《本編 完結 続編 完結》29歳、異世界人になっていました。日本に帰りたいのに、年下の英雄公爵に溺愛されています。

かざみはら まなか

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第8章 29歳、異世界人になっていました。日本に帰りたいのに、英雄公爵に溺愛されています。

236.ヒーローになりに行くとき、何を着ますか?清楚系の新妻向け夜着は基本ですよね。何を組み合わせましょう?シーツ?それとも。

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オレは、寝室を見回した。

女神様は、寝室にはいない。

寝室の外にいる。

トラブルメーカーには、迅速に立ち去ってもらわないと。

オレは、体にシーツを巻き付けてみた。

夜着の上に巻くシーツは、卑わいだ。

昼間から、一人遊びに忙しかったんだ、みたいになるから、止めよう。

オレの尊厳のために。

タオルを何枚か、巻いたり、結んだりする。

シーツじゃなくて、タオルで巻くと、卑わいさより、スポーティーな健康さをアピール出来るはず。

誰にアピールするんだ?
という話になったら、困るけど。

オレは、露出を楽しむ性癖はないので、見せるのが好きだと、誤解されたら嫌なんだ。

夜着が、標準服とか、絶対に嫌だ。

夜着、脱いどくか?

夜着を脱ごうとして、手を止めるオレ。

夜着を脱いだら、タオルが落ちたときに丸見えになるなー。

素っ裸じゃなければ、いいだろう。

タオルが落ちて、夜着だけになったところで、局部は隠れているんだから。

うん。

夜着のデザインが、ノーマルで良かった。

セクシーでも、ボンテージでもない。

清楚系バンザイ。

布面積に、乾杯!

生地が透けそうに薄い水着だと思えば、恥ずかしくない。

純白のベビードールとショーツのセット。

控えめフリルのトリミング付き。

クロードが来ない寝室で、誰の何のための夜着かと思っていたけど、白は、何にでも合うから、色合わせも気にしないで済む。

丈夫そうなタオルを巻いたり、結んだりしたら、出発だ!

女神様相手に、下調べは不要。

騒ぎの元に乗り込むのが、一番早い。

オレは、夜着プラスタオルという、斬新なファッションで寝室から出た。

寝室の周辺に人がいない。

うん。
オレの監視どころじゃない、と。

緊急事態だな?

クロードの命令で、オレの監視をしていた人員がいないとなると、導き出される答えは、一つ。

クロードの緊急事態なんだな?

オレが行く!

オレが、クロードを助けに行くからな!

クロード、待っていろ!
頼れる旦那が登場するぞ!

オレは、やっぱり、頼りになる男だよなー。

今日も、クロードを守りにいくぞ!


人が集まっている場所、人の声がする場所を一目散に目指す。

女神様が余計なことをする前に、阻止しないとな。

オレは、女神様と対等だから、オレに手出しは控えるだろうけれど。

クロードは、英雄だからな。

女神様には、オレのクロードに手を出すなと言ったのに。

国王陛下に呼ばれなくなって、時間が出来たから、オレのクロードにちょっかい出しにきたんじゃないだろうなー。

女神様。オレのクロードに手を出したんなら、覚悟しろよ!
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