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第六話 モブ令嬢の、最後の一手
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正式採用の通知が届いた翌週、王宮で魔法省主催の研究発表会が開かれた。
中間発表とは規模が違う。王族の臨席もある、年に一度の正式な場だ。魔法省の研究成果を広く貴族社会に示し、予算と支持を取り付ける、政治的な意味合いの強い催しでもある。
詠唱補助式プロジェクトが今年の目玉として選ばれた。発表者は、またわたしだった。
「緊張するか」
控室でわたしが発表資料を見直していると、カイル公爵が入ってきた。
「少し」
「そうか」
それだけ言って、公爵は窓際に立った。助言も励ましもない。ただそこにいる。でも不思議と、それで充分だった。
「閣下」
「なんですか」
「今日、何かあると思います」
公爵が振り返った。
「根拠は」
「セラフィーヌ様が今朝から王宮にいます。発表会の招待客リストに彼女の名前はなかった。でも来ている」
公爵の目が、わずかに細くなった。
「……把握していませんでした」
「わたしも今朝、廊下で見かけただけです。ただ、表情が、今まで見たどの顔とも違いました」
追い詰められた人間の顔だった。前世で何度か見たことがある。自分を追い込んで、もう後がない、と決めてしまった人間の目だ。
「何をするつもりかは分かりません。でも、止めに行く必要はないと思っています」
「なぜ」
「正面からやり合った方が、きれいに終われるので」
公爵はしばらくわたしを見ていた。
「……分かりました。信用します」
短い言葉だった。でも、その四文字が、静かに胸に落ちた。
発表会は王宮の大広間で行われた。
中間発表の比ではない。天井まで届く大窓から午後の光が降り注ぎ、上質なドレスと燕尾服に包まれた百名近い貴族たちが席を埋めている。上座には王族の席がある。今日は第二王子が臨席していた。
わたしは発表台に立って、深呼吸した。
資料は完璧だ。高魔力域での追加実験も終わっている。数字は正直で、結果は明確だった。
発表は滞りなく進んだ。
中間発表よりも洗練された内容で、聴衆の反応も良かった。第二王子が何度か頷くのが見えた。質疑応答に入り、いくつかの質問をさばいていたとき――
「少々よろしいですか」
広間の後方から、凛とした声が上がった。
振り返ると、セラフィーヌが立っていた。正式な招待客でないにもかかわらず、堂々と。青い瞳が、今日はいつもと違う光を帯びていた。
会場がざわめいた。
「クロード侯爵令嬢、本日はご招待が――」
司会の職員が制止しようとしたが、セラフィーヌは止まらなかった。
「この研究には、重大な問題があります」
広間が静まり返った。
わたしは発表台から動かなかった。
「ランドール様の論文、詠唱補助式の理論モデルの根幹をなす第五式の応用ですが」
セラフィーヌは手に書類を持っていた。震えていない。覚悟を決めた手だ。
「この第五式の応用方法は、十二年前に王立魔法研究院が発表した未公開論文と、理論的な骨格がほぼ一致しています。つまり、独自の研究成果ではなく、既存の研究の焼き直しである可能性があります」
会場が揺れた。ざわめきが波のように広がった。
盗用疑惑。研究者にとって、これ以上ない致命的な告発だ。
上座の第二王子が表情を変えた。カイル公爵が立ち上がった。トルヴェン主任が顔色を失った。
わたしは静かに、セラフィーヌを見た。
震えていない。怒りもない。ただ、彼女の目の奥に、追い詰められた人間の痛みがあるのが見えた。
「その論文を、見せていただけますか」
静かに言った。
セラフィーヌが一瞬だけ止まった。それから、書類を発表台まで持ってきた。
受け取って、読んだ。
全員が固唾を呑んでいた。広間に、ほとんど音がなかった。
一分ほど読んで、わたしは顔を上げた。
「確かに、第五式の応用という点では共通しています」
会場がまたざわめいた。
「ただ」
わたしは書類を発表台に置いた。
「この論文が第五式を使っているのは、魔力伝達の経路設計においてです。わたしの研究が第五式を使っているのは、詠唱の共鳴係数の計算においてです。同じ式を使っていますが、目的も用途も、まったく異なります」
広間が静かになった。
「料理に例えるなら、同じ塩を使っているからといって、すき焼きとケーキが同じ料理だとは言えません」
誰かが小さく笑った。第二王子の側近らしい男性だった。
「それに」
わたしは続けた。
「この未公開論文が存在することを、わたしは今日初めて知りました。つまり参照することも、焼き直すこともできません。そして、同じ式を独立して異なる用途に応用することは、盗用ではなく、むしろその式の汎用性の高さを示しています」
カイル公爵が、ゆっくりと席に戻った。
セラフィーヌは発表台の前に立ったまま、動かなかった。手の書類が、少しだけ揺れていた。
「セラフィーヌ様」
わたしは静かに呼びかけた。
広間の全員が聞いている。でも、この言葉はセラフィーヌに向けて言う。
「あなたが今日ここに来たのは、わたしを潰すためだったと思います」
直接的すぎる言葉に、会場がざわめいた。
「でも、そうまでしなければならない理由が、あなたにはあったのでしょう」
セラフィーヌの目が揺れた。
「わたしには、あなたの事情は分かりません。でも、この場でわたしを陥れることが、あなたの本当に望むことでしたか」
沈黙があった。
長い、長い沈黙だった。
やがてセラフィーヌが、ゆっくりと目を閉じた。深く、息を吐いた。
「……違います」
小さな声だった。でも広間に、きれいに届いた。
「わたしの望みは、そんなことじゃなかった」
青い瞳が、わたしをまっすぐに見た。涙は出ていない。ただ、今まで見た中で一番、正直な顔をしていた。
「……失礼しました」
セラフィーヌは発表台に向かって深く頭を下げた。それから第二王子の方へも頭を下げて、広間を出て行った。
侍女が慌てて後を追う。
しばらく誰も声を出さなかった。
最初に動いたのは第二王子だった。
「続きを聞かせてください、ランドール嬢」
穏やかな声だった。
「はい」
わたしは発表台に向き直った。
発表が終わったあと、王宮の廊下をひとりで歩いていると、カイル公爵が並んだ。
「よかった」
「何がですか」
「あの場で、彼女を追撃しなかったことが」
わたしは少し考えた。
「追撃するつもりはありませんでした。もう終わっていたので」
「彼女に、なぜあんな言葉をかけたんですか」
「……分からないです」
正直に言った。
「ただ、追い詰められた人間がそれ以上追い詰められるのを見るのは、好きじゃないので」
前世でも、そういう場面が嫌いだった。自分がそちら側になったこともあったから。
カイル公爵はしばらく黙って歩いた。廊下の窓から、夕方の空が見えた。橙色と紫が溶け合っている。
「エリーゼ」
初めて、名前を呼ばれた。姓ではなく、名前を。
思わず顔を上げると、公爵がこちらを見ていた。いつもと同じ翡翠色の瞳だが、今日はその奥に、何か温かいものがある。
「あなたは、思っていたより、ずっと」
言いかけて、止まった。
「ずっと、何ですか」
「……いえ」
公爵は前を向いた。耳の先が、ほんのわずかに赤い気がした。気のせいかもしれない。
「正式採用の手続きを、明日進めます」
「話が飛びましたね」
「飛んでいません。続きです」
何の続きだ、と思ったが、聞かなかった。
廊下の先に、研究室の仲間たちの姿が見えた。ミラが大きく手を振っている。デニスがその隣で苦笑している。トルヴェン主任が腕を組んで待っている。
「ランドールさん! 第二王子が研究に興味を持ったって、本当ですか!」
ミラが駆け寄りながら叫んだ。
「本当です」
「予算が増えるかもしれない!」
「増えるといいですね」
主任がわたしを見て、無言で頷いた。言葉にしない人だが、今日のその頷きには、いろんなものが込められていた気がした。
わたしは笑った。
社交界デビューの夜、壁際でひとりジュースを飲んでいたモブ令嬢が、いつの間にか、こんな場所に立っている。
前世の自分が見たら、驚くだろうか。それとも「やっぱりね」と言うだろうか。
どちらでもよかった。
今ここに、わたしの居場所がある。それだけで充分だった。
夕暮れの廊下に、みんなの声が響いた。
中間発表とは規模が違う。王族の臨席もある、年に一度の正式な場だ。魔法省の研究成果を広く貴族社会に示し、予算と支持を取り付ける、政治的な意味合いの強い催しでもある。
詠唱補助式プロジェクトが今年の目玉として選ばれた。発表者は、またわたしだった。
「緊張するか」
控室でわたしが発表資料を見直していると、カイル公爵が入ってきた。
「少し」
「そうか」
それだけ言って、公爵は窓際に立った。助言も励ましもない。ただそこにいる。でも不思議と、それで充分だった。
「閣下」
「なんですか」
「今日、何かあると思います」
公爵が振り返った。
「根拠は」
「セラフィーヌ様が今朝から王宮にいます。発表会の招待客リストに彼女の名前はなかった。でも来ている」
公爵の目が、わずかに細くなった。
「……把握していませんでした」
「わたしも今朝、廊下で見かけただけです。ただ、表情が、今まで見たどの顔とも違いました」
追い詰められた人間の顔だった。前世で何度か見たことがある。自分を追い込んで、もう後がない、と決めてしまった人間の目だ。
「何をするつもりかは分かりません。でも、止めに行く必要はないと思っています」
「なぜ」
「正面からやり合った方が、きれいに終われるので」
公爵はしばらくわたしを見ていた。
「……分かりました。信用します」
短い言葉だった。でも、その四文字が、静かに胸に落ちた。
発表会は王宮の大広間で行われた。
中間発表の比ではない。天井まで届く大窓から午後の光が降り注ぎ、上質なドレスと燕尾服に包まれた百名近い貴族たちが席を埋めている。上座には王族の席がある。今日は第二王子が臨席していた。
わたしは発表台に立って、深呼吸した。
資料は完璧だ。高魔力域での追加実験も終わっている。数字は正直で、結果は明確だった。
発表は滞りなく進んだ。
中間発表よりも洗練された内容で、聴衆の反応も良かった。第二王子が何度か頷くのが見えた。質疑応答に入り、いくつかの質問をさばいていたとき――
「少々よろしいですか」
広間の後方から、凛とした声が上がった。
振り返ると、セラフィーヌが立っていた。正式な招待客でないにもかかわらず、堂々と。青い瞳が、今日はいつもと違う光を帯びていた。
会場がざわめいた。
「クロード侯爵令嬢、本日はご招待が――」
司会の職員が制止しようとしたが、セラフィーヌは止まらなかった。
「この研究には、重大な問題があります」
広間が静まり返った。
わたしは発表台から動かなかった。
「ランドール様の論文、詠唱補助式の理論モデルの根幹をなす第五式の応用ですが」
セラフィーヌは手に書類を持っていた。震えていない。覚悟を決めた手だ。
「この第五式の応用方法は、十二年前に王立魔法研究院が発表した未公開論文と、理論的な骨格がほぼ一致しています。つまり、独自の研究成果ではなく、既存の研究の焼き直しである可能性があります」
会場が揺れた。ざわめきが波のように広がった。
盗用疑惑。研究者にとって、これ以上ない致命的な告発だ。
上座の第二王子が表情を変えた。カイル公爵が立ち上がった。トルヴェン主任が顔色を失った。
わたしは静かに、セラフィーヌを見た。
震えていない。怒りもない。ただ、彼女の目の奥に、追い詰められた人間の痛みがあるのが見えた。
「その論文を、見せていただけますか」
静かに言った。
セラフィーヌが一瞬だけ止まった。それから、書類を発表台まで持ってきた。
受け取って、読んだ。
全員が固唾を呑んでいた。広間に、ほとんど音がなかった。
一分ほど読んで、わたしは顔を上げた。
「確かに、第五式の応用という点では共通しています」
会場がまたざわめいた。
「ただ」
わたしは書類を発表台に置いた。
「この論文が第五式を使っているのは、魔力伝達の経路設計においてです。わたしの研究が第五式を使っているのは、詠唱の共鳴係数の計算においてです。同じ式を使っていますが、目的も用途も、まったく異なります」
広間が静かになった。
「料理に例えるなら、同じ塩を使っているからといって、すき焼きとケーキが同じ料理だとは言えません」
誰かが小さく笑った。第二王子の側近らしい男性だった。
「それに」
わたしは続けた。
「この未公開論文が存在することを、わたしは今日初めて知りました。つまり参照することも、焼き直すこともできません。そして、同じ式を独立して異なる用途に応用することは、盗用ではなく、むしろその式の汎用性の高さを示しています」
カイル公爵が、ゆっくりと席に戻った。
セラフィーヌは発表台の前に立ったまま、動かなかった。手の書類が、少しだけ揺れていた。
「セラフィーヌ様」
わたしは静かに呼びかけた。
広間の全員が聞いている。でも、この言葉はセラフィーヌに向けて言う。
「あなたが今日ここに来たのは、わたしを潰すためだったと思います」
直接的すぎる言葉に、会場がざわめいた。
「でも、そうまでしなければならない理由が、あなたにはあったのでしょう」
セラフィーヌの目が揺れた。
「わたしには、あなたの事情は分かりません。でも、この場でわたしを陥れることが、あなたの本当に望むことでしたか」
沈黙があった。
長い、長い沈黙だった。
やがてセラフィーヌが、ゆっくりと目を閉じた。深く、息を吐いた。
「……違います」
小さな声だった。でも広間に、きれいに届いた。
「わたしの望みは、そんなことじゃなかった」
青い瞳が、わたしをまっすぐに見た。涙は出ていない。ただ、今まで見た中で一番、正直な顔をしていた。
「……失礼しました」
セラフィーヌは発表台に向かって深く頭を下げた。それから第二王子の方へも頭を下げて、広間を出て行った。
侍女が慌てて後を追う。
しばらく誰も声を出さなかった。
最初に動いたのは第二王子だった。
「続きを聞かせてください、ランドール嬢」
穏やかな声だった。
「はい」
わたしは発表台に向き直った。
発表が終わったあと、王宮の廊下をひとりで歩いていると、カイル公爵が並んだ。
「よかった」
「何がですか」
「あの場で、彼女を追撃しなかったことが」
わたしは少し考えた。
「追撃するつもりはありませんでした。もう終わっていたので」
「彼女に、なぜあんな言葉をかけたんですか」
「……分からないです」
正直に言った。
「ただ、追い詰められた人間がそれ以上追い詰められるのを見るのは、好きじゃないので」
前世でも、そういう場面が嫌いだった。自分がそちら側になったこともあったから。
カイル公爵はしばらく黙って歩いた。廊下の窓から、夕方の空が見えた。橙色と紫が溶け合っている。
「エリーゼ」
初めて、名前を呼ばれた。姓ではなく、名前を。
思わず顔を上げると、公爵がこちらを見ていた。いつもと同じ翡翠色の瞳だが、今日はその奥に、何か温かいものがある。
「あなたは、思っていたより、ずっと」
言いかけて、止まった。
「ずっと、何ですか」
「……いえ」
公爵は前を向いた。耳の先が、ほんのわずかに赤い気がした。気のせいかもしれない。
「正式採用の手続きを、明日進めます」
「話が飛びましたね」
「飛んでいません。続きです」
何の続きだ、と思ったが、聞かなかった。
廊下の先に、研究室の仲間たちの姿が見えた。ミラが大きく手を振っている。デニスがその隣で苦笑している。トルヴェン主任が腕を組んで待っている。
「ランドールさん! 第二王子が研究に興味を持ったって、本当ですか!」
ミラが駆け寄りながら叫んだ。
「本当です」
「予算が増えるかもしれない!」
「増えるといいですね」
主任がわたしを見て、無言で頷いた。言葉にしない人だが、今日のその頷きには、いろんなものが込められていた気がした。
わたしは笑った。
社交界デビューの夜、壁際でひとりジュースを飲んでいたモブ令嬢が、いつの間にか、こんな場所に立っている。
前世の自分が見たら、驚くだろうか。それとも「やっぱりね」と言うだろうか。
どちらでもよかった。
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夕暮れの廊下に、みんなの声が響いた。
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