12 / 20
第12章 王都の再会
しおりを挟む
春が終わり、再び初夏の風が吹き始めたころ――。
王都からの使者が、辺境領を訪れました。
彼らは丁寧な言葉を並べながらも、どこか冷たい視線を隠しきれません。
書状を手渡された瞬間、胸の奥の不吉な予感が確信に変わりました。
「アメリア・クライン殿。ライナルト将軍の従者として、王都へ出仕を命ずる。」
――従者として。
その言葉だけがやけに鋭く響きました。
ただの護衛同行と聞けば、素直に従者として受け入れることもできます。
けれど、王都はあの場所。わたしに傷を刻んだ、あの庭と宮廷が待つ場所です。
(それでも、行かなければ……)
ライナルト様の顔を思い浮かべました。
あの人がいるなら、どこへでも行ける――そう思っただけで怖さが少し薄れたのです。
~~~~~~~~~~
王都の門が見えてきたとき、胸の奥がざわめきました。
高くそびえる城壁、白く磨かれた塔。その風景は記憶のままなのに、どこか冷たく見えます。
馬車の窓から覗く街並みには、人々の笑い声が響いていました。
けれどその明るさが、昔よりも薄っぺらに感じるのはなぜでしょうか。
「まるで、時間だけが私を置いていったみたい……」
ぽつりと呟いた声が、馬車の中の沈黙に吸い込まれていきます。
やがて王宮の尖塔が見えた頃、従者がドアを開けて言いました。
「王妃殿下の御前にお連れするようにとの命です」
「……王妃、殿下?」
耳を疑いました。それは――セリーナのことを指しているのでしょう。
心臓がきゅ、と鳴りました。
(会うことになるんだ……また)
掌に汗がにじむ。
けれど、逃げるという選択肢はありません。
~~~~~~~~~~
宮廷の中は輝かしいほど整えられていました。
白い大理石の床には金の文様が描かれ、香の匂いが強く漂います。
侍女たちが忙しなく動き、豪奢な笑い声が交差していました。
その中で、わたしの質素な服装がひどく浮いていることは自分でもわかりました。
けれど、以前ほど胸は痛まず――むしろ、懐かしいような静けさを感じたのです。
「……わたし、少しは強くなれたのかもしれませんね」
小さくつぶやいた時、衛兵の声が響きました。
「ライナルト将軍、入室!」
その名前を聞いた瞬間、思わず振り向きました。
扉の向こうから現れたのは、あの黒衣の将軍の姿。
背筋を伸ばし、艶やかな軍装を身に纏い、まるで冬の夜空のような気配。
それでも、確かに彼は――ライナルト・ヴァイスベルクその人でした。
「……アメリア」
目が合った瞬間、息が止まりました。
王宮の光の中に立ちながらも、彼の瞳だけはあの辺境の雪と同じ色をしていました。
「お久しぶりです、ライナルト様」
「……来てくれたのか」
「はい。あなたの従者としての命を受けましたから」
言葉は礼儀正しく。しかし、その奥にある嬉しさを完全には隠せません。
彼の唇がかすかにわずくなり、それだけで長い旅の疲れがすっと消えていくようでした。
「よく来た。……王都は相変わらず、喧しいだろう。」
「ええ、でもあの頃より少しだけ、堂々と歩けそうです」
「そうか。それでいい」
ほんの短い会話。けれど、ただそれだけで胸いっぱいの感情が溢れそうでした。
しかし――その静けさを破ったのは、背後からの鈴のような声。
「まあ! 本当にあなたなのね、アメリア姉さま」
あの声。忘れようとしても耳に残る響き。
「……セリーナ」
黄金のドレスを身にまとい、王妃の椅子に座っているのは、間違いなくわたしの義妹でした。
紅い唇には完璧な笑みが浮かび、その瞳が冷たくわたしを見下ろしています。
「お久しぶりです、王妃殿下」
「あら、ちゃんと敬語が使えるようになったのね。嬉しいわ。“辺境のお姫さま”のご修行の成果かしら?」
周囲の貴族たちがくすくすと笑う。
かつての傷口が、また少し疼きました。
けれど、不思議と涙は出ません。
後ろに立つライナルト様の存在が、たったそれだけで心を支えてくれるから。
「殿下、アメリアは私の従者としてここにおります。不当な扱いはお控えください」
低く静かな声に、セリーナがわずかに眉をひそめました。
「ふうん……まあ、将軍のお気に入りをいじめる趣味はないわ。
ただ、お互い過去を忘れずにいられるよう――精々忠実に務めを果たしてちょうだいね?」
そう言って、彼女は優雅に微笑んだ。
その笑顔の裏に、何か企みが潜んでいることを、私はすぐに察しました。
(この王都では……まだ、試練が待っている)
あの日、運命の数字「25」を刻んだ石を胸に宿した瞬間から、わたしの人生は変わり続けています。
けれど、今の私は、もう誰の身代わりでもない。
たとえ何があろうと、この人の隣で立ち続けると決めたのです。
「行こう、アメリア」
ライナルト様の声に、わたしは頷きました。
王宮の光が冷たく射し込む廊下を、肩を並べて歩き出します。
王都からの使者が、辺境領を訪れました。
彼らは丁寧な言葉を並べながらも、どこか冷たい視線を隠しきれません。
書状を手渡された瞬間、胸の奥の不吉な予感が確信に変わりました。
「アメリア・クライン殿。ライナルト将軍の従者として、王都へ出仕を命ずる。」
――従者として。
その言葉だけがやけに鋭く響きました。
ただの護衛同行と聞けば、素直に従者として受け入れることもできます。
けれど、王都はあの場所。わたしに傷を刻んだ、あの庭と宮廷が待つ場所です。
(それでも、行かなければ……)
ライナルト様の顔を思い浮かべました。
あの人がいるなら、どこへでも行ける――そう思っただけで怖さが少し薄れたのです。
~~~~~~~~~~
王都の門が見えてきたとき、胸の奥がざわめきました。
高くそびえる城壁、白く磨かれた塔。その風景は記憶のままなのに、どこか冷たく見えます。
馬車の窓から覗く街並みには、人々の笑い声が響いていました。
けれどその明るさが、昔よりも薄っぺらに感じるのはなぜでしょうか。
「まるで、時間だけが私を置いていったみたい……」
ぽつりと呟いた声が、馬車の中の沈黙に吸い込まれていきます。
やがて王宮の尖塔が見えた頃、従者がドアを開けて言いました。
「王妃殿下の御前にお連れするようにとの命です」
「……王妃、殿下?」
耳を疑いました。それは――セリーナのことを指しているのでしょう。
心臓がきゅ、と鳴りました。
(会うことになるんだ……また)
掌に汗がにじむ。
けれど、逃げるという選択肢はありません。
~~~~~~~~~~
宮廷の中は輝かしいほど整えられていました。
白い大理石の床には金の文様が描かれ、香の匂いが強く漂います。
侍女たちが忙しなく動き、豪奢な笑い声が交差していました。
その中で、わたしの質素な服装がひどく浮いていることは自分でもわかりました。
けれど、以前ほど胸は痛まず――むしろ、懐かしいような静けさを感じたのです。
「……わたし、少しは強くなれたのかもしれませんね」
小さくつぶやいた時、衛兵の声が響きました。
「ライナルト将軍、入室!」
その名前を聞いた瞬間、思わず振り向きました。
扉の向こうから現れたのは、あの黒衣の将軍の姿。
背筋を伸ばし、艶やかな軍装を身に纏い、まるで冬の夜空のような気配。
それでも、確かに彼は――ライナルト・ヴァイスベルクその人でした。
「……アメリア」
目が合った瞬間、息が止まりました。
王宮の光の中に立ちながらも、彼の瞳だけはあの辺境の雪と同じ色をしていました。
「お久しぶりです、ライナルト様」
「……来てくれたのか」
「はい。あなたの従者としての命を受けましたから」
言葉は礼儀正しく。しかし、その奥にある嬉しさを完全には隠せません。
彼の唇がかすかにわずくなり、それだけで長い旅の疲れがすっと消えていくようでした。
「よく来た。……王都は相変わらず、喧しいだろう。」
「ええ、でもあの頃より少しだけ、堂々と歩けそうです」
「そうか。それでいい」
ほんの短い会話。けれど、ただそれだけで胸いっぱいの感情が溢れそうでした。
しかし――その静けさを破ったのは、背後からの鈴のような声。
「まあ! 本当にあなたなのね、アメリア姉さま」
あの声。忘れようとしても耳に残る響き。
「……セリーナ」
黄金のドレスを身にまとい、王妃の椅子に座っているのは、間違いなくわたしの義妹でした。
紅い唇には完璧な笑みが浮かび、その瞳が冷たくわたしを見下ろしています。
「お久しぶりです、王妃殿下」
「あら、ちゃんと敬語が使えるようになったのね。嬉しいわ。“辺境のお姫さま”のご修行の成果かしら?」
周囲の貴族たちがくすくすと笑う。
かつての傷口が、また少し疼きました。
けれど、不思議と涙は出ません。
後ろに立つライナルト様の存在が、たったそれだけで心を支えてくれるから。
「殿下、アメリアは私の従者としてここにおります。不当な扱いはお控えください」
低く静かな声に、セリーナがわずかに眉をひそめました。
「ふうん……まあ、将軍のお気に入りをいじめる趣味はないわ。
ただ、お互い過去を忘れずにいられるよう――精々忠実に務めを果たしてちょうだいね?」
そう言って、彼女は優雅に微笑んだ。
その笑顔の裏に、何か企みが潜んでいることを、私はすぐに察しました。
(この王都では……まだ、試練が待っている)
あの日、運命の数字「25」を刻んだ石を胸に宿した瞬間から、わたしの人生は変わり続けています。
けれど、今の私は、もう誰の身代わりでもない。
たとえ何があろうと、この人の隣で立ち続けると決めたのです。
「行こう、アメリア」
ライナルト様の声に、わたしは頷きました。
王宮の光が冷たく射し込む廊下を、肩を並べて歩き出します。
1
あなたにおすすめの小説
ブスすぎて嫁の貰い手がないから閨勤侍女になれと言われたので縁を切ります、完全に!完全縁切りの先にあったのは孤独ではなくて…
ハートリオ
恋愛
ルフスは結婚が決まった従姉の閨勤侍女になるよう父親に命令されたのをきっかけに父に無視され冷遇されて来た日々を終わらせようとブラコン父と完全に縁を切る決意する。
一方、従姉の結婚相手はアルゲンテウス辺境伯とのことだが、実は手違いがあって辺境伯が結婚したいのはルフス。
そんなこんなの異世界ファンタジーラブです。
読んでいただけると嬉しいです。
【完結】婚約解消を言い渡された天使は、売れ残り辺境伯を落としたい
ユユ
恋愛
ミルクティー色の柔らかな髪
琥珀の大きな瞳
少し小柄ながらスタイル抜群。
微笑むだけで令息が頬を染め
見つめるだけで殿方が手を差し伸べる
パーティーではダンスのお誘いで列を成す。
学園では令嬢から距離を置かれ
茶会では夫人や令嬢から嫌味を言われ
パーティーでは背後に気を付ける。
そんな日々は私には憂鬱だった。
だけど建国記念パーティーで
運命の出会いを果たす。
* 作り話です
* 完結しています
* 暇つぶしにどうぞ
で、お前が彼女に嫌がらせをしている理由を聞かせてもらおうか?
Debby
恋愛
ヴェルトが友人からの手紙を手に辺境伯令嬢であるレィディアンスの元を訪れたのは、その手紙に「詳細は彼女に聞け」と書いてあったからだ。
簡単にいうと、手紙の内容は「学園で問題を起こした平民──エボニーを妻として引き取ってくれ」というものだった。
一方その話を聞いてしまった伯爵令嬢のオリーブは動揺していた。
ヴェルトとは静かに愛を育んできた。そんな自分を差し置いて、言われるがまま平民を妻に迎えてしまうのだろうか。
そんなオリーブの気持ちを知るはずもないエボニーは、辺境伯邸で行儀見習いをすることになる。
オリーブは何とかしてヴェルトを取り戻そうと画策し、そのことを咎められてしまう。もう後は無い。
オリーブが最後の望みをかけてヴェルトに自分を選んで欲しいと懇願する中、レィディアンスが静かに口を開いた。
「で、そろそろお前が彼女に嫌がらせをしている理由を聞かせてもらおうか」
「はい?」
ヴェルトは自分が何を言われたのか全く理解が出来なかった。
*--*--*
覗いてくださりありがとうございます。(* ᴗ ᴗ)⁾⁾
★全31話7時19時更新で、全話予約投稿済みです。
★★「このお話だけ読んでいただいてもOKです!」という前提のもと↓↓↓
このお話は独立した一つのお話ですが、「で。」シリーズのサイドストーリーでもあり、第一弾「で、私がその方に嫌がらせをする理由をお聞かせいただいても?」の「エボニーその後」でもあります(あるいは「最終話」のその後)。
第一弾「で、私がその方に嫌がらせをする理由をお聞かせいただいても?」
第二弾「で、あなたが私に嫌がらせをする理由を伺っても?」
第三弾「で、あなたが彼に嫌がらせをする理由をお話しいただいても?」
どれも女性向けHOTランキングに入り、特に第二弾はHOT一位になることが出来ました!(*´▽`人)アリガトウ
もしよかったら宜しくお願いしますね!
行き遅れのお節介令嬢、氷の公爵様と結婚したら三人娘の母になりました
鳥柄ささみ
恋愛
お節介焼きで困っている人を放っておけないシアは、数多のご令嬢達から人気の令嬢だ。毎日ファンレターが届き、社交界に出れば令嬢に取り囲まれるほどである。
けれど、それに反比例するように男性からの人気はなく、二十七だというのに嫁の貰い手もないため、毎日母から小言をもらっていた。
そんなある日のこと、突然公爵家から縁談の話が。
シアは公爵家がなぜ自分に縁談など持ち掛けるのかと訝しく思いつつ話を受けると、なんと公爵の後妻として三人の娘の母代わりになれと言われる。
困惑するも、自分へ縁談を持ちかけた理由を聞いて、お節介なシアは嫁ぐこと決めたのだった。
夫になるレオナルドはイケメンなのに無表情で高圧的。三人の娘も二女のアンナを除いて長女のセレナも三女のフィオナもとても反抗的。
そんな中でもお節介パワーを発揮して、前向きに奮闘するシアの物語。
※他投稿サイトにも掲載中
追放された令嬢ですが、隣国公爵と白い結婚したら溺愛が止まりませんでした ~元婚約者? 今さら返り咲きは無理ですわ~
ふわふわ
恋愛
婚約破棄――そして追放。
完璧すぎると嘲られ、役立たず呼ばわりされた令嬢エテルナは、
家族にも見放され、王国を追われるように国境へと辿り着く。
そこで彼女を救ったのは、隣国の若き公爵アイオン。
「君を保護する名目が必要だ。干渉しない“白い結婚”をしよう」
契約だけの夫婦のはずだった。
お互いに心を乱さず、ただ穏やかに日々を過ごす――はずだったのに。
静かで優しさを隠した公爵。
無能と決めつけられていたエテルナに眠る、古代聖女の力。
二人の距離は、ゆっくり、けれど確実に近づき始める。
しかしその噂は王国へ戻り、
「エテルナを取り戻せ」という王太子の暴走が始まった。
「彼女はもうこちらの人間だ。二度と渡さない」
契約結婚は終わりを告げ、
守りたい想いはやがて恋に変わる──。
追放令嬢×隣国公爵×白い結婚から溺愛へ。
そして元婚約者ざまぁまで爽快に描く、
“追い出された令嬢が真の幸せを掴む物語”が、いま始まる。
---
置き去りにされた恋をもう一度
ともどーも
恋愛
「好きです。付き合ってください!」
大きな桜の木に花が咲き始めた頃、その木の下で、彼は真っ赤な顔をして告げてきた。
嬉しさに胸が熱くなり、なかなか返事ができなかった。その間、彼はまっすぐ緊張した面持ちで私を見ていた。そして、私が「はい」と答えると、お互い花が咲いたような笑顔で笑い合った。
中学校の卒業式の日だった……。
あ~……。くだらない。
脳味噌花畑の学生の恋愛ごっこだったわ。
全ての情熱を学生時代に置いてきた立花美咲(24)の前に、突然音信不通になった元カレ橘蓮(24)が現れた。
なぜ何も言わずに姿を消したのか。
蓮に起こったことを知り、美咲はあの頃に置き去りにした心を徐々に取り戻していく。
────────────────────
現時点でプロローグ+20話まで執筆ができていますが、まだ完結していません。
20話以降は不定期になると思います。
初の現代版の恋愛ストーリーなので、遅い執筆がさらに遅くなっていますが、必ず最後まで書き上げます!
少しでも楽しんでいただければ幸いです。
十年間虐げられたお針子令嬢、冷徹侯爵に狂おしいほど愛される。
er
恋愛
十年前に両親を亡くしたセレスティーナは、後見人の叔父に財産を奪われ、物置部屋で使用人同然の扱いを受けていた。義妹ミレイユのために毎日ドレスを縫わされる日々——でも彼女には『星霜の記憶』という、物の過去と未来を視る特別な力があった。隠されていた舞踏会の招待状を見つけて決死の潜入を果たすと、冷徹で美しいヴィルフォール侯爵と運命の再会! 義妹のドレスが破れて大恥、叔父も悪事を暴かれて追放されるはめに。失われた伝説の刺繍技術を復活させたセレスティーナは宮廷筆頭職人に抜擢され、「ずっと君を探していた」と侯爵に溺愛される——
戦姫のトロイメライ~断罪される未来が視えたので先に死んだことにしました
志熊みゅう
恋愛
十三歳の誕生日、侯爵令嬢エディット・ユングリングは、自分が死ぬ瞬間を"夢"に視た。
卒業舞踏会で、婚約者であるフィーラ帝国・第一皇子マティアス殿下から、身に覚えのない罪で断罪され、捕らえられる。傍らでは見知らぬピンクブロンドの令嬢が不敵に微笑む。貴族牢のある北の古城に連行される途中、馬車ごと“死の谷”へと落ちていった――そんな妙に生々しい夢。
マティアス殿下は聡明で優しく、エディットを大切にしているように見えた。だから誰もその"夢"のことを気に留めなかった。しかし、兄の怪我、愛猫の死、そして大干ばつ――エディットの"夢"は次々と現実になっていく。ある日、エディットは気づく。この"夢"が、母の祖国・トヴォー王国の建国の軍師と同じ異能――"未来視"であることに。
その頃、一年早く貴族学院に入学したマティアス殿下は、皇宮から解放され、つかの間の自由を知った。そして、子爵令嬢ライラに懸想するようになる。彼女は、"夢"の中で冷酷に微笑むあの令嬢に瓜二つ。エディットは自分が視た"夢"が少しずつ現実になっていくことに恐怖した。そんな時に視た、黒髪の令息が「愛しているよ」と優しくはにかむ、もう一つの『未来』。エディットは決心する。
――断罪される未来を変えたい。もう一つの未来を自分で選び取る。
彼女は断罪される前に、家族と共に自らの死を偽装し、トヴォー王国へと身を隠す。選び取った未来の先で、エディットは『戦姫』として新たな運命の渦に飲まれていく――。
断罪の未来を捨て、愛する者のために戦う令嬢の恋愛ファンタジー!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる