メルモ伯爵令嬢は復讐に燃える

縁 遊

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2. やられる前にやり返す!!!

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 あれは、私が現世ではまっている魔術の研究材料が足りなくなり、街に買い物をしに行った時の事です。

 私は買い物が終わり、どこかで休憩をしようかと周辺を見回していましたら、一軒のカフェで見知った顔を見つけたのです。

 そう、それが私の婚約者のカルダン伯爵家の嫡男のテオルド様。

 私は気づかれないように同じカフェに入店して近づきました。

 だって気になりませんか?

 婚約者が自分以外の女性とカフェで必要以上にくっついて話をしているんですよ?!

 婚約したのもお互いがまだ8歳になったばかりの頃からですから、もう10年になります。昨日今日のお付き合いではありませんからね。日本的に言えば幼馴染みの様なものなのでしょうか。

「ねぇ、テオルド様~。いつになったら婚約してくれますの~?私は待ちくたびれてお婆ちゃんになってしまいそうですわ。」

 なんですか…あのピンクの髪の毛女。甘えたわざとらしい声。体をクネクネとさせて男性に密着させるなんて…。しかもこんなに沢山の人がいるところで…人の婚約者にベッタリと…信じられません!

「僕も早く婚約解消をしたいんだけど、両親が気に入っているし、簡単には解消出来そうに無いんだよ。」

 え? 様は私と婚約を解消したいと思っていたのですか。

 そんな…。

「学園を卒業したら、結婚しようね。」

 そう言ってくれたのは嘘だったのですか!?

 学園の卒業まで後1年。

 私…待ち遠しく思っておりましたのに…。

 私がショックを受けていましたら、更なる衝撃発言をなさいましたのよ。

「だからあの邪魔者を排除するのを手伝って欲しいんだ。両親も納得できるような別れかた…いや、アイツを罠に嵌めるのをね。」

 私を罠に嵌める…?

「愛する 様の為なら何でも協力しますわ。」

「そう?やはり僕の理解者は君しかいないよ。愛する 。」

「だって協力すれば婚約解消できて、私達は結婚できるのですよね?」

「そうだよ。向こうが悪いという風にしてこちらから婚約解消を言い出してもおかしくない様にするんだ。」

「頭が良すぎますわ~。」

 バカなのか…。

 こんなに堂々と人が沢山いる場所で、しかも大声で計画を話しています。

 いや、ちょっと待って。

 私の気持ちが…追い付かないわ。

 私…も愛してましたよ。

 美しい水色の髪の毛に深い海のような真っ青な瞳…初めて会った時にイケメンゲットだ~って興奮しましたわ。

 前世で言う推しを発見した興奮に近いものがありましたわね。

 だけど…10年、10年も側にいれば友情も愛情に変わりますわ。

 それなのに…貴方は違ったのですね。

 涙がポタリと手の甲に落ちました。

 裏切りましたわね…。裏切りの代償は決まっていますのよ。

 決めましたわ!私、婚約者達に復讐してやります!!

 
 やられる前にやり返す!!!


 あら?文章が変かしら?
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