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完璧な王子様
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試験などで紛れてしまっているが、どこかピリピリした空気と、楽しいことが待っている様な空気にアレキサンドラは目をぱちくりしている。
「何かあるのでしょうか?」
「何故?」
相変わらず、冴えた美貌のアドリアーナ様がちょっと首を傾げる。
「学園内の空気が忙しいので」
「試験がありますし、新年の舞踏会に心が早っているのよ」
アドリアーナ様の返事はもっともだ、と思うけど、なんか、ちょっと違う。
「それよりあの馬鹿3人組、まだミアを虐めている奴探しているみたいだ」
イズミル様が呆れた顔で、椅子を寄せて来た。
あの3人、女優で頭の良いミアさんに良いようにあしらわれているのに、ご苦労さまな事で。
「探す、と言うよりミアの報告を見ると捏造しているらしいですわ」
ミアさん、貴女はスパイですか?
ミアすごい!ワクワク。……ちょっと違うか。
「冤罪被せて、って感じか。懲りない奴らだ」
何もしなければ、高位の貴族としてそれなりの地位を引き継げるのに。
まぁ、その分責任も重くなるので、学園内みたいに好き勝手は出来なくなるでしょうけど。
王家や貴族あっての国では無い。
国は底辺で支えてくれる方々が居るから存続できるので、そこを間違えると痛い目を見る。
甘やかされたボンボンには理解できないのかなぁ?
「自分達の事も真面に出来ないくせして、馬鹿です事」
最近、アドリアーナ様は愚か者とか思慮が足りないとは言わず、直球でビシビシ言う。
「それにアホの坊や達、馬鹿3人組と一緒になって、君を貶め様としているみたいだ」
イズミルの言葉にアドリアーナの笑顔がすっ、と黒くなった。
「アホはアホなりに使い道があると思ってましたが、当てが外れましたわ」
アドリアーナ様、言い方!
オブラートは何処に置いて来ました?
「そういや、第三王子のデュランが年明けから学園に編入するんだってな」
イズミル様の言葉使いが段々フランクになって来てますが、良いのでしょうか?
「確か、様々な国に留学していらしたから……。どの様な方なのですか?」
確か、第三王子の情報って少ないんだよね。
「一言で言えば、腹黒ね」
アドリアーナ様が言うのでしたら、かなり優秀な方なんだろう。
「確かに。敵にはしたくないな。でも、味方だったら……そんでも怖いな」
どんな方なんですか!味方でも怖いなんて、魔王ですか?最終兵器ですか?
「酷い言い方ですね。ちゃんと味方には優しいですよ」
突然、聞いた事のない声が背後からした。
「デュラン殿下、気配を消して背後に立たないで下さい」
アドリアーナ様が呆れた顔をしながら振り返ると、王族特有の白い髪に金色の目をした、背の高い美丈夫が立っている。
今更ですが、あの王子2人は見事に王族特有の色を持っていないですね。
金髪、水色の瞳は側妃様と同じで、まぁ綺麗ですよ、もやしっ子だけど。
「やけに早くないか?年明けからこっちに来るって聞いたぞ」
顔見知りなのか、イズミル様の口調が砕けたままです。
「通うのは年明けからですが、面白そうなので早めに戻って来ました」
カラッとした態度に、好感が持てます。
それにデュラン殿下の母君は正妃様なので、王位継承権は高い筈なのに自ら留学を希望された、勤勉な方だと少ない情報でも理解出来ます。
「初めまして、私はデュランです」
さらりと態度を変え、アレキサンドラに挨拶をするデュランは、どこから見ても完璧な王子様だ。
「ご挨拶が遅れて申し訳ありません。私はアレキサンドラ・ペトリオスです」
殿下が身分を言わないので、こちらも口にしなかったら爆笑しました。
なんでだよ。
「アドリアーナが気に入ったのが分かった。すごく良い」
「当然です。アレキサンドラはすごく良いのです」
アドリアーナ様がドヤ顔してますが、何がいいの?
「アレキサンドラ、まるで分かってないだろ。貴族なんか足の引っ張り合いが通常運転なのに、なんで家名しか言わなかった?」
「えっ?デュラン殿下が身分を言わないので」
イズミル様の説明に頷き、自分の解釈を話すと
「やっぱりいい!」
デュラン殿下が机をバンバン叩きながら笑い転げている。
「あげませんよ」
いやいや、アドリアーナ様、私、物じゃないし……。
「すっげぇ気に入った。リアナ、彼女を俺の侍女にくれ」
デュラン殿下、既に、口調がズタボロですよ。
「デュー、それ以上言うとぶちかましますよ」
アドリアーナ様も……。
誰もが認める淑女の鏡の様な方なのに。
「デュラン、やめとけ。アドリアーナに寝首かかれるぞ。それに、アレキサンドラが困ってる」
はい。とっても困ってます。
皆様が仲が良いことしか分かりません。
説明してください。
「何かあるのでしょうか?」
「何故?」
相変わらず、冴えた美貌のアドリアーナ様がちょっと首を傾げる。
「学園内の空気が忙しいので」
「試験がありますし、新年の舞踏会に心が早っているのよ」
アドリアーナ様の返事はもっともだ、と思うけど、なんか、ちょっと違う。
「それよりあの馬鹿3人組、まだミアを虐めている奴探しているみたいだ」
イズミル様が呆れた顔で、椅子を寄せて来た。
あの3人、女優で頭の良いミアさんに良いようにあしらわれているのに、ご苦労さまな事で。
「探す、と言うよりミアの報告を見ると捏造しているらしいですわ」
ミアさん、貴女はスパイですか?
ミアすごい!ワクワク。……ちょっと違うか。
「冤罪被せて、って感じか。懲りない奴らだ」
何もしなければ、高位の貴族としてそれなりの地位を引き継げるのに。
まぁ、その分責任も重くなるので、学園内みたいに好き勝手は出来なくなるでしょうけど。
王家や貴族あっての国では無い。
国は底辺で支えてくれる方々が居るから存続できるので、そこを間違えると痛い目を見る。
甘やかされたボンボンには理解できないのかなぁ?
「自分達の事も真面に出来ないくせして、馬鹿です事」
最近、アドリアーナ様は愚か者とか思慮が足りないとは言わず、直球でビシビシ言う。
「それにアホの坊や達、馬鹿3人組と一緒になって、君を貶め様としているみたいだ」
イズミルの言葉にアドリアーナの笑顔がすっ、と黒くなった。
「アホはアホなりに使い道があると思ってましたが、当てが外れましたわ」
アドリアーナ様、言い方!
オブラートは何処に置いて来ました?
「そういや、第三王子のデュランが年明けから学園に編入するんだってな」
イズミル様の言葉使いが段々フランクになって来てますが、良いのでしょうか?
「確か、様々な国に留学していらしたから……。どの様な方なのですか?」
確か、第三王子の情報って少ないんだよね。
「一言で言えば、腹黒ね」
アドリアーナ様が言うのでしたら、かなり優秀な方なんだろう。
「確かに。敵にはしたくないな。でも、味方だったら……そんでも怖いな」
どんな方なんですか!味方でも怖いなんて、魔王ですか?最終兵器ですか?
「酷い言い方ですね。ちゃんと味方には優しいですよ」
突然、聞いた事のない声が背後からした。
「デュラン殿下、気配を消して背後に立たないで下さい」
アドリアーナ様が呆れた顔をしながら振り返ると、王族特有の白い髪に金色の目をした、背の高い美丈夫が立っている。
今更ですが、あの王子2人は見事に王族特有の色を持っていないですね。
金髪、水色の瞳は側妃様と同じで、まぁ綺麗ですよ、もやしっ子だけど。
「やけに早くないか?年明けからこっちに来るって聞いたぞ」
顔見知りなのか、イズミル様の口調が砕けたままです。
「通うのは年明けからですが、面白そうなので早めに戻って来ました」
カラッとした態度に、好感が持てます。
それにデュラン殿下の母君は正妃様なので、王位継承権は高い筈なのに自ら留学を希望された、勤勉な方だと少ない情報でも理解出来ます。
「初めまして、私はデュランです」
さらりと態度を変え、アレキサンドラに挨拶をするデュランは、どこから見ても完璧な王子様だ。
「ご挨拶が遅れて申し訳ありません。私はアレキサンドラ・ペトリオスです」
殿下が身分を言わないので、こちらも口にしなかったら爆笑しました。
なんでだよ。
「アドリアーナが気に入ったのが分かった。すごく良い」
「当然です。アレキサンドラはすごく良いのです」
アドリアーナ様がドヤ顔してますが、何がいいの?
「アレキサンドラ、まるで分かってないだろ。貴族なんか足の引っ張り合いが通常運転なのに、なんで家名しか言わなかった?」
「えっ?デュラン殿下が身分を言わないので」
イズミル様の説明に頷き、自分の解釈を話すと
「やっぱりいい!」
デュラン殿下が机をバンバン叩きながら笑い転げている。
「あげませんよ」
いやいや、アドリアーナ様、私、物じゃないし……。
「すっげぇ気に入った。リアナ、彼女を俺の侍女にくれ」
デュラン殿下、既に、口調がズタボロですよ。
「デュー、それ以上言うとぶちかましますよ」
アドリアーナ様も……。
誰もが認める淑女の鏡の様な方なのに。
「デュラン、やめとけ。アドリアーナに寝首かかれるぞ。それに、アレキサンドラが困ってる」
はい。とっても困ってます。
皆様が仲が良いことしか分かりません。
説明してください。
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