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おうちにかえりたい編
偽りの儀式
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それから数日後、結婚式をした教会で今度は盛大な式典が開かれている。
王都の住人も詰めかけ盛況である。
ちょっともやっとした。
「姫、笑顔が怖いですって」
ユリアがそっと囁いた。
あら、これでも慈愛に満ちた笑み10点……。うん、ダメ、それゴミどもが我を崇めよって顔って言われてたわ。確か。
姉様素敵と言っていた末妹だけがおかしいんだと思う。あの子はどうしてだか全肯定してくるから言動にはとても気を付けようと思っていたんだ。
「無表情も怖いから」
オスカーがぼそぼそ言ってくる。
どうしろと言うのだろうか。
アルカイックスマイル暫定60点でしのげばいいの?
光の神の聖堂だけあって、光がこぼれ落ちるように設計されている。
擬人化された神の像が中心に置かれて、そこに光がおちるようになっていた。最初の時には気がつかなかったのだから、あのときはそれなりに慌てていたのだろうと思う。
いや、曇りだったのだろうか? 天気なんて覚えていないな。
私たちは儀式をする祭壇より少し離れた場所に立っている。ユリアとオスカーが私の後ろに控えている。
ジャックが立つはずだったけど、私がわがまま言ってオスカーに変えた。信用のない人が背中に立つのはちょっと遠慮したい。
……まあ、雇用関係なしのオスカーだったら立たせないけど。
この場所は一番の上座にあり、本来は王の隣のはずだが、王自体が今いない。
見られているのであまり動くわけにはいかないが、入ってくる時に見た感じではそれほど飾られてはいない。
通常は長椅子が置かれている聖堂も今は何も置いてない。中央に敷いている絨毯は染めていない生成り色。以前来たときにはなかったから、新しく敷いたのだろう。
その程度だ。
人を詰め込んだ聖堂。
閉鎖して、火を付けて逃げたら、阿鼻叫喚ね。危機感のない人たちだ。
遠く歓声が聞こえる。
シャランと鈴が鳴った。
しんと音が消える。
「望むなら、入れないよ」
柔らかい声が聞こえた。
人の世の関わらないといった方とは思えない。
小さく首を横に振って否だけを伝えた。
「ほら、いらないってよ。闇の」
遠く声が去って行く。
……うちの過保護がご迷惑をおかけしました。
心で謝罪しておく。
「どうしました?」
ユリアに問われてなんでもないと答える。
顔をあげているのとうつむいているのはどちらの方がウケがいいだろうか。うん。でも、この服を選んでくれたのだから。
顔を上げておくべきだろう。しっかりと立っているほうがいい。
歓声が近づいてくる。
しゃらんしゃらんと鈴が鳴った。
それにあわせて白いヒゲの神官が祭壇の前に立った。
異例ずくしの聖女の任命を請け負うのは不名誉ではないだろうか。
彼は機嫌が悪いとわかるほどに眉間にしわが寄っている。ぴしっと立ってはいるが、いらついたように右足がリズムを刻んでいる。
許されるなら腕組みでもしてそうだ。
言葉以外で早くしろと語っている。
中々、自己主張の強いジイさまだ。
その苛立ちもわからないでもない。
彼女は既に王の妃の一人とされている。それなりに地位も名誉も保証されていた。王妃より劣るとは言え、寵愛度によりかなり優遇される立場だ。
それを聖女に任じる意味があるのか。
地位の底上げにしても、王妃と同等になるかは怪しい。
それよりも教会の儀式漬けで暇もなくなる。
そんなことを考えている間に愛人様が目の前を通り過ぎた。王が優しそうな表情を作ってエスコートしている。
白い衣装も相まって、自分の結婚式を再現されているようだった。
しかし、白い衣装はそう簡単には用意できない。ただの偶然とするには、不気味ではある。通常は古来からの衣装を着るもので兄様は異端だ。
彼女はちらりとこちらを見て笑った。
勝者の微笑みのようでおかしい。
私も微笑んであげる。
初めて正面から彼女を見た。
今日は貴方の最良の日。
祝福するわ。
「光あれ」
光の神が気を利かせてくれたようで、ひらりひらりと光の花びらが落ちてくる。
先日も起きた奇跡よりもはっきりとした光の花びらにしんと静まりかえる。
しゃらりしゃらりと鈴が音を響かせて、消えた。
神官は確かに私の方を見た。彼女のほうを見ることはなかった。
疑惑と驚愕の入り交じった複雑な表情の彼に私は、唇だけで微笑む。人差し指を唇に押し当てて黙っていてねと伝える。
静かではあるが熱気のこもった聖女の任命式が無事終わった。
教会の外では歓声が響いている。
先ほどの奇跡を吹聴しているのだろう。
脳天気なことで。
本当に煽動しやすそうで、どの程度手のひらを返してくれるか楽しみになってくる。
「……姫様、なにか、しましたよね?」
「してないわよ」
私は、ね。
光の神へのお供えはしないと。貸しを返すと大義名分をつければよいだろう。たぶん。きっと。そうだといいなぁ。
「それで、どうやって帰るんです?」
来たときは馬車に押し込まれたが、帰りの段取りは聞いていない。ユリアも首を横に振っている。
最低限の世話をしてもらわないと動けないのが王侯貴族である。馬車も個人で持っていないので、どうにもならない。
開き直って教会を観光でもするか、辻馬車を拾うか。
「馬車でも拾いにいきますか?」
オスカーがなんでもない顔で提案してくる。馬車がないんだから、馬車を拾って帰ればいいじゃないかという発想でしかない。
外聞が悪いのでは、ということは考えにない。
「主のいない間に、少し、羽を伸ばすのも悪くないわ」
参列者に、財務卿(ランカスター)や眼鏡、ウィルが不在なのは確認した。護衛は全て近衛で賄っていると聞く。
ライルはげっそりとした顔で、こき使われていますと愚痴っていたから間違いないだろう。
意図的に偽情報を流しているならさすがだ。楽しくやれそうじゃないか。
黄の騎士団は全く動いている気配がない。団長は忙しいらしく他の街などに足を運ぶことも多いようだ。
顔を見たことがないが、さすがに空の王城にはいるだろう。
「仰せのままに」
ユリアとオスカーを連れて、教会の奥へ行く。表からでるのは現実的ではないだろう。
見習い神官を捕まえてオスカーは裏口を聞いている。こちらを見て血相を変えているが、なにかおかしかっただろうか。
「……私の顔ってそんなに知られているの?」
「赤毛の貴人は他にいないでしょうから、連想では?」
「では、こちらです」
オスカーは華麗にスルーした。
めんどくさいことになる前にずらかるというわけだ。出来る限りの早足で裏口に向かう。教会の裏は庭と菜園、薬草畑だった。
孤児院などは併設していないらしい。
子供に見つかるとめんどくさい度が上がるのでよいことだ。
オスカーは手際よく裏口から馬車を呼び止め、城へ向かわせた。本当に有能は、有能なのよね。
ちょっとだけ信用ならないだけで。
「まるでお祭り騒ぎね」
窓の外は楽しげだ。
「光の神の聖女が誕生したのですから仕方ないのでは?」
ユリアがバカバカしいと言いたげだった。
「姫様が何かしたんじゃないんですか?」
「していないわね」
同じ会話を繰り返す意義はないが、ユリアの疑惑の深さを感じる。
「最初、姫様に光が降り注いでいたんですよ。あからさまじゃないですか」
……そうか。知らなかった。余計なお世話と思ったが、サービスだと念じる。
お供え増量が必要だろうか。
「闇の方が、心配していたみたいで様子見させてたみたい」
「そうですか」
ユリアもオスカーもそれきりその話題に触れようとはしなかった。神々の話題になれば人は黙るしかない。
どこにあるかもわからない逆鱗に触れたくはない。
「城についたらどうしますか?」
「そうね、黄の騎士団長でも探そうかしら。財務卿(ランカスター)に会ってもよいけど」
「……もちろん、ジンジャーがですよね」
「ええ」
「では、やられたらやり返してくださいね」
「なにを?」
「ジャックの気を引いて、新しくオスカーと仲が良いという噂のジンジャーを妬んだ人たちの相手、ですよ」
うんざりしたような口調で言われた。
ああ、それもあった。すっかり忘れてた。ユリアを労うように頭を撫でたら、さらに疲れたような顔をされた。
「労うならジニーで可愛いとか言ってください。やる気がでます」
……そうか。じゃあ、そのうちジニーも帰ってくる設定にしようか。中枢を探るにはうってつけだし、今の侍女たちはちょっとは浮ついても仕事はちゃんとしてくれるだろう。
……たぶん。
王都の住人も詰めかけ盛況である。
ちょっともやっとした。
「姫、笑顔が怖いですって」
ユリアがそっと囁いた。
あら、これでも慈愛に満ちた笑み10点……。うん、ダメ、それゴミどもが我を崇めよって顔って言われてたわ。確か。
姉様素敵と言っていた末妹だけがおかしいんだと思う。あの子はどうしてだか全肯定してくるから言動にはとても気を付けようと思っていたんだ。
「無表情も怖いから」
オスカーがぼそぼそ言ってくる。
どうしろと言うのだろうか。
アルカイックスマイル暫定60点でしのげばいいの?
光の神の聖堂だけあって、光がこぼれ落ちるように設計されている。
擬人化された神の像が中心に置かれて、そこに光がおちるようになっていた。最初の時には気がつかなかったのだから、あのときはそれなりに慌てていたのだろうと思う。
いや、曇りだったのだろうか? 天気なんて覚えていないな。
私たちは儀式をする祭壇より少し離れた場所に立っている。ユリアとオスカーが私の後ろに控えている。
ジャックが立つはずだったけど、私がわがまま言ってオスカーに変えた。信用のない人が背中に立つのはちょっと遠慮したい。
……まあ、雇用関係なしのオスカーだったら立たせないけど。
この場所は一番の上座にあり、本来は王の隣のはずだが、王自体が今いない。
見られているのであまり動くわけにはいかないが、入ってくる時に見た感じではそれほど飾られてはいない。
通常は長椅子が置かれている聖堂も今は何も置いてない。中央に敷いている絨毯は染めていない生成り色。以前来たときにはなかったから、新しく敷いたのだろう。
その程度だ。
人を詰め込んだ聖堂。
閉鎖して、火を付けて逃げたら、阿鼻叫喚ね。危機感のない人たちだ。
遠く歓声が聞こえる。
シャランと鈴が鳴った。
しんと音が消える。
「望むなら、入れないよ」
柔らかい声が聞こえた。
人の世の関わらないといった方とは思えない。
小さく首を横に振って否だけを伝えた。
「ほら、いらないってよ。闇の」
遠く声が去って行く。
……うちの過保護がご迷惑をおかけしました。
心で謝罪しておく。
「どうしました?」
ユリアに問われてなんでもないと答える。
顔をあげているのとうつむいているのはどちらの方がウケがいいだろうか。うん。でも、この服を選んでくれたのだから。
顔を上げておくべきだろう。しっかりと立っているほうがいい。
歓声が近づいてくる。
しゃらんしゃらんと鈴が鳴った。
それにあわせて白いヒゲの神官が祭壇の前に立った。
異例ずくしの聖女の任命を請け負うのは不名誉ではないだろうか。
彼は機嫌が悪いとわかるほどに眉間にしわが寄っている。ぴしっと立ってはいるが、いらついたように右足がリズムを刻んでいる。
許されるなら腕組みでもしてそうだ。
言葉以外で早くしろと語っている。
中々、自己主張の強いジイさまだ。
その苛立ちもわからないでもない。
彼女は既に王の妃の一人とされている。それなりに地位も名誉も保証されていた。王妃より劣るとは言え、寵愛度によりかなり優遇される立場だ。
それを聖女に任じる意味があるのか。
地位の底上げにしても、王妃と同等になるかは怪しい。
それよりも教会の儀式漬けで暇もなくなる。
そんなことを考えている間に愛人様が目の前を通り過ぎた。王が優しそうな表情を作ってエスコートしている。
白い衣装も相まって、自分の結婚式を再現されているようだった。
しかし、白い衣装はそう簡単には用意できない。ただの偶然とするには、不気味ではある。通常は古来からの衣装を着るもので兄様は異端だ。
彼女はちらりとこちらを見て笑った。
勝者の微笑みのようでおかしい。
私も微笑んであげる。
初めて正面から彼女を見た。
今日は貴方の最良の日。
祝福するわ。
「光あれ」
光の神が気を利かせてくれたようで、ひらりひらりと光の花びらが落ちてくる。
先日も起きた奇跡よりもはっきりとした光の花びらにしんと静まりかえる。
しゃらりしゃらりと鈴が音を響かせて、消えた。
神官は確かに私の方を見た。彼女のほうを見ることはなかった。
疑惑と驚愕の入り交じった複雑な表情の彼に私は、唇だけで微笑む。人差し指を唇に押し当てて黙っていてねと伝える。
静かではあるが熱気のこもった聖女の任命式が無事終わった。
教会の外では歓声が響いている。
先ほどの奇跡を吹聴しているのだろう。
脳天気なことで。
本当に煽動しやすそうで、どの程度手のひらを返してくれるか楽しみになってくる。
「……姫様、なにか、しましたよね?」
「してないわよ」
私は、ね。
光の神へのお供えはしないと。貸しを返すと大義名分をつければよいだろう。たぶん。きっと。そうだといいなぁ。
「それで、どうやって帰るんです?」
来たときは馬車に押し込まれたが、帰りの段取りは聞いていない。ユリアも首を横に振っている。
最低限の世話をしてもらわないと動けないのが王侯貴族である。馬車も個人で持っていないので、どうにもならない。
開き直って教会を観光でもするか、辻馬車を拾うか。
「馬車でも拾いにいきますか?」
オスカーがなんでもない顔で提案してくる。馬車がないんだから、馬車を拾って帰ればいいじゃないかという発想でしかない。
外聞が悪いのでは、ということは考えにない。
「主のいない間に、少し、羽を伸ばすのも悪くないわ」
参列者に、財務卿(ランカスター)や眼鏡、ウィルが不在なのは確認した。護衛は全て近衛で賄っていると聞く。
ライルはげっそりとした顔で、こき使われていますと愚痴っていたから間違いないだろう。
意図的に偽情報を流しているならさすがだ。楽しくやれそうじゃないか。
黄の騎士団は全く動いている気配がない。団長は忙しいらしく他の街などに足を運ぶことも多いようだ。
顔を見たことがないが、さすがに空の王城にはいるだろう。
「仰せのままに」
ユリアとオスカーを連れて、教会の奥へ行く。表からでるのは現実的ではないだろう。
見習い神官を捕まえてオスカーは裏口を聞いている。こちらを見て血相を変えているが、なにかおかしかっただろうか。
「……私の顔ってそんなに知られているの?」
「赤毛の貴人は他にいないでしょうから、連想では?」
「では、こちらです」
オスカーは華麗にスルーした。
めんどくさいことになる前にずらかるというわけだ。出来る限りの早足で裏口に向かう。教会の裏は庭と菜園、薬草畑だった。
孤児院などは併設していないらしい。
子供に見つかるとめんどくさい度が上がるのでよいことだ。
オスカーは手際よく裏口から馬車を呼び止め、城へ向かわせた。本当に有能は、有能なのよね。
ちょっとだけ信用ならないだけで。
「まるでお祭り騒ぎね」
窓の外は楽しげだ。
「光の神の聖女が誕生したのですから仕方ないのでは?」
ユリアがバカバカしいと言いたげだった。
「姫様が何かしたんじゃないんですか?」
「していないわね」
同じ会話を繰り返す意義はないが、ユリアの疑惑の深さを感じる。
「最初、姫様に光が降り注いでいたんですよ。あからさまじゃないですか」
……そうか。知らなかった。余計なお世話と思ったが、サービスだと念じる。
お供え増量が必要だろうか。
「闇の方が、心配していたみたいで様子見させてたみたい」
「そうですか」
ユリアもオスカーもそれきりその話題に触れようとはしなかった。神々の話題になれば人は黙るしかない。
どこにあるかもわからない逆鱗に触れたくはない。
「城についたらどうしますか?」
「そうね、黄の騎士団長でも探そうかしら。財務卿(ランカスター)に会ってもよいけど」
「……もちろん、ジンジャーがですよね」
「ええ」
「では、やられたらやり返してくださいね」
「なにを?」
「ジャックの気を引いて、新しくオスカーと仲が良いという噂のジンジャーを妬んだ人たちの相手、ですよ」
うんざりしたような口調で言われた。
ああ、それもあった。すっかり忘れてた。ユリアを労うように頭を撫でたら、さらに疲れたような顔をされた。
「労うならジニーで可愛いとか言ってください。やる気がでます」
……そうか。じゃあ、そのうちジニーも帰ってくる設定にしようか。中枢を探るにはうってつけだし、今の侍女たちはちょっとは浮ついても仕事はちゃんとしてくれるだろう。
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