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05.ふつう
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イズールの暮らす建物は、王族が暮らす場所から少し離れた場所にある。
庭園を挟んで反対側だ。
メイドに頼むと、連れてきてくれた。
広い庭園は何度かアランやシェリル、ルノーと来たことがある。いつも綺麗な花が咲いていて、楽園のような場所だ。
ガルバトール帝国の後宮にも庭園はあったが、ここまで見事な花畑は暖かい季節でしか見られなかった。
リオーク王国がガルバトール帝国よりも南に位置し、年中暖かいからかもしれない。
「レティシア様、イズール様はこちらにおりますよ」
「ん」
私はイズールの暮らす屋敷の門をくぐった。
三階建ての屋敷は落ち着いている。
ここなら監視もなくゆっくり生活できそうだ。
私はメイドを見上げた。
「ひとり」
「おひとりで行くのですか?」
「ん」
「ですが……」
「へーき」
たくさんの人で行ったら、イズールも驚いてしまうに違いない。だから、ひとりで行きたかった。
監視つきで仲よくなれるとは思えない。
二人のメイドが顔を見合わせる。
「ではこちらでお待ちしておりますね」
「何かあったら大きな声をあげてくださいね」
「ん」
メイドたちに扉を開けてもらうと、私は小さな足でしっかりと進む。この屋敷にはあまり人の気配がない。
少数の使用人がいる程度だろう。
私よりも監視が少ない環境に羨ましく感じた。
監視され続ける生活は少しだけ疲れるからだ。
イズールの部屋は三階にあるらしい。
子どもの身体で三階は遠く感じる。三階までメイドについて来てもらうべきだったかと後悔した。
三階の一番の奥の部屋の扉を叩く。
小さな手のせいか、音も小さい。
しかし、すぐに扉は開かれた。
イズールは私を見て、目を瞬かせる。
「レティシア姫?」
「ん」
イズールは辺りを見回す。
人はいない。
「もしかして、ひとりで来たの?」
「ん」
「こんなところまで?」
私はイズールの言葉に大きく頷く。
「ひとりは危ないよ」
「へーき」
「でも、どうしてこんなところに来たの?」
「仲よくなる」
「私と?」
「ん」
「そうか。じゃあ、おいで」
イズールは私の手を引いた。あたたかな手だ。
私は彼を見上げた。まだ幼いが、前世を思い出すのにはじゅうぶんだ。前世の彼も年齢よりも少し大人びて見えた。
第一王子という重圧のせいだろうか。
私の緊張をどうにか解きほぐそうとしてくれていた。
(悪いことをしたな)
あのころの私は生きるのに必死だった。
そして、無知だったのだ。私が毒薬を飲んだことで起こりうる未来を想像できなかった。
彼は私の緊張を解こうとしただけ。罪もない人間が一人、罪を背負って死んだ。
サシュエント王国はその後、ガルバトール帝国に攻め滅ぼされ、王族は全員殺されている。
だから、早いか遅いかの違いだったはずだ。けれど、彼が多くの罪と責任を背負わされて殺されたことには違いない。
イズールは私を見下ろして首を傾げる。
「私の顔に何かついてる?」
「んーん。ふつう」
「ふつうか。よかった。レティシア姫はいつも何をして遊んでるの?」
「ちゅみき」
「積み木か。でも、ここにはないな」
イズールの部屋はがらんとしていた。
引っ越してきたばかりだ。何もないのも当然だろうか。彼は本を読んでいたようだ。読みかけの本が置かれている。
「これ、読んでる?」
「ああ、そうなんだ。今読んでいるところ。レティシア姫にはまだ少し難しいかも」
私は二度目の人生を生きている。この程度の本は読める。しかし、それを言うのはリスクが高かった。
しかも、私はある程度の未来を知っている。そんなことが露見すれば、私の命が危ぶまれることになるのだ。
未来を知る私をほしい者もいれば、邪魔だと思う者もいるだろう。
「ここにはレティシア姫が楽しめるものは何もないんだ。今度遊びに来るまでに用意しておくから、今日は帰ろうか?」
「へーき。見てる」
「見てる? 何を?」
私は本を指した。
イズールが目を瞬かせる。
「本を見てるの? あ、もしかして私が本を読むのを見てるってこと?」
「ん」
「つまらないんじゃない?」
「へーき」
積み木だって楽しくて遊んでいるわけではない。
身体を鍛えるためにやっていることだ。そして、監視がついている分、しっかりと子どもらしいところを見せないといけないと思っているから使っているだけ。
好きなわけではない。
イズールは困惑しながらも読みかけの本を手に取った。
「つまらなくなったら言うんだよ」
「ん」
私は小さく頷く。
そして、イズールから少し離れて座った。
ジッと彼を見つめる。すると、彼は一ページめくっただけで、本を閉じてしまった。
「やっぱり見つめられながら本を見るのは難しいな。お話しよう」
「はなし……」
「うん。レティシア姫は何が好き?」
「すき?」
「そう。なんでもいいよ。お花とか、積み木とか」
私は悩んだ。好きなものなど考えたことはない。
好きという感情は危険な感情だ。
好きを知ると人は脆くなる。前世で一度だけ好きになった猫がいた。私は猫を隠れて飼っていたが、その猫は私のせいで死んでしまった。
あのときの胸の苦しみを考えると、もう二度と何かを好きになる気にはなれない。
「すき、ない」
「好きなものがない? 本当に? お兄ちゃんは?」
「ふつう」
「ふつうかぁ。かわいそうに」
イズールは眉尻を下げながら笑った。
私は目を瞬かせる。かわいそうなことを言っただろうか。
ルノーとは今のところいい関係をつくれていると思う。しかし、兄妹というのはいつ裏切るかわからない存在だ。普通とは最上級の関係だと思った。
しかし、イズールは”かわいそう”と感じるらしい。
「イズールは?」
「私?」
「ん。イズールはきょうだい、すき?」
イズールにもきょうだいがいたはずだ。前世でサシュエント王国の王族から飲み物を受け取るように言われたとき、イズールの他にも候補者がいた。
たまたま年齢が近いから彼を選んだだけだ。
イズールは困ったように笑った。
「ん~。それは難しいな。私もふつう、かな」
「ふつう」
私は頷く。
「きょうだいとは血が繋がっていないんだ。私の母は私を産んで亡くなったから」
イズールは何の気なしに話し出した。そして、恥ずかしそうに頬をわずかに赤らめる。
「レティシア姫には少し難しい話かもしれないね」
「へーき。きく」
「ありがとう」
イズールはぎこちなく私の頭を撫でた。
「新しく母になった人はあまり私を好きじゃないみたいなんだ」
「きらい?」
「そう。私がいると、弟が国王になれないからね」
「だから、ここ来た?」
「そうだよ。レティシア姫は頭がいいね。そんなこともすぐに理解できるなんて。三歳とは思えないな」
イズールが感嘆の声を上げる。
彼だってまだ八歳くらいだろう。自分の立場をきちんと理解するには幼すぎるくらいだと思う。
前世で私が八歳だったとき、自分自身の理不尽な境遇にまったく理解できていなかった。
彼はすでに自分の立場を理解している。
「叔父上……。母の弟にあたる人が、父に進言してくれたんだ。情勢が落ち着くまでリオーク王国に避難させてもらうようにって」
イズールは悲しそうに笑った。
感情の隠しきれない表情に、どこか安堵を覚える。
今世の家族はいつも私に感情を見せないからだ。いつも笑顔か、いつも無表情か。本心がわからずにいた。
けれど、イズールの寂しさの混じった笑顔には、複雑な感情が入り混じっている。
わかりやすい心は、安心できた。
私はイズールの手をつかむ。
「ここ、ずっといていい」
帰る必要はない。帰ればイズールはいずれ死ぬ運命にある。
今世の私はここにいる。しかし、ガルバドール帝国の皇帝は今回もサシュエント王国を狙ってくるだろう。
ガルバドール帝国にはミレーユ以外にも野心を持った皇子、皇女がたくさんいた。
だから、彼はまた狙われるはずだ。
「ずっと? ありがとう」
「あたち、まもる」
「レティシア姫が守ってくれるの?」
「ん」
「こんな小さくてかわいい子に守ってもらうなんて、かっこ悪いな」
イズールが困ったように笑った。
「あたち、つよい」
私は誰よりも強い。
大陸一の魔女だ。だから、私の側にいればイズールは長く生きられるだろう。
前世の彼の死は、私の人生で唯一の後悔だ。
他のすべては私の意思で殺めた。けれど、彼だけはその覚悟を持つ前だったのだ。
幸い、私は今世、ガルバトール帝国の皇族ではない。だから、彼の命を奪う側ではないのだ。
「ありがとう」
イズールは笑った。その笑顔が少しかわいいと思った。
「そうだ──……」
イズールが何かを言おうとした途端、部屋の外から激しい足音が聞こえる。
二人は扉に視線を移した。
扉は叩かれることなく勢いよく開く。
「レティッ! いるんだって!?」
扉の奥から現れたのは、ルノーだった。
庭園を挟んで反対側だ。
メイドに頼むと、連れてきてくれた。
広い庭園は何度かアランやシェリル、ルノーと来たことがある。いつも綺麗な花が咲いていて、楽園のような場所だ。
ガルバトール帝国の後宮にも庭園はあったが、ここまで見事な花畑は暖かい季節でしか見られなかった。
リオーク王国がガルバトール帝国よりも南に位置し、年中暖かいからかもしれない。
「レティシア様、イズール様はこちらにおりますよ」
「ん」
私はイズールの暮らす屋敷の門をくぐった。
三階建ての屋敷は落ち着いている。
ここなら監視もなくゆっくり生活できそうだ。
私はメイドを見上げた。
「ひとり」
「おひとりで行くのですか?」
「ん」
「ですが……」
「へーき」
たくさんの人で行ったら、イズールも驚いてしまうに違いない。だから、ひとりで行きたかった。
監視つきで仲よくなれるとは思えない。
二人のメイドが顔を見合わせる。
「ではこちらでお待ちしておりますね」
「何かあったら大きな声をあげてくださいね」
「ん」
メイドたちに扉を開けてもらうと、私は小さな足でしっかりと進む。この屋敷にはあまり人の気配がない。
少数の使用人がいる程度だろう。
私よりも監視が少ない環境に羨ましく感じた。
監視され続ける生活は少しだけ疲れるからだ。
イズールの部屋は三階にあるらしい。
子どもの身体で三階は遠く感じる。三階までメイドについて来てもらうべきだったかと後悔した。
三階の一番の奥の部屋の扉を叩く。
小さな手のせいか、音も小さい。
しかし、すぐに扉は開かれた。
イズールは私を見て、目を瞬かせる。
「レティシア姫?」
「ん」
イズールは辺りを見回す。
人はいない。
「もしかして、ひとりで来たの?」
「ん」
「こんなところまで?」
私はイズールの言葉に大きく頷く。
「ひとりは危ないよ」
「へーき」
「でも、どうしてこんなところに来たの?」
「仲よくなる」
「私と?」
「ん」
「そうか。じゃあ、おいで」
イズールは私の手を引いた。あたたかな手だ。
私は彼を見上げた。まだ幼いが、前世を思い出すのにはじゅうぶんだ。前世の彼も年齢よりも少し大人びて見えた。
第一王子という重圧のせいだろうか。
私の緊張をどうにか解きほぐそうとしてくれていた。
(悪いことをしたな)
あのころの私は生きるのに必死だった。
そして、無知だったのだ。私が毒薬を飲んだことで起こりうる未来を想像できなかった。
彼は私の緊張を解こうとしただけ。罪もない人間が一人、罪を背負って死んだ。
サシュエント王国はその後、ガルバトール帝国に攻め滅ぼされ、王族は全員殺されている。
だから、早いか遅いかの違いだったはずだ。けれど、彼が多くの罪と責任を背負わされて殺されたことには違いない。
イズールは私を見下ろして首を傾げる。
「私の顔に何かついてる?」
「んーん。ふつう」
「ふつうか。よかった。レティシア姫はいつも何をして遊んでるの?」
「ちゅみき」
「積み木か。でも、ここにはないな」
イズールの部屋はがらんとしていた。
引っ越してきたばかりだ。何もないのも当然だろうか。彼は本を読んでいたようだ。読みかけの本が置かれている。
「これ、読んでる?」
「ああ、そうなんだ。今読んでいるところ。レティシア姫にはまだ少し難しいかも」
私は二度目の人生を生きている。この程度の本は読める。しかし、それを言うのはリスクが高かった。
しかも、私はある程度の未来を知っている。そんなことが露見すれば、私の命が危ぶまれることになるのだ。
未来を知る私をほしい者もいれば、邪魔だと思う者もいるだろう。
「ここにはレティシア姫が楽しめるものは何もないんだ。今度遊びに来るまでに用意しておくから、今日は帰ろうか?」
「へーき。見てる」
「見てる? 何を?」
私は本を指した。
イズールが目を瞬かせる。
「本を見てるの? あ、もしかして私が本を読むのを見てるってこと?」
「ん」
「つまらないんじゃない?」
「へーき」
積み木だって楽しくて遊んでいるわけではない。
身体を鍛えるためにやっていることだ。そして、監視がついている分、しっかりと子どもらしいところを見せないといけないと思っているから使っているだけ。
好きなわけではない。
イズールは困惑しながらも読みかけの本を手に取った。
「つまらなくなったら言うんだよ」
「ん」
私は小さく頷く。
そして、イズールから少し離れて座った。
ジッと彼を見つめる。すると、彼は一ページめくっただけで、本を閉じてしまった。
「やっぱり見つめられながら本を見るのは難しいな。お話しよう」
「はなし……」
「うん。レティシア姫は何が好き?」
「すき?」
「そう。なんでもいいよ。お花とか、積み木とか」
私は悩んだ。好きなものなど考えたことはない。
好きという感情は危険な感情だ。
好きを知ると人は脆くなる。前世で一度だけ好きになった猫がいた。私は猫を隠れて飼っていたが、その猫は私のせいで死んでしまった。
あのときの胸の苦しみを考えると、もう二度と何かを好きになる気にはなれない。
「すき、ない」
「好きなものがない? 本当に? お兄ちゃんは?」
「ふつう」
「ふつうかぁ。かわいそうに」
イズールは眉尻を下げながら笑った。
私は目を瞬かせる。かわいそうなことを言っただろうか。
ルノーとは今のところいい関係をつくれていると思う。しかし、兄妹というのはいつ裏切るかわからない存在だ。普通とは最上級の関係だと思った。
しかし、イズールは”かわいそう”と感じるらしい。
「イズールは?」
「私?」
「ん。イズールはきょうだい、すき?」
イズールにもきょうだいがいたはずだ。前世でサシュエント王国の王族から飲み物を受け取るように言われたとき、イズールの他にも候補者がいた。
たまたま年齢が近いから彼を選んだだけだ。
イズールは困ったように笑った。
「ん~。それは難しいな。私もふつう、かな」
「ふつう」
私は頷く。
「きょうだいとは血が繋がっていないんだ。私の母は私を産んで亡くなったから」
イズールは何の気なしに話し出した。そして、恥ずかしそうに頬をわずかに赤らめる。
「レティシア姫には少し難しい話かもしれないね」
「へーき。きく」
「ありがとう」
イズールはぎこちなく私の頭を撫でた。
「新しく母になった人はあまり私を好きじゃないみたいなんだ」
「きらい?」
「そう。私がいると、弟が国王になれないからね」
「だから、ここ来た?」
「そうだよ。レティシア姫は頭がいいね。そんなこともすぐに理解できるなんて。三歳とは思えないな」
イズールが感嘆の声を上げる。
彼だってまだ八歳くらいだろう。自分の立場をきちんと理解するには幼すぎるくらいだと思う。
前世で私が八歳だったとき、自分自身の理不尽な境遇にまったく理解できていなかった。
彼はすでに自分の立場を理解している。
「叔父上……。母の弟にあたる人が、父に進言してくれたんだ。情勢が落ち着くまでリオーク王国に避難させてもらうようにって」
イズールは悲しそうに笑った。
感情の隠しきれない表情に、どこか安堵を覚える。
今世の家族はいつも私に感情を見せないからだ。いつも笑顔か、いつも無表情か。本心がわからずにいた。
けれど、イズールの寂しさの混じった笑顔には、複雑な感情が入り混じっている。
わかりやすい心は、安心できた。
私はイズールの手をつかむ。
「ここ、ずっといていい」
帰る必要はない。帰ればイズールはいずれ死ぬ運命にある。
今世の私はここにいる。しかし、ガルバドール帝国の皇帝は今回もサシュエント王国を狙ってくるだろう。
ガルバドール帝国にはミレーユ以外にも野心を持った皇子、皇女がたくさんいた。
だから、彼はまた狙われるはずだ。
「ずっと? ありがとう」
「あたち、まもる」
「レティシア姫が守ってくれるの?」
「ん」
「こんな小さくてかわいい子に守ってもらうなんて、かっこ悪いな」
イズールが困ったように笑った。
「あたち、つよい」
私は誰よりも強い。
大陸一の魔女だ。だから、私の側にいればイズールは長く生きられるだろう。
前世の彼の死は、私の人生で唯一の後悔だ。
他のすべては私の意思で殺めた。けれど、彼だけはその覚悟を持つ前だったのだ。
幸い、私は今世、ガルバトール帝国の皇族ではない。だから、彼の命を奪う側ではないのだ。
「ありがとう」
イズールは笑った。その笑顔が少しかわいいと思った。
「そうだ──……」
イズールが何かを言おうとした途端、部屋の外から激しい足音が聞こえる。
二人は扉に視線を移した。
扉は叩かれることなく勢いよく開く。
「レティッ! いるんだって!?」
扉の奥から現れたのは、ルノーだった。
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