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第8話
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自室に戻った私は、昨夜運び込まれた自分の荷物を片付けた。
これでやることは終わり。手持無沙汰だ。
(暇を持て余すのって、結構苦痛ね・・・何か自分でやることを見つけないといけないわ)
とりあえず私は屋敷の全容を把握することにした。
まずは今いる2階から。
2階には私の自室以外に5つの部屋があった。
うち4つは余った客室で、簡素なベッドと椅子と机があるだけ。
残りの1つは書斎で部屋の両側には2メートルほどの高さの本棚が置かれ、半分以上が本で埋まっていた。
(まあ!こんなに本があるなら十分に暇つぶしくらいは・・・)
私の趣味は家事と庭いじりだけど、読書もそれなりにたしなむ。
これで時間をつぶせる・・・そう思ったのだけれど。
よく見ると置かれているのはアレン様の宝飾品の製造・販売という職業からか「地質学」や「宝石の加工法」、「会計」に関連する分厚い専門書ばかりで読めば頭が痛くなること間違いなし。
(さすがに、これは読んでも楽しめそうにないわね・・・)
気を取り直して、私は1階に降りた。
1階にあるのは玄関でもある広間と、そこからつながる4つの部屋。
そのうち2つはアレン様が使われる部屋らしく鍵がかかっていた。
1つは食堂、もう1つは食料や普段使わない道具などしまう倉庫だった。
保存はきくけど硬くて不味いパンに、干し肉、申し訳程度の野菜のピクルスが入ったビンが置かれていた。
そういえば朝食がまだなことに気づき、とりあえずパンと干し肉でお腹を満たす。
(う~ん、何ていうか、この屋敷はまともな食料は置いてないの?)
私への嫌がらせという可能性が一瞬思い浮かんだけど、いま気にしてもしょうがないことだ。
最後に庭に出てみた。
こじんまりとした庭は最低限の手入れはされているようだけど、それだけだ。
花も何も植えられていない。
裏手には井戸があった。水はここで汲むらしい。
屋敷の周囲は丘と森に囲まれていて、周囲に人家は見えない。
この屋敷だけ外界と切り離されているかのようだ。
「何ていうか無機質なお屋敷ね・・・」
無機質・・・我ながらぴったりな表現だ。
屋敷はこじんまりとしているけど、最低限の手入れはされている。
でもよく見れば隅にはホコリがたまっているし、娯楽に関するものはない。
そう、ここは屋敷の体裁を整えられた空っぽの箱だ。
これでやることは終わり。手持無沙汰だ。
(暇を持て余すのって、結構苦痛ね・・・何か自分でやることを見つけないといけないわ)
とりあえず私は屋敷の全容を把握することにした。
まずは今いる2階から。
2階には私の自室以外に5つの部屋があった。
うち4つは余った客室で、簡素なベッドと椅子と机があるだけ。
残りの1つは書斎で部屋の両側には2メートルほどの高さの本棚が置かれ、半分以上が本で埋まっていた。
(まあ!こんなに本があるなら十分に暇つぶしくらいは・・・)
私の趣味は家事と庭いじりだけど、読書もそれなりにたしなむ。
これで時間をつぶせる・・・そう思ったのだけれど。
よく見ると置かれているのはアレン様の宝飾品の製造・販売という職業からか「地質学」や「宝石の加工法」、「会計」に関連する分厚い専門書ばかりで読めば頭が痛くなること間違いなし。
(さすがに、これは読んでも楽しめそうにないわね・・・)
気を取り直して、私は1階に降りた。
1階にあるのは玄関でもある広間と、そこからつながる4つの部屋。
そのうち2つはアレン様が使われる部屋らしく鍵がかかっていた。
1つは食堂、もう1つは食料や普段使わない道具などしまう倉庫だった。
保存はきくけど硬くて不味いパンに、干し肉、申し訳程度の野菜のピクルスが入ったビンが置かれていた。
そういえば朝食がまだなことに気づき、とりあえずパンと干し肉でお腹を満たす。
(う~ん、何ていうか、この屋敷はまともな食料は置いてないの?)
私への嫌がらせという可能性が一瞬思い浮かんだけど、いま気にしてもしょうがないことだ。
最後に庭に出てみた。
こじんまりとした庭は最低限の手入れはされているようだけど、それだけだ。
花も何も植えられていない。
裏手には井戸があった。水はここで汲むらしい。
屋敷の周囲は丘と森に囲まれていて、周囲に人家は見えない。
この屋敷だけ外界と切り離されているかのようだ。
「何ていうか無機質なお屋敷ね・・・」
無機質・・・我ながらぴったりな表現だ。
屋敷はこじんまりとしているけど、最低限の手入れはされている。
でもよく見れば隅にはホコリがたまっているし、娯楽に関するものはない。
そう、ここは屋敷の体裁を整えられた空っぽの箱だ。
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