」
まだ自分がアンドロイドであることを証明しようと、幼女はさっきと同じように、また人差し指を口の辺りに当てながら、思案し始めた。(その仕草も、どう見ても、人間にしか見えなかった)
今度もまた「人間にできること」を言ってくるような気がしたので、僕はツッコミ待ち状態になっていた。(まだTPが残っていたし「ツッコミ」も、僕の数少ない、大事なアイデンティティな気がしていた)
「あっし、ポチタロウのだんなのお望みのとおりに、姿や形や、身長なんかをカスタマイズすることも、できるでヤンスよ?」
「それも人間にも、できるよ・・・ね!? ・・・えっ!? 今、なんて?」
自称アンドロイドな幼女は、今度は「人間に出来ないこと」を言い出した。(なんかちょっと、悔しかった><)
「瞳の色を変えたり、胸部のサイズを変更したり・・・髪型や髪色を変えることも、できるでヤンス。体をカスタマイズ、できるでヤンス」
そう説明しながら、自称アンドロイドな幼女は、見る間に瞳の色を青から、赤や金に変えた。おっぱいを小さくしたり、大きくしたりした。
髪型をベリーショートにして、言葉を続けた。
「これなら、空気抵抗も、大丈夫でヤンスかね?」
「君は、本当に・・・アンドロイド・・・なの?」
「あっしは、ずっと、そう言ってるでヤンスよ?」
自称アンドロイドな幼女は、しれっと、そう言った。
「・・・」
僕は言葉をなくしてしまうくらいに、驚いてしまった。
その後すぐに、こんなことも、思ってしまった。
(ベリーショートよりは、ショートカットでお願いしたいです!)
僕はベリーショートよりは、ショートカットの方が好きだった。
ーーーーーー
姿をカスタマイズした幼女を見ながらも、やっぱりこの子が「アンドロイドだ」とは、にわかには信じられなかった。
僕は、この子が登場した時のことを、思い出していた。
自称アンドロイドな幼女は最初、「スズメの状態」で、僕らの前に姿を現した。小さなスズメ状態から、大きな(って言っても、僕より全然小さかったけど)人間の姿になった。
その時、明らかに質量を保存していないように見えたので「科学」よりは「魔法」の方が説明がつくような気がしてしまったのだ。
「幼女が体をカスタマイズできた」のも「魔法なんじゃないか?」なんて、疑ってしまった。(糸目が「老人に姿を変えたこと」についても、この時、いろいろと考えたんだけど、長くなるのでこっちは割愛したいと思う)
ー スズメ状態の時は、重くなっている ー
このようなことを、言っていたのも思い出した。
なので、確認の為にもう一度、小さなスズメに変形? してもらって(自称アンドロイドな幼女が言うところの「気合い」を切ってもらった上で)持ち上げてさせてもらった。確かにズッシリしていた。
「どうでヤンスか?」
「お、重いね・・・たしかに・・・」
小さなスズメなのに、(たぶんだけど)幼女一人分くらいの重みがあった。
たしかに質量は、保存しているようだった。
それで一旦、アンドロイドだって信じそうになったんだけど、今度は「気合い」の方が気になってしまった。(自称アンドロイドな幼女は、どうやって飛んでいるか? を聞いた時に「気合いでヤンス!」と答えたのだ)
スズメにしては、ものすごく重たかったので、これで浮遊するのは「気合いでなんとかなるものではない」ような気がした。
それ以前に、アンドロイドが「気合いで飛ぶ」なんてことが、やっぱり信じられなかった。(前にも書いたけど、僕はロボについては、こだわりがあった)
なんとか「本当に、アンドロイドにしかできないこと」をやってもらおうと、僕は思案した。
その間に、自称アンドロイドな幼女は、ベリーショートな陸上部姿に戻った。(一瞬、「ショートカットになってもらうこと」をリクエストしそうになってしまった。僕は、危ういところでそれを止めた)
しばらく考えて「アンドロイドかどうか?」を確認できそうな方法が、もう一つあったのに思い当たった。
自称アンドロイドなこの子が(自己申請で血のような)オイルを垂れ流していた時に、僕はスーに回復魔法をお願いした。
回復魔法が効いたかどうか? は、アンドロイドか否かの、判断材料に使えると思った。
僕はスーに、こう聞いてみた。
「ねぇ、スー? この子に回復魔法って効いたの?」
「・・・そういえば、効いてる感じ、なかった。この子は、何か違う、理の中に、いるの、かも、しれない・・・」
スーのこの言葉を聞いて、僕は、この子がアンドロイドであることを、認めざるを得ないような気がしてきた。
スーやサファの回復魔法は、生物にしか、効かないのだ。
ーーーーーー
(でも、うーん・・・。自然な笑顔だったし・・・乳首も固くなったし・・・)
そんなことを考えていると、ふいに、自称アンドロイドな幼女は(基本的に、この子の声は大きかったけれども、さらに)大きな声を上げた。
「そうでヤンス!」
陸上部姿の幼女は、ブカブカのタンクトップのお腹の部分を、両手でまくり上げた。
「一体、何を!?」
右手で顔を覆いながら(ちょっとドギマギしながら)僕はそう尋ねた。
「これを見るでヤンス!」
そう言って、自称アンドロイドな幼女は、自分のおへその辺りを、僕に見せつけてきた。
ーーーーーー
紳士として、初対面の女の子のお腹を見るのは失礼な気がした。
でも、指と指の間から、ちょこちょこと、幼女のおへそを覗いてしまった。
僕は、チラリと見えるものに、とっても弱いのだ><。
手で目を覆う仕草をしつつも、自称アンドロイドな幼女のおへそを、チラチラと、盗み見てしまった。
服の前側をかなり、たくし上げていたので、見えてしまっていた下乳も気になってしまった><。
ー あれが・・・B!? ー
やっぱり結構大きく見えたので、そんな風にちょっと、戦慄してしまった><。
そうこうしているうちに(指の間から、お腹のあたりを眺めていると)自称アンドロイドな幼女のおへそを中心に、5cm四方くらいの四角いスリットができた。
四角いその溝は、右辺を支点にして、カパッと開いた。
幼女の「体の内部」が、むき出しになった。
中には配線だとか歯車だとかが、ギッシリと詰まっている・・・って訳ではなかった。
そこには直径3cmくらいの立方体が、わずかな配線と共に、設置されていた。立法体の表面には基盤のようなものが、びっしりと敷き詰められていた。
「これが、アッシの・・・コアでヤンス!」
自称アンドロイドな幼女は(若干恥ずかしそうにしながら)そう言った。
「コアを見せながら恥ずかしがる幼女」に対して、新たな性癖が芽生えそうになってしまったけど、それが吹き飛ぶくらいに、僕は驚いていた。
その回路は、ちゃんとスズメよりも小さかった。
その回路的な何か(幼女はコアと言った)を見た時に、僕は「この子は本当にアンドロイドなんだ!」と信じた。
(どうやって体を圧縮しているのか? は、わからなかったけど)コアのサイズを見た時に、なんとなくアンドロイドだと納得できてしまった。「小さいこと」が、逆に説得力になった。
ファ○コンのカセットよりも、SWIT○Hのソフトの方が小さい。それでもその容量は何万倍もある。
サイズの小ささが、高度な技術の「証明」な気がした。
何より、体の内部を見せられた上に、中身が機械で構成されていたのだ。
僕はこの子を、アンドロイドだと認めざるを得なくなった。
ーーーーーー
自称アンドロイドな幼女は、本当に、アンドロイドだった。
「乳首の先端が固くなる機能を有する」アンドロイドだった。
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