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第8章 29歳、異世界人になっていました。日本に帰りたいのに、英雄公爵に溺愛されています。
235.愛することは、傲慢になることですか?愛しているから、分かり会えないのでしょうか?『ふふふ』女神様がお越しになっているのですか?
「オレが、クロードに愛を求める?」
したことがない。
オレがクロードに愛されているのは知っている。
さらに、愛してほしいって、愛をねだる?
「そんなのは、傲慢だろ?」
「ヒサツグ、人を愛するなら、傲慢でいなければ、愛にならない。」
とクロード。
なんじゃそりゃ。
「私は、ヒサツグの元の世界に行くことが出来ない。英雄にも、不可能なことがある。私は、私のヒサツグを私の行けない場所には出さない。」
とクロード。
「クロード。英雄だからじゃなく、女神様の民は、誰も、異世界に行けない。
オレは、異世界転移してきて、女神様の民とは言い切れない。
だからこそ、と考えているんだ。」
なんで、今頃、英雄うんぬん、クロードが気にしているんだ?
今まで、全然、気にしていなかったのに。
「ならば、なおさら、ヒサツグを元の世界に帰すわけには行かない。ヒサツグ、元の世界に帰ることは禁ずる。元の世界に帰るための実験もだ。」
とクロード。
なんで、そうなる?
売り言葉に買い言葉だと分かっていたけど、オレは止められなかった。
「クロード、クロードがダメだと言っても、オレは諦めないからな。オレは、なんとしても、日本に帰ってみせる。」
「終わりか?」
とクロード。
「終わり。」
こんな喧嘩別れなんて、したくなかったのに。
仲直りしようとしていたのに。
オレは、悔しくて、悔しくて。
クロードに、なんと言ったらいいのか、分からないまま、唸っていたら。
クロードに、抱き締められて、どういうわけか、寝てしまっていた。
起きたら、翌朝。
オレ、静かに起き上がる。
オレは、いそいそと、衣装箪笥を開けた。
あれ?
衣装箪笥が空っぽ?
なぜ?
前に見たときは、色々入っていたはず。
オレは、靴を確保しようと、靴箱を開けた。
一足も並んでいない空っぽの靴箱を見て、オレは呆然とした。
ヤラレタ。
オレが外に出ないように、クロードは、服と靴を、オレから取り上げたんだ!
夜着と裸足で、寝室の外になんて、出られない。
アイツめ!
その日から、オレの服は、夜着オンリーになった。
おかしいだろ!
オレは、考えた。
夜着を重ねたら?
重ねても、薄くて、ぺらぺらで、防御力ゼロ。
いつでも、ヤレちゃいます、みたいな格好で、歩き回る度胸は、オレにはない。
オレは、なんとかして、日本に帰る実験をしたいと思ったが、万一、実験が成功して、ぴらぴらの夜着のまま、日本に戻ったら、オレの羞恥心と社会的な色々が、アウトだ。
部屋の中なら、ともかく、道ばたに転移したら、露出狂として、逮捕されてしまう。
ピンチ!
オレは、何を間違えてしまったんだろう。
クロードには、喧嘩別れした話し合い以来、会えていない。
オレは、内心で、右往左往しながらも、寝室から動けずにいた。
何日かして、城内が慌ただしくなっているのに、オレは気づいた。
オレの寝室は、なんにも起こらないが、寝室の外は、バタバタとざわついている。
オレの使用人とされた三人は、オレの服と靴がなくなった日から、オレに張り付かなくなった。
やっぱり、逃亡防止の監視だったのか。
オレは、部屋の中では、自由になったので、気を抜いていた。
「ふふふ、ふふふ、ふふふ。」
聞き覚えのある、笑い声が聞こえる。
「女神様の声?」
女神様には、神子と英雄をケレメイン大公国で増やすな、とは言ったが、ケレメイン大公国に来るな、とは言っていない。
来たのか?
何をしに来たんだ?
どこにいるんだ?
したことがない。
オレがクロードに愛されているのは知っている。
さらに、愛してほしいって、愛をねだる?
「そんなのは、傲慢だろ?」
「ヒサツグ、人を愛するなら、傲慢でいなければ、愛にならない。」
とクロード。
なんじゃそりゃ。
「私は、ヒサツグの元の世界に行くことが出来ない。英雄にも、不可能なことがある。私は、私のヒサツグを私の行けない場所には出さない。」
とクロード。
「クロード。英雄だからじゃなく、女神様の民は、誰も、異世界に行けない。
オレは、異世界転移してきて、女神様の民とは言い切れない。
だからこそ、と考えているんだ。」
なんで、今頃、英雄うんぬん、クロードが気にしているんだ?
今まで、全然、気にしていなかったのに。
「ならば、なおさら、ヒサツグを元の世界に帰すわけには行かない。ヒサツグ、元の世界に帰ることは禁ずる。元の世界に帰るための実験もだ。」
とクロード。
なんで、そうなる?
売り言葉に買い言葉だと分かっていたけど、オレは止められなかった。
「クロード、クロードがダメだと言っても、オレは諦めないからな。オレは、なんとしても、日本に帰ってみせる。」
「終わりか?」
とクロード。
「終わり。」
こんな喧嘩別れなんて、したくなかったのに。
仲直りしようとしていたのに。
オレは、悔しくて、悔しくて。
クロードに、なんと言ったらいいのか、分からないまま、唸っていたら。
クロードに、抱き締められて、どういうわけか、寝てしまっていた。
起きたら、翌朝。
オレ、静かに起き上がる。
オレは、いそいそと、衣装箪笥を開けた。
あれ?
衣装箪笥が空っぽ?
なぜ?
前に見たときは、色々入っていたはず。
オレは、靴を確保しようと、靴箱を開けた。
一足も並んでいない空っぽの靴箱を見て、オレは呆然とした。
ヤラレタ。
オレが外に出ないように、クロードは、服と靴を、オレから取り上げたんだ!
夜着と裸足で、寝室の外になんて、出られない。
アイツめ!
その日から、オレの服は、夜着オンリーになった。
おかしいだろ!
オレは、考えた。
夜着を重ねたら?
重ねても、薄くて、ぺらぺらで、防御力ゼロ。
いつでも、ヤレちゃいます、みたいな格好で、歩き回る度胸は、オレにはない。
オレは、なんとかして、日本に帰る実験をしたいと思ったが、万一、実験が成功して、ぴらぴらの夜着のまま、日本に戻ったら、オレの羞恥心と社会的な色々が、アウトだ。
部屋の中なら、ともかく、道ばたに転移したら、露出狂として、逮捕されてしまう。
ピンチ!
オレは、何を間違えてしまったんだろう。
クロードには、喧嘩別れした話し合い以来、会えていない。
オレは、内心で、右往左往しながらも、寝室から動けずにいた。
何日かして、城内が慌ただしくなっているのに、オレは気づいた。
オレの寝室は、なんにも起こらないが、寝室の外は、バタバタとざわついている。
オレの使用人とされた三人は、オレの服と靴がなくなった日から、オレに張り付かなくなった。
やっぱり、逃亡防止の監視だったのか。
オレは、部屋の中では、自由になったので、気を抜いていた。
「ふふふ、ふふふ、ふふふ。」
聞き覚えのある、笑い声が聞こえる。
「女神様の声?」
女神様には、神子と英雄をケレメイン大公国で増やすな、とは言ったが、ケレメイン大公国に来るな、とは言っていない。
来たのか?
何をしに来たんだ?
どこにいるんだ?
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