264 / 673
第9章 オレはケレメイン大公国の大公妃殿下です。
264.ケレメイン大公国が独自路線を貫くのは、理由があります。
しおりを挟む
「ケレメイン大公国だけで、独自の体制に移行するということですか?
国内外に、混乱をきたします。」
とミーレ長官。
「誰もが受け入れがたくても、経過が苦労の連続でも、ケレメイン大公国は、体制を変える。
ケレメイン大公国の未来と、国民の将来のために。
体制は、今すぐ全部変えるわけじゃない。
何年か、かけて、最終的に新しい体制にもっていく。」
「ヒサツグ様。理想を語っている時間は、あまりありません。」
とミーレ長官。
「ミーレ長官。
ケレメイン大公国が、外国に侮られるのは、既存の枠組みで、推し量られているからだ。
ケレメイン大公国は、既存の枠組みから抜け出して、ケレメイン大公国を見下すことは的外れだという価値観を作り出す。
ケレメイン大公国と他の国は、何もかもが違うんだから、比較する方がおかしい、と、意識に植え付ける。
まずは、国民から意識改革だ。」
「ヒサツグ様。言わんとされていることは、伝わってきますが、既存の体制を否定するのですか?」
と慎重なミーレ長官。
「否定しない。共存する。ケレメイン大公国になりたい国は、条件次第で、入れてやらんこともない、という姿勢でいく。」
ミーレ長官は、呆気にとられている。
ミーレ長官の奥様は、吹き出した。
クロードは、オレの隣で穏やかに、オレの膝に手を伸ばしている。
いたずら好きな、クロードの手を握って、話を続けるオレ。
「クロードが、若くて元気で気力が溢れていて、動き回るのに支障がない国主である間に、ケレメイン大公国は、国の体制を確固たるものに変えておく。
ミーレ長官と奥様には、先に伝えておく。
ケレメイン大公国は、英雄クロード以外の誰が国主になっても、女神様の力を授かることはない。
クロードの血をひいた子どもであろと。
ケレメイン大公家の親戚であろうと。
ケレメイン大公家と関係ない、外国から来た赤の他人であろうと。
マウンテン王国の王家の血筋であろうと。
女神様の力を授かる国主は、ケレメイン大公国に生まれない。
ケレメイン大公国の運営は、女神様の力ではなく、人の力で推し進めることになる。
ケレメイン大公国の次世代に必要なのは。
従来のやり方を知っていて。
従来のやり方で運営する国もあれば、ケレメイン大公国のようなやり方で、運営する国もあることを理解して、それを良しとする人。
ケレメイン大公国は、柔軟性がありながら、ケレメイン大公国を一番に考えられる自国民を育てる。
ケレメイン大公国は、独立国家であり続けるため、国の統治を外国に明け渡さない。
独自路線を貫かず、外国からの統治を受け入れたケレメイン大公国には、属国か植民地以外の未来はないと思う。」
国内外に、混乱をきたします。」
とミーレ長官。
「誰もが受け入れがたくても、経過が苦労の連続でも、ケレメイン大公国は、体制を変える。
ケレメイン大公国の未来と、国民の将来のために。
体制は、今すぐ全部変えるわけじゃない。
何年か、かけて、最終的に新しい体制にもっていく。」
「ヒサツグ様。理想を語っている時間は、あまりありません。」
とミーレ長官。
「ミーレ長官。
ケレメイン大公国が、外国に侮られるのは、既存の枠組みで、推し量られているからだ。
ケレメイン大公国は、既存の枠組みから抜け出して、ケレメイン大公国を見下すことは的外れだという価値観を作り出す。
ケレメイン大公国と他の国は、何もかもが違うんだから、比較する方がおかしい、と、意識に植え付ける。
まずは、国民から意識改革だ。」
「ヒサツグ様。言わんとされていることは、伝わってきますが、既存の体制を否定するのですか?」
と慎重なミーレ長官。
「否定しない。共存する。ケレメイン大公国になりたい国は、条件次第で、入れてやらんこともない、という姿勢でいく。」
ミーレ長官は、呆気にとられている。
ミーレ長官の奥様は、吹き出した。
クロードは、オレの隣で穏やかに、オレの膝に手を伸ばしている。
いたずら好きな、クロードの手を握って、話を続けるオレ。
「クロードが、若くて元気で気力が溢れていて、動き回るのに支障がない国主である間に、ケレメイン大公国は、国の体制を確固たるものに変えておく。
ミーレ長官と奥様には、先に伝えておく。
ケレメイン大公国は、英雄クロード以外の誰が国主になっても、女神様の力を授かることはない。
クロードの血をひいた子どもであろと。
ケレメイン大公家の親戚であろうと。
ケレメイン大公家と関係ない、外国から来た赤の他人であろうと。
マウンテン王国の王家の血筋であろうと。
女神様の力を授かる国主は、ケレメイン大公国に生まれない。
ケレメイン大公国の運営は、女神様の力ではなく、人の力で推し進めることになる。
ケレメイン大公国の次世代に必要なのは。
従来のやり方を知っていて。
従来のやり方で運営する国もあれば、ケレメイン大公国のようなやり方で、運営する国もあることを理解して、それを良しとする人。
ケレメイン大公国は、柔軟性がありながら、ケレメイン大公国を一番に考えられる自国民を育てる。
ケレメイン大公国は、独立国家であり続けるため、国の統治を外国に明け渡さない。
独自路線を貫かず、外国からの統治を受け入れたケレメイン大公国には、属国か植民地以外の未来はないと思う。」
54
あなたにおすすめの小説
異世界転移してΩになった俺(アラフォーリーマン)、庇護欲高めα騎士に身も心も溶かされる
ヨドミ
BL
もし生まれ変わったら、俺は思う存分甘やかされたい――。
アラフォーリーマン(社畜)である福沢裕介は、通勤途中、事故により異世界へ転移してしまう。
異世界ローリア王国皇太子の花嫁として召喚されたが、転移して早々、【災厄のΩ】と告げられ殺されそうになる。
【災厄のΩ】、それは複数のαを番にすることができるΩのことだった――。
αがハーレムを築くのが常識とされる異世界では、【災厄のΩ】は忌むべき存在。
負の烙印を押された裕介は、間一髪、銀髪のα騎士ジェイドに助けられ、彼の庇護のもと、騎士団施設で居候することに。
「αがΩを守るのは当然だ」とジェイドは裕介の世話を焼くようになって――。
庇護欲高め騎士(α)と甘やかされたいけどプライドが邪魔をして素直になれない中年リーマン(Ω)のすれ違いラブファンタジー。
※Rシーンには♡マークをつけます。
氷の騎士団長様の悪妻とかイヤなので離婚しようと思います
黄金
BL
目が覚めたら、ここは読んでたBL漫画の世界。冷静冷淡な氷の騎士団長様の妻になっていた。しかもその役は名前も出ない悪妻!
だったら離婚したい!
ユンネの野望は離婚、漫画の主人公を見たい、という二つの事。
お供に老侍従ソマルデを伴って、主人公がいる王宮に向かうのだった。
本編61話まで
番外編 なんか長くなってます。お付き合い下されば幸いです。
※細目キャラが好きなので書いてます。
多くの方に読んでいただき嬉しいです。
コメント、お気に入り、しおり、イイねを沢山有難うございます。
黒とオメガの騎士の子育て〜この子確かに俺とお前にそっくりだけど、産んだ覚えないんですけど!?〜
せるせ
BL
王都の騎士団に所属するオメガのセルジュは、ある日なぜか北の若き辺境伯クロードの城で目が覚めた。
しかも隣で泣いているのは、クロードと同じ目を持つ自分にそっくりな赤ん坊で……?
「お前が産んだ、俺の子供だ」
いや、そんなこと言われても、産んだ記憶もあんなことやこんなことをした記憶も無いんですけど!?
クロードとは元々険悪な仲だったはずなのに、一体どうしてこんなことに?
一途な黒髪アルファの年下辺境伯×金髪オメガの年上騎士
※一応オメガバース設定をお借りしています
天使のような子の怪我の手当てをしたら氷の王子に懐かれました
藤吉めぐみ
BL
12/23後日談追加しました。
=================
高校の養護教諭の世凪は、放課後の見回り中にプールに落ちてしまう。カナヅチの世凪は、そのまま溺れたと思ったが、気づくと全く知らない場所にある小さな池に座り込んでいた。
ここがどこなのか、何がどうなったのか分からない世凪に、「かあさま」と呼んで近づく小さな男の子。彼の怪我の手当てをしたら、世凪は不審者として捕まってしまう。
そんな世凪を助けてくれたのは、「氷の王子」と呼ばれるこの国の第二王子アドウェル。
冷淡で表情も変わらない人だと周りに言われたが、世凪に対するアドウェルは、穏やかで優しくて、理想の王子様でドキドキしてしまう世凪。でも王子は世凪に母親を重ねているようで……
優しい年下王子様×異世界転移してきた前向き養護教諭の互いを知って認めていくあたたかな恋の話です。
【WEB版】監視が厳しすぎた嫁入り生活から解放されました~冷徹無慈悲と呼ばれた隻眼の伯爵様と呪いの首輪~【BL・オメガバース】
古森きり
BL
【書籍化決定しました!】
詳細が決まりましたら改めてお知らせにあがります!
たくさんの閲覧、お気に入り、しおり、感想ありがとうございました!
アルファポリス様の規約に従い発売日にURL登録に変更、こちらは引き下げ削除させていただきます。
政略結婚で嫁いだ先は、女狂いの伯爵家。
男のΩである僕には一切興味を示さず、しかし不貞をさせまいと常に監視される生活。
自分ではどうすることもできない生活に疲れ果てて諦めた時、夫の不正が暴かれて失脚した。
行く当てがなくなった僕を保護してくれたのは、元夫が口を開けば罵っていた政敵ヘルムート・カウフマン。
冷徹無慈悲と呼び声高い彼だが、共に食事を摂ってくれたりやりたいことを応援してくれたり、決して冷たいだけの人ではなさそうで――。
カクヨムに書き溜め。
小説家になろう、アルファポリス、BLoveにそのうち掲載します。
【完】心配性は異世界で番認定された狼獣人に甘やかされる
おはぎ
BL
起きるとそこは見覚えのない場所。死んだ瞬間を思い出して呆然としている優人に、騎士らしき人たちが声を掛けてくる。何で頭に獣耳…?とポカンとしていると、その中の狼獣人のカイラが何故か優しくて、ぴったり身体をくっつけてくる。何でそんなに気遣ってくれるの?と分からない優人は大きな身体に怯えながら何とかこの別世界で生きていこうとする話。
知らない世界に来てあれこれ考えては心配してしまう優人と、優人が可愛くて仕方ないカイラが溺愛しながら支えて甘やかしていきます。
【完結】水と夢の中の太陽
エウラ
BL
何の前触れもなく異世界の神という存在に異世界転移された、遠藤虹妃。
神が言うには、本来ならこちらの世界で生きるはずが、まれに起こる時空の歪みに巻き込まれて、生まれて間もなく地球に飛ばされたそう。
この世界に戻ったからといって特に使命はなく、神曰く運命を正しただけと。
生まれ持った能力とお詫びの加護を貰って。剣と魔法の世界で目指せスローライフ。
ヤマなしオチなし意味なしで、ほのぼの系を予定。(しかし予定は未定)
長くなりそうなので長編に切り替えます。
今後ややR18な場面が出るかも。どこら辺の描写からアウトなのかちょっと微妙なので、念の為。
読んで下さってありがとうございます。
お気に入り登録嬉しいです。
行き当たりばったり、不定期更新。
一応完結。後日談的なのを何話か投稿予定なのでまだ「連載中」です。
後日譚終わり、完結にしました。
読んで下さってありがとうございます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる