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4 公爵家にて
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ヴォルテーヌ家に到着して大勢の使用人に出迎えられたリュシエンヌ。レオンと二人で夕食を取り、その後は専用の部屋を与えられて早々にベッドに入った。暗闇になるといろいろな想いが彼女を苛む。両親への思慕、取り残された恐怖、未来への不安。
(お母様……私はこれからどうしたらいいのでしょう……)
そっと涙を流しているうちにいつしか意識は遠くなっていった。
(また目覚めなかったらどうしよう……怖い……でもそのほうが幸せかも……)
しかし目覚めはやってきた。明るい日差しがカーテンの隙間から漏れている。侍女がやって来て、朝の支度を手伝ってくれた。
朝食の席で再びレオンと顔を合わせたリュシエンヌ。
「リュシエンヌ、お身体はいかがですか?」
「あ……レオン様。はい、体調は良いです」
「眠れましたか?」
「はい。あんなに寝ていたというのに、自分でも不思議なくらい」
「よかった。早く、新しい生活リズムに慣れていかなくてはいけませんからね」
優しく微笑むレオン。しかしリュシエンヌはまだあの頃と同じレオンとは思えず、戸惑いを感じていた。
「リュシエンヌ、食事が済んだら庭を散歩しませんか? 昨日の医者の話では、12年寝たきりだったにも関わらずあなたの筋肉は衰えていないそうですよ」
(そうね……昨日はほとんどベッドの中にいたし、移動はレオン様が抱いて下さっていて歩いていないも同然だから……自分の足で歩くのはいいかもしれない)
「……ヴォルテーヌ家のお庭はあの頃と同じなのでしょうか?」
「あの頃とは少し変わっています。庭師も変わりましたし……」
「そう……ですよね。やはり、時間が経っているのですね」
寂しげな顔をするリュシエンヌの手を取り、レオンは庭へと誘った。庭の中ほどにまだ新しいガゼボがある。
「古いガゼボではあなたとよくお茶会遊びをしましたね。ずっとそのままにしておきたかったのですが、昨年母が建て替えてしまったのですよ」
「あ……公爵夫人はお元気でいらっしゃいますか?」
「ええ。父が亡くなったあとは気候の温暖な別荘へ居を移して静かに暮らしています」
「公爵様は亡くなられたのですね……」
(そうだわ。レオン様が爵位を継いでいるのだからそういうこと……私の知っている方々はどんどんいなくなってしまっている……)
今朝、鏡を見た時リュシエンヌはあまりの心細さに胸が締め付けられた。父母がもうこの世にいないこと。兄もレオンも歳を取って変わっているのに、自分だけが何も変わっていないこと。置いてきぼりになったような、何とも言えない不安な気持ち。他の人からしたら16歳のまま歳を取っていない人間なんて不気味で仕方がないだろう。
(私は……これからどう生きていったらいいのかしら)
レオンはリュシエンヌをガゼボに設えた椅子に座らせた。向かい側に座ると軽い咳払いをひとつして話し始める。
「昨日はあなたの体調を考えてあまり詳しいことを話さずにおきました。しかし、あなたも知りたいこと、聞きたいことがたくさんあると思います。ですがその前に……私のこの12年間のことをお話ししてもよろしいでしょうか」
「はい、もちろんですわ」
リュシエンヌにとってもそのほうがありがたかった。なぜなら何一つ今の状態を整理できていないからだ。
「まず……12年前、私があなたを慕っていたのはご存知でしょう?」
「はい……レオン様はいつも私の後をついて笑っていて下さいました」
「あの頃10歳だった私だが、一端の男のつもりであなたに恋をしていたのです……初恋でした」
(え……)
「ところが、私の親戚でもあるマルセル・クレマンとあなたが婚約したと、夕食の席で母から聞かされたのです。あの時ほどあなたより6歳も下だという自分の幼さを呪ったことはない。私はショックで、幸せそうなあなたの顔を見たくなくて、その場で父に隣国への留学を願い出ました」
「では、あの日レオン様がいらっしゃらなかったのは……」
「ええ。あなたに会えば婚約おめでとうと言わなければいけない。それは嫌だから留学の準備にかこつけて外出し、翌朝早く隣国へ向けて出発したのです……まさか、あなたがあの日から眠っているとは知らずに」
リュシエンヌにとっては昨日のことである、最後の家庭教師の日。確かにレオンはいなかった。
「それから私は隣国アステリアの学園に編入し、勉学に励みました。あなたを忘れるまでは帰国しない。そう決意して、気がつけば12年経っていました」
「では、12年の間一度も戻っていなかったのですか⁈」
神妙な面持ちで頷くレオン。
「あなたがマルセルの横で微笑む姿を見たくなくて。結婚式の招待状も勉学が忙しいと嘘をついて破り捨てました。今頃は子供も生まれているだろう、幸せな家庭を築いているだろう、そう思うとますます足が遠のきました」
そしてひとつ、ため息をつく。
「しかし……二ヶ月前に父が亡くなったのです。私は爵位を継ぐために帰国せざるを得ませんでした。まだ、あなたのことを忘れることはできていなかったけれども」
真剣な目で見つめられ、リュシエンヌは彼の上に流れた月日をその瞳の中に感じ取った。
(10歳だったレオン様が過ごしてきた12年。私にはわからなくとも確かに存在するその時間を、やっと肌で感じることができたかもしれない……)
「いろいろな整理片付けに忙しく、ようやく落ち着いた頃にマルセルが挨拶に来ました。葬儀では話せなかったから、と妻を伴って。その女性を見て私はどれだけ驚いたか。あなたではない、初めて見る女性が妻と名乗っていたのだから」
レオンはぐしゃぐしゃと前髪を掻き乱した。それは彼が苛立ちを起こしている時の癖だった。
(そんな時はぎゅっと抱きしめてあげると落ち着いていたけれど……もう青年になってしまったレオン様にはそんなこと、できない)
「私の質問にマルセルは答えてくれました。あなたが突然眠ったままになり目覚めていないこと。5年間待ち続けたが一向に回復しないこと。自分もクレマン伯爵家嫡男として家を護るため、結婚する必要があること。そのためにあなたとの婚約を解消し妻と結婚した、ということ」
「5年間……ですか……」
それが長いのか短いのか、どう捉えたらいいのだろう。リュシエンヌが生きた16年という月日の三分の一だと思えば長すぎるようにも思うし、あれほど熱烈に求婚してくれたにしては短すぎるようにも思えてしまう。
(でも、マルセル様は27歳になるまでは私を待ってくださっていたということ。27歳は世間的にも結婚が遅いほうだと言えるし、人の心も時と共に変わっていくのだから……マルセル様を責めることはできない)
(お母様……私はこれからどうしたらいいのでしょう……)
そっと涙を流しているうちにいつしか意識は遠くなっていった。
(また目覚めなかったらどうしよう……怖い……でもそのほうが幸せかも……)
しかし目覚めはやってきた。明るい日差しがカーテンの隙間から漏れている。侍女がやって来て、朝の支度を手伝ってくれた。
朝食の席で再びレオンと顔を合わせたリュシエンヌ。
「リュシエンヌ、お身体はいかがですか?」
「あ……レオン様。はい、体調は良いです」
「眠れましたか?」
「はい。あんなに寝ていたというのに、自分でも不思議なくらい」
「よかった。早く、新しい生活リズムに慣れていかなくてはいけませんからね」
優しく微笑むレオン。しかしリュシエンヌはまだあの頃と同じレオンとは思えず、戸惑いを感じていた。
「リュシエンヌ、食事が済んだら庭を散歩しませんか? 昨日の医者の話では、12年寝たきりだったにも関わらずあなたの筋肉は衰えていないそうですよ」
(そうね……昨日はほとんどベッドの中にいたし、移動はレオン様が抱いて下さっていて歩いていないも同然だから……自分の足で歩くのはいいかもしれない)
「……ヴォルテーヌ家のお庭はあの頃と同じなのでしょうか?」
「あの頃とは少し変わっています。庭師も変わりましたし……」
「そう……ですよね。やはり、時間が経っているのですね」
寂しげな顔をするリュシエンヌの手を取り、レオンは庭へと誘った。庭の中ほどにまだ新しいガゼボがある。
「古いガゼボではあなたとよくお茶会遊びをしましたね。ずっとそのままにしておきたかったのですが、昨年母が建て替えてしまったのですよ」
「あ……公爵夫人はお元気でいらっしゃいますか?」
「ええ。父が亡くなったあとは気候の温暖な別荘へ居を移して静かに暮らしています」
「公爵様は亡くなられたのですね……」
(そうだわ。レオン様が爵位を継いでいるのだからそういうこと……私の知っている方々はどんどんいなくなってしまっている……)
今朝、鏡を見た時リュシエンヌはあまりの心細さに胸が締め付けられた。父母がもうこの世にいないこと。兄もレオンも歳を取って変わっているのに、自分だけが何も変わっていないこと。置いてきぼりになったような、何とも言えない不安な気持ち。他の人からしたら16歳のまま歳を取っていない人間なんて不気味で仕方がないだろう。
(私は……これからどう生きていったらいいのかしら)
レオンはリュシエンヌをガゼボに設えた椅子に座らせた。向かい側に座ると軽い咳払いをひとつして話し始める。
「昨日はあなたの体調を考えてあまり詳しいことを話さずにおきました。しかし、あなたも知りたいこと、聞きたいことがたくさんあると思います。ですがその前に……私のこの12年間のことをお話ししてもよろしいでしょうか」
「はい、もちろんですわ」
リュシエンヌにとってもそのほうがありがたかった。なぜなら何一つ今の状態を整理できていないからだ。
「まず……12年前、私があなたを慕っていたのはご存知でしょう?」
「はい……レオン様はいつも私の後をついて笑っていて下さいました」
「あの頃10歳だった私だが、一端の男のつもりであなたに恋をしていたのです……初恋でした」
(え……)
「ところが、私の親戚でもあるマルセル・クレマンとあなたが婚約したと、夕食の席で母から聞かされたのです。あの時ほどあなたより6歳も下だという自分の幼さを呪ったことはない。私はショックで、幸せそうなあなたの顔を見たくなくて、その場で父に隣国への留学を願い出ました」
「では、あの日レオン様がいらっしゃらなかったのは……」
「ええ。あなたに会えば婚約おめでとうと言わなければいけない。それは嫌だから留学の準備にかこつけて外出し、翌朝早く隣国へ向けて出発したのです……まさか、あなたがあの日から眠っているとは知らずに」
リュシエンヌにとっては昨日のことである、最後の家庭教師の日。確かにレオンはいなかった。
「それから私は隣国アステリアの学園に編入し、勉学に励みました。あなたを忘れるまでは帰国しない。そう決意して、気がつけば12年経っていました」
「では、12年の間一度も戻っていなかったのですか⁈」
神妙な面持ちで頷くレオン。
「あなたがマルセルの横で微笑む姿を見たくなくて。結婚式の招待状も勉学が忙しいと嘘をついて破り捨てました。今頃は子供も生まれているだろう、幸せな家庭を築いているだろう、そう思うとますます足が遠のきました」
そしてひとつ、ため息をつく。
「しかし……二ヶ月前に父が亡くなったのです。私は爵位を継ぐために帰国せざるを得ませんでした。まだ、あなたのことを忘れることはできていなかったけれども」
真剣な目で見つめられ、リュシエンヌは彼の上に流れた月日をその瞳の中に感じ取った。
(10歳だったレオン様が過ごしてきた12年。私にはわからなくとも確かに存在するその時間を、やっと肌で感じることができたかもしれない……)
「いろいろな整理片付けに忙しく、ようやく落ち着いた頃にマルセルが挨拶に来ました。葬儀では話せなかったから、と妻を伴って。その女性を見て私はどれだけ驚いたか。あなたではない、初めて見る女性が妻と名乗っていたのだから」
レオンはぐしゃぐしゃと前髪を掻き乱した。それは彼が苛立ちを起こしている時の癖だった。
(そんな時はぎゅっと抱きしめてあげると落ち着いていたけれど……もう青年になってしまったレオン様にはそんなこと、できない)
「私の質問にマルセルは答えてくれました。あなたが突然眠ったままになり目覚めていないこと。5年間待ち続けたが一向に回復しないこと。自分もクレマン伯爵家嫡男として家を護るため、結婚する必要があること。そのためにあなたとの婚約を解消し妻と結婚した、ということ」
「5年間……ですか……」
それが長いのか短いのか、どう捉えたらいいのだろう。リュシエンヌが生きた16年という月日の三分の一だと思えば長すぎるようにも思うし、あれほど熱烈に求婚してくれたにしては短すぎるようにも思えてしまう。
(でも、マルセル様は27歳になるまでは私を待ってくださっていたということ。27歳は世間的にも結婚が遅いほうだと言えるし、人の心も時と共に変わっていくのだから……マルセル様を責めることはできない)
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