憧れのスローライフを異世界で？

ベタな展開と言うべきなの？

只今絶賛論議中でございます！

え？スキル開示をしに来たんじゃないのって？

まぁその事で大人が論議中なんだよね。

何が問題なのかって文字化けが出たことがさ、数十年に1度文字化けが出るらしくてちょっと珍しい事では有るんだって。

実際に貰ったスキルは《クラフト理解》というものでわたし的に大当たり！
ものづくりをして行く上で例えば椅子を見るとどういうパーツに分かれていてどう組み合わせたらこの形になるっていうのが分かるスキルなの！
一般的にはあまり重宝されていないらしいんだけどね。
大概の人は分かるだけで終わるからね。
もちろんものづくりの職人さんにはそれなりに有用なんだけどさ。
んでどこが文字化けなのよ？ってなるだろうけどココからが問題で、サブスキルが100人に1人くらいはいるらしくそっちが文字化けしてるわけで、物議を醸しているという訳、過去にでた文字化けと照らし合わせて暴走してしまった文字化けスキルでは無いかを確認しているらしいが、私には読めるんだよね…
コレ日本語だからさ。

ちなみになんて書いてあったかと言うと、《スキル成長》だった。
おいおいおい！
ある意味チートじゃないの？！
それと使い方は開示共に自然と本人は理解するらしく何故か文字化けした方は日本語での解説になってたから日本語が分からなければ理解は出来ないよね。

しかも、《クラフト理解》の方は前世で見たものも適応されてるぽいんだよね。まだ検証してないけど、さっきコレで前世で作ってみたかったロッキングチェアー作れないかなって思ってたら作り方を理解しちゃったんだもん。
今世にはロッキングチェアーはまだ見たこと無いから多分間違いないとは思うんだよね。
文明が発達して前世の知識があるって言うのは相当なチートな気もするがその上そのスキルが成長しちゃうオマケ付きって行き着くところはどこなんだろう。
一気にやりすぎて文明が崩壊すると困るから自分が欲しいものをこっそり作る位でやめておく方がいいとは私でも分かるわ…

「ユーナ、ちょっといいかな？」
色々妄想していると、物議をかもしていた面々が呼んでる。
「なーに？」
「とりあえず過去に問題になったスキルでは無いが初めて見るものになる。そこで数日だけ色々調べたいんだ。」
あれ？大事になるかもしれないやつかな。
「うーん？」
まぁ普通の5歳児には難しい話だからよく分からない振りしておこう。
「とりあえず今日は家に帰って大丈夫だけれども明日から毎日ここでスキルを使ってみてもらうことになったからね。」
スキル開示をしてくれた優しそうなおじいちゃんが安心させるように話しかけてくれる。
「う、うん」
こりゃ下手な事は出来ないだろうから気をつけないとだね。
「スキルをもらって何か変わったことは感じてないかい？」
とりあえずは子供らしく
「んー、クラフト理解って言うのは何となくわかったんだけど、よく分からないのがもう一個の方かなぁよく分からないけど頭の中ぐちゃぐちゃな感じ。」
日本語で説明をされても分からないもんね普通はさ。
「そうか、明日またここに来てまた分かったことが有れば教えてくれるかな？」
「うん」

付き添ってくれたパパは心配が隠せない顔でなんとも言えないといった状況で黙って私の手を引いて帰宅したのだった。

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さっそくのお気に入りありがとうございますm(*_ _)m
亀ペースですがこれからよろしくお願いします！