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四 お熊姫と下僕な拙者
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数日経った日の昼餉が終わる頃だった。
「父上、お天気もよろしいようですから、これより気晴らしに出掛けて参ります」
茶碗を箱膳に置きながら、熊が唐突に言い出した。
蟻通家に小者や下女などいない。
お熊が外出する際は、静馬が供をすることになる。
「おお、そうか、そうか。それはよい。ゆっくりして参れ」
蟻通墨伝は垂れ気味の目尻をさらに下げた。
墨伝はまだ三十半ば過ぎで、武芸に秀でているものの、人柄も見掛けも軽い人物だった。
故郷にいた頃は『八王子の小天狗』と仇名されていただけあって、吹けば飛ぶような小柄な体躯で、稽古中に発する気合い声も甲高く、ふざけているのかと思えるほどだった。
みずから命名した墨伝という名も人を食っていた。
かの剣聖、塚原卜伝を尊崇するゆえというのだが、卜伝の起こした新当流の流れを組む流派を学んだわけでもなく、天然理心流のみ修めているといういい加減さだった。
(今日あたり、利之進どのをお訪ねして、守り袋を届けがてら、その後の様子など聞こうと思うておったがやむをえぬ)
墨伝もお熊も静馬の都合などまるで考えていなかった。
当然、供をするものと決めつけている。
己の都合を後回しにするしかなかった。
「ではさっそく」
墨伝は一人娘のお熊に甘い。
腰も軽い。
食べかけの箸を置いていそいそと立ち上がると、床の間の違い棚に置かれた手文庫からいくばくかの銭を取り出して懐紙に包んだ。
「頼むぞ、静馬」
小判でも渡すかのように、厳かな仕草で紙包みを手渡してきた。
「確かに御預かりいたしました」
かしこまって受け取ると、墨伝は満足そうにふむと頷いた。
(その銭は明日……)
底を突きそうな味噌や炭を購うための銭だったが、
「やむを得ぬ。さしあたり、また質屋『竹富』の世話になるしかあるまい」
と口中でつぶやいた。
八王子千人同心組頭を務める豪農、蟻通家の二男に生まれついた墨伝は、何不自由なく育ったため、金銭にまるで無頓着だった。
天領である武州多摩は尚武の気風が強く、武術が盛んな地である。
当主である長兄孫十郎は、墨伝の剣客ぶりが自慢の種で、江戸で道場を開くにあたって何から何まで援助してくれた。
孫十郎が援助を惜しまぬのを良いことに、墨伝は今でも本家へ頼めば何とかなるとの甘い考えを持ち続けている。
墨伝が孫十郎に無心の手紙を送った後、援助が届くまでの間は、静馬の才覚でしのぐしかなかった。
「先日、あつらえてつかわした振袖を着て参るようにな。せっかくの着物が箪笥の肥やしとは情けないからの」
早くに妻を亡くした墨伝は、ときおり母親のような細やかな心遣いをみせる。
「あれを着れば、美貌で有名だった亡き妻、志乃にそっくりじゃ。いやいや、市中のいかなる女子にも負けぬぞ」
最近、少し小皺が目立つようになった目尻を思い切り下げた。
(確かに御新造の志乃さまは美しかったが、お熊どのは墨伝先生似で、御新造さまにはいっこうに似ておらぬ)
お熊と墨伝の顔を上目遣いに見比べながら笑いをこらえた。
「父上がそうまでおっしゃるならしかたありませぬ」
お熊は膳もそのままに、着替えのため自室へ向かった。
墨伝とお熊の膳を下げながら、
(早く道場を盛り立てて、下男の一人も置ける暮らしにせねばな)
心の内で己を叱咤激励した。
浮世離れした墨伝親子に何も期待できない。
静馬の才覚に蟻通家の命運が懸かっていた。
「父上、これでよろしいでしょうか?」
長く待たされた後ようやくお熊が戻ってきた。
髪も女らしく島田髷に結い上げている。
流行りの灯籠鬢にするつもりが失敗に終わって中途半端なところがお熊らしかった。
「父上がおっしゃるゆえ着てみましたが、やはりわたくしには男の姿が性に合っております。それに、派手な色柄は好みではありませぬ。いつもの路考茶(緑がかった黄茶)の小袖のほうがよほど似合っております」
ぶつぶつ文句を言うお熊とともに道場の朽ち果てた冠木門をくぐって新道に出た。
我が娘をいまだに幼女のごとく考えている墨伝は、門まで見送りながら、
「静馬、くれぐれもお熊を頼むぞ。一時も目を離すでないぞ」
何度も念押しした。
その間にもお熊はすたすたと歩み去っていく。
動きに合わせて長い袖が揺れる。
「ほれほれ、静馬、遅れるでないぞ」
墨伝が心配げに声を裏返らせ、
「お熊どの、お待ちを」
静馬は慌てて跡を追った。
「いったいどこに参られるのですか」
お熊の三歩ほど後を歩きながら問いかけた。
「一月ほど前から浅草奥山に面白い見世物小屋が立っておるそうです。たいそう噂になっていて、押すな押すなの人出とのこと。はぐれぬようしっかり付いて来なさい」
ふだんは袴をはいて大股で闊歩するお熊だったが、今日ばかりは裾の乱れを気にして小股でしゃなしゃなと歩いている。
それでも歩く速さは相当なものだった。
(思うたより似合うておる。馬子にも衣装とはこのことだな。ともあれ子狸は子狸だが)
女たちが何やらささやき合う。
立ち止まって振り返り、見えなくなるまでじっと見送る若者もいる。
(着慣れぬ女子の衣装ゆえ、歩き方がぎこちない。奇異に見えるとはいえ、そこまでじろじろ見ずともよかろうに)
気恥ずかしい思いだったが、お熊は我関せずと先を急いだ。
大提灯が吊り下げられた浅草寺の総門――雷門に着いたとき、境内にある弁天山の刻の鐘が昼八ツを告げた。
「早う、早う。髪を結い上げていたせいで遅くなってしまいました。今日の興行はもう満員札止めになっているやもしれませぬ」
十四にもなったお熊だが、童のようなところがあった。
外見も、頬がふっくりしていて幼く見える。
「きっと大丈夫でございますよ」
静馬は適当に返答した。
「もっと、早う」
お熊の足取りがさらに早まった。
観音堂の後方が奥山と呼ばれる一大遊興地で、茶屋や見世物小屋が所狭しと並んでいた。
「ほう、これはなかなか立派な小屋でございますね」
目当ての小屋は、間口十八間(三十二・七メートル)奥行き七間(十二・七メートル)もあり、小屋といえぬ巨大さだった。
《上方くだり生人形》の大きな幟が、日差しを受けて中空にはためいている。
入口では、呼び込み役の口上が面白おかしく述べ立て、腹掛け姿の木戸番が、押し寄せてくる殺気立った客を巧みにさばきながら、銭と木札をせっせと交換していた。
「これはまあ、聞きしに勝る盛況ぶりではありませぬか。わたくしは茶屋で待っておりますゆえ、静馬どのが並んできなさい」
お熊が涼しい顔で命じた。
「貴賤を問わず、並ばねば木札を買えませぬ。わたくしだけ入れとおっしゃるのですか」
「そ、それは困ります」
お熊は決まり悪そうにしながら静馬の真横にちょこんと並んだ。
二人して長蛇の列に並んだ末、木戸銭三十二文を払って木札をもらい、ようやく見世物小屋の中に入ることができた。
(まるで童だな)
小屋の入り口に置かれた関羽の招き人形を間近に見ただけで、お熊は大はしゃぎだった。
小屋の中では『三国志』の有名な場面が、人形を使って再現されていた。
怪しい人形、滑稽な人形、そのいずれもが日の光の届かぬほの暗い灯火の下で息づいていた。
「なんと見事な……。まるで生きておるようではないか」
生人形の精緻さに息を吞んだ。
子供だましの下世話な見世物と侮っていたが、大の男が見ても納得のゆく出来映えである。
だが感心ばかりしていられなかった。
小屋の中は薄暗いうえに、人、人、人で身動きが取れなかった。
人に押されながら流されていくしかない。
人いきれでお熊が気分を悪くせぬかと気掛かりになった。
「お熊どの、大事、ありませぬか」
乱暴に押してくる輩から断固守らねばならない。
見世物を楽しむどころか、周囲の〝敵〟からお熊を守るだけで精一杯で、気づけば、ところてんのように出口から押し出されていた。
「面白き物を見ました。次は父上もお誘いして参りましょう」
頬を紅潮させたお熊は、いかにも満足げな笑顔をみせた。
白く小ぶりな歯が外の光を反射して眩しい。
(二人して別の見世物小屋を見物するか、茶店に寄って団子でも食いながら一服するか、はたまた大道芸をひやかすか)
楽しい想像を巡らせていたが、
「このように見事な人形の作者はどのような人物であろう。これから人形師に会って参ります」
言いだすなりお熊は小屋の裏手へと足早に向かった。
「父上、お天気もよろしいようですから、これより気晴らしに出掛けて参ります」
茶碗を箱膳に置きながら、熊が唐突に言い出した。
蟻通家に小者や下女などいない。
お熊が外出する際は、静馬が供をすることになる。
「おお、そうか、そうか。それはよい。ゆっくりして参れ」
蟻通墨伝は垂れ気味の目尻をさらに下げた。
墨伝はまだ三十半ば過ぎで、武芸に秀でているものの、人柄も見掛けも軽い人物だった。
故郷にいた頃は『八王子の小天狗』と仇名されていただけあって、吹けば飛ぶような小柄な体躯で、稽古中に発する気合い声も甲高く、ふざけているのかと思えるほどだった。
みずから命名した墨伝という名も人を食っていた。
かの剣聖、塚原卜伝を尊崇するゆえというのだが、卜伝の起こした新当流の流れを組む流派を学んだわけでもなく、天然理心流のみ修めているといういい加減さだった。
(今日あたり、利之進どのをお訪ねして、守り袋を届けがてら、その後の様子など聞こうと思うておったがやむをえぬ)
墨伝もお熊も静馬の都合などまるで考えていなかった。
当然、供をするものと決めつけている。
己の都合を後回しにするしかなかった。
「ではさっそく」
墨伝は一人娘のお熊に甘い。
腰も軽い。
食べかけの箸を置いていそいそと立ち上がると、床の間の違い棚に置かれた手文庫からいくばくかの銭を取り出して懐紙に包んだ。
「頼むぞ、静馬」
小判でも渡すかのように、厳かな仕草で紙包みを手渡してきた。
「確かに御預かりいたしました」
かしこまって受け取ると、墨伝は満足そうにふむと頷いた。
(その銭は明日……)
底を突きそうな味噌や炭を購うための銭だったが、
「やむを得ぬ。さしあたり、また質屋『竹富』の世話になるしかあるまい」
と口中でつぶやいた。
八王子千人同心組頭を務める豪農、蟻通家の二男に生まれついた墨伝は、何不自由なく育ったため、金銭にまるで無頓着だった。
天領である武州多摩は尚武の気風が強く、武術が盛んな地である。
当主である長兄孫十郎は、墨伝の剣客ぶりが自慢の種で、江戸で道場を開くにあたって何から何まで援助してくれた。
孫十郎が援助を惜しまぬのを良いことに、墨伝は今でも本家へ頼めば何とかなるとの甘い考えを持ち続けている。
墨伝が孫十郎に無心の手紙を送った後、援助が届くまでの間は、静馬の才覚でしのぐしかなかった。
「先日、あつらえてつかわした振袖を着て参るようにな。せっかくの着物が箪笥の肥やしとは情けないからの」
早くに妻を亡くした墨伝は、ときおり母親のような細やかな心遣いをみせる。
「あれを着れば、美貌で有名だった亡き妻、志乃にそっくりじゃ。いやいや、市中のいかなる女子にも負けぬぞ」
最近、少し小皺が目立つようになった目尻を思い切り下げた。
(確かに御新造の志乃さまは美しかったが、お熊どのは墨伝先生似で、御新造さまにはいっこうに似ておらぬ)
お熊と墨伝の顔を上目遣いに見比べながら笑いをこらえた。
「父上がそうまでおっしゃるならしかたありませぬ」
お熊は膳もそのままに、着替えのため自室へ向かった。
墨伝とお熊の膳を下げながら、
(早く道場を盛り立てて、下男の一人も置ける暮らしにせねばな)
心の内で己を叱咤激励した。
浮世離れした墨伝親子に何も期待できない。
静馬の才覚に蟻通家の命運が懸かっていた。
「父上、これでよろしいでしょうか?」
長く待たされた後ようやくお熊が戻ってきた。
髪も女らしく島田髷に結い上げている。
流行りの灯籠鬢にするつもりが失敗に終わって中途半端なところがお熊らしかった。
「父上がおっしゃるゆえ着てみましたが、やはりわたくしには男の姿が性に合っております。それに、派手な色柄は好みではありませぬ。いつもの路考茶(緑がかった黄茶)の小袖のほうがよほど似合っております」
ぶつぶつ文句を言うお熊とともに道場の朽ち果てた冠木門をくぐって新道に出た。
我が娘をいまだに幼女のごとく考えている墨伝は、門まで見送りながら、
「静馬、くれぐれもお熊を頼むぞ。一時も目を離すでないぞ」
何度も念押しした。
その間にもお熊はすたすたと歩み去っていく。
動きに合わせて長い袖が揺れる。
「ほれほれ、静馬、遅れるでないぞ」
墨伝が心配げに声を裏返らせ、
「お熊どの、お待ちを」
静馬は慌てて跡を追った。
「いったいどこに参られるのですか」
お熊の三歩ほど後を歩きながら問いかけた。
「一月ほど前から浅草奥山に面白い見世物小屋が立っておるそうです。たいそう噂になっていて、押すな押すなの人出とのこと。はぐれぬようしっかり付いて来なさい」
ふだんは袴をはいて大股で闊歩するお熊だったが、今日ばかりは裾の乱れを気にして小股でしゃなしゃなと歩いている。
それでも歩く速さは相当なものだった。
(思うたより似合うておる。馬子にも衣装とはこのことだな。ともあれ子狸は子狸だが)
女たちが何やらささやき合う。
立ち止まって振り返り、見えなくなるまでじっと見送る若者もいる。
(着慣れぬ女子の衣装ゆえ、歩き方がぎこちない。奇異に見えるとはいえ、そこまでじろじろ見ずともよかろうに)
気恥ずかしい思いだったが、お熊は我関せずと先を急いだ。
大提灯が吊り下げられた浅草寺の総門――雷門に着いたとき、境内にある弁天山の刻の鐘が昼八ツを告げた。
「早う、早う。髪を結い上げていたせいで遅くなってしまいました。今日の興行はもう満員札止めになっているやもしれませぬ」
十四にもなったお熊だが、童のようなところがあった。
外見も、頬がふっくりしていて幼く見える。
「きっと大丈夫でございますよ」
静馬は適当に返答した。
「もっと、早う」
お熊の足取りがさらに早まった。
観音堂の後方が奥山と呼ばれる一大遊興地で、茶屋や見世物小屋が所狭しと並んでいた。
「ほう、これはなかなか立派な小屋でございますね」
目当ての小屋は、間口十八間(三十二・七メートル)奥行き七間(十二・七メートル)もあり、小屋といえぬ巨大さだった。
《上方くだり生人形》の大きな幟が、日差しを受けて中空にはためいている。
入口では、呼び込み役の口上が面白おかしく述べ立て、腹掛け姿の木戸番が、押し寄せてくる殺気立った客を巧みにさばきながら、銭と木札をせっせと交換していた。
「これはまあ、聞きしに勝る盛況ぶりではありませぬか。わたくしは茶屋で待っておりますゆえ、静馬どのが並んできなさい」
お熊が涼しい顔で命じた。
「貴賤を問わず、並ばねば木札を買えませぬ。わたくしだけ入れとおっしゃるのですか」
「そ、それは困ります」
お熊は決まり悪そうにしながら静馬の真横にちょこんと並んだ。
二人して長蛇の列に並んだ末、木戸銭三十二文を払って木札をもらい、ようやく見世物小屋の中に入ることができた。
(まるで童だな)
小屋の入り口に置かれた関羽の招き人形を間近に見ただけで、お熊は大はしゃぎだった。
小屋の中では『三国志』の有名な場面が、人形を使って再現されていた。
怪しい人形、滑稽な人形、そのいずれもが日の光の届かぬほの暗い灯火の下で息づいていた。
「なんと見事な……。まるで生きておるようではないか」
生人形の精緻さに息を吞んだ。
子供だましの下世話な見世物と侮っていたが、大の男が見ても納得のゆく出来映えである。
だが感心ばかりしていられなかった。
小屋の中は薄暗いうえに、人、人、人で身動きが取れなかった。
人に押されながら流されていくしかない。
人いきれでお熊が気分を悪くせぬかと気掛かりになった。
「お熊どの、大事、ありませぬか」
乱暴に押してくる輩から断固守らねばならない。
見世物を楽しむどころか、周囲の〝敵〟からお熊を守るだけで精一杯で、気づけば、ところてんのように出口から押し出されていた。
「面白き物を見ました。次は父上もお誘いして参りましょう」
頬を紅潮させたお熊は、いかにも満足げな笑顔をみせた。
白く小ぶりな歯が外の光を反射して眩しい。
(二人して別の見世物小屋を見物するか、茶店に寄って団子でも食いながら一服するか、はたまた大道芸をひやかすか)
楽しい想像を巡らせていたが、
「このように見事な人形の作者はどのような人物であろう。これから人形師に会って参ります」
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