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EP2 卵に潜む悪意9 プライドファイト
準備万端とは言えないけれど
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翌日土曜日の夕方。午前中は夏輝と一緒にカフェのバイト、午後は買い出しをしてから俺たちは支部へと向かった。
昨日の今日でどういう顔をしていいかお互いにわからず、顔を赤くしたり声が上ずったりしていたが、なんだかんだ午前中も終わるころには落ち着いて元通りになった。
俺はと言えばすっかり元気だ。昨日の夕方の不安定さが嘘みたいに快調である。
今日は曇りで、分厚い雲に太陽がすっかり隠されている。今にも雨が降りそうな天気だった。折りたたみ傘を持って支部についたころには雲もあり薄暗いくらいになっていた。
「来たのか」
集合場所の聖堂へ向かうと既に瑞雪とトツカが待っていた。瑞雪は本を読んでいたようだ。なんかよくわからない、小難しい実用書。
人工の灯に照らされたステンドグラスがきらきらと輝いている。
もはや見慣れた光景だ。
瑞雪は手に持っていた本を閉じ、俺たちの方に視線を向ける。
「瑞雪さんもトツカももう体調は大丈夫なんですか?」
「問題ない。治療を受けて朝まで寝たら復調した。トツカも同じくだ」
瑞雪の言葉に夏輝は心底ホっとしたようだった。顔色を見る限り嘘ではないだろう。
「よかったあ……」
となると、後の問題は朝陽の野郎をぶちのめす事ってわけであり。
「実際さ、朝陽ってどうなの?強いのか?」
俺も夏輝も朝陽が直接戦っているところなんて見たことがない。瑞雪が襲われた現場にもいなかったからよくわからないのだ。
「強いな。大量の猟犬を展開して物量で押しつぶすことも可能だし、精鋭猟犬を使うこともある。とにかく手札が多いから汎用性が高い。あいつ自身闇魔法の使い手だしな。まあ殴るが」
普段通りの仏頂面で宣う瑞雪。どうやらやる気は十分の様子。
「殴るのか?弓で撃つのではなくて?」
「最終的にあいつの顔面が変形するくらいに殴る。月夜と似ても似つかないくらいには」
トツカの問いにも瑞雪は物騒な言葉で返す。……それだけフラストレーションがたまってるんだな、うん。まあ当たり前だろう。
「俺たちは瑞雪が勝つって信じてるし、応援してるぞ!な、夏輝!」
俺の言葉に瑞雪は視線だけで返す。トツカは当然だって顔してるな、うん。
と、そんなところで聖堂の重厚な両開きの鉄扉が開いた。
「皆さんリラックスされているところ申し訳ないのですが、そろそろ時間です。片付けてこちらへ」
ぞろぞろと入ってきたのは秋雨と俵、権田だった。
「双子たちと遠呂は既に訓練フロアの方に居ますので」
権田と俵は見るからに疲労困憊といった様子。げっそりとやつれていた。お気の毒さまと思うけれど仕事に誇りとかなんか持ってるんだろう。多分。
秋雨についていくと、行先は俺達が立ち入ったことのないフロアだった。ここも地下にあって、どうやらワンフロアまるまる訓練用のフロアになっているらしかった。
白を基調とした、近未来的で無機質な空間。部屋のちなみに職員たち、主に事務員たちがわらわらと集まってきていた。
聞き耳を立てると朝陽と瑞雪どちらが勝つか賭け事をしているらしかった。
「修正班と記憶処理班の方々は今も外で仕事中ですのでこれないと悔しがっていましたよ」
俺がじろじろと職員たちを見ていたからか、秋雨が教えてくれる。
「うちの支部ではこういった催し物は基本ありませんからね。万年人手不足なもので。本部の方では日常茶飯事のようですが」
「決闘が娯楽なんて怖いんだよ!」
俺の心の底からの突っ込みに秋雨は楽しそうだ。ムカつく。
「ちなみにここではVRですが本部は本当の闘技場のような施設があるんですよね。死人が出ることもあります」
最悪すぎる。人の命をなんだと思ってるんだ。と思ったけど、ここでは人の死があまりにも身近すぎた。
俺達が来たことがわかるとわあっとフロアでがやがやとしていた人の波が真っ二つに割れていく。まあ、俺達というか瑞雪とトツカなんだろうけども。
ちら、と横目で瑞雪とトツカを確認するがあいつらは普段通りだった。
「俺だったら緊張で胃が痛くなりそう……」
「わかりますぞ……!」
夏輝が胸を押さえてウっと前傾姿勢になる。俵がうんうんと首を縦に振って同意していた。
「そんなこと言ってお前は始まると普段通りにやるタイプだろうどうせ」
ため息をつく瑞雪。
「俺もそう思うぜ」
俺も同意。緊張して本領を発揮できないってイメージは夏輝にない。
秋雨は割れた人の波の間をすいすいと進んでいく。俺たちも後に続く。つってもそんなに距離はない。所詮ビルのワンフロアだ。
その割れた先、奥の奥に瑞雪と月夜、遠呂はいた。
「逃げずに来たんだ」
相も変わらず自信たっぷりで嫌味ったらしく、にやけ面をしながら朝陽は瑞雪の前へと立つ。うーん、身長差が目立つなと思ったのは内緒だ。見上げてるからな。
「逃げてたまるか。御託はいい、さっさとやるならやるぞ。逃げても構わんが」
瑞雪も瑞雪で正面から見下ろし、真っ向から向かい合っている。視線が絡み合い、互いに一歩も引かない。
一触即発。瑞雪の傍らでトツカは何故だか満足そうにしていた。まあ雰囲気がよくなってるならそれでいいかの精神だ。
「逃げる?それはおまえのほ」
「はいはい、そこまでな!さっさと二人共機器を装着しな!」
朝陽が言い返そうとしたのを間に入って遠呂が止める。
「七面倒くさい言い争いしないでも決着をつける場所はあるんだから、わざわざ場外乱闘をしようとするなガキか」
遠呂の言葉に朝陽は顔を歪めるものの、言い返すことはなく大人しいものだった。遠呂の言葉は素直に聞くらしい。確か師匠だったか?
瑞雪の方はと言えば踵を返し、何も言わずさっさとVR装置の方へと歩き出していた。トツカもそれに続く。
俺たちは羊飼いと猟犬ということもあり巨大なスクリーンの真ん前という特等席を陣取っていた。
俺と夏輝が並んでその様子を眺めていると、月夜が隣へとやってきた。
彼の顔にはよく見る苦笑いが浮かんでいる。
「お前敵だろ。俺たちの方に来ていいのか?」
「戦うのはあくまでも瑞雪君と兄さんだし。昨日も行ったけど僕自身は君たちと敵対する気はないから」
目を細め口元を吊り上げる。それは優しい笑顔だったが、こいつは何があろうと兄を止めるつもりはないのだ。
昨日は確かに助けられたが、それはあくまでも兄の意向を無視せずに出来る範囲。
「今日に関しては止める必要自体はないと思うんですけど、何でそこまで朝陽さんを止めないんですか?月夜さんだって朝陽さんと瑞雪さんが必要以上に争う……それこそ殺し合いに発展することがおかしいことはわかってるでしょう?」
夏輝が問う。静かな声だ。疑問と、不快感と、様々な感情が混ざった声音。
月夜はやはり微笑んだまま画面を見る。
「僕のせいで兄さんがああなってしまったから」
周りの喧騒に簡単にかき消されてしまうような小さな声で月夜は呟く。それは悲しみと、後悔とが滲んでいるように思え、どこか儚い。
それだけ言って、月夜は口を閉ざす。それ以上詮索する資格は俺達にはない。
誰しも多かれ少なかれ抱えているものがあるのだろう。
その後はお互いに口を閉ざし、ただ静かに開幕を待っていた。俺たちは瑞雪の勝利を、月夜は朝陽の勝利を信じながら。
昨日の今日でどういう顔をしていいかお互いにわからず、顔を赤くしたり声が上ずったりしていたが、なんだかんだ午前中も終わるころには落ち着いて元通りになった。
俺はと言えばすっかり元気だ。昨日の夕方の不安定さが嘘みたいに快調である。
今日は曇りで、分厚い雲に太陽がすっかり隠されている。今にも雨が降りそうな天気だった。折りたたみ傘を持って支部についたころには雲もあり薄暗いくらいになっていた。
「来たのか」
集合場所の聖堂へ向かうと既に瑞雪とトツカが待っていた。瑞雪は本を読んでいたようだ。なんかよくわからない、小難しい実用書。
人工の灯に照らされたステンドグラスがきらきらと輝いている。
もはや見慣れた光景だ。
瑞雪は手に持っていた本を閉じ、俺たちの方に視線を向ける。
「瑞雪さんもトツカももう体調は大丈夫なんですか?」
「問題ない。治療を受けて朝まで寝たら復調した。トツカも同じくだ」
瑞雪の言葉に夏輝は心底ホっとしたようだった。顔色を見る限り嘘ではないだろう。
「よかったあ……」
となると、後の問題は朝陽の野郎をぶちのめす事ってわけであり。
「実際さ、朝陽ってどうなの?強いのか?」
俺も夏輝も朝陽が直接戦っているところなんて見たことがない。瑞雪が襲われた現場にもいなかったからよくわからないのだ。
「強いな。大量の猟犬を展開して物量で押しつぶすことも可能だし、精鋭猟犬を使うこともある。とにかく手札が多いから汎用性が高い。あいつ自身闇魔法の使い手だしな。まあ殴るが」
普段通りの仏頂面で宣う瑞雪。どうやらやる気は十分の様子。
「殴るのか?弓で撃つのではなくて?」
「最終的にあいつの顔面が変形するくらいに殴る。月夜と似ても似つかないくらいには」
トツカの問いにも瑞雪は物騒な言葉で返す。……それだけフラストレーションがたまってるんだな、うん。まあ当たり前だろう。
「俺たちは瑞雪が勝つって信じてるし、応援してるぞ!な、夏輝!」
俺の言葉に瑞雪は視線だけで返す。トツカは当然だって顔してるな、うん。
と、そんなところで聖堂の重厚な両開きの鉄扉が開いた。
「皆さんリラックスされているところ申し訳ないのですが、そろそろ時間です。片付けてこちらへ」
ぞろぞろと入ってきたのは秋雨と俵、権田だった。
「双子たちと遠呂は既に訓練フロアの方に居ますので」
権田と俵は見るからに疲労困憊といった様子。げっそりとやつれていた。お気の毒さまと思うけれど仕事に誇りとかなんか持ってるんだろう。多分。
秋雨についていくと、行先は俺達が立ち入ったことのないフロアだった。ここも地下にあって、どうやらワンフロアまるまる訓練用のフロアになっているらしかった。
白を基調とした、近未来的で無機質な空間。部屋のちなみに職員たち、主に事務員たちがわらわらと集まってきていた。
聞き耳を立てると朝陽と瑞雪どちらが勝つか賭け事をしているらしかった。
「修正班と記憶処理班の方々は今も外で仕事中ですのでこれないと悔しがっていましたよ」
俺がじろじろと職員たちを見ていたからか、秋雨が教えてくれる。
「うちの支部ではこういった催し物は基本ありませんからね。万年人手不足なもので。本部の方では日常茶飯事のようですが」
「決闘が娯楽なんて怖いんだよ!」
俺の心の底からの突っ込みに秋雨は楽しそうだ。ムカつく。
「ちなみにここではVRですが本部は本当の闘技場のような施設があるんですよね。死人が出ることもあります」
最悪すぎる。人の命をなんだと思ってるんだ。と思ったけど、ここでは人の死があまりにも身近すぎた。
俺達が来たことがわかるとわあっとフロアでがやがやとしていた人の波が真っ二つに割れていく。まあ、俺達というか瑞雪とトツカなんだろうけども。
ちら、と横目で瑞雪とトツカを確認するがあいつらは普段通りだった。
「俺だったら緊張で胃が痛くなりそう……」
「わかりますぞ……!」
夏輝が胸を押さえてウっと前傾姿勢になる。俵がうんうんと首を縦に振って同意していた。
「そんなこと言ってお前は始まると普段通りにやるタイプだろうどうせ」
ため息をつく瑞雪。
「俺もそう思うぜ」
俺も同意。緊張して本領を発揮できないってイメージは夏輝にない。
秋雨は割れた人の波の間をすいすいと進んでいく。俺たちも後に続く。つってもそんなに距離はない。所詮ビルのワンフロアだ。
その割れた先、奥の奥に瑞雪と月夜、遠呂はいた。
「逃げずに来たんだ」
相も変わらず自信たっぷりで嫌味ったらしく、にやけ面をしながら朝陽は瑞雪の前へと立つ。うーん、身長差が目立つなと思ったのは内緒だ。見上げてるからな。
「逃げてたまるか。御託はいい、さっさとやるならやるぞ。逃げても構わんが」
瑞雪も瑞雪で正面から見下ろし、真っ向から向かい合っている。視線が絡み合い、互いに一歩も引かない。
一触即発。瑞雪の傍らでトツカは何故だか満足そうにしていた。まあ雰囲気がよくなってるならそれでいいかの精神だ。
「逃げる?それはおまえのほ」
「はいはい、そこまでな!さっさと二人共機器を装着しな!」
朝陽が言い返そうとしたのを間に入って遠呂が止める。
「七面倒くさい言い争いしないでも決着をつける場所はあるんだから、わざわざ場外乱闘をしようとするなガキか」
遠呂の言葉に朝陽は顔を歪めるものの、言い返すことはなく大人しいものだった。遠呂の言葉は素直に聞くらしい。確か師匠だったか?
瑞雪の方はと言えば踵を返し、何も言わずさっさとVR装置の方へと歩き出していた。トツカもそれに続く。
俺たちは羊飼いと猟犬ということもあり巨大なスクリーンの真ん前という特等席を陣取っていた。
俺と夏輝が並んでその様子を眺めていると、月夜が隣へとやってきた。
彼の顔にはよく見る苦笑いが浮かんでいる。
「お前敵だろ。俺たちの方に来ていいのか?」
「戦うのはあくまでも瑞雪君と兄さんだし。昨日も行ったけど僕自身は君たちと敵対する気はないから」
目を細め口元を吊り上げる。それは優しい笑顔だったが、こいつは何があろうと兄を止めるつもりはないのだ。
昨日は確かに助けられたが、それはあくまでも兄の意向を無視せずに出来る範囲。
「今日に関しては止める必要自体はないと思うんですけど、何でそこまで朝陽さんを止めないんですか?月夜さんだって朝陽さんと瑞雪さんが必要以上に争う……それこそ殺し合いに発展することがおかしいことはわかってるでしょう?」
夏輝が問う。静かな声だ。疑問と、不快感と、様々な感情が混ざった声音。
月夜はやはり微笑んだまま画面を見る。
「僕のせいで兄さんがああなってしまったから」
周りの喧騒に簡単にかき消されてしまうような小さな声で月夜は呟く。それは悲しみと、後悔とが滲んでいるように思え、どこか儚い。
それだけ言って、月夜は口を閉ざす。それ以上詮索する資格は俺達にはない。
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