【R18】私が後輩のセフレに沼ってから別れるまでのお話。

志貴野ハル

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第7章

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 指先でこねくり回しているところとは違うもう一方の先端を、弾力のある舌がぬるりと包み込む。ちゅっと優しく吸い上げて、唇で挟まれるとそれだけで背中がしなってダメだった。
 甘ったるい声の合間に、重たい息をつく。
 痛いのと気持ちいいのがドロドロに混ざって、触られていないお腹の奥がきゅうきゅうと何度も強く疼いた。知らずに溜まっていった蜜が、ふとした刺激で溢れてきそうだった。
 部屋に来たときは余裕がなさそうにしていたから、すぐに欲をぶつけられるのかと思っていたのに、こちらが我慢できなくなるほど丁寧に愛撫を繰り返される。
 胸の先端を弄っていた指が、助骨とお腹をくすぐって足の間に入り込んできた。ぬちゅっ……と粘ついた音を立ててゆっくりと沈む指の感触に、目を瞑って、口を両手で押さえて、漏れそうになる声を堪える。
 ゆっくり動く指は、舌と同じように私のなかを念入りに探った。トロトロと溢れる愛液をまぶしながら、指がさらに増やされる。

「……っ、……ぅん……っ、は、……ぁあっ……あっ……」

 膣内の少しへこんだところを二本の指がもがくように撫でて揺すぶってきて、思った以上に甲高い声が漏れた。愛液の溜まった指の根本をキュッと絞って、ふるふると内ももが震え出す。
 期待と恥ずかしさがないまぜになる。口元を押さえていた手がシーツを掴んで、腰を持ち上げて、蜜壺の中をうねうねと動く指を食い締める。
 あと何度か擦られたら……、というところで急に指の動きが止まった。胸に吸い付いていた唇が離れて、ユウマくんが身体を起こした。視線をたどって、足の間に潜り込もうとする頭を両手で止める。

「あ、だっ、ダメ……」
「……なんで」
「部屋、明るいし、久しぶりすぎて、本当に恥ずかしい……」
「久しぶりだからしたいんだけど」
「ユウマくん、服着てるしっ……」

 不公平だと訴えると、片方の眉を動かしてユウマくんが唸った。

「——っ」

 膣内の指がぬるっ…と抜かれて、ユウマくんが着ていたシャツを脱ぐと私の横に放り投げた。それから床に落としたリモコンを拾って一瞬後、部屋がゆっくりと暗転する。

「……これでいい?」

 暗闇の中でユウマくんの声がした。まだ何も言っていないのに、膝に手をかけられて開かれる。
 興奮したような熱い息が湿った秘部にかかって、喉がこくりと鳴った。
 上から順番に責めてきた舌は、とうとう一番敏感なところをつついて撫であげた。

「——あぁっ」

 背骨が撃ち抜かれたようにしなって、その瞬間、自分でもわかるくらい多量の蜜が、どぷっ…と吐き出された。暗い部屋は何もかも静まり返っていて、自分の嬌声が、濡れた粘膜の擦れる音が、明るい日中より響くような気がする。

「……んっ、……ぁん……っ、……はぁっ……ぁ……っ、んん——っ」

 ねろねろと肉粒を撫でていた舌が、その先っぽを尖らせて器用に包皮をめくった。無防備になってさらに感度の高まったそこを、間髪を容れずにちゅうっと吸い付かれて、歯でくすぐられるように甘噛みを繰り返される。

「やっ……あっ、…あぁっ……や、っ……やぁあっ」

 ビクビクと跳ねる腰を抑えるように両足の太ももを限界まで割り開かれて、恥ずかしい格好にされたままユウマくんの頭が潜り込んだ。舌が優しくぬめったかと思えば、強めに根元まで吸われて、ちゅくちゅくと口の中で音を立ててしごかれる。

「あぁっ……やだっ、ぁ……はあっ…あっ……んんっ……ん——っ……」

 歯を食いしばって強烈な快感に耐える。
 とろりとした温かいものがお尻のほうへ伝って流れていく気配がした。ドロドロとしたものの奥底に沈むような、ねっとりした快感が腰のあたりを溶かしていく。へこへこと上下に揺れる腰は、快感から逃げているのか、クリトリスをユウマくんの舌に押し付けて貪っているのかわからない……。
 次第にドロドロの波が身体全体を覆い尽くしていく。頭が真っ白になる。

「っ、ぃ……っ……、~~~~~~~っ」

 一瞬、呼吸が止まって、雷に打たれたように、びくんっ…と一際大きく腰が跳ねた。

「……あっ、……あぁッ……あぁああ……っ」

 腰をそらして喉を仰け反らして、ひくひくとうねる蜜壺からひっきりなしに愛蜜が吐き出される。だけど絶頂しても、舌の動きは止まらなかった。
 
「……ユウマくん……」

 うわ言みたいに名前を呼んで、小さな声でねだる。

「……もう 挿れて……」

 膣の入り口に突っ込んでいた舌が、肉襞に引っかかりながらぬるりと抜かれる。
 顔を上げたユウマくんはの前髪は汗で濡れていて、暗闇でもわかるくらい目がぎらぎらとしていて、捕食中の肉食動物みたいだった。透明な糸を引いて濡れて光る唇を手で拭って、睨むような目つきで見下ろされて、ゾクゾクと背中が震える。だけど怖いという感情ではなく、それとは正反対の期待だった。早く……早く……と、無意識に腕を伸ばして迎え入れる。
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