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番外編 えみりんの子育て奮闘記
産後の身体
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「痛いのは陣痛までだと思ってた」
身体を横にしたまま、腰をさする夫にぼやく。
妊娠で胎児に引っ張られ、沿った腰は仰向けになるとミシミシきしむ。ついでに横向きに戻るとまたきしむ。音がするだけでなく、当然痛い。
が、その痛みは痛みの一つでしかない。
「会陰切開の傷も痛いし、吸われる乳首も痛いし授乳の度に子宮収縮が痛い。目も首も肩も……頭痛もする」
ちなみに目と頭痛は出産ハイになって方々にメールを送った自分が悪いが、そもそも産後どう過ごすべきという指導など、市役所の両親教室でも産院のそれでもしてくれなかった。変に体力気力が残っていたのが災いしたとしか思えない。
ありとあらゆる痛みを、妊娠期から産後の今にかけて経験している。今なら親不知を抜くのも怖くない。顎にばっちり残っている4本のそれを思って、半ばヤケクソな思考回路で思う。
「痛み止め、強くしてもらう?」
痛みの分からない夫はただただ気遣うしかない。私は首を振った。
「飲んで効いてる間はいいの。時間、開けなきゃいけないでしょ。1日の摂取量も決まってるから考えながら飲んでるけどギリギリ感ハンパない」
夫は苦笑しながらそっかぁと相槌を打つ。そのシャツの襟がよれているのが気になる。
「……アイロンかけてる?」
じとっ、と白い目を向けると夫の目が泳いだ。元々ズボラな人だ。カジュアルシャツとはいえせめて襟だけはピシッとしないとカッコ悪いと私が言ったときには渋々アイロンがけしていたが、私が指摘しなくなるとすぐこれである。
「自分のことくらい自分でしてよ」
イライラするのも産後のホルモンバランスのせいかどうか。でも仕方ない、この人を選んだのは私なんだから。それを分かっていてもなおイライラは止まらない。
「……なんかできることある?」
気遣う夫の声に、私は盛大に嘆息した。彼に呆れたのではない。うんざりしたのはむしろ自分に対してだ。
「……ごめんね」
「は?」
怒っていたかと思えばいきなり泣きそうになる妻に、夫は大いに戸惑っている。
「私みたいなめんどくさいのと結婚して、災難だよね」
夫はついついうなずきかけ、ここは頷いてはいけないと我に返ったらしい。一瞬の間をごまかすようにへらりと笑った。
「何言ってるの。命懸けで子どもを産んでくれた奥さん、大事にしないと罰当たりだろ」
言いながら、頭をぽんぽんと撫でてくれた。
「妊娠中からいろいろ気にして、頑張ったね」
妊婦にしては割とざっくりした方だったと思うのだが、やたらと体重制限に厳しい産院だったので、毎回体重計測に恐怖していた。相川さん増えすぎですよ。後期になったらもっと増えるんだから、今から気をつけてね。お母さんの体重増えると苦しいの赤ちゃんだからね。
胎児をダシにするあの言い方はずるいと思うの。悔しさで涙ぐんだことを思い出す。
まあそれでも無事娘は産まれてきてくれて、ずっと隣にいるのである。産まれた直後はふにゃふにゃと力がなかった泣き声も、一週間もすればなかなかに力強い。泣きだした我が子をあやそうと、よいこらせと身体を起こそうとしたが、夫が手で制した。
「俺が抱っこするよ。恵美は寝てな」
「でも、お腹すいたのかも」
「じゃあ、ミルク用意してくる」
夫は言って台所へ向かった。
妊娠前から豊かな私の胸は、どうも見かけ倒しらしい。母もそうだったらしいので覚悟はしていたが、ただ男を――痴漢を含めて――引き寄せただけだったのではと気づいたときの無力感は計り知れない。
幸い母乳信仰のない産院だったので、ミルクを使えた方が楽よと好意的な言葉をかけてくれる助産師さんもいたが、そうでなかったらなかなか立ち直れなかったかもしれない。
だいたい何よFカップって。安い下着がないのよ。時々見かけたって、オバサン臭いのばっかりで、可愛いのなんてありやしない。
胸元をくつろげて小さい娘を抱き寄せる。娘はパクリと乳首をくわえた。チリリと痛みが走って眉を寄せる。子どもができるまで酷使されたことのない部位は赤く裂傷が入り、授乳の度に痛む。
「温度、こんなもん?」
夫がミルクを持って戻ってきた。貸してとほ乳瓶を手に取った瞬間、首を振る。
「まだ熱い」
「マジで。分かった」
日に何度も作っていれば、ミルクの温度も大体わかる。こうして多くの母親は子育てのプロになっていくのだろうと我が身をもって確信しつつ、何となく孤独感を覚えて物悲しい。
ーー早くママ友がほしいなぁ。
意外がられるが、新しい友達を作るのは苦手なので、できれば既知の友人にと考える。この間早紀が結婚したが、しばらく二人でいたいと言っていた。次は多分ざっきーとコッコが結婚するのだろうが、堅実な二人のことだ、フライングなどもないだろうから、やはりしばらく先になるだろう。
考えていると夫が戻ってきた。ミルクでの授乳を夫に任せる。
一般論から言えば、協力的な夫だと思う。それでもやっぱり、子育ての負担は母である私にかかってくるのだろう。この子の成長をちゃんと受け止めて行けるのだろうか。心配は心配を呼ぶ。
「……ねぇ」
「うん?」
夫は目線を娘から私に向けた。
その優しい目に、ふと肩の力が抜ける。
「……何でもない」
「なんだよ」
夫は笑って、私の髪を撫でた。愛しそうに。大切そうに。
たったそれだけのことが、幸せ過ぎて泣けて来る。
「どした?」
「ホルモンバランスが不安定なだけです」
潤んだ目を隠すように布団にくるまりながら、夫に答えた。
「……がんばるね。ママ」
「あんまがんばるな。しわ寄せが俺に来る」
私の言葉に夫が笑った。それもそうかもと、つられて私も笑った。
ーー初めての子育て、不安ばかりだけど、この人とならどうにかなる気がする。
結婚するときにも、同じようなことを思ったのだったと思い当たる。
ーーありがとう、側にいてくれて。
口をつきかけたその言葉は、また違う機会に残しておくことにした。
身体を横にしたまま、腰をさする夫にぼやく。
妊娠で胎児に引っ張られ、沿った腰は仰向けになるとミシミシきしむ。ついでに横向きに戻るとまたきしむ。音がするだけでなく、当然痛い。
が、その痛みは痛みの一つでしかない。
「会陰切開の傷も痛いし、吸われる乳首も痛いし授乳の度に子宮収縮が痛い。目も首も肩も……頭痛もする」
ちなみに目と頭痛は出産ハイになって方々にメールを送った自分が悪いが、そもそも産後どう過ごすべきという指導など、市役所の両親教室でも産院のそれでもしてくれなかった。変に体力気力が残っていたのが災いしたとしか思えない。
ありとあらゆる痛みを、妊娠期から産後の今にかけて経験している。今なら親不知を抜くのも怖くない。顎にばっちり残っている4本のそれを思って、半ばヤケクソな思考回路で思う。
「痛み止め、強くしてもらう?」
痛みの分からない夫はただただ気遣うしかない。私は首を振った。
「飲んで効いてる間はいいの。時間、開けなきゃいけないでしょ。1日の摂取量も決まってるから考えながら飲んでるけどギリギリ感ハンパない」
夫は苦笑しながらそっかぁと相槌を打つ。そのシャツの襟がよれているのが気になる。
「……アイロンかけてる?」
じとっ、と白い目を向けると夫の目が泳いだ。元々ズボラな人だ。カジュアルシャツとはいえせめて襟だけはピシッとしないとカッコ悪いと私が言ったときには渋々アイロンがけしていたが、私が指摘しなくなるとすぐこれである。
「自分のことくらい自分でしてよ」
イライラするのも産後のホルモンバランスのせいかどうか。でも仕方ない、この人を選んだのは私なんだから。それを分かっていてもなおイライラは止まらない。
「……なんかできることある?」
気遣う夫の声に、私は盛大に嘆息した。彼に呆れたのではない。うんざりしたのはむしろ自分に対してだ。
「……ごめんね」
「は?」
怒っていたかと思えばいきなり泣きそうになる妻に、夫は大いに戸惑っている。
「私みたいなめんどくさいのと結婚して、災難だよね」
夫はついついうなずきかけ、ここは頷いてはいけないと我に返ったらしい。一瞬の間をごまかすようにへらりと笑った。
「何言ってるの。命懸けで子どもを産んでくれた奥さん、大事にしないと罰当たりだろ」
言いながら、頭をぽんぽんと撫でてくれた。
「妊娠中からいろいろ気にして、頑張ったね」
妊婦にしては割とざっくりした方だったと思うのだが、やたらと体重制限に厳しい産院だったので、毎回体重計測に恐怖していた。相川さん増えすぎですよ。後期になったらもっと増えるんだから、今から気をつけてね。お母さんの体重増えると苦しいの赤ちゃんだからね。
胎児をダシにするあの言い方はずるいと思うの。悔しさで涙ぐんだことを思い出す。
まあそれでも無事娘は産まれてきてくれて、ずっと隣にいるのである。産まれた直後はふにゃふにゃと力がなかった泣き声も、一週間もすればなかなかに力強い。泣きだした我が子をあやそうと、よいこらせと身体を起こそうとしたが、夫が手で制した。
「俺が抱っこするよ。恵美は寝てな」
「でも、お腹すいたのかも」
「じゃあ、ミルク用意してくる」
夫は言って台所へ向かった。
妊娠前から豊かな私の胸は、どうも見かけ倒しらしい。母もそうだったらしいので覚悟はしていたが、ただ男を――痴漢を含めて――引き寄せただけだったのではと気づいたときの無力感は計り知れない。
幸い母乳信仰のない産院だったので、ミルクを使えた方が楽よと好意的な言葉をかけてくれる助産師さんもいたが、そうでなかったらなかなか立ち直れなかったかもしれない。
だいたい何よFカップって。安い下着がないのよ。時々見かけたって、オバサン臭いのばっかりで、可愛いのなんてありやしない。
胸元をくつろげて小さい娘を抱き寄せる。娘はパクリと乳首をくわえた。チリリと痛みが走って眉を寄せる。子どもができるまで酷使されたことのない部位は赤く裂傷が入り、授乳の度に痛む。
「温度、こんなもん?」
夫がミルクを持って戻ってきた。貸してとほ乳瓶を手に取った瞬間、首を振る。
「まだ熱い」
「マジで。分かった」
日に何度も作っていれば、ミルクの温度も大体わかる。こうして多くの母親は子育てのプロになっていくのだろうと我が身をもって確信しつつ、何となく孤独感を覚えて物悲しい。
ーー早くママ友がほしいなぁ。
意外がられるが、新しい友達を作るのは苦手なので、できれば既知の友人にと考える。この間早紀が結婚したが、しばらく二人でいたいと言っていた。次は多分ざっきーとコッコが結婚するのだろうが、堅実な二人のことだ、フライングなどもないだろうから、やはりしばらく先になるだろう。
考えていると夫が戻ってきた。ミルクでの授乳を夫に任せる。
一般論から言えば、協力的な夫だと思う。それでもやっぱり、子育ての負担は母である私にかかってくるのだろう。この子の成長をちゃんと受け止めて行けるのだろうか。心配は心配を呼ぶ。
「……ねぇ」
「うん?」
夫は目線を娘から私に向けた。
その優しい目に、ふと肩の力が抜ける。
「……何でもない」
「なんだよ」
夫は笑って、私の髪を撫でた。愛しそうに。大切そうに。
たったそれだけのことが、幸せ過ぎて泣けて来る。
「どした?」
「ホルモンバランスが不安定なだけです」
潤んだ目を隠すように布団にくるまりながら、夫に答えた。
「……がんばるね。ママ」
「あんまがんばるな。しわ寄せが俺に来る」
私の言葉に夫が笑った。それもそうかもと、つられて私も笑った。
ーー初めての子育て、不安ばかりだけど、この人とならどうにかなる気がする。
結婚するときにも、同じようなことを思ったのだったと思い当たる。
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口をつきかけたその言葉は、また違う機会に残しておくことにした。
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