22 / 140
二頁 アジサイの涙
21話 いつの間にか始まっていた本編イベント
しおりを挟む
やらかした。
俺って本当に周り見えなくなるんだな……じゃなくて! どうすんのこの空気。
今俺はものすごい好奇の視線に晒されていた。
『速報! シュヴァリエ・アクナイトが花束を手にご機嫌だった! エヴェイユ殿下が目撃!!!』
という内容が朝からあちこちで飛び交っている。
原因はまさに昨日の件。ガゼボから出てきたシュヴァリエ・アクナイトが花束を持っていた、と偶然目撃した生徒が友人に話し瞬く間に広まったらしい。噂を聞いたエヴェイユも偶然出会った彼が花束を持っていたと公言したことで更に尾ひれがついた結果、まだ冷めやらないアクナイト公爵家の離婚騒動もあり一層騒がれることとなった。
ですよね。広まらないわけないよね。シュヴァリエに花束という組み合わせ自体衝撃だというのに、人目があるということを何故あの時失念していたのかわからない。
あれほど急な人格や行動の変貌は気をつけようと思っていたのがさほど時間が経たずに崩れた。というか途中からすっかり忘れていた。間抜けにも程があるだろ。
「はあ……」
アクナイトの人間が短期間にやらかして注目を集めないはずはない。シエル兄さんはともかくルアルへの皺寄せが大変なことになるなこりゃ。ああ、どうしよう。エヴェイユとエンカウントしたってだけでも憂鬱なのに自分で注目集めるようなことをしでかすとか、馬鹿にも程がある。これじゃあいくらクラルテたちを避けたところで、ろくなことにならないだろ絶対。しかもタイミングが最悪すぎる。針の筵どころか地獄の針山がそのまま降ってきたような気分だ。
もうこのまま授業サボろうかな……って、げぇっ!
廊下の向こうからクラルテとエヴェイユ、それからアウルがやってきていた。この状況でエヴェイユとは会いたくねえ!
俺は咄嗟に角を曲がり、クラルテたちをやり過ごそうとした……が。聞こえてきた会話に俺は思わず足を止める。
「昨日見せてくれた小箱に関してあれから進展はありましたか?」
「いいえ、誰も知らないと。まだ全員に聞いたわけじゃないですけど、アウルさんに協力してもらいながらクラスの人に聞き込みしているところです」
「そうですか。アウル公子の方はどうですか?」
「俺の方も今のところは」
「なるほど……しかし、あの小箱の中身はまだ確かめていないのですか?」
「すみません……いくら持ち主探しとはいえ、人の物を勝手に開けるのはできなくて」
「真面目ですね。物事は時に必要事項と割り切ることも大切ですよ」
「は、はい」
「他に何か変わったことはありましたか?」
「あの後もう一度小箱が沈められていた池に行ってみたらその近くにアジサイがありました。なんかわざわざ枝を切って地面に落としてから踏み潰したような感じになっていましたけど」
「へえ、面白いことをする人もいるのですね」
三人の内容に俺は遠い目になりながら額に手を当てた。本当に俺は間抜けだ。こんな大事なことなんでもっと早く思い出さないかな……。
「最悪……」
エヴェイユ本編ルート序盤、クラルテは学内の図書館に寄った帰りある水音を聞く。気になって様子を見に行くもそこには誰も居らずただ小さな池があるだけだった。不思議に思ったクラルテが水面を覗き込むと、そこには高級品と思われる小箱が沈んでいた。その小箱はまだ新しく、誰かの落とし物かと思ったクラルテは小箱のことを相談しようとアウルを探していたところエヴェイユに会い彼に相談をする、という流れだ。
……で、その話の中でエヴェイユが言っていた。
ーーエヴェイユさん、こんなところにいるなんて珍しいですね
ーー少々気分転換に。ガゼボで偶然シュヴァリエ公子とお会いしましてね
ーーシュヴァリエさんに?
ーーええ。同じ学園にいながら彼とだけは不思議と会話の機会が少ないもので。久しぶりにお話できたのですよ
ーーそうなんですね。僕もクラスメイトなのに全然お話できなくて
ーーシュヴァリエ公子は孤高な人ですから、なかなか難しいでしょう
ーーはい、まあ……
クラルテはエヴェイユに小箱のことを相談する直前、ガゼボでシュヴァリエに会った、と。あの時に思い出していれば避けられたのに、ああ俺の馬鹿!!!
「はあ……なんかこういうのばっかりだな俺」
うっかり本音がこぼれた。気分が沈みかけたところで、唐突にクラルテの言葉が引っかかる。
「クラルテの奴、アジサイが踏みつけられていたとか言っていなかったか?」
もし事実だとしたら許せねえんだけど? 花を冒涜する奴は全員俺の敵確定なんだよ。
……どうする?
正直に言えば関わりたくない。それに俺はゲームで犯人を知っているから調べる必要はないんだけど……なんか気になるんだよな。本編ストーリー内に花が踏み荒らされていたなんて話はなかったはずだ。
犯人は判っている。動機も知っている。だけどだからこそ違和感が強い。……一体なんなんだ?
「……花の件もあるし確認してみるか」
別に確認してどうこうするわけでもない。気になるし気に食わないから動くだけ。花を荒らす奴はどんな理由があろうとシバくし、俺の押し花ライフを邪魔するってんなら徹底的に間引いてやる。じゃないとストーリーに邪魔されてコレクション集めが進まないんだよ! 前世でも二十歳でご臨終だったから全っ然集められなかったし、今世は今世こそは何が何でもやってやる!!!
というわけで、早速間引き作業開始!
けどいきなり犯人のところに行ったら怪しまれるからひとまず現場を見てみるか。捜査の基本は現場からってね。
「確か小箱を見つけたのは校舎裏の森への入り口付近にある池だったはず。図書館はそこの近くだからな。けどここからだと大体二十分くらいかかるから、授業開始に間に合わない。…………よし、サボろう」
何か別のものでも出てくるかもしれないし、万が一誰かに好奇心やらなんやらでぶっ壊されてもたまらない。善は急げっていうじゃないか! ……最近まで休んでいたのにまたって思われるかもしれないけど、ここは必要休校ということで。な~に、一日くらいサボったって死にやしないさ。前世じゃ遅刻三昧で不良扱いだったし今更今更。さあ、早速出発~!
♦︎♦︎♦︎♦︎♦︎♦︎♦︎
……つ、着いた。
なんでこんなに広いんだろう。前世の学校は走ったら授業に間に合うくらいだったのに、ほんと無駄に面積あるんだから。学園持ちの森まで含めたら一体何平米になるんだ。
「……で、これが小箱の沈んでいた池ね。やっぱりゲーム背景そのままだ」
北側にあるこの池は太陽こそ当たらないものの、空の写り込む水面がキラキラと反射する綺麗な場所だ。ゲーム内でも好きな背景のひとつだったな。
うん、本当に綺麗だ。……そのほとりで花びらが無残に散らされていることを除けば、だけど。いや本当にひどいな。ここまでふっ散らかすことある? アジサイになんか恨みでもあんのかちくしょう!
……綺麗な切り口だな。鋏で丁寧に切り取らないとこんな状態にはならない。わざわざこんな状態で刈り取ってから地面に捨てる……なんてことあるか? だとしたら相当変わっているな。他の花を傷つけたくなかったか、たとえ壊すとしても綺麗な状態で採りたかったか……あとは、このアジサイは誰かからの贈り物だったから八つ当たりした。
「誰かにプレゼントする時って普通なら何本か束にして渡すよな? まあ一本だけ渡すこともあるけど……複数本持っているなら荒らしたのがこの一本だけっていうのは違和感がある。それに……」
俺はその場にしゃがみ込んで、散らされたアジサイを見つめる。花びらには靴裏の跡がくっきりとついていた。よほど激しくすり潰したのか、色素が薄れてしまっているのもある。
「ったく、俺のコレクション荒らしやがって」
ひとりをいいことに悪態をついたその時。
「そこで何をしている?」
カサリと草を踏みつける音がしたと思ったら冷ややかな声が背中に刺さった。知っている声に後ろを振り向くとそこには。
「なぜ貴方がここにいるのです?」
主人公の絶対的な味方でありゲームの攻略対象の一人である。
ーーアウル・オルニス
俺って本当に周り見えなくなるんだな……じゃなくて! どうすんのこの空気。
今俺はものすごい好奇の視線に晒されていた。
『速報! シュヴァリエ・アクナイトが花束を手にご機嫌だった! エヴェイユ殿下が目撃!!!』
という内容が朝からあちこちで飛び交っている。
原因はまさに昨日の件。ガゼボから出てきたシュヴァリエ・アクナイトが花束を持っていた、と偶然目撃した生徒が友人に話し瞬く間に広まったらしい。噂を聞いたエヴェイユも偶然出会った彼が花束を持っていたと公言したことで更に尾ひれがついた結果、まだ冷めやらないアクナイト公爵家の離婚騒動もあり一層騒がれることとなった。
ですよね。広まらないわけないよね。シュヴァリエに花束という組み合わせ自体衝撃だというのに、人目があるということを何故あの時失念していたのかわからない。
あれほど急な人格や行動の変貌は気をつけようと思っていたのがさほど時間が経たずに崩れた。というか途中からすっかり忘れていた。間抜けにも程があるだろ。
「はあ……」
アクナイトの人間が短期間にやらかして注目を集めないはずはない。シエル兄さんはともかくルアルへの皺寄せが大変なことになるなこりゃ。ああ、どうしよう。エヴェイユとエンカウントしたってだけでも憂鬱なのに自分で注目集めるようなことをしでかすとか、馬鹿にも程がある。これじゃあいくらクラルテたちを避けたところで、ろくなことにならないだろ絶対。しかもタイミングが最悪すぎる。針の筵どころか地獄の針山がそのまま降ってきたような気分だ。
もうこのまま授業サボろうかな……って、げぇっ!
廊下の向こうからクラルテとエヴェイユ、それからアウルがやってきていた。この状況でエヴェイユとは会いたくねえ!
俺は咄嗟に角を曲がり、クラルテたちをやり過ごそうとした……が。聞こえてきた会話に俺は思わず足を止める。
「昨日見せてくれた小箱に関してあれから進展はありましたか?」
「いいえ、誰も知らないと。まだ全員に聞いたわけじゃないですけど、アウルさんに協力してもらいながらクラスの人に聞き込みしているところです」
「そうですか。アウル公子の方はどうですか?」
「俺の方も今のところは」
「なるほど……しかし、あの小箱の中身はまだ確かめていないのですか?」
「すみません……いくら持ち主探しとはいえ、人の物を勝手に開けるのはできなくて」
「真面目ですね。物事は時に必要事項と割り切ることも大切ですよ」
「は、はい」
「他に何か変わったことはありましたか?」
「あの後もう一度小箱が沈められていた池に行ってみたらその近くにアジサイがありました。なんかわざわざ枝を切って地面に落としてから踏み潰したような感じになっていましたけど」
「へえ、面白いことをする人もいるのですね」
三人の内容に俺は遠い目になりながら額に手を当てた。本当に俺は間抜けだ。こんな大事なことなんでもっと早く思い出さないかな……。
「最悪……」
エヴェイユ本編ルート序盤、クラルテは学内の図書館に寄った帰りある水音を聞く。気になって様子を見に行くもそこには誰も居らずただ小さな池があるだけだった。不思議に思ったクラルテが水面を覗き込むと、そこには高級品と思われる小箱が沈んでいた。その小箱はまだ新しく、誰かの落とし物かと思ったクラルテは小箱のことを相談しようとアウルを探していたところエヴェイユに会い彼に相談をする、という流れだ。
……で、その話の中でエヴェイユが言っていた。
ーーエヴェイユさん、こんなところにいるなんて珍しいですね
ーー少々気分転換に。ガゼボで偶然シュヴァリエ公子とお会いしましてね
ーーシュヴァリエさんに?
ーーええ。同じ学園にいながら彼とだけは不思議と会話の機会が少ないもので。久しぶりにお話できたのですよ
ーーそうなんですね。僕もクラスメイトなのに全然お話できなくて
ーーシュヴァリエ公子は孤高な人ですから、なかなか難しいでしょう
ーーはい、まあ……
クラルテはエヴェイユに小箱のことを相談する直前、ガゼボでシュヴァリエに会った、と。あの時に思い出していれば避けられたのに、ああ俺の馬鹿!!!
「はあ……なんかこういうのばっかりだな俺」
うっかり本音がこぼれた。気分が沈みかけたところで、唐突にクラルテの言葉が引っかかる。
「クラルテの奴、アジサイが踏みつけられていたとか言っていなかったか?」
もし事実だとしたら許せねえんだけど? 花を冒涜する奴は全員俺の敵確定なんだよ。
……どうする?
正直に言えば関わりたくない。それに俺はゲームで犯人を知っているから調べる必要はないんだけど……なんか気になるんだよな。本編ストーリー内に花が踏み荒らされていたなんて話はなかったはずだ。
犯人は判っている。動機も知っている。だけどだからこそ違和感が強い。……一体なんなんだ?
「……花の件もあるし確認してみるか」
別に確認してどうこうするわけでもない。気になるし気に食わないから動くだけ。花を荒らす奴はどんな理由があろうとシバくし、俺の押し花ライフを邪魔するってんなら徹底的に間引いてやる。じゃないとストーリーに邪魔されてコレクション集めが進まないんだよ! 前世でも二十歳でご臨終だったから全っ然集められなかったし、今世は今世こそは何が何でもやってやる!!!
というわけで、早速間引き作業開始!
けどいきなり犯人のところに行ったら怪しまれるからひとまず現場を見てみるか。捜査の基本は現場からってね。
「確か小箱を見つけたのは校舎裏の森への入り口付近にある池だったはず。図書館はそこの近くだからな。けどここからだと大体二十分くらいかかるから、授業開始に間に合わない。…………よし、サボろう」
何か別のものでも出てくるかもしれないし、万が一誰かに好奇心やらなんやらでぶっ壊されてもたまらない。善は急げっていうじゃないか! ……最近まで休んでいたのにまたって思われるかもしれないけど、ここは必要休校ということで。な~に、一日くらいサボったって死にやしないさ。前世じゃ遅刻三昧で不良扱いだったし今更今更。さあ、早速出発~!
♦︎♦︎♦︎♦︎♦︎♦︎♦︎
……つ、着いた。
なんでこんなに広いんだろう。前世の学校は走ったら授業に間に合うくらいだったのに、ほんと無駄に面積あるんだから。学園持ちの森まで含めたら一体何平米になるんだ。
「……で、これが小箱の沈んでいた池ね。やっぱりゲーム背景そのままだ」
北側にあるこの池は太陽こそ当たらないものの、空の写り込む水面がキラキラと反射する綺麗な場所だ。ゲーム内でも好きな背景のひとつだったな。
うん、本当に綺麗だ。……そのほとりで花びらが無残に散らされていることを除けば、だけど。いや本当にひどいな。ここまでふっ散らかすことある? アジサイになんか恨みでもあんのかちくしょう!
……綺麗な切り口だな。鋏で丁寧に切り取らないとこんな状態にはならない。わざわざこんな状態で刈り取ってから地面に捨てる……なんてことあるか? だとしたら相当変わっているな。他の花を傷つけたくなかったか、たとえ壊すとしても綺麗な状態で採りたかったか……あとは、このアジサイは誰かからの贈り物だったから八つ当たりした。
「誰かにプレゼントする時って普通なら何本か束にして渡すよな? まあ一本だけ渡すこともあるけど……複数本持っているなら荒らしたのがこの一本だけっていうのは違和感がある。それに……」
俺はその場にしゃがみ込んで、散らされたアジサイを見つめる。花びらには靴裏の跡がくっきりとついていた。よほど激しくすり潰したのか、色素が薄れてしまっているのもある。
「ったく、俺のコレクション荒らしやがって」
ひとりをいいことに悪態をついたその時。
「そこで何をしている?」
カサリと草を踏みつける音がしたと思ったら冷ややかな声が背中に刺さった。知っている声に後ろを振り向くとそこには。
「なぜ貴方がここにいるのです?」
主人公の絶対的な味方でありゲームの攻略対象の一人である。
ーーアウル・オルニス
667
あなたにおすすめの小説
結婚十年目の夫から「結婚契約更新書」なるものが届いた。彼は「送り間違えた」というけれど、それはそれで問題なのでは?
ぽんた
恋愛
レミ・マカリスター侯爵夫人は、夫と政略結婚をして十年目。侯爵夫人として、義父母の介護や領地経営その他もろもろを完ぺきにこなしている。そんなある日、王都に住む夫から「結婚契約更新書」なるものが届いた。義弟を通じ、夫を追求するも夫は「送り間違えた。ほんとうは金を送れというメモを送りたかった」という。レミは、心から思った。「それはそれで問題なのでは?」、と。そして、彼女の夫にたいするざまぁがはじまる。
※ハッピーエンド確約。ざまぁあり。ご都合主義のゆるゆる設定はご容赦願います。
やっと退場できるはずだったβの悪役令息。ワンナイトしたらΩになりました。
毒島醜女
BL
目が覚めると、妻であるヒロインを虐げた挙句に彼女の運命の番である皇帝に断罪される最低最低なモラハラDV常習犯の悪役夫、イライ・ロザリンドに転生した。
そんな最期は絶対に避けたいイライはヒーローとヒロインの仲を結ばせつつ、ヒロインと円満に別れる為に策を練った。
彼の努力は実り、主人公たちは結ばれ、イライはお役御免となった。
「これでやっと安心して退場できる」
これまでの自分の努力を労うように酒場で飲んでいたイライは、いい薫りを漂わせる男と意気投合し、彼と一夜を共にしてしまう。
目が覚めると罪悪感に襲われ、すぐさま宿を去っていく。
「これじゃあ原作のイライと変わらないじゃん!」
その後体調不良を訴え、医師に診てもらうととんでもない事を言われたのだった。
「あなた……Ωになっていますよ」
「へ?」
そしてワンナイトをした男がまさかの国の英雄で、まさかまさか求愛し公開プロポーズまでして来て――
オメガバースの世界で運命に導かれる、強引な俺様α×頑張り屋な元悪役令息の元βのΩのラブストーリー。
拗らせ問題児は癒しの君を独占したい
結衣可
BL
前世で限界社畜として心をすり減らした青年は、異世界の貧乏子爵家三男・セナとして転生する。王立貴族学院に奨学生として通う彼は、座学で首席の成績を持ちながらも、目立つことを徹底的に避けて生きていた。期待されることは、壊れる前触れだと知っているからだ。
一方、公爵家次男のアレクシスは、魔法も剣術も学年トップの才能を持ちながら、「何も期待されていない」立場に嫌気がさし、問題児として学院で浮いた存在になっていた。
補習課題のペアとして出会った二人。
セナはアレクシスを特別視せず、恐れも媚びも見せない。その静かな態度と、美しい瞳に、アレクシスは強く惹かれていく。放課後を共に過ごすうち、アレクシスはセナを守りたいと思い始める。
身分差と噂、そしてセナが隠す“癒やしの光魔法”。
期待されることを恐れるセナと、期待されないことに傷つくアレクシスは、すれ違いながらも互いを唯一の居場所として見つけていく。
これは、静かに生きたい少年と、選ばれたかった少年が出会った物語。
悪役令息を改めたら皆の様子がおかしいです?
* ゆるゆ
BL
王太子から伴侶(予定)契約を破棄された瞬間、前世の記憶がよみがえって、悪役令息だと気づいたよ! しかし気づいたのが終了した後な件について。
悪役令息で断罪なんて絶対だめだ! 泣いちゃう!
せっかく前世を思い出したんだから、これからは心を入れ替えて、真面目にがんばっていこう! と思ったんだけど……あれ? 皆やさしい? 主人公はあっちだよー?
ユィリと皆の動画をつくりました!
インスタ @yuruyu0 絵も動画もあがります。ほぼ毎日更新!
Youtube @BL小説動画 アカウントがなくても、どなたでもご覧になれます。動画を作ったときに更新!
プロフのWebサイトから、両方に飛べるので、もしよかったら!
名前が * ゆるゆ になりましたー!
中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー!
ご感想欄 、うれしくてすぐ承認を押してしまい(笑)ネタバレ 配慮できないので、ご覧になる時は、お気をつけください!
公爵家の末っ子に転生しました〜出来損ないなので潔く退場しようとしたらうっかり溺愛されてしまった件について〜
上総啓
BL
公爵家の末っ子に転生したシルビオ。
体が弱く生まれて早々ぶっ倒れ、家族は見事に過保護ルートへと突き進んでしまった。
両親はめちゃくちゃ溺愛してくるし、超強い兄様はブラコンに育ち弟絶対守るマンに……。
せっかくファンタジーの世界に転生したんだから魔法も使えたり?と思ったら、我が家に代々伝わる上位氷魔法が俺にだけ使えない?
しかも俺に使える魔法は氷魔法じゃなく『神聖魔法』?というか『神聖魔法』を操れるのは神に選ばれた愛し子だけ……?
どうせ余命幾ばくもない出来損ないなら仕方ない、お荷物の僕はさっさと今世からも退場しよう……と思ってたのに?
偶然騎士たちを神聖魔法で救って、何故か天使と呼ばれて崇められたり。終いには帝国最強の狂血皇子に溺愛されて囲われちゃったり……いやいやちょっと待て。魔王様、主神様、まさかアンタらも?
……ってあれ、なんかめちゃくちゃ囲われてない??
―――
病弱ならどうせすぐ死ぬかー。ならちょっとばかし遊んでもいいよね?と自由にやってたら無駄に最強な奴らに溺愛されちゃってた受けの話。
※別名義で連載していた作品になります。
(名義を統合しこちらに移動することになりました)
売れ残りオメガの従僕なる日々
灰鷹
BL
王弟騎士α(23才)× 地方貴族庶子Ω(18才)
※ 第12回BL大賞では、たくさんの応援をありがとうございました!
ユリウスが暮らすシャマラーン帝国では、平民のオメガは18才になると、宮廷で開かれる選定の儀に参加することが義務付けられている。王族の妾となるオメガを選ぶためのその儀式に参加し、誰にも選ばれずに売れ残ったユリウスは、国王陛下から「第3王弟に謀反の疑いがあるため、身辺を探るように」という密命を受け、オメガ嫌いと噂される第3王弟ラインハルトの従僕になった。
無口で無愛想な彼の優しい一面を知り、任務とは裏腹にラインハルトに惹かれていくユリウスであったが、働き始めて3カ月が過ぎたところで第3王弟殿下が辺境伯令嬢の婿養子になるという噂を聞き、従僕も解雇される。
虚ろな檻と翡翠の魔石
篠雨
BL
「本来の寿命まで、悪役の身体に入ってやり過ごしてよ」
不慮の事故で死んだ僕は、いい加減な神様の身勝手な都合により、異世界の悪役・レリルの器へ転生させられてしまう。
待っていたのは、一生を塔で過ごし、魔力を搾取され続ける孤独な日々。だが、僕を管理する強面の辺境伯・ヨハンが運んでくる薪や食事、そして不器用な優しさが、凍てついた僕の心を次第に溶かしていく。
しかし、穏やかな時間は長くは続かない。魔力を捧げるたびに脳内に流れ込む本物のレリルの記憶と領地を襲う未曾有の魔物の群れ。
「僕が、この場所と彼を守る方法はこれしかない」
記憶に翻弄され頭は混乱する中、魔石化するという残酷な決断を下そうとするが――。
-----------------------------------------
0時,6時,12時,18時に2話ずつ更新
自己肯定感低めの不幸な義弟が完璧な義兄と大揉めに揉める話
あと
BL
「こんな僕をお兄ちゃんは嫌ってるだろうな」
トップ俳優な完璧超人の義理の兄×不幸な自己肯定感低めのネガティブ義理の弟です。
お金ない受けが追い詰められて変なアルバイトしようとしたら、攻めと再会して……?みたいな話です。
攻めがヤンデレ気味で、受けがマジで卑屈なので苦手な人はブラウザバックで。
兄弟は親が離婚してるため、苗字が違います。
攻め:水瀬真広
受け:神崎彼方
⚠️作者は芸能界にもお葬式ににもエアプなので、気にしないでください。
途中でモブおじが出てきます。
義理とはいえ兄弟なので、地雷の人はブラウザバックで。
初投稿です。
初投稿がちょっと人を選ぶ作品なので不安です。
ひよったら消します。
誤字脱字はサイレント修正します。
内容も時々サイレント修正するかもです。
定期的にタグ整理します。
批判・中傷コメントはお控えください。
見つけ次第削除いたします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる