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ウインティア王国編
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ライベルン侯爵家の当主交代は滞りなく成された。
新たに当主となったライベルン侯爵は王家に忠誠を誓った。
ここまでは計算通りだ。
だが予定外に長女の方がエリーに懐いてしまった。
まあ、エリーもライベルン嬢のことは気に入っているようだし、彼女は信頼できそうだ。俺に嫁げば今のようにレイとも会えなくなるだろう。
その時エリーの心に親身に寄り添ってくれる侍女が必要なる。
そんな存在がいたら俺も安心だ。
エリーとライベルン嬢の様子を見て俺が推薦してもいいがな。
普通ならエリーの侍女になると気合いを入れたところで経験のないライベルン嬢が王太子妃の侍女になるのは不可能に近い。
かなり努力しないとエリーの侍女にはなれない。
既に王宮内でもエリーの侍女希望者が殺到して競争率が高いからだ。
理由はエリーが俺より強いから・・・だとゾルティーが教えてくれた。
なんだよそれ!
確かに俺はエリー限定で弱くなるが・・・
仕方ないだろ!
エリーが可愛いくて可愛いくてしょうがないんだから!
最近は学園内では何事もなく平和に過ごしていたところに今まで大人しかったマイが動き出した。
やっと自分の立場が分かったようだが、誰をターゲットに選ぶ?
悪いが思い通りにはさせないぞ。
エリーはもうマイの事など気にもしていないが、俺はアランからゲームの内容を聞いている。
エリーが幼い頃から俺に関わらないようにしていた理由も、この国から逃げだした理由も知っているんだ。
今こそ愛しいエリーが俺の隣にいるが、一歩間違えれば永遠にエリーへの気持ちを残したまま、俺は虚無な人生を過ごしていたかもしれない。
絶対にエリーを傷つけさせたりしない。
心も体も絶対にだ!
分かってはいたが、やはりマイはバカだった。
選りに選ってアランをターゲットに選ぶなんてな。
アランの隣でレイが冷たく笑っている。
あれは網にかかるのを待ち構えていたんだろうな。
ならそっちはアランとレイに任せて、俺はこっちを終わらせる。
~マイ・ツルギ視点~
あれから本当に男たちが私に寄り付かなくなった。
それでも偶に声を掛けてくるのは、私で欲求不満を解消したい時だけ。
ここまでくれば流石に私だって分かる。
私は男たちに利用されていたんだと。
まあ?私も男たちで欲求を満たしできたのだからお互い様ね。
恨んだりしていないわ。
でも体が疼いても彼らを受け入れる訳にはいかないわ。
だって、彼らは私の生活を保証してくれないもの。
それに独りぼっちな私を周りに印象づける為にも、暫くはこのままでいるつもりよ。
この先、生きていくためとはいえ娼館に行くのは絶対にイヤ!
かといって普通に働くのも無理!
汗水流して働くなんて、転移前の私だって考えていなかったわ。
15歳でこのゲームの世界に転移して、思い通りにストーリーは進まなかったけれど、元の世界に帰りたいと思ったことはないの。
今までは楽しく過ごせていたからね。
それに最後は攻略対象者と結ばれると思っていたもの。
なのに一人も攻略出来ていない・・・
もう卒業まで時間がない。
このままだと卒業したら教会を出なきゃならない。
住む家もお金もないまま教会を追い出される。
だからって生きていくために娼婦になるのも真面目に働くのもイヤ!
今さら攻略してハッピーエンドを目指そうとは思わないけれど、レイチェルとエリザベートにさえ手を出さなかったら、ゲームで最後までヒロインの側にいた優しいアランなら今の私にも救いの手を差し伸べてくれると思うの。
だからレイチェルからアランを奪おうとしたりしないわ。
面倒を見てもらうのに妻の地位はいらないもの。
私が狙うのは楽して暮らすことよ!
美味しい思いができるのは愛人になること!
それが一番よね!
我ながら賢い選択だわ。
レイチェルとアランを共有するのは贅沢のためなら許せるわ。
これからはアランだけに私を抱かせてあげる。
上手くいけば一生遊んで暮らせる未来が待っているわ!
その為には最初が肝心よ。
失敗すると警戒されるわ。
中庭のベンチに座るアランとレイチェルに困った風を装って話しかけたの。
新たに当主となったライベルン侯爵は王家に忠誠を誓った。
ここまでは計算通りだ。
だが予定外に長女の方がエリーに懐いてしまった。
まあ、エリーもライベルン嬢のことは気に入っているようだし、彼女は信頼できそうだ。俺に嫁げば今のようにレイとも会えなくなるだろう。
その時エリーの心に親身に寄り添ってくれる侍女が必要なる。
そんな存在がいたら俺も安心だ。
エリーとライベルン嬢の様子を見て俺が推薦してもいいがな。
普通ならエリーの侍女になると気合いを入れたところで経験のないライベルン嬢が王太子妃の侍女になるのは不可能に近い。
かなり努力しないとエリーの侍女にはなれない。
既に王宮内でもエリーの侍女希望者が殺到して競争率が高いからだ。
理由はエリーが俺より強いから・・・だとゾルティーが教えてくれた。
なんだよそれ!
確かに俺はエリー限定で弱くなるが・・・
仕方ないだろ!
エリーが可愛いくて可愛いくてしょうがないんだから!
最近は学園内では何事もなく平和に過ごしていたところに今まで大人しかったマイが動き出した。
やっと自分の立場が分かったようだが、誰をターゲットに選ぶ?
悪いが思い通りにはさせないぞ。
エリーはもうマイの事など気にもしていないが、俺はアランからゲームの内容を聞いている。
エリーが幼い頃から俺に関わらないようにしていた理由も、この国から逃げだした理由も知っているんだ。
今こそ愛しいエリーが俺の隣にいるが、一歩間違えれば永遠にエリーへの気持ちを残したまま、俺は虚無な人生を過ごしていたかもしれない。
絶対にエリーを傷つけさせたりしない。
心も体も絶対にだ!
分かってはいたが、やはりマイはバカだった。
選りに選ってアランをターゲットに選ぶなんてな。
アランの隣でレイが冷たく笑っている。
あれは網にかかるのを待ち構えていたんだろうな。
ならそっちはアランとレイに任せて、俺はこっちを終わらせる。
~マイ・ツルギ視点~
あれから本当に男たちが私に寄り付かなくなった。
それでも偶に声を掛けてくるのは、私で欲求不満を解消したい時だけ。
ここまでくれば流石に私だって分かる。
私は男たちに利用されていたんだと。
まあ?私も男たちで欲求を満たしできたのだからお互い様ね。
恨んだりしていないわ。
でも体が疼いても彼らを受け入れる訳にはいかないわ。
だって、彼らは私の生活を保証してくれないもの。
それに独りぼっちな私を周りに印象づける為にも、暫くはこのままでいるつもりよ。
この先、生きていくためとはいえ娼館に行くのは絶対にイヤ!
かといって普通に働くのも無理!
汗水流して働くなんて、転移前の私だって考えていなかったわ。
15歳でこのゲームの世界に転移して、思い通りにストーリーは進まなかったけれど、元の世界に帰りたいと思ったことはないの。
今までは楽しく過ごせていたからね。
それに最後は攻略対象者と結ばれると思っていたもの。
なのに一人も攻略出来ていない・・・
もう卒業まで時間がない。
このままだと卒業したら教会を出なきゃならない。
住む家もお金もないまま教会を追い出される。
だからって生きていくために娼婦になるのも真面目に働くのもイヤ!
今さら攻略してハッピーエンドを目指そうとは思わないけれど、レイチェルとエリザベートにさえ手を出さなかったら、ゲームで最後までヒロインの側にいた優しいアランなら今の私にも救いの手を差し伸べてくれると思うの。
だからレイチェルからアランを奪おうとしたりしないわ。
面倒を見てもらうのに妻の地位はいらないもの。
私が狙うのは楽して暮らすことよ!
美味しい思いができるのは愛人になること!
それが一番よね!
我ながら賢い選択だわ。
レイチェルとアランを共有するのは贅沢のためなら許せるわ。
これからはアランだけに私を抱かせてあげる。
上手くいけば一生遊んで暮らせる未来が待っているわ!
その為には最初が肝心よ。
失敗すると警戒されるわ。
中庭のベンチに座るアランとレイチェルに困った風を装って話しかけたの。
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