【R18】私が後輩のセフレに沼ってから別れるまでのお話。

第４章

５

「んあぅっ、あぁ……っ、あぁ……っ、やだ……っ、やぁあ……っ、いくいくっ、い、っく……」
「っ、……俺も、……っ、イク……っ」

　ユウマくんの呻き声の直後、子宮の奥に押し込まれた亀頭が膨らんで、お湯をぶちまけられたようにじわじわと熱くなる。その熱さでまた子宮全体がぎゅぅううっと強く締まって、精液を吐き出すペニスを何度も何度も舐めしゃぶった。

「あ、ぁあっ、……あぁ……っ」

　頭の神経が焼き切れてしまったかのようにぼうっと白く霞んで、意識が飛びそうになる。開きっぱなしの口から唾液が滴って、掠れた喘ぎ声が漏れ出る。
　密着した汗ばんだ身体の下から、放っとかれてぶるぶると振動を繰り返すローターのコードを引っ張ってユウマくんの手が出てきた。ペニスが挿入されたまま、上体を起こしたユウマくんの身体が離れていく。湿った身体に風が通ると、それすら気持ちよくてぶるりと身震いする。
　腰をまた持ち上げられて、今度は頭を下げた四つん這いの体勢になった。ゆるゆると腰を揺すぶられて、まだ終わりじゃないと悟る。はっ…、はぁっ…と、不規則な息を吐いて、甘く疼くような刺激をやり過ごそうとしていたら、ユウマくんの手がお尻を割り広げるように動いた。

「……せんぱい、ここも、いじっていい？」

　つぅ、と、人差し指の腹でお尻の穴を撫でるように往復される。

「————っ」

　見られて触られていることを想像すると、ぞわぞわと何かが這うような感覚が広がって総毛立つ。
　撫でられている箇所は垂れた愛液でぬるぬると滑って、ぬちゅぬちゅといやらしい音を立てた。

「……ヒクヒクしてる」

　つぷ、と指を突き入れられて、喘ぎ過ぎて掠れた声が裏返る。
　何度も絶頂してくたくたになった身体は思うように動かなくて、抵抗したくても指一本も動かせない……。

「……や……やだっ……」
「でも、もっとしたいから……」
「…………っ」

　いつもと違う甘えるような声を出してユウマくんが腰を押し付けながら、穴に入った指を動かした。ぬちゅぬちゅとねっとりした音が鼓膜を突き刺して、気持ちいいようなくすぐったいような恥ずかしいような、いろんな感情がぐちゃぐちゃに掻き混ぜられて何も考えられなくなる。

「……は、……ぁ、……っふ……く、んン……っ」
「せんぱい……、気持ちいい、これ……ぎゅうぎゅうって握られてるみたいで……ナカ、また締まり強くなってきた……」

　ぬるっ…ぬるっ…と数センチ刻みでペニスが優しく動く。子宮の奥に吐き出された精液が掻き出されるように膣口から溢れて内ももをつたった。あぁ、そうだ……。ダメって言ったのに、中に……。
　さっきの精液を吐き出された熱い感覚を思い出して、下腹部がさらにぎゅうっと強くうねる。

「っ、……ねえ、不意打ちやめてよ……」

　ユウマくんが一瞬、息を止めて笑った。
　子宮を揺さぶるスピードが小刻みに速くなる。奥の、カリ首の引っかかるところが気持ちよくて、口がだらしなく開きっぱなしになる。お尻の穴には指が入れられたままで、イキぐせのついた膣内がまたキュッキュッとペニスを締めつけ始めた。

　肉壁の収縮に合わせて質量を増したペニスがまた膣内をどっぷりと重く満たすようになった。お尻の穴もぱくぱくと指を咥える。その絶妙なタイミングでぐりぐりとほじくられて、だんだん力が抜けていく。身体が覚えている膣内の気持ちよさとはまた違った感覚に、内ももがぶるぶると震えだす。

「んぅっ……、ふ、……くぅ……っ……んぁあ……あぁあ……っ」

　もう少しでまたイキそうになったところで、指がお尻の穴から引き抜かれる。身体にぽっかり穴が空いた感覚になって、力を入れると、きゅうっとすぼまった。
　腰を掴まれて、膣内の奥から蜜口までペニスを満遍なく擦り付けるように、お尻を揺さぶられる。乱暴に体液をかき混ぜられて締め付けが断続的になる。

「ん、んっ——……ふぅうッ……あ゙ぁっ……あ゙っ……ぅん゙ん゙……っ」
「あー……またイッたの？　イキやすくなってきてるね……」

　唇を噛み締めながら、ぶるる…っと身体が震える。

「——は、……はッ、……っ、……は——」

　これで、何回目だろう……。数えていられないくらいイカされて、反応ができなくなってきた。
　身体の横に投げ出されていたローターの音が空中に移動した。

「ぅうん……っ、んっ……——っ」
　ユウマくんの指が、お尻の穴をくんっと押した。ぬるっとした感触の後、身体の中に侵入してくる言いようもない圧迫感と、くぐもった音が自分の中から聞こえてくる違和感に包まれて顔が歪む。

「あ、っは、……入ってる入ってる……せんぱいが、ここまで変態だったとは思わなかったなー……」

　興味と嘲笑が混ざったような声に背筋に電流が走ったように痺れた。ここまでしたのはユウマくんなのに、言いたくても言葉が出ない……。ペニスとローターの振動に反応して膣内が締まるたびにローターが奥へ奥へと吸い込まれて入り込んでくる感じがする。
　ぬちゅっ…と音を立ててユウマくんの腰が引いた。肉壁をずるる…っと擦っていって中途半端なところで止まる。

「————っ」
「はっ、ここの、ローターあるとこ……振動すごい……あー、亀頭にクる、きもちぃ……やべ……出そう……っ」
「……っ、……や、っ、あ゙……、そこっ……ぉ……っ」

　ローターで圧迫されたところを亀頭がゴリゴリと往復しながら擦れて気持ちいい……。お尻にローターを入れられながらペニスでよがるなんて、やっぱりユウマくんの言う通り、変態なのかもしれない……。

「っ、せんぱいは？　きもちいいっ……？」
「んはっ……、ぁんっ……、きもちっ……、あぁっ、なか、も、おしりも……っ、いっぱい……っ」
「うん、俺も……全部きもちいい……」

　ローターの振動に亀頭を擦り付けながら小刻みに腰を動かし続けていたユウマくんが、私の背中に覆い被さってきた。
　ぐちゅんっ、といきなり子宮口を押し上げられて四つん這いになった体勢が崩れて潰れた声が出る。

「あぁー……っ、や、ば……っ、はぁっ、むり……、せんぱい、ごめん、激しくしていい？　いっぱいイッたからいいよね？　気持ちよすぎてもうイキたい……だしたい……」

　私の顔の横に手をついて体を密着させながら、ユウマくんにしては珍しく余裕のない声を出した。何か反応する前に、ばちゅっばちゅっばちゅっばちゅっと、強く腰を振って肉棒を打ち付けられる。ほとんど獣みたいな荒い腰使いに気をやらずについていくのが精一杯だった。
　どれだけ乱暴にされても、頭も身体ももう気持ちいいことでいっぱいになっていて、引き返せない快楽に溺れながら、これが終わった後、お互い「普通」のセックスに戻れるかどうか少しだけ不安になる。だけど身体の熱は高まっていっておさまらない。手に追えないくらいの性欲があったのは私も同じだった。

「んぁっ……く……っ、…………っ、ぅうっ……」

　瞼をぎゅっとつぶって唇を噛み締める。
　奥を突きながらローターのところ、ゴリゴリって無理やり擦れるの、ダメ……っ、はやく、ユウマくんにもイッてほしいのに、また私だけ、先にきもちよくなって……イッちゃう……っ

「あ゙、ぁあ゙あ゙……っ、あ゙ぁあ゙あ゙……っ」
「……っ」

　私が絶頂したタイミングで、ユウマくんがぶるっ…と体を震わせながら息を吐いて、腰の動きを止めた。だけどまだイッたわけではないみたいだった。ペニスを咥えながらビクビクと跳ねる私の腰を身体で押さえつけて、またメチャクチャに振りたくる。

「あ゙っ——、あ゙ぁっ……ん゙、…………はっ……あ゙っ…………っ、……ぁゔ……っ……ふ、……ふぅゔ……っ」

　濡れた肉同士がぶつかる激しい音は、ローターの振動音も枕に押しつぶされて、くぐもった喘ぎ声も掻き消えるくらい部屋中に響いた。
「っ……！？　や゙ぁあ゙あ゙——……っ、ゆび、やめっ……ダメえぇっ」

　シーツにぺしゃりと落ちた身体の隙間からユウマくんの指が伸びて、クリトリスをくにくにと撫で擦る。快楽がさらに上乗せされて腰がびくびくと跳ねまくった。膣内のペニスがぐちゅんと子宮口にあたる。腰から脳天までぞわぞわっと痺れて頭が真っ白になる。

「あ——……きもち……っ……はぁっ、……あぁっ……イク……、イク……っ」

　限界そうなユウマくんの声が耳元で聞こえた。
　膣内のペニスがどんどん膨らんで肉壁ごとローターを押し上げる。
　足の指先を突っ張らせて膣を締めるとユウマくんの肩がぶるぶると震えて、子宮口をめがけてとぷとぷと熱いものがかけられた。

「あ——……射精とまんね……」

　ビクビクと私の膣内でペニスが跳ねている。射精しながらぬちゅぬちゅと腰を振って、昂った肉棒を肉襞でしごく。ユウマくんの言う通り本当に長い射精だった。
　はぁっ……と、どちらともなくため息のような息を吐く。

「ん、ん゙ん……っ」

　カチカチとローターのリモコンが回って動きが止まった。私の顔の横に手をついたまま、ユウマくんがゴソゴソと下半身をまさぐってローターのコードを引っ張る。切れるのではと思うくらい空中でピンと張ったコードが抵抗感を持って、ローターが抜けていった。それをベッドの端へ放り投げてユウマくんが私の横に倒れ込む。