44 / 160
おうちにかえりたい編
騎士の帰還 前編
しおりを挟む
式典からさらに数日がたった。
ちなみにあの日はオスカーからものすごい説教を食らった後に出かけることは不可能だった。
いや、確かに置いていったよ。止めようと思えば止められたことだったからね。わかってないのはユリアだけ。レオンだって実は知っていて用意したと言われてもおかしくない。
ジニーであったら一緒に連れて行っただろうけど、最近来たばかりのオスカーの前ではあの話はしなかっただろう。そう説明しても不服という顔をしていた。素直に心配したとか言えばいんじゃないかと言えば、頭を抱えていたけど。
違ったかな。
とにかく、その日から部屋に籠城している。
ジャックやらその上の騎士団長からの謝罪という名の嫌味がやってきて嫌になったからだ。そちらの不手際をこっちのせいにするなと遠回しに言ってやった。
ユリアではなく、私が言ったからとても驚いたような顔をしていた。
言われるままのお姫様は、もうおしまいなのよ。
とは言っても、言われてふさぎ込んでいると体裁を整えての籠城である。ふふっ、メイドたちからの心証はさぞかし悪いでしょうね。
私に付いている侍女たちにもだいぶ冷たくあしらわれている。必要最低限の話のみで、しかも冷たい対応で戸惑っていた。
私は会わなかったけど、一度、レオンが詫びの品として花束を持ってきた。そのときは逆に歓迎していたようで、落差に震えそうでした。とユリアが申告していた。
無難に白系でまとめて黒のリボンで結ぶとか、わかってやってるのかね。それで光の神への供物を思い出したけど。
手配したい意志は侍女たちに伝えたものの、彼女たちもどのように手配すればいいのかは知らないようで調べてあらためて報告してくれるそうだ。
今のところ、静かなものだ。
ここだけぽつりと取り残されたように。
仕掛けるには、とても都合が良い。
だから、ユリアを寝室に呼んで話をすることにした。
「ジニーを戻すんですか?」
小声で驚くという器用な事をユリアはやってのけた。
「足場も固まってきたし、そろそろ、中枢に探りを入れたいの。ジニーなら最適でしょう?」
「ですが、ちょっと心配ですね」
言ってからユリアは部屋の外への扉に視線を向ける。
「あの子たちは落ち着いているから大丈夫じゃない?」
そう言ってもユリアの眉間のしわは寄ったままだ。
「試してみます? 姫様の用事で呼び出されて、挨拶しに来たって言う設定で」
「あれ、出すの?」
「しかたないんじゃないですか」
偽姫様再来。
今度は音声も付くよ。
そんなわけで、早朝にオスカーを呼び出した。彼も一応、朝は鍛錬に出ているらしい。朝早くに出歩いてもおかしくはない。
「俺、夜型なんですけどね」
苦情を言われたが、無視する。夜には夜で、昼型とか言い出すだろうから。
ジニーを戻すかどうか決めるために一度試すと説明すれば、顔をしかめた。
一度オスカーに城から出てもらって、ジニーに変装し、城にもう一度入る。
で、途中で私と入れ替わり、城から非正規の方法で出て、戻ってくると。
「……俺がひたすらめんどくさいだけじゃないですか」
最初と違って、それなりに知られているのだから黙って出入りできるはずもない。私が、オスカーの振りをするのは無理なので諦めていただきたい。
「秘密の通路教えてくれるなら、一人でするけど」
この間の道は、城内のみなので使えない。残念である。
「それはダメ」
二人揃って言わなくても。
ごにょごにょと今度は私に聞かせたくない話を二人でしている。断片は聞こえなくもないけど、なんというか、いちゃついているようにしか見えない。
ユリアがいつものユリアなのが幸いである。
ジンジャーに化けた後だったら、自分がいちゃついているのを客観的に見るはめになる。何が悲しくてオスカーといちゃつくのか。
私にだって選ぶ権利はあるだろう。
決着がついたらしい。
暇だったので、お茶をいれ終わるくらいには時間がかかった。
「ユリア、姫が入れた方がおいしいってどういうこと?」
オスカーがお茶を飲んでは言わなくても良いことを言ってユリアの怒りを買っているが、どうも楽しんでいる節がある。
まあ、痴話喧嘩なんて始めなければいいんだ。
物理的に部屋が崩壊する。
「通行証はどうなってるの?」
「預けてあるからあっちで入れ替わる事にしますよ」
「じゃ、よろしく」
こっちは気が滅入るバラバラ死体組み立てがあるんだ。
偽姫が入っている箱をのぞき込んだオスカーがうわーという顔をして去って行った。
……オスカーってジニーの姿でふらふらしているのは、容認するんだ。ジンジャーでもちょっと心配みたいな顔していたことがあったけど。
まあ、ジニーだし。
「なんか、殴りたい」
「奇遇ですね。私も思いました」
たぶん、理由は違う。
私は頭を持ち上げて、見つめてみる。
「似てる?」
「……ちょっと気持ち悪いほど似てるんですけど、何でそこまで入れ込むことになったんですか」
傾けるとちゃんと目も閉じる。ただ、今見るとまだ明るい青だった。今は、闇のように暗い青。
「本当は顔はなかったらしいんだけど、冗談半分で作り始めたら、ここが違うとかここはこうだとか色々あってこうなったらしいわ」
私も伝聞でしかない。
ユリアも私が人形の製作に関わっていないことで納得がいったらしい。
「姫様なら、顔なんて点でいいじゃないとか言いそうで」
「……そうね」
否定出来ない。
まあ、ともかく役に立って良かったとおもうことにしよう。もう一度、似た偽物を箱に戻す。
決行は二日後とひっそり連絡が来た。
昼食後、思うよりも簡単に入れ替わって、ジニーとして自室に戻ってきた。
まあ、かねてからのご希望のように、ユリアを労ってやろう。今は、他の侍女はいない時間で、護衛は部屋の外にしかいない。今までは室内にもいたけれど、お断りしたんだ。
近衛は今、私に強くでることができないのでごり押しだ。
「おいで」
「は、はいっ!」
で、目の前でぴしっと固まっているんだけど。ええとジニーってどうするんだっけ? ちょっと忘れてたな。
ええと。これを言えば良かったんだっけ。
「可愛いね」
少し控えめに笑ったら、ユリアが両手で顔を覆った。
「死ぬ。今までチラ見でよかった。直撃しんどい」
……。
あれ?
首まで真っ赤なんだけど。どういうことなの?
「ローガン様が本気のジニーがすごいって言ってたの思い出しました」
「あのさ、大丈夫?」
「大丈夫ではありませんが、逆効果なので放置で結構です。身悶えます」
……いや、ぶつぶつと大丈夫、まだ平気といっているのが怖いのだけど。
「このままでは話どころか卒倒しますよ」
「えー」
慣れているはずのユリアでもこれってまずいよね。
こんなだったかな。
「普通の表情で、よろしくお願いします。是非とも、笑顔を振りまかないでください」
「えー」
「賭けても良いですよ、他の侍女たちも落ち着くなんて無理ですって」
「じゃあ、招集かけようか?」
「姫にはもう挨拶済みという設定で良いですか?」
「うん」
ユリアが妙な顔をしていたけど、なんだろう?
ちなみにあの日はオスカーからものすごい説教を食らった後に出かけることは不可能だった。
いや、確かに置いていったよ。止めようと思えば止められたことだったからね。わかってないのはユリアだけ。レオンだって実は知っていて用意したと言われてもおかしくない。
ジニーであったら一緒に連れて行っただろうけど、最近来たばかりのオスカーの前ではあの話はしなかっただろう。そう説明しても不服という顔をしていた。素直に心配したとか言えばいんじゃないかと言えば、頭を抱えていたけど。
違ったかな。
とにかく、その日から部屋に籠城している。
ジャックやらその上の騎士団長からの謝罪という名の嫌味がやってきて嫌になったからだ。そちらの不手際をこっちのせいにするなと遠回しに言ってやった。
ユリアではなく、私が言ったからとても驚いたような顔をしていた。
言われるままのお姫様は、もうおしまいなのよ。
とは言っても、言われてふさぎ込んでいると体裁を整えての籠城である。ふふっ、メイドたちからの心証はさぞかし悪いでしょうね。
私に付いている侍女たちにもだいぶ冷たくあしらわれている。必要最低限の話のみで、しかも冷たい対応で戸惑っていた。
私は会わなかったけど、一度、レオンが詫びの品として花束を持ってきた。そのときは逆に歓迎していたようで、落差に震えそうでした。とユリアが申告していた。
無難に白系でまとめて黒のリボンで結ぶとか、わかってやってるのかね。それで光の神への供物を思い出したけど。
手配したい意志は侍女たちに伝えたものの、彼女たちもどのように手配すればいいのかは知らないようで調べてあらためて報告してくれるそうだ。
今のところ、静かなものだ。
ここだけぽつりと取り残されたように。
仕掛けるには、とても都合が良い。
だから、ユリアを寝室に呼んで話をすることにした。
「ジニーを戻すんですか?」
小声で驚くという器用な事をユリアはやってのけた。
「足場も固まってきたし、そろそろ、中枢に探りを入れたいの。ジニーなら最適でしょう?」
「ですが、ちょっと心配ですね」
言ってからユリアは部屋の外への扉に視線を向ける。
「あの子たちは落ち着いているから大丈夫じゃない?」
そう言ってもユリアの眉間のしわは寄ったままだ。
「試してみます? 姫様の用事で呼び出されて、挨拶しに来たって言う設定で」
「あれ、出すの?」
「しかたないんじゃないですか」
偽姫様再来。
今度は音声も付くよ。
そんなわけで、早朝にオスカーを呼び出した。彼も一応、朝は鍛錬に出ているらしい。朝早くに出歩いてもおかしくはない。
「俺、夜型なんですけどね」
苦情を言われたが、無視する。夜には夜で、昼型とか言い出すだろうから。
ジニーを戻すかどうか決めるために一度試すと説明すれば、顔をしかめた。
一度オスカーに城から出てもらって、ジニーに変装し、城にもう一度入る。
で、途中で私と入れ替わり、城から非正規の方法で出て、戻ってくると。
「……俺がひたすらめんどくさいだけじゃないですか」
最初と違って、それなりに知られているのだから黙って出入りできるはずもない。私が、オスカーの振りをするのは無理なので諦めていただきたい。
「秘密の通路教えてくれるなら、一人でするけど」
この間の道は、城内のみなので使えない。残念である。
「それはダメ」
二人揃って言わなくても。
ごにょごにょと今度は私に聞かせたくない話を二人でしている。断片は聞こえなくもないけど、なんというか、いちゃついているようにしか見えない。
ユリアがいつものユリアなのが幸いである。
ジンジャーに化けた後だったら、自分がいちゃついているのを客観的に見るはめになる。何が悲しくてオスカーといちゃつくのか。
私にだって選ぶ権利はあるだろう。
決着がついたらしい。
暇だったので、お茶をいれ終わるくらいには時間がかかった。
「ユリア、姫が入れた方がおいしいってどういうこと?」
オスカーがお茶を飲んでは言わなくても良いことを言ってユリアの怒りを買っているが、どうも楽しんでいる節がある。
まあ、痴話喧嘩なんて始めなければいいんだ。
物理的に部屋が崩壊する。
「通行証はどうなってるの?」
「預けてあるからあっちで入れ替わる事にしますよ」
「じゃ、よろしく」
こっちは気が滅入るバラバラ死体組み立てがあるんだ。
偽姫が入っている箱をのぞき込んだオスカーがうわーという顔をして去って行った。
……オスカーってジニーの姿でふらふらしているのは、容認するんだ。ジンジャーでもちょっと心配みたいな顔していたことがあったけど。
まあ、ジニーだし。
「なんか、殴りたい」
「奇遇ですね。私も思いました」
たぶん、理由は違う。
私は頭を持ち上げて、見つめてみる。
「似てる?」
「……ちょっと気持ち悪いほど似てるんですけど、何でそこまで入れ込むことになったんですか」
傾けるとちゃんと目も閉じる。ただ、今見るとまだ明るい青だった。今は、闇のように暗い青。
「本当は顔はなかったらしいんだけど、冗談半分で作り始めたら、ここが違うとかここはこうだとか色々あってこうなったらしいわ」
私も伝聞でしかない。
ユリアも私が人形の製作に関わっていないことで納得がいったらしい。
「姫様なら、顔なんて点でいいじゃないとか言いそうで」
「……そうね」
否定出来ない。
まあ、ともかく役に立って良かったとおもうことにしよう。もう一度、似た偽物を箱に戻す。
決行は二日後とひっそり連絡が来た。
昼食後、思うよりも簡単に入れ替わって、ジニーとして自室に戻ってきた。
まあ、かねてからのご希望のように、ユリアを労ってやろう。今は、他の侍女はいない時間で、護衛は部屋の外にしかいない。今までは室内にもいたけれど、お断りしたんだ。
近衛は今、私に強くでることができないのでごり押しだ。
「おいで」
「は、はいっ!」
で、目の前でぴしっと固まっているんだけど。ええとジニーってどうするんだっけ? ちょっと忘れてたな。
ええと。これを言えば良かったんだっけ。
「可愛いね」
少し控えめに笑ったら、ユリアが両手で顔を覆った。
「死ぬ。今までチラ見でよかった。直撃しんどい」
……。
あれ?
首まで真っ赤なんだけど。どういうことなの?
「ローガン様が本気のジニーがすごいって言ってたの思い出しました」
「あのさ、大丈夫?」
「大丈夫ではありませんが、逆効果なので放置で結構です。身悶えます」
……いや、ぶつぶつと大丈夫、まだ平気といっているのが怖いのだけど。
「このままでは話どころか卒倒しますよ」
「えー」
慣れているはずのユリアでもこれってまずいよね。
こんなだったかな。
「普通の表情で、よろしくお願いします。是非とも、笑顔を振りまかないでください」
「えー」
「賭けても良いですよ、他の侍女たちも落ち着くなんて無理ですって」
「じゃあ、招集かけようか?」
「姫にはもう挨拶済みという設定で良いですか?」
「うん」
ユリアが妙な顔をしていたけど、なんだろう?
63
あなたにおすすめの小説
銀眼の左遷王ケントの素人領地開拓&未踏遺跡攻略~だけど、領民はゼロで土地は死んでるし、遺跡は結界で入れない~
雪野湯
ファンタジー
王立錬金研究所の研究員であった元貴族ケントは政治家に転向するも、政争に敗れ左遷された。
左遷先は領民のいない呪われた大地を抱く廃城。
この瓦礫に埋もれた城に、世界で唯一無二の不思議な銀眼を持つ男は夢も希望も埋めて、その謎と共に朽ち果てるつもりでいた。
しかし、運命のいたずらか、彼のもとに素晴らしき仲間が集う。
彼らの力を借り、様々な種族と交流し、呪われた大地の原因である未踏遺跡の攻略を目指す。
その過程で遺跡に眠っていた世界の秘密を知った。
遺跡の力は世界を滅亡へと導くが、彼は銀眼と仲間たちの力を借りて立ち向かう。
様々な苦難を乗り越え、左遷王と揶揄された若き青年は世界に新たな道を示し、本物の王となる。
ある平凡な女、転生する
眼鏡から鱗
ファンタジー
平々凡々な暮らしをしていた私。
しかし、会社帰りに事故ってお陀仏。
次に、気がついたらとっても良い部屋でした。
えっ、なんで?
※ゆる〜く、頭空っぽにして読んで下さい(笑)
※大変更新が遅いので申し訳ないですが、気長にお待ちください。
★作品の中にある画像は、全てAI生成にて貼り付けたものとなります。イメージですので顔や服装については、皆様のご想像で脳内変換を宜しくお願いします。★
【長編・完結】私、12歳で死んだ。赤ちゃん還り?水魔法で救済じゃなくて、給水しますよー。
BBやっこ
ファンタジー
死因の毒殺は、意外とは言い切れない。だって貴族の後継者扱いだったから。けど、私はこの家の子ではないかもしれない。そこをつけいられて、親族と名乗る人達に好き勝手されていた。
辺境の地で魔物からの脅威に領地を守りながら、過ごした12年間。その生が終わった筈だったけど…雨。その日に辺境伯が連れて来た赤ん坊。「セリュートとでも名付けておけ」暫定後継者になった瞬間にいた、私は赤ちゃん??
私が、もう一度自分の人生を歩み始める物語。給水係と呼ばれる水魔法でお悩み解決?
孤児院の愛娘に会いに来る国王陛下
akechi
ファンタジー
ルル8歳
赤子の時にはもう孤児院にいた。
孤児院の院長はじめ皆がいい人ばかりなので寂しくなかった。それにいつも孤児院にやってくる男性がいる。何故か私を溺愛していて少々うざい。
それに貴方…国王陛下ですよね?
*コメディ寄りです。
不定期更新です!
私ですか?
庭にハニワ
ファンタジー
うわ。
本当にやらかしたよ、あのボンクラ公子。
長年積み上げた婚約者の絆、なんてモノはひとっかけらもなかったようだ。
良く知らんけど。
この婚約、破棄するってコトは……貴族階級は騒ぎになるな。
それによって迷惑被るのは私なんだが。
あ、申し遅れました。
私、今婚約破棄された令嬢の影武者です。
出来損ないと呼ばれた伯爵令嬢は出来損ないを望む
家具屋ふふみに
ファンタジー
この世界には魔法が存在する。
そして生まれ持つ適性がある属性しか使えない。
その属性は主に6つ。
火・水・風・土・雷・そして……無。
クーリアは伯爵令嬢として生まれた。
貴族は生まれながらに魔力、そして属性の適性が多いとされている。
そんな中で、クーリアは無属性の適性しかなかった。
無属性しか扱えない者は『白』と呼ばれる。
その呼び名は貴族にとって屈辱でしかない。
だからクーリアは出来損ないと呼ばれた。
そして彼女はその通りの出来損ない……ではなかった。
これは彼女の本気を引き出したい彼女の周りの人達と、絶対に本気を出したくない彼女との攻防を描いた、そんな物語。
そしてクーリアは、自身に隠された秘密を知る……そんなお話。
設定揺らぎまくりで安定しないかもしれませんが、そういうものだと納得してくださいm(_ _)m
※←このマークがある話は大体一人称。
[完結]困窮令嬢は幸せを諦めない~守護精霊同士がつがいだったので、王太子からプロポーズされました
緋月らむね
恋愛
この国の貴族の間では人生の進むべき方向へ導いてくれる守護精霊というものが存在していた。守護精霊は、特別な力を持った運命の魔術師に出会うことで、守護精霊を顕現してもらう必要があった。
エイド子爵の娘ローザは、運命の魔術師に出会うことができず、生活が困窮していた。そのため、定期的に子爵領の特産品であるガラス工芸と共に子爵領で採れる粘土で粘土細工アクセサリーを作って、父親のエイド子爵と一緒に王都に行って露店を出していた。
ある時、ローザが王都に行く途中に寄った町の露店で運命の魔術師と出会い、ローザの守護精霊が顕現する。
なんと!ローザの守護精霊は番を持っていた。
番を持つ守護精霊が顕現したローザの人生が思いがけない方向へ進んでいく…
〜読んでいただけてとても嬉しいです、ありがとうございます〜
特技は有効利用しよう。
庭にハニワ
ファンタジー
血の繋がらない義妹が、ボンクラ息子どもとはしゃいでる。
…………。
どうしてくれよう……。
婚約破棄、になるのかイマイチ自信が無いという事実。
この作者に色恋沙汰の話は、どーにもムリっポい。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる