37 / 140
三頁 ローダンセの喜劇
35話 宿にて②
しおりを挟む
明日の行動についてだが、みんな顔つきが険しい。街に入ったばかりであれではそうもなるか。
「今回は学外ワークではなく領地の視察ということになりそうですわね」
「併呑以来ほとんど人の手が入っていないようですから手分けして情報を集めるべきだと思います」
「そうだな。アクナイト公子、何か意見はあるか?」
なぜいきなり俺に振るんだよ。そのままアウルが進行すればいいだろうが。……と思うものの相手はアウルなので口を閉ざすことはできない。
「……まず町全体の把握をしましょう。地形を知っておけば何かと役に立ちます。宿周辺の地図を作るのも良いかと。それから過去にこの町へ来たことのある人は?」
シャリテとプレアそれからイデアルが手を挙げる。シャリテとプレアの実家はここから近いしきたことがあっても不思議じゃないか。だけど女性二人にイデアルねえ。
……それならまずは。
「クラルテとオルニス公子は住人から話を聞いて回ってください。平民のクラルテがいた方が進む話もあるでしょうから」
「わかった」
「頑張ります!」
うん、がんばれよいろんな意味で。
俺は関わらないって決めたから。今度こそその誓いを果たしてやる。
「それならサフィニア嬢とオルテンシア公子、ブバルディア嬢の三人は宿周辺の地図を作成してもらう」
「わかりました」
「精一杯やらせていただきます」
「お任せを」
「それから……町の情報が集まり次第、以前訪れた時とどこが違うのか洗い出してもらいたい」
内容には関わりたくないけど、こんなになっている町を放っておくわけにもいかないからね。
「はい。ただ曖昧な部分もあるので、正しいかどうかはあやふやになってしまいますが……」
「別に細かいところまでやれと言っているわけではないだろう。覚えている範囲でいい」
「わかりましたわ」
「お任せください」
三人が頷いたのを確認したところでルーフが口を開いた。
「では私とアクナイト公子様は何を?」
「……ローダンセの屋敷に向かう」
「ローダンセの屋敷……ですか!?」
「確かめる必要はあるだろう」
「ですが……危険では?」
「別に中に入って探るわけでもないのだから問題ないだが?」
あそこに行くのにはちゃんと理由があるんだよ。俺からすれば町で住人と関わる方が面倒なことになるんだ。
「どうなっているのか確認するだけだ。危険なことになる前に引き下がる。それとも私が状況判断もまともにできない間抜けだとでも言うつもりか?」
「いえ、そういうわけでは……」
「剣術なら私より君の方が上だろう。何を心配することがある?」
「! ……わかりました。お供させていただきます」
「別に共というわけではないが……」
あーもう真面目ってこういう時大変だなぁ。もっと肩の力抜きゃあいいのに。
「行動時間はどうする?」
「そうですね……大体九時くらいから動き出しましょうか。終了は日が沈む前には宿へ戻るということでいかがでしょう」
「それがいいだろう。早すぎても遅すぎてもよくないだろうし、安全を考慮するなら妥当なところだ」
「ええ、君たちも異論はあるか?」
「いえ、ありませんわ」
「私もです」
「僕も大丈夫です」
「そうか。では一旦整理しよう」
七人で今までの内容をまとめる。
・シャリテ、プレア、イデアルは宿周辺の地図作成。情報が集まり次第、過去との比較を行う。
・クラルテとアウルは住人から聞き込み
・シュヴァリエとルーフはローダンセの屋敷を見に行く
・行動時間は九時から日が沈む前まで
・時間外での外出はなるべく控え、必要な時は全員に共有したのち必ず三人以上でのみ可
「……今日はこんなところか。では今日は解散とします」
「お疲れ様でした」
「失礼します」
話し合いを終えてそれぞれが動き出すなか、その場には俺とアウル、そしてルーフが残った。ルーフは特に何かを言うでもなく俯いている。
「……少々顔色が優れないようだが大丈夫か?」
アウルの問いにも無言で会釈をしただけで答えることはなく、ほかの面々を追いかけるように二階へ上っていくルーフの後ろ姿を見送る。
「アクナイト公子はなにか知っているんじゃないのか?」
いきなり何を言い出すんだこいつは。最近何かあれば俺に聞くようになっている気がするんだが。
「知るはずがないでしょう。なぜそのようなお考えになったのかは存じませんが、過ぎたる憶測はいずれ身を滅ぼしますよ」
「気分を害したならすまない。ただ前回の件もあってアクナイト公子にはなにかあるのではと思っただけだ」
「そのようなことはないので無意味な詮索はしていただかなくて結構ですよ」
「そうか。ではそういうことにしておこう」
そういうことにしておこうとはなんだ、しておこうとは。な~んか妙に勘繰られている気がするのは俺の思い違いだろうか。まあどんなに探られようとも俺が言わなければ予想の域を出ないし、前回の反省も踏まえて極力ストーリーに関わるようなことには首を突っ込まないと決めている。何がなんでも巻き込まれてたまるか。
俺はアウルの言葉に反応することなく、階段とは別の方向へ足を向けた。
「アクナイト公子、どこへ行く?」
「少し外の空気を吸いに行くだけですよ。すぐに戻りますのでオルニス公子は先に休んでいてください」
遠回しについてくるな、と言いながら俺は足を止めずそのまま外へーー
「ちょうどいい。俺も行こう」
「……」
出ようとしたところで思わぬ待ったがかかる。……おい。
振り返るまでもなくアウルは俺の隣にやってくると先導するように歩き出した。
「なぜオルニス公子も裏手へ?」
「馬の様子が知りたくてね」
「わざわざですか?」
「何かあってからでは遅いだろう」
「あの店主が信用ならないのですね」
「そういうわけじゃないが……少々気掛かりだったんだ。アクナイト公子だって気になっているだろう。あそこに咲いていた花が」
……そりゃあんなところに咲いていたら気になるだろ。うっかりあの店主に踏まれてしまってはもったいないからな。だからと言ってこいつに指摘されるようなことでもないだろうに。攻略対象の中で最も常識人枠と評判の奴と話しているはずなんだけど何考えているのかちっともわからん。
どうしようかな。露骨に嫌がると余計な勘繰りをされそうだし、かと言ってついて来られるのも落ち着かない。アウルの立場を考えると無碍に扱うわけにもいかない上、今はクラルテたちもいるから心配になったとか言って様子を見にこられても迷惑だ。……一緒に行く、以外の選択肢が消えてしまった。なんで回避したいと思うほど交流イベントが発生するんだか。
「……お好きになさってください」
アウルの返事を待つことなくやや急ぎ足で宿の裏手に行くと、花は踏まれずに生存していた。
「……ローダンセの花」
ローダンセは地球ではオーストリアが原産の花で色褪せのしにくさから園芸やドライフラワーとしても人気が高い花だ。元々このツヴィトークには自生しておらず、百年ちょっと前に輸入されてきた。今ではこの国でも人気のある花のひとつになっている。
……もっともローダンセの名を持つ一族は行方知れずになってしまったんだけど。
「家が途絶えてもその痕跡は残っているんだから、なんとも言えないな」
その場から静かにローダンセの花を摘み取り、部屋に戻ろうと立ち上がったところでアウルが近寄ってきた。
「目的は果たせたか?」
「ええ、つつがなく。そちらはいかがですか?」
「特に問題は見られなかった。もっとも動くとしてもこんなに早くは動かないだろうし、変に疑ってばかりでは申し訳ないからな」
「そうですか……。それで、本当の目的は何です?」
アウルはやや目を見開き、すぐにいつもの表情に戻る。
「目的なんかない。せっかく綺麗な花を見つけたのだからアクナイト嬢にも伝えてあげてはどうかと思ったんだ。せっかく近くにいるのだから、学外ワークの近況報告も兼ねて。そうすれば帰りに美しい景色を見られるだろう?」
なんとも直球でありながら遠回しな言い方してくることで。自分がこの国では部外者ということを自覚しているんだろうな。腹立たしいことこの上ないけど。
アウルは他国からの留学生だ。問題が発生したところで学生の範疇に収まる事なら積極的に協力するが、貴族の権限を使用することになった時点で、『他国への干渉』になってしまう。せいぜいが友人への愚痴としてエヴェイユあたりにチクるぐらいだろう。だからこそゲーム内でも積極的に動くことはなかったし、今も俺に遠回しで妹から情報を得ろと言っているのだ。アウルの言い方ならただ兄妹の交流を促しているとも取れるからいくらでも誤魔化せる。
「気が向いたら送ってみますよ」
それだけ言って俺はローダンセの花を見つめた。
……さて、と。
俺が出る羽目にならないよう、せいぜいクラルテに働いてもらうとしようかな。
「今回は学外ワークではなく領地の視察ということになりそうですわね」
「併呑以来ほとんど人の手が入っていないようですから手分けして情報を集めるべきだと思います」
「そうだな。アクナイト公子、何か意見はあるか?」
なぜいきなり俺に振るんだよ。そのままアウルが進行すればいいだろうが。……と思うものの相手はアウルなので口を閉ざすことはできない。
「……まず町全体の把握をしましょう。地形を知っておけば何かと役に立ちます。宿周辺の地図を作るのも良いかと。それから過去にこの町へ来たことのある人は?」
シャリテとプレアそれからイデアルが手を挙げる。シャリテとプレアの実家はここから近いしきたことがあっても不思議じゃないか。だけど女性二人にイデアルねえ。
……それならまずは。
「クラルテとオルニス公子は住人から話を聞いて回ってください。平民のクラルテがいた方が進む話もあるでしょうから」
「わかった」
「頑張ります!」
うん、がんばれよいろんな意味で。
俺は関わらないって決めたから。今度こそその誓いを果たしてやる。
「それならサフィニア嬢とオルテンシア公子、ブバルディア嬢の三人は宿周辺の地図を作成してもらう」
「わかりました」
「精一杯やらせていただきます」
「お任せを」
「それから……町の情報が集まり次第、以前訪れた時とどこが違うのか洗い出してもらいたい」
内容には関わりたくないけど、こんなになっている町を放っておくわけにもいかないからね。
「はい。ただ曖昧な部分もあるので、正しいかどうかはあやふやになってしまいますが……」
「別に細かいところまでやれと言っているわけではないだろう。覚えている範囲でいい」
「わかりましたわ」
「お任せください」
三人が頷いたのを確認したところでルーフが口を開いた。
「では私とアクナイト公子様は何を?」
「……ローダンセの屋敷に向かう」
「ローダンセの屋敷……ですか!?」
「確かめる必要はあるだろう」
「ですが……危険では?」
「別に中に入って探るわけでもないのだから問題ないだが?」
あそこに行くのにはちゃんと理由があるんだよ。俺からすれば町で住人と関わる方が面倒なことになるんだ。
「どうなっているのか確認するだけだ。危険なことになる前に引き下がる。それとも私が状況判断もまともにできない間抜けだとでも言うつもりか?」
「いえ、そういうわけでは……」
「剣術なら私より君の方が上だろう。何を心配することがある?」
「! ……わかりました。お供させていただきます」
「別に共というわけではないが……」
あーもう真面目ってこういう時大変だなぁ。もっと肩の力抜きゃあいいのに。
「行動時間はどうする?」
「そうですね……大体九時くらいから動き出しましょうか。終了は日が沈む前には宿へ戻るということでいかがでしょう」
「それがいいだろう。早すぎても遅すぎてもよくないだろうし、安全を考慮するなら妥当なところだ」
「ええ、君たちも異論はあるか?」
「いえ、ありませんわ」
「私もです」
「僕も大丈夫です」
「そうか。では一旦整理しよう」
七人で今までの内容をまとめる。
・シャリテ、プレア、イデアルは宿周辺の地図作成。情報が集まり次第、過去との比較を行う。
・クラルテとアウルは住人から聞き込み
・シュヴァリエとルーフはローダンセの屋敷を見に行く
・行動時間は九時から日が沈む前まで
・時間外での外出はなるべく控え、必要な時は全員に共有したのち必ず三人以上でのみ可
「……今日はこんなところか。では今日は解散とします」
「お疲れ様でした」
「失礼します」
話し合いを終えてそれぞれが動き出すなか、その場には俺とアウル、そしてルーフが残った。ルーフは特に何かを言うでもなく俯いている。
「……少々顔色が優れないようだが大丈夫か?」
アウルの問いにも無言で会釈をしただけで答えることはなく、ほかの面々を追いかけるように二階へ上っていくルーフの後ろ姿を見送る。
「アクナイト公子はなにか知っているんじゃないのか?」
いきなり何を言い出すんだこいつは。最近何かあれば俺に聞くようになっている気がするんだが。
「知るはずがないでしょう。なぜそのようなお考えになったのかは存じませんが、過ぎたる憶測はいずれ身を滅ぼしますよ」
「気分を害したならすまない。ただ前回の件もあってアクナイト公子にはなにかあるのではと思っただけだ」
「そのようなことはないので無意味な詮索はしていただかなくて結構ですよ」
「そうか。ではそういうことにしておこう」
そういうことにしておこうとはなんだ、しておこうとは。な~んか妙に勘繰られている気がするのは俺の思い違いだろうか。まあどんなに探られようとも俺が言わなければ予想の域を出ないし、前回の反省も踏まえて極力ストーリーに関わるようなことには首を突っ込まないと決めている。何がなんでも巻き込まれてたまるか。
俺はアウルの言葉に反応することなく、階段とは別の方向へ足を向けた。
「アクナイト公子、どこへ行く?」
「少し外の空気を吸いに行くだけですよ。すぐに戻りますのでオルニス公子は先に休んでいてください」
遠回しについてくるな、と言いながら俺は足を止めずそのまま外へーー
「ちょうどいい。俺も行こう」
「……」
出ようとしたところで思わぬ待ったがかかる。……おい。
振り返るまでもなくアウルは俺の隣にやってくると先導するように歩き出した。
「なぜオルニス公子も裏手へ?」
「馬の様子が知りたくてね」
「わざわざですか?」
「何かあってからでは遅いだろう」
「あの店主が信用ならないのですね」
「そういうわけじゃないが……少々気掛かりだったんだ。アクナイト公子だって気になっているだろう。あそこに咲いていた花が」
……そりゃあんなところに咲いていたら気になるだろ。うっかりあの店主に踏まれてしまってはもったいないからな。だからと言ってこいつに指摘されるようなことでもないだろうに。攻略対象の中で最も常識人枠と評判の奴と話しているはずなんだけど何考えているのかちっともわからん。
どうしようかな。露骨に嫌がると余計な勘繰りをされそうだし、かと言ってついて来られるのも落ち着かない。アウルの立場を考えると無碍に扱うわけにもいかない上、今はクラルテたちもいるから心配になったとか言って様子を見にこられても迷惑だ。……一緒に行く、以外の選択肢が消えてしまった。なんで回避したいと思うほど交流イベントが発生するんだか。
「……お好きになさってください」
アウルの返事を待つことなくやや急ぎ足で宿の裏手に行くと、花は踏まれずに生存していた。
「……ローダンセの花」
ローダンセは地球ではオーストリアが原産の花で色褪せのしにくさから園芸やドライフラワーとしても人気が高い花だ。元々このツヴィトークには自生しておらず、百年ちょっと前に輸入されてきた。今ではこの国でも人気のある花のひとつになっている。
……もっともローダンセの名を持つ一族は行方知れずになってしまったんだけど。
「家が途絶えてもその痕跡は残っているんだから、なんとも言えないな」
その場から静かにローダンセの花を摘み取り、部屋に戻ろうと立ち上がったところでアウルが近寄ってきた。
「目的は果たせたか?」
「ええ、つつがなく。そちらはいかがですか?」
「特に問題は見られなかった。もっとも動くとしてもこんなに早くは動かないだろうし、変に疑ってばかりでは申し訳ないからな」
「そうですか……。それで、本当の目的は何です?」
アウルはやや目を見開き、すぐにいつもの表情に戻る。
「目的なんかない。せっかく綺麗な花を見つけたのだからアクナイト嬢にも伝えてあげてはどうかと思ったんだ。せっかく近くにいるのだから、学外ワークの近況報告も兼ねて。そうすれば帰りに美しい景色を見られるだろう?」
なんとも直球でありながら遠回しな言い方してくることで。自分がこの国では部外者ということを自覚しているんだろうな。腹立たしいことこの上ないけど。
アウルは他国からの留学生だ。問題が発生したところで学生の範疇に収まる事なら積極的に協力するが、貴族の権限を使用することになった時点で、『他国への干渉』になってしまう。せいぜいが友人への愚痴としてエヴェイユあたりにチクるぐらいだろう。だからこそゲーム内でも積極的に動くことはなかったし、今も俺に遠回しで妹から情報を得ろと言っているのだ。アウルの言い方ならただ兄妹の交流を促しているとも取れるからいくらでも誤魔化せる。
「気が向いたら送ってみますよ」
それだけ言って俺はローダンセの花を見つめた。
……さて、と。
俺が出る羽目にならないよう、せいぜいクラルテに働いてもらうとしようかな。
719
あなたにおすすめの小説
結婚十年目の夫から「結婚契約更新書」なるものが届いた。彼は「送り間違えた」というけれど、それはそれで問題なのでは?
ぽんた
恋愛
レミ・マカリスター侯爵夫人は、夫と政略結婚をして十年目。侯爵夫人として、義父母の介護や領地経営その他もろもろを完ぺきにこなしている。そんなある日、王都に住む夫から「結婚契約更新書」なるものが届いた。義弟を通じ、夫を追求するも夫は「送り間違えた。ほんとうは金を送れというメモを送りたかった」という。レミは、心から思った。「それはそれで問題なのでは?」、と。そして、彼女の夫にたいするざまぁがはじまる。
※ハッピーエンド確約。ざまぁあり。ご都合主義のゆるゆる設定はご容赦願います。
拗らせ問題児は癒しの君を独占したい
結衣可
BL
前世で限界社畜として心をすり減らした青年は、異世界の貧乏子爵家三男・セナとして転生する。王立貴族学院に奨学生として通う彼は、座学で首席の成績を持ちながらも、目立つことを徹底的に避けて生きていた。期待されることは、壊れる前触れだと知っているからだ。
一方、公爵家次男のアレクシスは、魔法も剣術も学年トップの才能を持ちながら、「何も期待されていない」立場に嫌気がさし、問題児として学院で浮いた存在になっていた。
補習課題のペアとして出会った二人。
セナはアレクシスを特別視せず、恐れも媚びも見せない。その静かな態度と、美しい瞳に、アレクシスは強く惹かれていく。放課後を共に過ごすうち、アレクシスはセナを守りたいと思い始める。
身分差と噂、そしてセナが隠す“癒やしの光魔法”。
期待されることを恐れるセナと、期待されないことに傷つくアレクシスは、すれ違いながらも互いを唯一の居場所として見つけていく。
これは、静かに生きたい少年と、選ばれたかった少年が出会った物語。
虚ろな檻と翡翠の魔石
篠雨
BL
「本来の寿命まで、悪役の身体に入ってやり過ごしてよ」
不慮の事故で死んだ僕は、いい加減な神様の身勝手な都合により、異世界の悪役・レリルの器へ転生させられてしまう。
待っていたのは、一生を塔で過ごし、魔力を搾取され続ける孤独な日々。だが、僕を管理する強面の辺境伯・ヨハンが運んでくる薪や食事、そして不器用な優しさが、凍てついた僕の心を次第に溶かしていく。
しかし、穏やかな時間は長くは続かない。魔力を捧げるたびに脳内に流れ込む本物のレリルの記憶と領地を襲う未曾有の魔物の群れ。
「僕が、この場所と彼を守る方法はこれしかない」
記憶に翻弄され頭は混乱する中、魔石化するという残酷な決断を下そうとするが――。
-----------------------------------------
0時,6時,12時,18時に2話ずつ更新
悪役令息を改めたら皆の様子がおかしいです?
* ゆるゆ
BL
王太子から伴侶(予定)契約を破棄された瞬間、前世の記憶がよみがえって、悪役令息だと気づいたよ! しかし気づいたのが終了した後な件について。
悪役令息で断罪なんて絶対だめだ! 泣いちゃう!
せっかく前世を思い出したんだから、これからは心を入れ替えて、真面目にがんばっていこう! と思ったんだけど……あれ? 皆やさしい? 主人公はあっちだよー?
ユィリと皆の動画をつくりました!
インスタ @yuruyu0 絵も動画もあがります。ほぼ毎日更新!
Youtube @BL小説動画 アカウントがなくても、どなたでもご覧になれます。動画を作ったときに更新!
プロフのWebサイトから、両方に飛べるので、もしよかったら!
名前が * ゆるゆ になりましたー!
中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー!
ご感想欄 、うれしくてすぐ承認を押してしまい(笑)ネタバレ 配慮できないので、ご覧になる時は、お気をつけください!
公爵家の末っ子に転生しました〜出来損ないなので潔く退場しようとしたらうっかり溺愛されてしまった件について〜
上総啓
BL
公爵家の末っ子に転生したシルビオ。
体が弱く生まれて早々ぶっ倒れ、家族は見事に過保護ルートへと突き進んでしまった。
両親はめちゃくちゃ溺愛してくるし、超強い兄様はブラコンに育ち弟絶対守るマンに……。
せっかくファンタジーの世界に転生したんだから魔法も使えたり?と思ったら、我が家に代々伝わる上位氷魔法が俺にだけ使えない?
しかも俺に使える魔法は氷魔法じゃなく『神聖魔法』?というか『神聖魔法』を操れるのは神に選ばれた愛し子だけ……?
どうせ余命幾ばくもない出来損ないなら仕方ない、お荷物の僕はさっさと今世からも退場しよう……と思ってたのに?
偶然騎士たちを神聖魔法で救って、何故か天使と呼ばれて崇められたり。終いには帝国最強の狂血皇子に溺愛されて囲われちゃったり……いやいやちょっと待て。魔王様、主神様、まさかアンタらも?
……ってあれ、なんかめちゃくちゃ囲われてない??
―――
病弱ならどうせすぐ死ぬかー。ならちょっとばかし遊んでもいいよね?と自由にやってたら無駄に最強な奴らに溺愛されちゃってた受けの話。
※別名義で連載していた作品になります。
(名義を統合しこちらに移動することになりました)
やっと退場できるはずだったβの悪役令息。ワンナイトしたらΩになりました。
毒島醜女
BL
目が覚めると、妻であるヒロインを虐げた挙句に彼女の運命の番である皇帝に断罪される最低最低なモラハラDV常習犯の悪役夫、イライ・ロザリンドに転生した。
そんな最期は絶対に避けたいイライはヒーローとヒロインの仲を結ばせつつ、ヒロインと円満に別れる為に策を練った。
彼の努力は実り、主人公たちは結ばれ、イライはお役御免となった。
「これでやっと安心して退場できる」
これまでの自分の努力を労うように酒場で飲んでいたイライは、いい薫りを漂わせる男と意気投合し、彼と一夜を共にしてしまう。
目が覚めると罪悪感に襲われ、すぐさま宿を去っていく。
「これじゃあ原作のイライと変わらないじゃん!」
その後体調不良を訴え、医師に診てもらうととんでもない事を言われたのだった。
「あなた……Ωになっていますよ」
「へ?」
そしてワンナイトをした男がまさかの国の英雄で、まさかまさか求愛し公開プロポーズまでして来て――
オメガバースの世界で運命に導かれる、強引な俺様α×頑張り屋な元悪役令息の元βのΩのラブストーリー。
売れ残りオメガの従僕なる日々
灰鷹
BL
王弟騎士α(23才)× 地方貴族庶子Ω(18才)
※ 第12回BL大賞では、たくさんの応援をありがとうございました!
ユリウスが暮らすシャマラーン帝国では、平民のオメガは18才になると、宮廷で開かれる選定の儀に参加することが義務付けられている。王族の妾となるオメガを選ぶためのその儀式に参加し、誰にも選ばれずに売れ残ったユリウスは、国王陛下から「第3王弟に謀反の疑いがあるため、身辺を探るように」という密命を受け、オメガ嫌いと噂される第3王弟ラインハルトの従僕になった。
無口で無愛想な彼の優しい一面を知り、任務とは裏腹にラインハルトに惹かれていくユリウスであったが、働き始めて3カ月が過ぎたところで第3王弟殿下が辺境伯令嬢の婿養子になるという噂を聞き、従僕も解雇される。
自己肯定感低めの不幸な義弟が完璧な義兄と大揉めに揉める話
あと
BL
「こんな僕をお兄ちゃんは嫌ってるだろうな」
トップ俳優な完璧超人の義理の兄×不幸な自己肯定感低めのネガティブ義理の弟です。
お金ない受けが追い詰められて変なアルバイトしようとしたら、攻めと再会して……?みたいな話です。
攻めがヤンデレ気味で、受けがマジで卑屈なので苦手な人はブラウザバックで。
兄弟は親が離婚してるため、苗字が違います。
攻め:水瀬真広
受け:神崎彼方
⚠️作者は芸能界にもお葬式ににもエアプなので、気にしないでください。
途中でモブおじが出てきます。
義理とはいえ兄弟なので、地雷の人はブラウザバックで。
初投稿です。
初投稿がちょっと人を選ぶ作品なので不安です。
ひよったら消します。
誤字脱字はサイレント修正します。
内容も時々サイレント修正するかもです。
定期的にタグ整理します。
批判・中傷コメントはお控えください。
見つけ次第削除いたします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる