3 / 160
おうちにかえりたい編
姫様は故郷(くに)に帰る決意をする 後編
しおりを挟む
食事を先に終えて、ちょっとしたお願いをし、部屋に戻る。幸い誰もいなかった。この時間に着替えをしてしまおう。
祖国の民族衣装は一人で着ることが出来る。
長い丈のシャツに刺繍された帯を締め、同じく刺繍したベストを着る。女性はスカートを着けるものだが、ズボンを穿く。
どうせ、民族衣装など知らないだろう。
この国は少々寒い地方のせいか重ね着をし、その美しさを見せる。と本に書いてあった。
スカートはペチコートもあわせて5枚、シャツの上に付け襟を四枚、その上から丈の短い上着を羽織る。
中々に重そうだ。
尚、色彩のうるささ加減はどっこいどっこいなのでそこは気にしないことにする。
髪の方は緩くまとめるかおろしたまま飾りを付ける程度らしいので、私の方がごてごてしているかも知れない。
髪は結うが、一本の三つ編みを団子状にまとめて飾り紐をこれでもかと結ぶ。最後に鈴を付けておしまい。
身支度が終わってしまえばすることがない。
衣装箱を開けたので、ついでに衣装置きに吊しておこう。
ああ、大事なモノは隠さないと。
衣装も装飾品の類も片付け終わった頃に来客があった。
早朝に見た女性が、手下を引き連れておいでになって。
「こんにちわ。どうされたの?」
にこりと愛想良く笑ってみる。中々に圧力のある笑顔とお墨付きをもらったものだから、効果があると信じている。
「どこにいらっしゃったのですか?」
無言で、荷物の隙間を指した。
「朝方まで片付けをしていたので、気がつけばそこにいましたわ」
困ったような顔を作り、頬に手をあてる。
30点と評価を食らった困り顔。微妙にバカにしている顔に見えるとか不評だった。
効果があったのかひくりと表情を引きつらせた。
「ところで、どなたですの?」
「侍女頭のエイラと申します」
随分と華美な装いと思ったけど、異国の流儀なのかもしれない。とりあえず、荷物が片付かない部屋では、礼儀に則った礼をすることは無理だと思う。
「あ」
微妙なバランスで立っていた荷物の箱に足がぶつかり、手は置物に当たり落ちた。
どさどさと落ちるそれらは、壊れ物ではないと適当に積んでいたものだ。まあ、華奢な女性でも怪我はしても死にはしないだろう。
たぶん。
重しに辞典を乗っけていた気がするけど。
「エイラ様っ!」
「ご無事ですか」
お助けしますと放り投げる荷物がこちらのモノだとお気づきですかね。
生ぬるい半笑いで、それを見ていたけれど。
扉がぎいと開く音に視線を向ける。
「何をしている。遅い」
文句を言いに来た王弟殿下。今日も眼鏡が光りそうだ。
ばちりと目があったので、お手上げと両手を広げ手のひらをに向ける。
「どなたが賠償してくださるの?」
「片付けの手伝いを申しつけたのですが、こちらの不手際です。申しわけございません」
「兄弟からの贈り物もあって、困るのですよね」
困ってはいる。
なんだって男の子は大事なものと泣きながら虫の抜け殻を詰めた箱や妙な形の石を送りつけてくるのだ。
妹たちは似顔絵と称して謎の絵をペンダントにまで加工するという謎の情熱を傾けるし。
処理に困って箱に詰めていた。
今、ぶん投げられた。幸い、中身は飛び出なかったけど、がしゃんと音がした。
壊れたことにして、焼却処分しようかな。
表情が無になった眼鏡。
不手際とかいうレベルを超越している。
「……わかりました。陛下がお待ちです。これ以上は待てません。後ほどお話しましょう」
「ええ、ですから、とっとと出てってくれます?」
侍女頭以下と眼鏡も一回追い出す。
荷物を積み直し、道を用意する。
「お待たせしました」
そのまま移動しようとする眼鏡と侍女頭ご一行。
「鍵をかけていただきたいのですけど」
「ありません」
「わかりました。祖国にしかない貴重なものもあるのですが、欲に目がくらむような人たちはいないということですね。素晴らしい教育が行き届いているのですね」
貴重だけど価値はない。というものも世の中にはある。
ガラス玉で作った宝飾品は宝石よりもきらきらして良い。しかし、その見た目に騙されて持っていって売りさばこうとしても価値がつかない。
真っ当な商人ならガラス玉くらい見分けがつくし、後ろ暗い方面ならば気がつかないということはない。
それでもここら辺の国では物珍しいので、普通なら宝石とはいかないでもそれなりの値がつく。
しかし、今回は前提が違う。
ちょうど良く、輿入れした異国の姫。その祖国の特産品とくれば危ない橋は普通は渡らない。
買い取り拒否が一番真っ当な対応。後ろ暗い方面なら買い取りし、誰がいつ売ったかの情報が出回るだろう。
「もちろん、他の部屋も鍵はないのでしょう?」
おや、黙ってしまった。
この程度で、黙るなら少しはまともな部屋に案内すれば良いのに。監禁するほどではない善良さと思えばよいのかしら。
どうにも微妙である。
「陛下がお待ちです」
眼鏡は返答を諦めたらしい。
まあ、彼に突っ込んだところで意味はない。彼はこんなところまで来るような使いぱしりのような立場ではない。事情も程よくねじ曲げられた結果だけがやってくる。
複数の情報源を持たないと中々に腐敗度が上がっていくものだ。
大人しくついて歩き謁見の間に通され、見下ろされたのが冒頭である。
国を乗っ取るならば、王は壊さなければいけないな。
こちらの意のままにサインくらい出来る程度にするにはどうすれば良いか。
……あるいは、別の王を立てるか。
ちらっと眼鏡を見れば、何とも言い難い無表情だった。色々な感情が交ざりすぎて、無に見える。
「式は二日後に聖堂で済ませる。パレードはなしだが、バルコニーでの国民へのお披露目はしてやる」
「承知しました」
祖国との約束を守る気がないって事ですね。
どこかでぶつりと何かが切れる音がした。
私も国の姫なので、故郷の利益が最優先だ。私が蔑ろにされるくらいならば、遊んでやろうと思っていた。
でもね。
私、兄様も祖国もバカにされるのは嫌なの。
そもそも兄様に現状を訴えたら、即開戦事案なの気がつかないの? バカなことをした前例が二国くらいあるんですがね。しらないんですね。
つまりはバカなんですね。
一つずつ、大事なモノを削いであげよう。
それと気がつかないように、少しずつ、なくしてあげよう。
あなたは一番最後。
楽しみにしてて。
うつむいた私が、笑っていたことを誰も知らないだろう。
震えた肩が笑い声をこらえていたことだと。
ああ、早く、故郷に帰りたい。
祖国の民族衣装は一人で着ることが出来る。
長い丈のシャツに刺繍された帯を締め、同じく刺繍したベストを着る。女性はスカートを着けるものだが、ズボンを穿く。
どうせ、民族衣装など知らないだろう。
この国は少々寒い地方のせいか重ね着をし、その美しさを見せる。と本に書いてあった。
スカートはペチコートもあわせて5枚、シャツの上に付け襟を四枚、その上から丈の短い上着を羽織る。
中々に重そうだ。
尚、色彩のうるささ加減はどっこいどっこいなのでそこは気にしないことにする。
髪の方は緩くまとめるかおろしたまま飾りを付ける程度らしいので、私の方がごてごてしているかも知れない。
髪は結うが、一本の三つ編みを団子状にまとめて飾り紐をこれでもかと結ぶ。最後に鈴を付けておしまい。
身支度が終わってしまえばすることがない。
衣装箱を開けたので、ついでに衣装置きに吊しておこう。
ああ、大事なモノは隠さないと。
衣装も装飾品の類も片付け終わった頃に来客があった。
早朝に見た女性が、手下を引き連れておいでになって。
「こんにちわ。どうされたの?」
にこりと愛想良く笑ってみる。中々に圧力のある笑顔とお墨付きをもらったものだから、効果があると信じている。
「どこにいらっしゃったのですか?」
無言で、荷物の隙間を指した。
「朝方まで片付けをしていたので、気がつけばそこにいましたわ」
困ったような顔を作り、頬に手をあてる。
30点と評価を食らった困り顔。微妙にバカにしている顔に見えるとか不評だった。
効果があったのかひくりと表情を引きつらせた。
「ところで、どなたですの?」
「侍女頭のエイラと申します」
随分と華美な装いと思ったけど、異国の流儀なのかもしれない。とりあえず、荷物が片付かない部屋では、礼儀に則った礼をすることは無理だと思う。
「あ」
微妙なバランスで立っていた荷物の箱に足がぶつかり、手は置物に当たり落ちた。
どさどさと落ちるそれらは、壊れ物ではないと適当に積んでいたものだ。まあ、華奢な女性でも怪我はしても死にはしないだろう。
たぶん。
重しに辞典を乗っけていた気がするけど。
「エイラ様っ!」
「ご無事ですか」
お助けしますと放り投げる荷物がこちらのモノだとお気づきですかね。
生ぬるい半笑いで、それを見ていたけれど。
扉がぎいと開く音に視線を向ける。
「何をしている。遅い」
文句を言いに来た王弟殿下。今日も眼鏡が光りそうだ。
ばちりと目があったので、お手上げと両手を広げ手のひらをに向ける。
「どなたが賠償してくださるの?」
「片付けの手伝いを申しつけたのですが、こちらの不手際です。申しわけございません」
「兄弟からの贈り物もあって、困るのですよね」
困ってはいる。
なんだって男の子は大事なものと泣きながら虫の抜け殻を詰めた箱や妙な形の石を送りつけてくるのだ。
妹たちは似顔絵と称して謎の絵をペンダントにまで加工するという謎の情熱を傾けるし。
処理に困って箱に詰めていた。
今、ぶん投げられた。幸い、中身は飛び出なかったけど、がしゃんと音がした。
壊れたことにして、焼却処分しようかな。
表情が無になった眼鏡。
不手際とかいうレベルを超越している。
「……わかりました。陛下がお待ちです。これ以上は待てません。後ほどお話しましょう」
「ええ、ですから、とっとと出てってくれます?」
侍女頭以下と眼鏡も一回追い出す。
荷物を積み直し、道を用意する。
「お待たせしました」
そのまま移動しようとする眼鏡と侍女頭ご一行。
「鍵をかけていただきたいのですけど」
「ありません」
「わかりました。祖国にしかない貴重なものもあるのですが、欲に目がくらむような人たちはいないということですね。素晴らしい教育が行き届いているのですね」
貴重だけど価値はない。というものも世の中にはある。
ガラス玉で作った宝飾品は宝石よりもきらきらして良い。しかし、その見た目に騙されて持っていって売りさばこうとしても価値がつかない。
真っ当な商人ならガラス玉くらい見分けがつくし、後ろ暗い方面ならば気がつかないということはない。
それでもここら辺の国では物珍しいので、普通なら宝石とはいかないでもそれなりの値がつく。
しかし、今回は前提が違う。
ちょうど良く、輿入れした異国の姫。その祖国の特産品とくれば危ない橋は普通は渡らない。
買い取り拒否が一番真っ当な対応。後ろ暗い方面なら買い取りし、誰がいつ売ったかの情報が出回るだろう。
「もちろん、他の部屋も鍵はないのでしょう?」
おや、黙ってしまった。
この程度で、黙るなら少しはまともな部屋に案内すれば良いのに。監禁するほどではない善良さと思えばよいのかしら。
どうにも微妙である。
「陛下がお待ちです」
眼鏡は返答を諦めたらしい。
まあ、彼に突っ込んだところで意味はない。彼はこんなところまで来るような使いぱしりのような立場ではない。事情も程よくねじ曲げられた結果だけがやってくる。
複数の情報源を持たないと中々に腐敗度が上がっていくものだ。
大人しくついて歩き謁見の間に通され、見下ろされたのが冒頭である。
国を乗っ取るならば、王は壊さなければいけないな。
こちらの意のままにサインくらい出来る程度にするにはどうすれば良いか。
……あるいは、別の王を立てるか。
ちらっと眼鏡を見れば、何とも言い難い無表情だった。色々な感情が交ざりすぎて、無に見える。
「式は二日後に聖堂で済ませる。パレードはなしだが、バルコニーでの国民へのお披露目はしてやる」
「承知しました」
祖国との約束を守る気がないって事ですね。
どこかでぶつりと何かが切れる音がした。
私も国の姫なので、故郷の利益が最優先だ。私が蔑ろにされるくらいならば、遊んでやろうと思っていた。
でもね。
私、兄様も祖国もバカにされるのは嫌なの。
そもそも兄様に現状を訴えたら、即開戦事案なの気がつかないの? バカなことをした前例が二国くらいあるんですがね。しらないんですね。
つまりはバカなんですね。
一つずつ、大事なモノを削いであげよう。
それと気がつかないように、少しずつ、なくしてあげよう。
あなたは一番最後。
楽しみにしてて。
うつむいた私が、笑っていたことを誰も知らないだろう。
震えた肩が笑い声をこらえていたことだと。
ああ、早く、故郷に帰りたい。
118
あなたにおすすめの小説
銀眼の左遷王ケントの素人領地開拓&未踏遺跡攻略~だけど、領民はゼロで土地は死んでるし、遺跡は結界で入れない~
雪野湯
ファンタジー
王立錬金研究所の研究員であった元貴族ケントは政治家に転向するも、政争に敗れ左遷された。
左遷先は領民のいない呪われた大地を抱く廃城。
この瓦礫に埋もれた城に、世界で唯一無二の不思議な銀眼を持つ男は夢も希望も埋めて、その謎と共に朽ち果てるつもりでいた。
しかし、運命のいたずらか、彼のもとに素晴らしき仲間が集う。
彼らの力を借り、様々な種族と交流し、呪われた大地の原因である未踏遺跡の攻略を目指す。
その過程で遺跡に眠っていた世界の秘密を知った。
遺跡の力は世界を滅亡へと導くが、彼は銀眼と仲間たちの力を借りて立ち向かう。
様々な苦難を乗り越え、左遷王と揶揄された若き青年は世界に新たな道を示し、本物の王となる。
孤児院の愛娘に会いに来る国王陛下
akechi
ファンタジー
ルル8歳
赤子の時にはもう孤児院にいた。
孤児院の院長はじめ皆がいい人ばかりなので寂しくなかった。それにいつも孤児院にやってくる男性がいる。何故か私を溺愛していて少々うざい。
それに貴方…国王陛下ですよね?
*コメディ寄りです。
不定期更新です!
ある平凡な女、転生する
眼鏡から鱗
ファンタジー
平々凡々な暮らしをしていた私。
しかし、会社帰りに事故ってお陀仏。
次に、気がついたらとっても良い部屋でした。
えっ、なんで?
※ゆる〜く、頭空っぽにして読んで下さい(笑)
※大変更新が遅いので申し訳ないですが、気長にお待ちください。
★作品の中にある画像は、全てAI生成にて貼り付けたものとなります。イメージですので顔や服装については、皆様のご想像で脳内変換を宜しくお願いします。★
特技は有効利用しよう。
庭にハニワ
ファンタジー
血の繋がらない義妹が、ボンクラ息子どもとはしゃいでる。
…………。
どうしてくれよう……。
婚約破棄、になるのかイマイチ自信が無いという事実。
この作者に色恋沙汰の話は、どーにもムリっポい。
私ですか?
庭にハニワ
ファンタジー
うわ。
本当にやらかしたよ、あのボンクラ公子。
長年積み上げた婚約者の絆、なんてモノはひとっかけらもなかったようだ。
良く知らんけど。
この婚約、破棄するってコトは……貴族階級は騒ぎになるな。
それによって迷惑被るのは私なんだが。
あ、申し遅れました。
私、今婚約破棄された令嬢の影武者です。
出来損ないと呼ばれた伯爵令嬢は出来損ないを望む
家具屋ふふみに
ファンタジー
この世界には魔法が存在する。
そして生まれ持つ適性がある属性しか使えない。
その属性は主に6つ。
火・水・風・土・雷・そして……無。
クーリアは伯爵令嬢として生まれた。
貴族は生まれながらに魔力、そして属性の適性が多いとされている。
そんな中で、クーリアは無属性の適性しかなかった。
無属性しか扱えない者は『白』と呼ばれる。
その呼び名は貴族にとって屈辱でしかない。
だからクーリアは出来損ないと呼ばれた。
そして彼女はその通りの出来損ない……ではなかった。
これは彼女の本気を引き出したい彼女の周りの人達と、絶対に本気を出したくない彼女との攻防を描いた、そんな物語。
そしてクーリアは、自身に隠された秘密を知る……そんなお話。
設定揺らぎまくりで安定しないかもしれませんが、そういうものだと納得してくださいm(_ _)m
※←このマークがある話は大体一人称。
【長編・完結】私、12歳で死んだ。赤ちゃん還り?水魔法で救済じゃなくて、給水しますよー。
BBやっこ
ファンタジー
死因の毒殺は、意外とは言い切れない。だって貴族の後継者扱いだったから。けど、私はこの家の子ではないかもしれない。そこをつけいられて、親族と名乗る人達に好き勝手されていた。
辺境の地で魔物からの脅威に領地を守りながら、過ごした12年間。その生が終わった筈だったけど…雨。その日に辺境伯が連れて来た赤ん坊。「セリュートとでも名付けておけ」暫定後継者になった瞬間にいた、私は赤ちゃん??
私が、もう一度自分の人生を歩み始める物語。給水係と呼ばれる水魔法でお悩み解決?
[完結]困窮令嬢は幸せを諦めない~守護精霊同士がつがいだったので、王太子からプロポーズされました
緋月らむね
恋愛
この国の貴族の間では人生の進むべき方向へ導いてくれる守護精霊というものが存在していた。守護精霊は、特別な力を持った運命の魔術師に出会うことで、守護精霊を顕現してもらう必要があった。
エイド子爵の娘ローザは、運命の魔術師に出会うことができず、生活が困窮していた。そのため、定期的に子爵領の特産品であるガラス工芸と共に子爵領で採れる粘土で粘土細工アクセサリーを作って、父親のエイド子爵と一緒に王都に行って露店を出していた。
ある時、ローザが王都に行く途中に寄った町の露店で運命の魔術師と出会い、ローザの守護精霊が顕現する。
なんと!ローザの守護精霊は番を持っていた。
番を持つ守護精霊が顕現したローザの人生が思いがけない方向へ進んでいく…
〜読んでいただけてとても嬉しいです、ありがとうございます〜
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる