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10.辺境伯家の城。幼馴染のお父さんである辺境伯に会うのに、幼馴染が縦抱きを止めない。
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幼馴染に背中越しに好き好き言われながら、辺境伯家の城へ。
俺達がドラゴンから下りると、ドラゴンは泳ぐように移動していく。
周遊準備のために去っていくドラゴンを見送って、お城の中へと思っていたら、待ったがかかった。
ドラゴンからおりた俺は、その場で再び、幼馴染に縦抱きにされていた。
俺を縦抱きにしながら、辺境伯家の執事と何やら小声で話したり書類の確認をしている幼馴染を上から見下ろす俺。
書類の確認を終えた幼馴染は、明らかにご機嫌。
「これで大丈夫だよ。」
と幼馴染。
ニコニコしながら俺を見上げてくる。
「何が大丈夫?」
「準備ができたから挨拶に行くよ。」
と幼馴染。
何が大丈夫かについての説明はどこいった?
ベッドのお支度が整いました、は、ないと思うけれど、確認したい。
「誰の準備?何の準備?」
「前向きな未来への準備だよ。」
と幼馴染。
幼馴染は、俺を縦抱きにしたまま歩き出した。
よそ様のお宅で、よそ様の息子さんに縦抱きにされたまま移動するのは、さすがに恥ずかしいんだけど。
「辺境伯家の城の中で走り回ったりはしない。」
そう訴えてみる。
「俺が離したくないんだよ。」
と幼馴染。
効果がなかった。
貴族として生まれたと自覚してからは、礼儀正しくいることを意識はしている。
何しろ、うちは、何もない末端の男爵家。
貴族社会の下っ端。
辺境伯家のお城で衝突事故でも起こした日には、物理的に飛ぶ首が俺だけじゃ済まなくなる。
「そう言わずに。」
「離さないよ。お前を一人になんてしない。」
と幼馴染。
幼馴染の上機嫌な顔は、一瞬真顔になって、また笑顔に戻る。
辺境伯家の城で、辺境伯家の次男にそう言われてしまうと。
男爵家三男の俺には、どうぞ、以外に言える台詞がない。
幼馴染に縦抱きにされたまま、辺境伯家の城の中を移動して、辺境伯の部屋まで連れてこられた。
縦抱きのまま入室なんて。
と思っているのは俺だけなのか、誰も咎めない。
幼馴染との口約束を破ったばかりの俺の信用がなさすぎるせい?
「帰ったか。」
と辺境伯。
辺境伯のお部屋の中でも、執務室から繋がっている来客用の部屋に通される。
俺と幼馴染が入室するのと同じタイミングで、辺境伯も部屋に入ってきた。
お仕事を中断してきたのかな。
「はい。今日から妻帯者になるので、ご挨拶にうかがいました。」
と幼馴染。
プロポーズは、ついさっきだけど?
「プロポーズは成功したのか?」
と辺境伯。
もしや、幼馴染のお父さん公認の上で、プロポーズの計画が実行された?
「失敗はしません。」
と幼馴染。
えーと。
俺、プロポーズは断ったよ?
幼馴染のお父さんの辺境伯の言い方は、次男のプロポーズを喜んでいるようにも嫌がっているようにも聞こえない。
「お話中、失礼します。まだ、はい、とは言っていません。」
「プロポーズは終わりました。結婚したので、今日から仲を深めていきます。」
と幼馴染。
プロポーズが成功したかどうかの答えが、プロポーズの返事ではなく、プロポーズが出来たか出来なかったかになっている。
しかも。
もう結婚したことになっている?
俺の父や兄が既にサインした?
いつの間に?
「今、俺、どういう状態?」
混乱して呟いてしまったのは仕方がない。
幼馴染は、縦抱きの状態の俺の背中をトントンと優しく叩いてきた。
辺境伯との挨拶中に、寝かしつけようとするんじゃない。
「縦抱きにしているのは、理由があるのか?」
と辺境伯。
「離したくないので。」
と幼馴染。
「ときと場合によるだろう。」
と辺境伯。
さすが、幼馴染のお父さん。
よくぞ言ってくれました、と言いたいけれど、礼儀上、言ったらだめだから黙って聞く。
「離したらついてこなかったので。」
と幼馴染。
「お前についてくると言ったのについてこなかったから、抱き上げているのか?」
と辺境伯。
「はい。離していなくなったら、たまりません。」
と幼馴染。
俺の背中をトントンするのを止めた幼馴染は、よしよしするように撫で始めた。
「本人に確認してみたい。」
と辺境伯。
「どうぞ?」
と幼馴染。
「息子についていくと約束しておきながら、ついてこなかったのは、確かか?」
と辺境伯。
その聞き方だと、俺が百パーセント悪いみたいに聞こえます。
プロポーズという不意打ちがあったから、逃げ出したんです。
いきなりプロポーズをしてくれたのは、幼馴染の善意からだと思うので、色々とは言いませんが。
など思うことはあるけれど。
偉い人に対するうまい言い回しが思いつかない。
「はい。」
「息子との約束を守らなかったのか?」
と辺境伯。
約束は、破りました。
「はい。」
「辺境伯次男との約束を守らない男を配偶者にするのは、賛成しない。」
と辺境伯。
最も身近なところに反対派がいた。
「はい。」
幼馴染のお父さんである辺境伯は、俺と幼馴染の結婚に反対でいらっしゃるのは、理解できます。
なぜなら。
幼馴染のお父さんである辺境伯が俺を幼馴染の遊び友達に抜擢してくれたのは、俺に出世の道筋を自分でつけさせる手助けのためで。
次男の配偶者にするためではなかったと認識しています。
次世代最強と呼ばれている次男が恋に落ちる未来は想定されていなかったことでしょう。
そんな風に心の中では、饒舌に辺境伯に語りかけている。
「あの、俺。」
俺が口を開きかけた途端。
幼馴染が、父上、と辺境伯に呼びかけた。
父上と息子の会話をされると、部外者の俺は黙っているしかない。
「俺との約束を破ったのは、俺と約束する意味がまだ分かっていなかったからです。」
と幼馴染。
幼馴染との約束を破ったことへのお咎めじゃなくて、上位貴族との約束を破ったことへのペナルティの話?
ぶるっとした俺をぎゅっとする幼馴染。
俺をぶるっとさせた台詞は、幼馴染の口から出たものだよ?
「そうなのか?」
と辺境伯。
答えにくいことを聞かないでほしい。
「プロポーズされたので、家に帰ってから考えようと思っていました。」
「家に帰ってから考える旨を息子に話したのかな?」
と辺境伯。
「いいえ。」
息子さんといたら、家に帰れる見込みがないと思いまして。
「なぜ、話さなかった?息子とは話ができない間柄でもあるまい?」
と辺境伯。
「驚きすぎて、家に帰りたいと伝えることを失念していました。」
嘘です。
「家に帰って家族に相談するつもりがないから、息子に伝えなかった、というわけではないのかな?」
と辺境伯。
突っ込んで聞かれているのは、俺の言うことが疑わしいから?
疑われる自覚はある。
「ピクニックも終わり、家に帰ることを急ぎました。」
急いで逃げ帰ろうとしていました。
逃げることも、帰ることもできていませんけれども。
男爵家に帰ることは、これからあるかもしれません。
好きだ好きだと言ってくれていても。
一緒に暮らしてみたら、やっぱりお前じゃ無理となるかもしれないので。
帰れと言われたら、俺は帰ります。
自分の分を弁えています。
大丈夫です。
俺、出過ぎた真似はしません。
幼馴染の手前、口には出さずに心の中で呟く。
「これまで家に帰るときは、息子が送っていっていたはずだが。今日の君は息子に家へ送ってほしいと頼もうとはしなかった?」
と辺境伯。
「はい。」
「良くない振る舞いだ。」
と辺境伯。
辺境伯は、俺の行動を良くないとお考えのご様子。
辺境伯の、俺の行動を良くないと考えている根幹が、俺の思うところとズレている。
男爵家の三男が、辺境伯家の次男に送り迎えしてもらって、辺境伯家の次男の遊び友達をやっていることを変だとは思ってない?
むしろ、俺が送り迎えしてもらおうとしなかったことを問題視している?
えー。
「遊び友達にプロポーズされて断ったその日に、家に帰るから家まで送ってよとプロポーズしてきた相手に言う人は、息子さんの遊び友達から外した方がいいですよ。」
辺境伯の考え方を否定するようなことだから、真っ向から言わない方が良かったのかもしれないけれど、思わず言ってしまった。
俺達がドラゴンから下りると、ドラゴンは泳ぐように移動していく。
周遊準備のために去っていくドラゴンを見送って、お城の中へと思っていたら、待ったがかかった。
ドラゴンからおりた俺は、その場で再び、幼馴染に縦抱きにされていた。
俺を縦抱きにしながら、辺境伯家の執事と何やら小声で話したり書類の確認をしている幼馴染を上から見下ろす俺。
書類の確認を終えた幼馴染は、明らかにご機嫌。
「これで大丈夫だよ。」
と幼馴染。
ニコニコしながら俺を見上げてくる。
「何が大丈夫?」
「準備ができたから挨拶に行くよ。」
と幼馴染。
何が大丈夫かについての説明はどこいった?
ベッドのお支度が整いました、は、ないと思うけれど、確認したい。
「誰の準備?何の準備?」
「前向きな未来への準備だよ。」
と幼馴染。
幼馴染は、俺を縦抱きにしたまま歩き出した。
よそ様のお宅で、よそ様の息子さんに縦抱きにされたまま移動するのは、さすがに恥ずかしいんだけど。
「辺境伯家の城の中で走り回ったりはしない。」
そう訴えてみる。
「俺が離したくないんだよ。」
と幼馴染。
効果がなかった。
貴族として生まれたと自覚してからは、礼儀正しくいることを意識はしている。
何しろ、うちは、何もない末端の男爵家。
貴族社会の下っ端。
辺境伯家のお城で衝突事故でも起こした日には、物理的に飛ぶ首が俺だけじゃ済まなくなる。
「そう言わずに。」
「離さないよ。お前を一人になんてしない。」
と幼馴染。
幼馴染の上機嫌な顔は、一瞬真顔になって、また笑顔に戻る。
辺境伯家の城で、辺境伯家の次男にそう言われてしまうと。
男爵家三男の俺には、どうぞ、以外に言える台詞がない。
幼馴染に縦抱きにされたまま、辺境伯家の城の中を移動して、辺境伯の部屋まで連れてこられた。
縦抱きのまま入室なんて。
と思っているのは俺だけなのか、誰も咎めない。
幼馴染との口約束を破ったばかりの俺の信用がなさすぎるせい?
「帰ったか。」
と辺境伯。
辺境伯のお部屋の中でも、執務室から繋がっている来客用の部屋に通される。
俺と幼馴染が入室するのと同じタイミングで、辺境伯も部屋に入ってきた。
お仕事を中断してきたのかな。
「はい。今日から妻帯者になるので、ご挨拶にうかがいました。」
と幼馴染。
プロポーズは、ついさっきだけど?
「プロポーズは成功したのか?」
と辺境伯。
もしや、幼馴染のお父さん公認の上で、プロポーズの計画が実行された?
「失敗はしません。」
と幼馴染。
えーと。
俺、プロポーズは断ったよ?
幼馴染のお父さんの辺境伯の言い方は、次男のプロポーズを喜んでいるようにも嫌がっているようにも聞こえない。
「お話中、失礼します。まだ、はい、とは言っていません。」
「プロポーズは終わりました。結婚したので、今日から仲を深めていきます。」
と幼馴染。
プロポーズが成功したかどうかの答えが、プロポーズの返事ではなく、プロポーズが出来たか出来なかったかになっている。
しかも。
もう結婚したことになっている?
俺の父や兄が既にサインした?
いつの間に?
「今、俺、どういう状態?」
混乱して呟いてしまったのは仕方がない。
幼馴染は、縦抱きの状態の俺の背中をトントンと優しく叩いてきた。
辺境伯との挨拶中に、寝かしつけようとするんじゃない。
「縦抱きにしているのは、理由があるのか?」
と辺境伯。
「離したくないので。」
と幼馴染。
「ときと場合によるだろう。」
と辺境伯。
さすが、幼馴染のお父さん。
よくぞ言ってくれました、と言いたいけれど、礼儀上、言ったらだめだから黙って聞く。
「離したらついてこなかったので。」
と幼馴染。
「お前についてくると言ったのについてこなかったから、抱き上げているのか?」
と辺境伯。
「はい。離していなくなったら、たまりません。」
と幼馴染。
俺の背中をトントンするのを止めた幼馴染は、よしよしするように撫で始めた。
「本人に確認してみたい。」
と辺境伯。
「どうぞ?」
と幼馴染。
「息子についていくと約束しておきながら、ついてこなかったのは、確かか?」
と辺境伯。
その聞き方だと、俺が百パーセント悪いみたいに聞こえます。
プロポーズという不意打ちがあったから、逃げ出したんです。
いきなりプロポーズをしてくれたのは、幼馴染の善意からだと思うので、色々とは言いませんが。
など思うことはあるけれど。
偉い人に対するうまい言い回しが思いつかない。
「はい。」
「息子との約束を守らなかったのか?」
と辺境伯。
約束は、破りました。
「はい。」
「辺境伯次男との約束を守らない男を配偶者にするのは、賛成しない。」
と辺境伯。
最も身近なところに反対派がいた。
「はい。」
幼馴染のお父さんである辺境伯は、俺と幼馴染の結婚に反対でいらっしゃるのは、理解できます。
なぜなら。
幼馴染のお父さんである辺境伯が俺を幼馴染の遊び友達に抜擢してくれたのは、俺に出世の道筋を自分でつけさせる手助けのためで。
次男の配偶者にするためではなかったと認識しています。
次世代最強と呼ばれている次男が恋に落ちる未来は想定されていなかったことでしょう。
そんな風に心の中では、饒舌に辺境伯に語りかけている。
「あの、俺。」
俺が口を開きかけた途端。
幼馴染が、父上、と辺境伯に呼びかけた。
父上と息子の会話をされると、部外者の俺は黙っているしかない。
「俺との約束を破ったのは、俺と約束する意味がまだ分かっていなかったからです。」
と幼馴染。
幼馴染との約束を破ったことへのお咎めじゃなくて、上位貴族との約束を破ったことへのペナルティの話?
ぶるっとした俺をぎゅっとする幼馴染。
俺をぶるっとさせた台詞は、幼馴染の口から出たものだよ?
「そうなのか?」
と辺境伯。
答えにくいことを聞かないでほしい。
「プロポーズされたので、家に帰ってから考えようと思っていました。」
「家に帰ってから考える旨を息子に話したのかな?」
と辺境伯。
「いいえ。」
息子さんといたら、家に帰れる見込みがないと思いまして。
「なぜ、話さなかった?息子とは話ができない間柄でもあるまい?」
と辺境伯。
「驚きすぎて、家に帰りたいと伝えることを失念していました。」
嘘です。
「家に帰って家族に相談するつもりがないから、息子に伝えなかった、というわけではないのかな?」
と辺境伯。
突っ込んで聞かれているのは、俺の言うことが疑わしいから?
疑われる自覚はある。
「ピクニックも終わり、家に帰ることを急ぎました。」
急いで逃げ帰ろうとしていました。
逃げることも、帰ることもできていませんけれども。
男爵家に帰ることは、これからあるかもしれません。
好きだ好きだと言ってくれていても。
一緒に暮らしてみたら、やっぱりお前じゃ無理となるかもしれないので。
帰れと言われたら、俺は帰ります。
自分の分を弁えています。
大丈夫です。
俺、出過ぎた真似はしません。
幼馴染の手前、口には出さずに心の中で呟く。
「これまで家に帰るときは、息子が送っていっていたはずだが。今日の君は息子に家へ送ってほしいと頼もうとはしなかった?」
と辺境伯。
「はい。」
「良くない振る舞いだ。」
と辺境伯。
辺境伯は、俺の行動を良くないとお考えのご様子。
辺境伯の、俺の行動を良くないと考えている根幹が、俺の思うところとズレている。
男爵家の三男が、辺境伯家の次男に送り迎えしてもらって、辺境伯家の次男の遊び友達をやっていることを変だとは思ってない?
むしろ、俺が送り迎えしてもらおうとしなかったことを問題視している?
えー。
「遊び友達にプロポーズされて断ったその日に、家に帰るから家まで送ってよとプロポーズしてきた相手に言う人は、息子さんの遊び友達から外した方がいいですよ。」
辺境伯の考え方を否定するようなことだから、真っ向から言わない方が良かったのかもしれないけれど、思わず言ってしまった。
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