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一頁 覚醒のロベリア
7話 あるお馬鹿な料理人の話
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情報ギルドから自室に戻って服を脱ぐなりそのままベッドで眠りこけた俺が起きたのは翌日の昼前だった。
「よっぽどお疲れだったんですね。あんな格好で寝ていらしたので驚きましたよ」
朝食をすっ飛ばして少し早めの昼食を食べている俺に、サリクスがティーポットを持ったまま声をかけてきた。正直帰ってきてからのことはほとんど覚えていないんだよな。俺、どんな格好で寝ていたんだろう。
「もうあんな格好では絶対に寝ないでくださいね。じゃないといろいろ危ないですから」
「何が危ないんだよ。別にただ寝ていただけだろうが」
「……それ本気で言っておられます?」
「本気じゃなかったらなんなんだよ」
「冗談……とか?」
「俺が冗談を言ったことがあったか?」
「……ありませんね」
「なら意味不明なことを言うな」
俺があしらうとサリクスは不満げな顔になり、何かぶつぶつ言い出した。一体なんなんだよコイツは。
「とりあえず、寝るのならきちんとした格好で寝てくださいね」
「わかったわかった。いちいちうるさい奴だなお前は」
「シュヴァリエ様が心配だからですよ! あんな無防備を晒して襲われたらどうするんですか!」
「俺を襲える度胸がある奴がいればいいけどな」
「またそんなことを仰って……」
後半部分は声が小さくて聞こえなかったが、サリクスの目には若干の呆れが浮かんでいるのは見えた。何故使用人であるサリクスにそんな目で見られないといけないんだ。一応君のご主人だってわかってる?
思わずジト目で睨めばサリクスは肩をすくめて舌を出してきた。こいつはシュヴァリエ相手に本当に命知らずな真似をするよな。まあ、俺の性格が変わったことを薄々察しているという可能性もあるが。サリクスはちょっと気味が悪いくらい無駄に勘がいいところがあるからな。その勘のよさを半分くらいわけてくれ。
「それで、調べはついたのか?」
「私を誰だと思っているんですか! このサリクスにとってはあの程度厨房で盗み食いをするよりも容易いです」
「お前盗み食いしていたのか?」
「いやですね。ただの例え話ですよ」
浮かべている笑顔が怪しさこの上ないが、あの料理長はちょっと鈍いところがあるから上手くやれば気づかれないのかも。……バレて怒られるのはサリクスだし好きにさせておくか。ゲームでシュヴァリエがやった犯罪に比べればかわいいかわいい。
「お前の犯罪の暴露はどうでもいいからさっさと報告しろ」
「はい」
そう言ってサリクスは懐から紙束を取り出し俺によこした。そこに書かれていたのはなんというか、予想通りとしか言いようがない内容だった。
「やっぱりトカゲの尻尾だったか」
「はい。名前はファボル。ロリエ村出身で元はラウルス男爵の屋敷で働いていましたが男爵から解雇され、路頭に迷っていたところに腰巾着が声をかけてきたようです」
「そいつの計らいでアクナイトに入り込んだのが一ヶ月前。俺がアクナイトから呼び出しの手紙が届いた日のちょうど一週間前だな」
えらく区切りが良いことで。黒幕は妙にきっちりしているな。ラウルス男爵が誰なのか、シュヴァリエの記憶にないってことは大した家柄ではないんだろう。しかも身分は男爵。シュヴァリエが気に留めるわけもないか。
「ラウルス男爵って誰だ?」
「ラウルス男爵は西部に所属する新興貴族で、領地はまだなく王城にて法務部の官職に就いていらっしゃいます」
「へえ……」
「パーティーにも何度かご出席されていらっしゃるはずですが」
「俺が覚えているとでも?」
「……そうですね。男爵は真面目な方ではありますが、目立った功績があるわけではありませんし、シュヴァリエ様のご記憶になくても不思議はないかと」
ああ、それならシュヴァリエが憶えるはずもない。ただでさえ無関心なのに身分の低い、目立つ要素のない人間など記憶しておけというのはシュヴァリエにとってはあり得ないという感想で終わったはずだ。
我ながらちょっと反省……。
まあ、そんなことよりも。
「ラウルス男爵の元で料理人をしていたファボルは男爵の妹に手を出しかけたことで即刻クビになった……なんだこれ?」
しばし言葉を失った俺は無言でサリクスを見る。貴族の娘に使用人が手を出しかけたってことか? しかもこの令嬢には既に許嫁がいて学園卒業と同時に婚姻予定……ねえ?
「もちろん未遂ですよ? ファボルが言うには一目惚れだったそうで、気の迷いだったと嘆いていましたが」
「気の迷い……」
いくら男爵でも貴族は貴族だ。それを気の迷いで手を出しかけるって命が惜しくないんだろうか? ……? ちょっと待て、今サリクスはなんて言った? 『ファボルが言うには』って言ったよな?
「……お前、ファボルに直接聞いたのか?」
「はい、そうですが」
それが何か、と言わんばかりに首を傾げたサリクスに俺は微妙に顔を引き攣らせる。探っていることを知られたくなかったんだが、尋問でもしたんだろうか。
「尋問したのか?」
「いいえ。絵を見せてシュヴァリエ様が仰っていた花の特性を話したら、青ざめて勝手にペラペラ喋り出したんですよ」
あれ見せたんかい! 流石に他の料理人がいる前ではやらなかったとは思うが、当時の出来事が絵として残っているなんてわかったら普通にビビるわ。……まあ、口止めはしただろうからいろいろ聞き出せてよかったと思っておくか。
「……まあいい。ファボルはそのことを男爵に気づかれ問答無用でクビになったみたいだな」
「雇い主の妹への行いですから、信用できないと判断されたのでしょう」
「だろうな。そんな身の程知らずで信用ならない使用人はどこの屋敷でも切るだろうよ。まあその切ったものがうちに流れてきたっていうのはムカつくが」
「傷心と怒りを抱えながら路頭に迷っていたところを腰巾着に声をかけられたそうです」
「毒を盛ったことは知らなかったみたいだな」
「はい。久しぶりの帰省だからちょっとした贈りものをしたいと主から頼まれた、と腰巾着に言伝と共に花を渡されたそうで」
「へえ? ……ちなみにファボルの野郎は」
「閉じ込めていますよ。まあ本当に体調を崩して寝込んでいるみたいですが」
よっぽど堪えたんでしょうね、と言ったサリクスの目には明らかに侮蔑が滲んでいた。……あまりにもあっけなくてつまらなかったんだろうな。サリクスのことだから万が一始末されないようにしているだろうし、こっちは問題ない。
バサっと報告書を机に投げ捨てた俺はそのままソファに寝転がった。
俺のことが嫌いなのは知っていたが、よくもまあここまで頑張れるな。殺されかけたのはこれで通算三度目か。一度目は刺客が送り込まれて、二度目は誰かに後ろから布で首を絞められ、今回は毒殺未遂。まったく黄泉への切符は何度も送るものじゃねえっての。
なんて思っているとカルから渡された手鏡が光りだし、同時に窓の一部に月が浮かんだ。宣言通りの時間にきっちり仕上げてくるのはさすがとしか言いようがない。
「サリクス」
「はい、こちらに」
この窓の細工はシュヴァリエが考えたカル専用のポストだ。普段は普通の窓だが、月の形に加工された透明なシートを窓に貼り、その状態でほんの少し熱を加えるとそのシートがガラスに溶け込む。その際、あらかじめ片方に遮光塗料を塗っておくとガラスに馴染ませた後でもそちら側に光が漏れる心配はない。以前カルの元を訪れた時シュヴァリエはこのシートにカルの魔力を染み込ませていた。そしてカルからの依頼が届くと三日月型に光を放ち、満月になると中から依頼物が出てくるという仕組みである。
そんな奇怪な窓から落ちてきた少し厚みのある茶封筒をサリクスから受け取る。……こんなに厚いってことは、中身期待して良さそうだ。
「さて、何が飛び出してくるのやら……」
そして封筒を開けて内容を読み進めた俺はーー
「ぶっはっ!!!!!」
盛大に吹いた。
「ど、どうされたんですか!?」
俺の突然の大笑いにサリクスが慌てて声をかけてきたが、悪い。笑いすぎて死にそうになっている今の俺にはそれに応える余裕がない。公爵子息としての体面とか品格なんかどうでもいいくらいに面白い内容だった。
「はー……あの公爵がねえ? 部下たちが知ったらどう思うかな」
「シュヴァリエ様がそれほど大笑いするなんて、何があったんですか?」
「まずは状況証拠と物証、それから最高の脅し材料」
俺は腹を抱えたままなんとかそれだけ言うと、サリクスへと紙束を放り投げた。サリクスは訝しみながらもパラパラと捲ると、口元を隠して体をくの字に曲げて肩を激しく震わせる。
「これ……事実っ……ですか……?」
「あいつが持ってきた情報が誤りだったことは一度もない」
「ということは……」
「笑いたけりゃ盛大に笑えよ」
「いいえ、それは……」
「俺が許す」
だって面白すぎるもん。この報告を読んで笑うなと言う方が苦行だろうよ。現に俺が許可を出した途端、サリクスも声を立てて笑い出したし?
「これだけあれば充分だろ。しかも物証つきだ」
「そうですね……」
「さてと、それじゃあ……盛大に掃除でも始めるか。サリクス、ファボルの奴を連れて公爵の執務室へ行け。俺が指示したら入って来い」
「かしこまりました」
善は急げとばかりに俺は証拠の書類と物証を持って、部屋を飛び出した。
俺の平穏よ、待っててね~♪
「よっぽどお疲れだったんですね。あんな格好で寝ていらしたので驚きましたよ」
朝食をすっ飛ばして少し早めの昼食を食べている俺に、サリクスがティーポットを持ったまま声をかけてきた。正直帰ってきてからのことはほとんど覚えていないんだよな。俺、どんな格好で寝ていたんだろう。
「もうあんな格好では絶対に寝ないでくださいね。じゃないといろいろ危ないですから」
「何が危ないんだよ。別にただ寝ていただけだろうが」
「……それ本気で言っておられます?」
「本気じゃなかったらなんなんだよ」
「冗談……とか?」
「俺が冗談を言ったことがあったか?」
「……ありませんね」
「なら意味不明なことを言うな」
俺があしらうとサリクスは不満げな顔になり、何かぶつぶつ言い出した。一体なんなんだよコイツは。
「とりあえず、寝るのならきちんとした格好で寝てくださいね」
「わかったわかった。いちいちうるさい奴だなお前は」
「シュヴァリエ様が心配だからですよ! あんな無防備を晒して襲われたらどうするんですか!」
「俺を襲える度胸がある奴がいればいいけどな」
「またそんなことを仰って……」
後半部分は声が小さくて聞こえなかったが、サリクスの目には若干の呆れが浮かんでいるのは見えた。何故使用人であるサリクスにそんな目で見られないといけないんだ。一応君のご主人だってわかってる?
思わずジト目で睨めばサリクスは肩をすくめて舌を出してきた。こいつはシュヴァリエ相手に本当に命知らずな真似をするよな。まあ、俺の性格が変わったことを薄々察しているという可能性もあるが。サリクスはちょっと気味が悪いくらい無駄に勘がいいところがあるからな。その勘のよさを半分くらいわけてくれ。
「それで、調べはついたのか?」
「私を誰だと思っているんですか! このサリクスにとってはあの程度厨房で盗み食いをするよりも容易いです」
「お前盗み食いしていたのか?」
「いやですね。ただの例え話ですよ」
浮かべている笑顔が怪しさこの上ないが、あの料理長はちょっと鈍いところがあるから上手くやれば気づかれないのかも。……バレて怒られるのはサリクスだし好きにさせておくか。ゲームでシュヴァリエがやった犯罪に比べればかわいいかわいい。
「お前の犯罪の暴露はどうでもいいからさっさと報告しろ」
「はい」
そう言ってサリクスは懐から紙束を取り出し俺によこした。そこに書かれていたのはなんというか、予想通りとしか言いようがない内容だった。
「やっぱりトカゲの尻尾だったか」
「はい。名前はファボル。ロリエ村出身で元はラウルス男爵の屋敷で働いていましたが男爵から解雇され、路頭に迷っていたところに腰巾着が声をかけてきたようです」
「そいつの計らいでアクナイトに入り込んだのが一ヶ月前。俺がアクナイトから呼び出しの手紙が届いた日のちょうど一週間前だな」
えらく区切りが良いことで。黒幕は妙にきっちりしているな。ラウルス男爵が誰なのか、シュヴァリエの記憶にないってことは大した家柄ではないんだろう。しかも身分は男爵。シュヴァリエが気に留めるわけもないか。
「ラウルス男爵って誰だ?」
「ラウルス男爵は西部に所属する新興貴族で、領地はまだなく王城にて法務部の官職に就いていらっしゃいます」
「へえ……」
「パーティーにも何度かご出席されていらっしゃるはずですが」
「俺が覚えているとでも?」
「……そうですね。男爵は真面目な方ではありますが、目立った功績があるわけではありませんし、シュヴァリエ様のご記憶になくても不思議はないかと」
ああ、それならシュヴァリエが憶えるはずもない。ただでさえ無関心なのに身分の低い、目立つ要素のない人間など記憶しておけというのはシュヴァリエにとってはあり得ないという感想で終わったはずだ。
我ながらちょっと反省……。
まあ、そんなことよりも。
「ラウルス男爵の元で料理人をしていたファボルは男爵の妹に手を出しかけたことで即刻クビになった……なんだこれ?」
しばし言葉を失った俺は無言でサリクスを見る。貴族の娘に使用人が手を出しかけたってことか? しかもこの令嬢には既に許嫁がいて学園卒業と同時に婚姻予定……ねえ?
「もちろん未遂ですよ? ファボルが言うには一目惚れだったそうで、気の迷いだったと嘆いていましたが」
「気の迷い……」
いくら男爵でも貴族は貴族だ。それを気の迷いで手を出しかけるって命が惜しくないんだろうか? ……? ちょっと待て、今サリクスはなんて言った? 『ファボルが言うには』って言ったよな?
「……お前、ファボルに直接聞いたのか?」
「はい、そうですが」
それが何か、と言わんばかりに首を傾げたサリクスに俺は微妙に顔を引き攣らせる。探っていることを知られたくなかったんだが、尋問でもしたんだろうか。
「尋問したのか?」
「いいえ。絵を見せてシュヴァリエ様が仰っていた花の特性を話したら、青ざめて勝手にペラペラ喋り出したんですよ」
あれ見せたんかい! 流石に他の料理人がいる前ではやらなかったとは思うが、当時の出来事が絵として残っているなんてわかったら普通にビビるわ。……まあ、口止めはしただろうからいろいろ聞き出せてよかったと思っておくか。
「……まあいい。ファボルはそのことを男爵に気づかれ問答無用でクビになったみたいだな」
「雇い主の妹への行いですから、信用できないと判断されたのでしょう」
「だろうな。そんな身の程知らずで信用ならない使用人はどこの屋敷でも切るだろうよ。まあその切ったものがうちに流れてきたっていうのはムカつくが」
「傷心と怒りを抱えながら路頭に迷っていたところを腰巾着に声をかけられたそうです」
「毒を盛ったことは知らなかったみたいだな」
「はい。久しぶりの帰省だからちょっとした贈りものをしたいと主から頼まれた、と腰巾着に言伝と共に花を渡されたそうで」
「へえ? ……ちなみにファボルの野郎は」
「閉じ込めていますよ。まあ本当に体調を崩して寝込んでいるみたいですが」
よっぽど堪えたんでしょうね、と言ったサリクスの目には明らかに侮蔑が滲んでいた。……あまりにもあっけなくてつまらなかったんだろうな。サリクスのことだから万が一始末されないようにしているだろうし、こっちは問題ない。
バサっと報告書を机に投げ捨てた俺はそのままソファに寝転がった。
俺のことが嫌いなのは知っていたが、よくもまあここまで頑張れるな。殺されかけたのはこれで通算三度目か。一度目は刺客が送り込まれて、二度目は誰かに後ろから布で首を絞められ、今回は毒殺未遂。まったく黄泉への切符は何度も送るものじゃねえっての。
なんて思っているとカルから渡された手鏡が光りだし、同時に窓の一部に月が浮かんだ。宣言通りの時間にきっちり仕上げてくるのはさすがとしか言いようがない。
「サリクス」
「はい、こちらに」
この窓の細工はシュヴァリエが考えたカル専用のポストだ。普段は普通の窓だが、月の形に加工された透明なシートを窓に貼り、その状態でほんの少し熱を加えるとそのシートがガラスに溶け込む。その際、あらかじめ片方に遮光塗料を塗っておくとガラスに馴染ませた後でもそちら側に光が漏れる心配はない。以前カルの元を訪れた時シュヴァリエはこのシートにカルの魔力を染み込ませていた。そしてカルからの依頼が届くと三日月型に光を放ち、満月になると中から依頼物が出てくるという仕組みである。
そんな奇怪な窓から落ちてきた少し厚みのある茶封筒をサリクスから受け取る。……こんなに厚いってことは、中身期待して良さそうだ。
「さて、何が飛び出してくるのやら……」
そして封筒を開けて内容を読み進めた俺はーー
「ぶっはっ!!!!!」
盛大に吹いた。
「ど、どうされたんですか!?」
俺の突然の大笑いにサリクスが慌てて声をかけてきたが、悪い。笑いすぎて死にそうになっている今の俺にはそれに応える余裕がない。公爵子息としての体面とか品格なんかどうでもいいくらいに面白い内容だった。
「はー……あの公爵がねえ? 部下たちが知ったらどう思うかな」
「シュヴァリエ様がそれほど大笑いするなんて、何があったんですか?」
「まずは状況証拠と物証、それから最高の脅し材料」
俺は腹を抱えたままなんとかそれだけ言うと、サリクスへと紙束を放り投げた。サリクスは訝しみながらもパラパラと捲ると、口元を隠して体をくの字に曲げて肩を激しく震わせる。
「これ……事実っ……ですか……?」
「あいつが持ってきた情報が誤りだったことは一度もない」
「ということは……」
「笑いたけりゃ盛大に笑えよ」
「いいえ、それは……」
「俺が許す」
だって面白すぎるもん。この報告を読んで笑うなと言う方が苦行だろうよ。現に俺が許可を出した途端、サリクスも声を立てて笑い出したし?
「これだけあれば充分だろ。しかも物証つきだ」
「そうですね……」
「さてと、それじゃあ……盛大に掃除でも始めるか。サリクス、ファボルの奴を連れて公爵の執務室へ行け。俺が指示したら入って来い」
「かしこまりました」
善は急げとばかりに俺は証拠の書類と物証を持って、部屋を飛び出した。
俺の平穏よ、待っててね~♪
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