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五頁 孤立したホオズキ
66話 情報共有
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宿に着いた俺たちは荷物を置き、明日からの観光に備えて早々に休むことにした。
部屋で一息ついていると控えめにドアをノックする音が響いた。予想よりも来るのが早いな。てっきり夕食後にでも来るかと思っていたけど。
ベッドから起き上がりドアを開けるとそこには案の定アウルが立っていた。
「今ちょっといいかな?」
とこれ見よがしに本を俺の前でちらつかせる。……ああ、そういうことか。さすがの警戒心だな。
「かまいませんが、まさかその本を共有しようなどとは仰いませんよね?」
「そのまさかだ。気まぐれで買ってみたんだがなかなか面白くて。せっかくだからアクナイト公子と一緒に読んでみようかと」
「ならば本だけ置いて行ってください」
「それだと君は読まずに返してしまうだろう。俺は君の感想が聞きたいんだ」
「……なぜ私なんですか? リヒトやクラルテでもいいでしょう」
「クラルテは早々に町の準備に行ってしまってね。リヒトは今隣のカフェでお茶を飲んでくると言って出て行ったから」
「……左様ですか」
俺はわざとらしくため息を吐いてからアウルを部屋に招いた。
ドアを完全に閉めるとアウルはテーブルの上に本を置いた次の瞬間には真剣な面持ちになっている。
「器用なものですね。すぐに切り替えができるとは。いっそ役者に転職なされては如何でしょうか」
「せっかくの提案だが遠慮するよ。学園を卒業したら気軽に外には出られないし、芸は見るほうが好きなんだ」
「そうですか」
「それに演技なら君のほうが向いていると思うけど。本を見せただけで俺の茶番に乗ってくれたんだから」
「……そんなことよりも、さっさと済ませませんか」
ちゃっちゃと終わらせて寝たい。それにここはヌカヅキの故郷でもある。つまりどこにあいつの目と耳があるかわかったもんじゃないってこと。そんな場所でずっと一緒になんていられるか。変な勘繰りされたら面倒だし。
俺は荷物の中から例の資料を取り出してアウルの前に置く。
「見ていいのか?」
「そうでなかったらわざわざ貴方の前に晒したりしません」
「それもそうか」
言いながら手にした紙束に目を通していく。アウルが見る前に俺もざっと目を通したけど経歴自体には特に怪しい点は見られなかった。この町で生まれたごく普通の平民で家族間でも問題があるわけでもないし町の人々からの評判もそこまで悪いわけじゃない。魔法は無属性が少々使える程度らしいが成績は優秀とのこと。……そういえばこの間の試験、上位二十位以内のどこかでヌカヅキの名前を見た気がするな。
「……この資料を見る限りこれと言って気になる点はないな」
「ええ。私もそう思っていました」
「だが殿下は気にしていたんだろ?」
「……はい。ここからは我が国のことですから詳しいことは言えませんが、王族が一生徒を警戒するからには何かしらあるのでしょう」
そこまで話して俺はエヴェイユの言葉を思い出した。
——実はファルカタの町で行われている祭りに使われている資金の帳簿がここ五年合わないのですよ。そのことについてあの地方を治めている子爵を何度か登城させお話を伺っておりましたがどうにも煙に巻かれてしまって。さすがに怪しいと思い子爵の身辺調査を行ったところ登城する直前に必ずファルカタの町の長と密かに会っていることがわかったのです。収支の計算が合わなくなったのが五年前、そしてファルカタの長が就任したのも五年前。そして登城直前の密会……ここまでくればその長に何かあるのはまず間違いありません。かと言って王族がいきなり乗り込むわけにもいきません。そこでシュヴァリエ公子、貴方に白羽の矢が立ったのです。人間観察、頼みましたよ。
ガンッ!
「アクナイト公子? いきなりカップを机に叩きつけたりしてどうしたんだ」
いけね、余計なところまで思い出したせいでつい感情が爆発してしまった。アウルが資料を読んでいた間に用意していたお茶の入ったホオズキの花と実があしらわれたマグカップを叩きつけたことでだいぶ驚いたらしい。……とりあえず。
「申し訳ありません。お茶掛かりませんでしたか?」
「それは大丈夫だが……何かあったのか」
「いいえ、まさか。ただ不愉快なことまで思い出してしまっただけです」
「そ、そうか……」
「それよりも、何か気になることは?」
「……それは君もだろう。彼の持っているらしい無属性魔法、その効果次第でこの資料は意味をなさないものになる」
「それは同感です」
「君の所感は?」
「おそらく洗脳やそれに類似するような魔法かと。リヒトがヌカヅキの提案を受け入れたこと、あの長が急激に声の大きさを変えたことが主な根拠でしたが証拠がないので断定はできません」
「ほかにはなにかある?」
「……おそらく条件は対象の正式な名前を言った後で声に魔力を乗せること。この条件が満たされれば無属性魔法が発動するのではないかと。現に先ほどあの男にシュヴァリエ・アクナイトと呼ばれた直後、ほんの少し皮膚に痺れのような痛みが走りましたので」
「……かなり細かく考察しているな」
「無属性魔法を明かすことは禁忌ですが、勝手に推察することはこれに該当しませんので」
「……それはそうだな。俺も同意見だ。正直俺はリヒトとカガチ殿のことでは確証を得られなかったからアクナイト公子のおかげで断定ができたよ。ありがとう」
「お礼など結構です」
まさかユーザーたちの考察トークがこんなところで役に立つとは思わなかった。
ヌカヅキの無属性魔法が洗脳だと仮定して、問題はその目的だ。ゲームでは祭りが無事に終わりましたの直後にヌカヅキが行方を眩ませたために結局奴が四章で事件を起こした理由は解明されず迷宮入りになったんだよな。ヌカヅキの目的を明かしてやろうって負けず嫌いと好奇心を刺激されたユーザー連中が『はなしゅご』専用考察サイトまで作っていったっけ……。兄貴がそれに参加していたから知っているんだけど。すっげ~楽しそうで、だいぶ鼻息荒くて……ちょっと、キモかった。
「それで、これからどうするんだ?」
過去に思考を飛ばしていた俺をアウルの声が引き戻す。どうするかってそんなの決まっているだろ。
「あの男の目的を探ります。このまま放置だとだいぶ気持ち悪いので」
「そうか。ならば俺も手伝おう」
「はい?」
なぜこいつが手伝うんだよ。他国の人間の前でこれ以上不祥事を晒す真似したらエヴェイユが何て言われるか……。
「他国の人間だからという話はしないでもらいたい。今の俺はただの留学生だ。一人の生徒として友人の力になるだけだ」
「……誰が誰の友人だと?」
「今俺が会話をしているのは君しかいないだろう」
「友になった覚えはありませんが」
「最初に会話をしてからそれなりに濃い時間を過ごしてきたんだ。たとえ君がなんとも思っていなくても俺にとってはもう友だ」
「……………そうですか」
よくもまあそんな歯の浮く言葉をさらりと吐けるものだ。…………イケメン滅びろ。
「協力させてくれ」
そんなに面倒事に関わりたいんかこいつは。諦めて、はくれなさそうだな。……仕方ない。
「……お好きにどうぞ。ただしなにかあっても自己責任でお願いします」
「無論だ。……さて、明日からどう動く?」
「情報が少なすぎます。お互い祭りを見ながらそれとなく町民からあの親子の話を聞いてみましょう。私は少々気になることができたので自分の使用人に伝令を飛ばします」
「そうか、わかった。ならば明日の夜にまた情報交換をしよう。……それじゃあアクナイト公子、続きの感想は明日にでも聞かせてくれ」
「…………善処します」
そんな会話で締めくくり、アウルは部屋を出て行った。
「ふう…………」
俺はだらしなくベッドに寝っ転がり、天井を見上げる。
この町への滞在は今日も含めて四泊五日。その間にヌカヅキは確実に事件を起こすだろう。
「ほんと、マジやってらんねえ…………」
長期休暇早々に厄介ごとに巻き込まれた俺の虚しい悪態が、誰もいない宿の室内に響き渡った。
部屋で一息ついていると控えめにドアをノックする音が響いた。予想よりも来るのが早いな。てっきり夕食後にでも来るかと思っていたけど。
ベッドから起き上がりドアを開けるとそこには案の定アウルが立っていた。
「今ちょっといいかな?」
とこれ見よがしに本を俺の前でちらつかせる。……ああ、そういうことか。さすがの警戒心だな。
「かまいませんが、まさかその本を共有しようなどとは仰いませんよね?」
「そのまさかだ。気まぐれで買ってみたんだがなかなか面白くて。せっかくだからアクナイト公子と一緒に読んでみようかと」
「ならば本だけ置いて行ってください」
「それだと君は読まずに返してしまうだろう。俺は君の感想が聞きたいんだ」
「……なぜ私なんですか? リヒトやクラルテでもいいでしょう」
「クラルテは早々に町の準備に行ってしまってね。リヒトは今隣のカフェでお茶を飲んでくると言って出て行ったから」
「……左様ですか」
俺はわざとらしくため息を吐いてからアウルを部屋に招いた。
ドアを完全に閉めるとアウルはテーブルの上に本を置いた次の瞬間には真剣な面持ちになっている。
「器用なものですね。すぐに切り替えができるとは。いっそ役者に転職なされては如何でしょうか」
「せっかくの提案だが遠慮するよ。学園を卒業したら気軽に外には出られないし、芸は見るほうが好きなんだ」
「そうですか」
「それに演技なら君のほうが向いていると思うけど。本を見せただけで俺の茶番に乗ってくれたんだから」
「……そんなことよりも、さっさと済ませませんか」
ちゃっちゃと終わらせて寝たい。それにここはヌカヅキの故郷でもある。つまりどこにあいつの目と耳があるかわかったもんじゃないってこと。そんな場所でずっと一緒になんていられるか。変な勘繰りされたら面倒だし。
俺は荷物の中から例の資料を取り出してアウルの前に置く。
「見ていいのか?」
「そうでなかったらわざわざ貴方の前に晒したりしません」
「それもそうか」
言いながら手にした紙束に目を通していく。アウルが見る前に俺もざっと目を通したけど経歴自体には特に怪しい点は見られなかった。この町で生まれたごく普通の平民で家族間でも問題があるわけでもないし町の人々からの評判もそこまで悪いわけじゃない。魔法は無属性が少々使える程度らしいが成績は優秀とのこと。……そういえばこの間の試験、上位二十位以内のどこかでヌカヅキの名前を見た気がするな。
「……この資料を見る限りこれと言って気になる点はないな」
「ええ。私もそう思っていました」
「だが殿下は気にしていたんだろ?」
「……はい。ここからは我が国のことですから詳しいことは言えませんが、王族が一生徒を警戒するからには何かしらあるのでしょう」
そこまで話して俺はエヴェイユの言葉を思い出した。
——実はファルカタの町で行われている祭りに使われている資金の帳簿がここ五年合わないのですよ。そのことについてあの地方を治めている子爵を何度か登城させお話を伺っておりましたがどうにも煙に巻かれてしまって。さすがに怪しいと思い子爵の身辺調査を行ったところ登城する直前に必ずファルカタの町の長と密かに会っていることがわかったのです。収支の計算が合わなくなったのが五年前、そしてファルカタの長が就任したのも五年前。そして登城直前の密会……ここまでくればその長に何かあるのはまず間違いありません。かと言って王族がいきなり乗り込むわけにもいきません。そこでシュヴァリエ公子、貴方に白羽の矢が立ったのです。人間観察、頼みましたよ。
ガンッ!
「アクナイト公子? いきなりカップを机に叩きつけたりしてどうしたんだ」
いけね、余計なところまで思い出したせいでつい感情が爆発してしまった。アウルが資料を読んでいた間に用意していたお茶の入ったホオズキの花と実があしらわれたマグカップを叩きつけたことでだいぶ驚いたらしい。……とりあえず。
「申し訳ありません。お茶掛かりませんでしたか?」
「それは大丈夫だが……何かあったのか」
「いいえ、まさか。ただ不愉快なことまで思い出してしまっただけです」
「そ、そうか……」
「それよりも、何か気になることは?」
「……それは君もだろう。彼の持っているらしい無属性魔法、その効果次第でこの資料は意味をなさないものになる」
「それは同感です」
「君の所感は?」
「おそらく洗脳やそれに類似するような魔法かと。リヒトがヌカヅキの提案を受け入れたこと、あの長が急激に声の大きさを変えたことが主な根拠でしたが証拠がないので断定はできません」
「ほかにはなにかある?」
「……おそらく条件は対象の正式な名前を言った後で声に魔力を乗せること。この条件が満たされれば無属性魔法が発動するのではないかと。現に先ほどあの男にシュヴァリエ・アクナイトと呼ばれた直後、ほんの少し皮膚に痺れのような痛みが走りましたので」
「……かなり細かく考察しているな」
「無属性魔法を明かすことは禁忌ですが、勝手に推察することはこれに該当しませんので」
「……それはそうだな。俺も同意見だ。正直俺はリヒトとカガチ殿のことでは確証を得られなかったからアクナイト公子のおかげで断定ができたよ。ありがとう」
「お礼など結構です」
まさかユーザーたちの考察トークがこんなところで役に立つとは思わなかった。
ヌカヅキの無属性魔法が洗脳だと仮定して、問題はその目的だ。ゲームでは祭りが無事に終わりましたの直後にヌカヅキが行方を眩ませたために結局奴が四章で事件を起こした理由は解明されず迷宮入りになったんだよな。ヌカヅキの目的を明かしてやろうって負けず嫌いと好奇心を刺激されたユーザー連中が『はなしゅご』専用考察サイトまで作っていったっけ……。兄貴がそれに参加していたから知っているんだけど。すっげ~楽しそうで、だいぶ鼻息荒くて……ちょっと、キモかった。
「それで、これからどうするんだ?」
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「あの男の目的を探ります。このまま放置だとだいぶ気持ち悪いので」
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「はい?」
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「他国の人間だからという話はしないでもらいたい。今の俺はただの留学生だ。一人の生徒として友人の力になるだけだ」
「……誰が誰の友人だと?」
「今俺が会話をしているのは君しかいないだろう」
「友になった覚えはありませんが」
「最初に会話をしてからそれなりに濃い時間を過ごしてきたんだ。たとえ君がなんとも思っていなくても俺にとってはもう友だ」
「……………そうですか」
よくもまあそんな歯の浮く言葉をさらりと吐けるものだ。…………イケメン滅びろ。
「協力させてくれ」
そんなに面倒事に関わりたいんかこいつは。諦めて、はくれなさそうだな。……仕方ない。
「……お好きにどうぞ。ただしなにかあっても自己責任でお願いします」
「無論だ。……さて、明日からどう動く?」
「情報が少なすぎます。お互い祭りを見ながらそれとなく町民からあの親子の話を聞いてみましょう。私は少々気になることができたので自分の使用人に伝令を飛ばします」
「そうか、わかった。ならば明日の夜にまた情報交換をしよう。……それじゃあアクナイト公子、続きの感想は明日にでも聞かせてくれ」
「…………善処します」
そんな会話で締めくくり、アウルは部屋を出て行った。
「ふう…………」
俺はだらしなくベッドに寝っ転がり、天井を見上げる。
この町への滞在は今日も含めて四泊五日。その間にヌカヅキは確実に事件を起こすだろう。
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