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第二章 はなれる
96 色紙
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関東に戻るまで約一週間。橘には、残業したときには会社を出る前と帰宅したときに俺に一報することを約束させた。
むろん、当人は笑って「なにそれ、思春期の娘の父親みたい」と取り合わなかったのだが、俺がほとんど命令じみた口調で強く言ったので、渋々了承した。
それ以降は、22時頃に今から帰ると連絡があり、23時頃、今家についたと連絡がある。話には聞いていたが、毎日こんな時間か、と呆れる思いでそれに応じながら、関東に戻るまでの日を数えていた。
明日はとうとう最後の荷造りをして家を引き払おうと思っていた金曜日、ひょっこり会社に表れたのは山口親子だった。
阿久津と江原さんが微妙な目線を投げてきたが、俺は素知らぬふりで廊下に出る。
「突然すみません。すぐ帰りますから、お気遣いなく。ーーもう、明日帰られるんでしたよね」
ヒカルの父は言って、その後ろに半ば隠れるように立っていたヒカルに声をかけた。
「ヒカル。ご挨拶するんだろ」
「……うん」
おずおずと一歩出て来たヒカルは、うつむいたまま、ぺこりとお辞儀をした。
「ありがとうございました」
俺はその頭を見て、ふと笑う。
「お前が頭下げたの、初めて見た気がする」
ヒカルはむっとして顔を上げた。
「なに、それ!人がちゃんとお礼言ってるのに!」
「いやぁ、最後に珍しいもん見れたわ」
冗談めかして返すと、俺が本気で取り合う気がないことに気づいたらしい。ヒカルはまたいつも通りのすねた表情に戻り、ふんと鼻息を鳴らして顔を背けた。
ヒカルの父は隣で笑い、ヒカルの頭に手を置く。
「本当に、お世話になりました。またこちらにお越しの際は、ぜひお立ち寄りください」
「そうします。ーーヒカル」
俺は目線をヒカルに向ける。
「スタメン、取れよ」
言って拳を目の前に突きつけると、ヒカルは一瞬だけ目線をさ迷わせてから、自分の拳を俺の拳にこつんとぶつけた。
「あたぼーよ」
唇を尖らせて言う。それが精一杯の強がりと分かりながら、俺は笑った。
「上等」
俺は一瞬ためらった後、短い髪に包まれた頭を乱暴にくしゃくしゃと撫でる。ヒカルがやめろと言いながら俺の手をはがし、ヒカルの父と俺は笑った。
事務室のドアが開き、江原さんがひょっこり顔を出す。
「神崎さん。ーー電話です」
「ああ」
俺は頷いてヒカルの父に一礼し、ヒカルに手を挙げて事務室のドアに向かった。
手を振る二人を見ながらドアを閉じたとき、江原が申し訳なさそうに言う。
「……すみません、嘘です」
「ああ。分かってる」
江原さんは叱られるのを恐れる子供のような顔で言った。俺は先ほどの感覚で、つい江原さんの頭を撫でそうになり、その手をスラックスのポケットに突っ込む。
「みんな、ずいぶん優しいよな」
俺が呟くと、江原さんは苦笑した。
「何ですかそれ。神崎さんが言うとほとんど厭味に聞こえます」
「そんなつもりはないけどな」
俺は言いながらデスクに戻った。
まるでそれを見計らったかのように、俺のデスクの電話が内線の着信を告げる。
「本当になったな」
江原さんに笑いながら取ると、電話は人事課からだった。
『ちょっとお話を聞きたいので、本社に戻ったらスケジュール教えてください。できれば早いうちにお時間いただけると助かります』
相手はそう言って、電話を切った。
ーー完全に不問って訳じゃないか、やっぱり。
俺は阿久津たちに気づかれないよう、小さく嘆息した。
終業後にデスク周りなどを片付け、社内の関係課に簡単に挨拶したりしていたら、何だかんだで19時近くになっていた。そろそろ帰るかと思ったとき、スマホが着信を告げる。見やると山口夫人、花子さんからだった。
ヒカルが行方不明になったときに交換した連絡先だ。首を傾げながら取ると、花子さんは言いづらそうに話し出した。
『今、まだ会社に?』
「ええ、まあ。そろそろ帰ろうかと思ってましたが」
『ああ、そうですか。ーー会社におるって』
後半は俺ではなく周りにいる人への声かけである。わぁと声が上がった気配がして苦笑すると、
『今からうかがってもいいですか。子供たちがどうしても挨拶したいそうで……』
「はあ。分かりました、お待ちしてます」
『ありがとうございます。20分後、一階のロビーで』
俺は頷いて通話を切り、スマホをポケットに突っ込む。様子を見ていた阿久津が頬杖をついて茶化すように言った。
「なんだ、これからまた一仕事か」
「そうらしい」
俺は苦笑を返してやれやれと伸びをして、帰り支度を整えて一階に向かうことにした。
「すみません、お待たせして」
会社に来たのは花子さんとヒカルの他、5人の少女と、一人の母親だった。一台に乗りきれないので車を出したのだろう。
「いえ、わざわざすみません」
俺が応じると、あらぁ、とその母親が驚いたような声を上げて頭を下げた。
「はじめまして、マキの母です」
溌剌とした雰囲気は娘に良く似ている。
「話には聞いてたけど、ほんとにイケメンやねぇ」
「お母さんは黙っとって」
マキは頬を膨らませて母を押しやった。母親は笑って一歩引く。
「神崎さん、帰る日決まったら教えてくれるって言うたんに、何で教えてくれんかったん」
マキが目尻を吊り上げて言う。ヒカルを除く他の4人もそうだそうだと頷いた。ヒカルは少し気まずげに目線を反らしている。
確かにそろそろ帰ることになりそうだと告げたとき、そんなことを言っていた気がする。すっかり忘れていただけで他意はない。
「あー、悪かったな」
「今日、ヒカルが部活におらんやったけん、おかしいなと思って聞いたんよ。そしたら神崎さん今日までやって言うけん」
マキは言って、色紙を差し出した。色鮮やかなペンであれこれ書いてある。中心近くには「神崎さんありがとう」とあった。
6人で撮ったプリクラが張ってあり、その横には矢印と名前が書きこんである。
「これ、みんなで書いたの。帰ってもうちらのこと忘れたらいかんよ」
俺はそれを受け取り、懐かしさと温かさを感じて笑った。
「忘れねぇよ。ーーでも、元の顔の分かんねぇようなギャルにはなるなよ」
少女たちは顔を見合わせてから、嬉しそうに笑った。
「会社におらんかったら、もう諦めようって言い聞かせよったんですが。最後まで律儀ですね、神崎さんは」
「いや、本当にもう帰るとこだったんですけどね」
花子さんの言葉に返していると、後ろから声がした。
「馬ー鹿。本当にただ帰すと思ったか」
振り返ると阿久津と江原さんが立っている。
「用が済んだなら、行くぞ。しっかりつき合ってもらうからな」
手指にひっかけたビジネスバッグを肩に持ち、にやりと笑って阿久津が言うと、マキの母親が再びあらと言った。
「またイケメン。お母さんはこっちの方がタイプやな」
マキが呆れたように母の肩を叩いた。
むろん、当人は笑って「なにそれ、思春期の娘の父親みたい」と取り合わなかったのだが、俺がほとんど命令じみた口調で強く言ったので、渋々了承した。
それ以降は、22時頃に今から帰ると連絡があり、23時頃、今家についたと連絡がある。話には聞いていたが、毎日こんな時間か、と呆れる思いでそれに応じながら、関東に戻るまでの日を数えていた。
明日はとうとう最後の荷造りをして家を引き払おうと思っていた金曜日、ひょっこり会社に表れたのは山口親子だった。
阿久津と江原さんが微妙な目線を投げてきたが、俺は素知らぬふりで廊下に出る。
「突然すみません。すぐ帰りますから、お気遣いなく。ーーもう、明日帰られるんでしたよね」
ヒカルの父は言って、その後ろに半ば隠れるように立っていたヒカルに声をかけた。
「ヒカル。ご挨拶するんだろ」
「……うん」
おずおずと一歩出て来たヒカルは、うつむいたまま、ぺこりとお辞儀をした。
「ありがとうございました」
俺はその頭を見て、ふと笑う。
「お前が頭下げたの、初めて見た気がする」
ヒカルはむっとして顔を上げた。
「なに、それ!人がちゃんとお礼言ってるのに!」
「いやぁ、最後に珍しいもん見れたわ」
冗談めかして返すと、俺が本気で取り合う気がないことに気づいたらしい。ヒカルはまたいつも通りのすねた表情に戻り、ふんと鼻息を鳴らして顔を背けた。
ヒカルの父は隣で笑い、ヒカルの頭に手を置く。
「本当に、お世話になりました。またこちらにお越しの際は、ぜひお立ち寄りください」
「そうします。ーーヒカル」
俺は目線をヒカルに向ける。
「スタメン、取れよ」
言って拳を目の前に突きつけると、ヒカルは一瞬だけ目線をさ迷わせてから、自分の拳を俺の拳にこつんとぶつけた。
「あたぼーよ」
唇を尖らせて言う。それが精一杯の強がりと分かりながら、俺は笑った。
「上等」
俺は一瞬ためらった後、短い髪に包まれた頭を乱暴にくしゃくしゃと撫でる。ヒカルがやめろと言いながら俺の手をはがし、ヒカルの父と俺は笑った。
事務室のドアが開き、江原さんがひょっこり顔を出す。
「神崎さん。ーー電話です」
「ああ」
俺は頷いてヒカルの父に一礼し、ヒカルに手を挙げて事務室のドアに向かった。
手を振る二人を見ながらドアを閉じたとき、江原が申し訳なさそうに言う。
「……すみません、嘘です」
「ああ。分かってる」
江原さんは叱られるのを恐れる子供のような顔で言った。俺は先ほどの感覚で、つい江原さんの頭を撫でそうになり、その手をスラックスのポケットに突っ込む。
「みんな、ずいぶん優しいよな」
俺が呟くと、江原さんは苦笑した。
「何ですかそれ。神崎さんが言うとほとんど厭味に聞こえます」
「そんなつもりはないけどな」
俺は言いながらデスクに戻った。
まるでそれを見計らったかのように、俺のデスクの電話が内線の着信を告げる。
「本当になったな」
江原さんに笑いながら取ると、電話は人事課からだった。
『ちょっとお話を聞きたいので、本社に戻ったらスケジュール教えてください。できれば早いうちにお時間いただけると助かります』
相手はそう言って、電話を切った。
ーー完全に不問って訳じゃないか、やっぱり。
俺は阿久津たちに気づかれないよう、小さく嘆息した。
終業後にデスク周りなどを片付け、社内の関係課に簡単に挨拶したりしていたら、何だかんだで19時近くになっていた。そろそろ帰るかと思ったとき、スマホが着信を告げる。見やると山口夫人、花子さんからだった。
ヒカルが行方不明になったときに交換した連絡先だ。首を傾げながら取ると、花子さんは言いづらそうに話し出した。
『今、まだ会社に?』
「ええ、まあ。そろそろ帰ろうかと思ってましたが」
『ああ、そうですか。ーー会社におるって』
後半は俺ではなく周りにいる人への声かけである。わぁと声が上がった気配がして苦笑すると、
『今からうかがってもいいですか。子供たちがどうしても挨拶したいそうで……』
「はあ。分かりました、お待ちしてます」
『ありがとうございます。20分後、一階のロビーで』
俺は頷いて通話を切り、スマホをポケットに突っ込む。様子を見ていた阿久津が頬杖をついて茶化すように言った。
「なんだ、これからまた一仕事か」
「そうらしい」
俺は苦笑を返してやれやれと伸びをして、帰り支度を整えて一階に向かうことにした。
「すみません、お待たせして」
会社に来たのは花子さんとヒカルの他、5人の少女と、一人の母親だった。一台に乗りきれないので車を出したのだろう。
「いえ、わざわざすみません」
俺が応じると、あらぁ、とその母親が驚いたような声を上げて頭を下げた。
「はじめまして、マキの母です」
溌剌とした雰囲気は娘に良く似ている。
「話には聞いてたけど、ほんとにイケメンやねぇ」
「お母さんは黙っとって」
マキは頬を膨らませて母を押しやった。母親は笑って一歩引く。
「神崎さん、帰る日決まったら教えてくれるって言うたんに、何で教えてくれんかったん」
マキが目尻を吊り上げて言う。ヒカルを除く他の4人もそうだそうだと頷いた。ヒカルは少し気まずげに目線を反らしている。
確かにそろそろ帰ることになりそうだと告げたとき、そんなことを言っていた気がする。すっかり忘れていただけで他意はない。
「あー、悪かったな」
「今日、ヒカルが部活におらんやったけん、おかしいなと思って聞いたんよ。そしたら神崎さん今日までやって言うけん」
マキは言って、色紙を差し出した。色鮮やかなペンであれこれ書いてある。中心近くには「神崎さんありがとう」とあった。
6人で撮ったプリクラが張ってあり、その横には矢印と名前が書きこんである。
「これ、みんなで書いたの。帰ってもうちらのこと忘れたらいかんよ」
俺はそれを受け取り、懐かしさと温かさを感じて笑った。
「忘れねぇよ。ーーでも、元の顔の分かんねぇようなギャルにはなるなよ」
少女たちは顔を見合わせてから、嬉しそうに笑った。
「会社におらんかったら、もう諦めようって言い聞かせよったんですが。最後まで律儀ですね、神崎さんは」
「いや、本当にもう帰るとこだったんですけどね」
花子さんの言葉に返していると、後ろから声がした。
「馬ー鹿。本当にただ帰すと思ったか」
振り返ると阿久津と江原さんが立っている。
「用が済んだなら、行くぞ。しっかりつき合ってもらうからな」
手指にひっかけたビジネスバッグを肩に持ち、にやりと笑って阿久津が言うと、マキの母親が再びあらと言った。
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