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番外編 えみりんの子育て奮闘記
一ヶ月検診
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「ごめん、明日仕事休めなくなった……」
明日は母子の1ヶ月検診。帰宅した夫が開口一番謝った。私はがっくり肩を落とす。娘は夕方のうちに沐浴を済ませ、寝かしつけたところだ。夫の帰りを待って自分も入浴をと思っていたのだが。
「土曜日はだめなんだっけ」
「だから、小児科の先生が来る日が火、木、金なのよ」
「あー、そっか」
そういえばそんなことを聞いた気がする、と夫は肩をすくめた。私は深々と嘆息する。
「……仕方ない。一人で連れて行くかぁ」
娘を連れての外出は初めてだ。1ヶ月検診で問題なければ少しずつ外出もできると聞くが、季節は冬。あまり外に出る気にはなれなそうだ。
「タクシー使っていいから」
「当前使います」
唇を尖らせた私に夫が苦笑している。最初からそのつもりだったならともかく、直前に迫っての変更は謝罪があっても素直には頷けない。
「シャワー浴びてくる」
「行ってらっしゃい」
1ヶ月検診を過ぎるまで入浴は不可、と言われても、冬のことであり辛い。せめて張った湯に足をつけて足浴を楽しむも、疲れが取れない感はある。
シャワーで身体を洗い湯船へ足先をつけたとき、ドアの向こうから小さい泣き声が聞こえた。はっとして湯船から出ようか迷うが、夫があやす声が聞こえ任せようとまた湯船に向き直る。
しかし泣き声はなかなか止まず、最初は寝ぼけたようなふにゃふにゃ泣きが段々と本格化してくる。もう少し……もう少し……と様子をうかがっていたが、泣き止みそうにないと検討がつき諦めた。
休みの日しか接していないのだから、まだまだ赤ん坊を抱きなれないのは仕方のないことだ。
多少温まった足を湯船から出し、泣く娘に声をかけがら身支度を整える。夫が娘を抱いて揺らしている姿を見て、娘が泣き止まない理由を察する。
ちょっと形が違うのよね。多分もうちょっと横向きがお好みなの、おねむのときは。
赤ん坊なりに居心地のいい形に導こうとしているはずなのだが、父親というのはそれを察知できないのかもしれない。ハイハイと応じて夫と代わり、子どもの求めるポジションをとるとピタリと泣き止んだ。夫が目を丸くする。
「ママがいいのかなぁ」
「そうじゃなくて、抱き方が」
説明しようと思ったが、あんまり意味がないように感じてやめる。
「お好みのポジションがあるのよ」
と言うに留めて、また目をしょぼつかせ始めた娘をそろりと夫に託す。まだ髪を乾かしていないので、このままでは風邪を引いてしまう。
髪を乾かしている間に、また娘がふにゃふにゃ言い始めた。生乾きのままドライヤーを止め娘を受け取る。
「なんか……うまくあやせないね。ごめん」
あまり動じない夫がしゅんとしていた。赤ん坊ならとりあえず抱っこしておけばいいんだろうと思っても、その子その子で性格も好みも違う。母などを見ていると、赤ん坊と言外コミュニケーションを取って、ちょうどいい形に落ち着く。なるほど、経験のなせる技かと尊敬してしまう。母が最も身近な先輩ママだと今さらながらに気づいた――ブランクはあるが。
「まあ、慣れだよ。慣れ」
夫をフォローするつもりで言うと、そっかー、と娘の顔を覗き込んだ。
「パパ見知りしないなら、いいんじゃないの」
「何、パパ見知りって」
子どもと接する時間が取れず子どもがパパを人見知りすることだと説明すると、夫は途端に眉を寄せた。
「なにそれ悲しい」
「うん」
そうならないように頑張って、と言うと、夫はこくこくと頷いた。
子どもの検診を終えて、助産師さんに子どもを任せ、診察をする。
妊娠中散々お世話になったが、内診台に乗るのはいまだに慣れない。エコーで確認した先生は、
「子宮の戻りがあともう一息かな。結構動いちゃってた?一応お薬出しておきましょうね」
結構動いちゃったって、動かないと家事も子育ても回らなくないですか?
問いは心中にしまいつつも、心中あれこれ考える。
みんなどうしてるんだろう。やっぱり家事手伝いお願いしてるのかなぁ。今時、里帰りもないだろうと思ってたけど、それでも買い物は夫や母にお願いしてたし、母がときどきご飯を作りにも来てくれる。
まあとりあえずお出しする薬を飲み切れば大丈夫でしょう、一ヶ月しても悪露が落ち着かなかったら来てねと言われて頷いた。
「授乳していきます?」
ふにゃふにゃ泣きはじめた娘を渡されながら問われ、頷く。母乳だとミルクと違い量が可視化されない。どれくらいの量を飲めているか計る機会はなかなかないので、わかるならありがたい。
「混合でしたっけ。ミルク、用意しておきますね」
助産師さんが言って奥へ消えていく。
おむつを変えて、授乳の前後で計ってみるが、やっぱり大した量ではなかった。がっかりしながら哺乳瓶を娘にくわえさせていると、肩を落としているのが見えたらしい。
「二、三か月してから軌道に乗るママも多いから、あんまり気にしちゃだめよ。完母だからいいとか悪いとか、そういうことじゃないし」
助産師さんの励ましに苦笑を返した。
確かに、母親たるものーーという意識も多少はある。けれども、どっちかというと、今まで胸があったが故にしてきた苦労は、ただそれだけだったのかというのがショックだ。かわいいブラジャー探しや、気持ちの悪い男の目やーーそういうもの。
見かけ倒しめ。役立たずめ。と内心我が胸を罵る。
ぷはー、と小さな吐息が聞こえた。満足げな娘が哺乳瓶の乳首から口を離して、それでもちゅくちゅくと唇を吸い寄せる。肩に引き寄せて背をさすると、小さなけぽりというげっぷの音がした。
「あら、寝そう。おむつは?」
「先に変えました」
「それなら大丈夫ね」
幸せそうな寝顔を見ながら、そろりそろりとロビーに向かう。会計のとき、タクシー呼んでもらわなきゃ。ああでも寝ちゃってるからコート着せられないや。とりあえずくるんでいけばいいかな……
思っていたらスマホが鳴った。夫からのメッセージだ。時計を見ると十二時を回っていて、昼休みに入ったのだろうと気づく。
【検診、無事終わった?】
ほう、っと息を吐き出した。電話ができるところを探し、ロビー横のスペースに腰を下ろす。
電話をかけると、すぐに夫が出てくれた。
「今終わったよ」
『ほんと。何ともないって?』
「うん。私は少し子宮の戻りが悪いって、お薬出たけど」
『そっか。お疲れさま。一緒に行けなくてごめんね』
ううん、と答えた。気にかけてくれてありがとう。声が聞けて安心した。そう言おうか迷って、気恥ずかしさにやめる。
「会計終わったら、タクシー呼んで帰る」
『そっか、気をつけてね』
「うん。ーー今日、何時ごろ帰ってくる?」
夫はうーんと考えてから、
『目標、八時』
「よし。八時ね」
『目標だよ。目標』
「妻子への愛を証明シテクダサイ」
『えええ』
夫の悲鳴のような声に笑うと、受付から名前を呼ぶ声が聞こえた。
「あ、ごめん。会計してくる」
『うん。じゃあ切るね』
「お仕事がんばって」
『はーい。……妻子への愛、ね』
夫は思い出したように笑った。
『ーー恵美、側にいてくれてありがとう』
想定外の言葉に戸惑いつつ、
「そういうのは、帰ってきてから言って」
顔が赤くなるのを感じながら答えた。
そんな一言で、ちょっとハッピーな気分になっちゃう私って、結構単純かもしれない。
思いながらも、ついつい夫の好物を用意してしまう私なのだった。
明日は母子の1ヶ月検診。帰宅した夫が開口一番謝った。私はがっくり肩を落とす。娘は夕方のうちに沐浴を済ませ、寝かしつけたところだ。夫の帰りを待って自分も入浴をと思っていたのだが。
「土曜日はだめなんだっけ」
「だから、小児科の先生が来る日が火、木、金なのよ」
「あー、そっか」
そういえばそんなことを聞いた気がする、と夫は肩をすくめた。私は深々と嘆息する。
「……仕方ない。一人で連れて行くかぁ」
娘を連れての外出は初めてだ。1ヶ月検診で問題なければ少しずつ外出もできると聞くが、季節は冬。あまり外に出る気にはなれなそうだ。
「タクシー使っていいから」
「当前使います」
唇を尖らせた私に夫が苦笑している。最初からそのつもりだったならともかく、直前に迫っての変更は謝罪があっても素直には頷けない。
「シャワー浴びてくる」
「行ってらっしゃい」
1ヶ月検診を過ぎるまで入浴は不可、と言われても、冬のことであり辛い。せめて張った湯に足をつけて足浴を楽しむも、疲れが取れない感はある。
シャワーで身体を洗い湯船へ足先をつけたとき、ドアの向こうから小さい泣き声が聞こえた。はっとして湯船から出ようか迷うが、夫があやす声が聞こえ任せようとまた湯船に向き直る。
しかし泣き声はなかなか止まず、最初は寝ぼけたようなふにゃふにゃ泣きが段々と本格化してくる。もう少し……もう少し……と様子をうかがっていたが、泣き止みそうにないと検討がつき諦めた。
休みの日しか接していないのだから、まだまだ赤ん坊を抱きなれないのは仕方のないことだ。
多少温まった足を湯船から出し、泣く娘に声をかけがら身支度を整える。夫が娘を抱いて揺らしている姿を見て、娘が泣き止まない理由を察する。
ちょっと形が違うのよね。多分もうちょっと横向きがお好みなの、おねむのときは。
赤ん坊なりに居心地のいい形に導こうとしているはずなのだが、父親というのはそれを察知できないのかもしれない。ハイハイと応じて夫と代わり、子どもの求めるポジションをとるとピタリと泣き止んだ。夫が目を丸くする。
「ママがいいのかなぁ」
「そうじゃなくて、抱き方が」
説明しようと思ったが、あんまり意味がないように感じてやめる。
「お好みのポジションがあるのよ」
と言うに留めて、また目をしょぼつかせ始めた娘をそろりと夫に託す。まだ髪を乾かしていないので、このままでは風邪を引いてしまう。
髪を乾かしている間に、また娘がふにゃふにゃ言い始めた。生乾きのままドライヤーを止め娘を受け取る。
「なんか……うまくあやせないね。ごめん」
あまり動じない夫がしゅんとしていた。赤ん坊ならとりあえず抱っこしておけばいいんだろうと思っても、その子その子で性格も好みも違う。母などを見ていると、赤ん坊と言外コミュニケーションを取って、ちょうどいい形に落ち着く。なるほど、経験のなせる技かと尊敬してしまう。母が最も身近な先輩ママだと今さらながらに気づいた――ブランクはあるが。
「まあ、慣れだよ。慣れ」
夫をフォローするつもりで言うと、そっかー、と娘の顔を覗き込んだ。
「パパ見知りしないなら、いいんじゃないの」
「何、パパ見知りって」
子どもと接する時間が取れず子どもがパパを人見知りすることだと説明すると、夫は途端に眉を寄せた。
「なにそれ悲しい」
「うん」
そうならないように頑張って、と言うと、夫はこくこくと頷いた。
子どもの検診を終えて、助産師さんに子どもを任せ、診察をする。
妊娠中散々お世話になったが、内診台に乗るのはいまだに慣れない。エコーで確認した先生は、
「子宮の戻りがあともう一息かな。結構動いちゃってた?一応お薬出しておきましょうね」
結構動いちゃったって、動かないと家事も子育ても回らなくないですか?
問いは心中にしまいつつも、心中あれこれ考える。
みんなどうしてるんだろう。やっぱり家事手伝いお願いしてるのかなぁ。今時、里帰りもないだろうと思ってたけど、それでも買い物は夫や母にお願いしてたし、母がときどきご飯を作りにも来てくれる。
まあとりあえずお出しする薬を飲み切れば大丈夫でしょう、一ヶ月しても悪露が落ち着かなかったら来てねと言われて頷いた。
「授乳していきます?」
ふにゃふにゃ泣きはじめた娘を渡されながら問われ、頷く。母乳だとミルクと違い量が可視化されない。どれくらいの量を飲めているか計る機会はなかなかないので、わかるならありがたい。
「混合でしたっけ。ミルク、用意しておきますね」
助産師さんが言って奥へ消えていく。
おむつを変えて、授乳の前後で計ってみるが、やっぱり大した量ではなかった。がっかりしながら哺乳瓶を娘にくわえさせていると、肩を落としているのが見えたらしい。
「二、三か月してから軌道に乗るママも多いから、あんまり気にしちゃだめよ。完母だからいいとか悪いとか、そういうことじゃないし」
助産師さんの励ましに苦笑を返した。
確かに、母親たるものーーという意識も多少はある。けれども、どっちかというと、今まで胸があったが故にしてきた苦労は、ただそれだけだったのかというのがショックだ。かわいいブラジャー探しや、気持ちの悪い男の目やーーそういうもの。
見かけ倒しめ。役立たずめ。と内心我が胸を罵る。
ぷはー、と小さな吐息が聞こえた。満足げな娘が哺乳瓶の乳首から口を離して、それでもちゅくちゅくと唇を吸い寄せる。肩に引き寄せて背をさすると、小さなけぽりというげっぷの音がした。
「あら、寝そう。おむつは?」
「先に変えました」
「それなら大丈夫ね」
幸せそうな寝顔を見ながら、そろりそろりとロビーに向かう。会計のとき、タクシー呼んでもらわなきゃ。ああでも寝ちゃってるからコート着せられないや。とりあえずくるんでいけばいいかな……
思っていたらスマホが鳴った。夫からのメッセージだ。時計を見ると十二時を回っていて、昼休みに入ったのだろうと気づく。
【検診、無事終わった?】
ほう、っと息を吐き出した。電話ができるところを探し、ロビー横のスペースに腰を下ろす。
電話をかけると、すぐに夫が出てくれた。
「今終わったよ」
『ほんと。何ともないって?』
「うん。私は少し子宮の戻りが悪いって、お薬出たけど」
『そっか。お疲れさま。一緒に行けなくてごめんね』
ううん、と答えた。気にかけてくれてありがとう。声が聞けて安心した。そう言おうか迷って、気恥ずかしさにやめる。
「会計終わったら、タクシー呼んで帰る」
『そっか、気をつけてね』
「うん。ーー今日、何時ごろ帰ってくる?」
夫はうーんと考えてから、
『目標、八時』
「よし。八時ね」
『目標だよ。目標』
「妻子への愛を証明シテクダサイ」
『えええ』
夫の悲鳴のような声に笑うと、受付から名前を呼ぶ声が聞こえた。
「あ、ごめん。会計してくる」
『うん。じゃあ切るね』
「お仕事がんばって」
『はーい。……妻子への愛、ね』
夫は思い出したように笑った。
『ーー恵美、側にいてくれてありがとう』
想定外の言葉に戸惑いつつ、
「そういうのは、帰ってきてから言って」
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そんな一言で、ちょっとハッピーな気分になっちゃう私って、結構単純かもしれない。
思いながらも、ついつい夫の好物を用意してしまう私なのだった。
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