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EP2 卵に潜む悪意9 プライドファイト
瑞雪VS朝陽2
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トツカの分をつけてやってから、自身も指定された席に座る。頭部にずっしりと来る重さ。この重さを感じるのは久しぶりだった。
夏輝達の面倒を見ることになってからこの場所には来ていなかった。
それは決して夏輝達のせいというわけではなく、単純に教育実習の準備などもあったためだ。
(清水は結局行方不明、自宅にも戻っていない。いや、それよりまず目の前の事に集中しないとな)
小さくため息をつく。勅使河原にそそのかされた子供。昨日何が起こったのかの詳細を聞いた後、動くべきか悩んでやめた。
動くだけの余力が瑞雪になく、接触しようと試みたとして相手の思うつぼになる可能性が高かったからだ。
ブォンという起動音と共に視界が暗転する。刹那、電子音と共にVR内部の訓練場へと意識が飛ぶ。
見知った光景。なにせ黒間市一帯をまるっと再現しているのだ。
「瑞雪」
背後からトツカの声がしたので振り返る。同じ座標にきちんと送り込まれたのだろう。
「さっき言った通り、朝陽の顔面をぶん殴る。後は今朝話した通りだ」
瑞雪の言葉にトツカは軽く頷く。刀をどこからともなく取り出し、警戒する。時を同じくして朝陽と彼の支配する猟犬達もこの訓練場内に降り立っているはずだ。
ここでの出来事で死ぬことはない。ただし、殆ど現実と同じだ。痛みも感じるし、血やマナを無限に使うことは出来ない。ただ死には至らないだけ。
極限の痛みを感じれば発狂するだろうし、下手すりゃ脳死するだろう。だから決して安全とは言い難いと少なくとも瑞雪は思っている。
そりゃあ普段の戦いよりはずっと安全には違いないけれど。
本部ではこれを通さず血なまぐさい決闘が行われているのだから手に負えない。人間とは実に愚かだ。無論瑞雪を含め。
(それにしてもこの機器でどれだけ血を使っているかあいつにわからせればよかったな。今はもう必要ないだろうが)
荒療治として使えたなあと今更ながらに思いつく。次があったらそうしよう。と、そんなことをほんの一瞬考えつつ弓を手に取る。
「カマイタチマナ反応を」
『ぎゅい!』
昨日は終始瑞雪を案じている様子だったカマイタチも今日はやる気十分のようだった。
VR内なのだから電霊は自由に動けるはずだったが、あくまでも現実に準じているためカマイタチがこの世界で具現化されることはない。
いつも通りスマホを取り出すと画面にマナ反応が点となって現れる。
「あいつもやる気だな……」
小さく息をつく。画面には埋め尽くされんばかりのマナ反応。これは決して仮想現実だから好きなだけ猟犬を使役できるというわけではない。
朝陽は現実でもこれが可能なだけだ。大量のマナ反応の中にはいくつか巨大なマナ反応もあり、物量作戦だけでなく精鋭も持ち込んでいることがわかる。
「これらすべて朝陽の猟犬なのか?」
「ああ。あいつはとにかく使役することに優れてるんだ。とはいえ現実でここまでの使役を必要とする場合は基本ないし、手駒は確かに消耗品だが無駄に消耗する趣味はないだろう」
トツカは問うものの、別に不安とかそういう理由では全くないだろう。どちらかといえば顔は高揚感に満ちており、今からの戦いを楽しみにしている事が見て取れた。
「あまり血を使いすぎるなよ。使っていいタイミングはこちらで指示する。大物に使えってだけだ、使うなってわけじゃない」
今日に限って言えばギリギリまで血を使う気で瑞雪もいる。朝陽に負けたくない。あいつの顔面をはちゃめちゃにしてやらなければ絶対に気が済まない。
相手はこちらを殺す気で来るだろう。こっちだって瀕死くらいにはしてやるつもりでいる。
VR機器をつけるまでの間散々聞こえてきた職員たちの勝手な意見やら推測やら。面倒くさいことこの上ない。瑞雪は格下で、朝陽が格上。朝陽が勝つだろうだのなんだの。
勝手に言っていればいいとは思うが、いい気はしない。とはいえ瑞雪が猟犬すらごくごく最近まで持たなかったのは事実以外の何物でもなく。
「来たようだ」
トツカが落ち着いたバスの声を発する。マナ反応から見ても既に朝陽はこちらを捕捉し、押しつぶそうとしてきていることが見て取れた。
トツカは瑞雪の前へと立ち、やってくる方向を見据える。コンクリートジャングルであり、見通しが悪い。
だが、今日は『どれだけ建物を壊しても一般人を巻き込むことはない』。それだけで瑞雪にとっては限りないアドバンテージであった。
「俺の魔法に間接的に巻き込まれないようにしろよ」
「土魔法も使える。瓦礫や建物の崩落には俺はめっぽう強い。気にしなくて構わない」
そういえば土の壁やら何やらを使っていたか。身体強化魔法が目立つだけで他のものも使えるのは有難い。
「ぎょぉぐるるるるるるっ!」
空から雄たけびが聞こえる。仮想現実の空は薄暗い夕闇で覆われていた。その空を埋め尽くさんばかりの大量のカラスの群れが現れる。
最も、一羽一羽が成人男性サイズなのだが。ギャァギャァと煩い声をあげながら、猛スピードでこちらへ向かってくる。
小手調べ、ただの雑魚。
「トツカはまだ動かなくていい」
「わかった。確かに俺は有象無象を一度にリソースを割かずに潰す術があまりない。お前がやるほうがいいな」
今までの落ち着きのなさが嘘のように、今日のトツカは冷静だった。
瑞雪は一つ頷くと弓を番えトツカからマナを受け取る。トツカは動くことはないものの、抜けて来るかもしれないカラスたちを迎撃する体制を整える。
トツカからマナを受け取り、イオを練り上げる。冴え冴えとした冷たい冷気が番えた矢から迸る。
「引き絞る 広大な 氷の弓(スキンドルズ インゲンス グラーキス)っ!」
無数の触れるだけで切り裂かれるような強い冷気を纏った鋭い氷の矢がカラスたちに向かって降り注ぐ。
断末魔をあげながらカラスたちが無慈悲に撃ち落されていく。
致命傷を受ければVRから弾かれる。本来ならば屍の山が築かれるが、今回はただ消えるだけだ。
『ぎゅぎい!』
カマイタチの鋭い一吠え。それと同時に路地裏の影から漆のように光を通さない人型の影が無数に現れる。
そしてその一番後方に五メートルほどはあろうかという巨人がずしんずしんと重い地響きを響かせ周辺のビルをなぎ倒しながらゆっくりこちらへと進軍してきていた。
よくよく見ればその方には朝陽が乗っている。そして他にも現状見えていないが、強い個体と思しきマナ反応がいくつか見受けられた。
「流石に今回は遊んでないで本気らしいな?」
勿論、お互いの声は遠すぎて届かない。しかし、はっきりと互いの存在を視認していた。
「瑞雪、あの黒い影はなんだ?」
「おそらくレイス、アンデッドだ。実体のない幽霊。魂だけの種族だ」
見たことのない猟犬だが、ついこの間までエデンに居たこともあり拉致なりなんなりしてきたのかもしれない。
朝陽にとって猟犬は基本消耗品だ。昨日のエルフや飛竜ですらだ。
瑞雪はそのスタンスに関しては特に言及することはない。瑞雪にとってはエデン人も地球人も大して変わらない。それだけで。
トツカはむぅ、とやや渋い顔をした。
「刀で斬れるのか?」
刀とレイスの群れを見比べる。
「エデンで言えばドワーフ族の生み出した魔剣、地球で言えば杖なら物理的に斬ることもできる。とはいえお前の刀で試したことはないからわからない。だから」
トツカに寄り、刀の刀身に指を這わせる。雷のエンチャント魔法。正直不得意だ。
「あまり得意じゃないが、絶対に斬れるようにはなる」
だが、威力の向上が目的ではなくあくまでもトツカの刀で霊体を斬れるようにするためのもの。
アンデッド族の生態については瑞雪はあまり知らない。魔族の一種でエデン内でも独自の文化を形成しており、死者の魂から同族を増やすことからあまり歓迎されていないことしかわからない。
「それで十分だ」
トツカが刀を構え、走り出す。無数のレイス達はトツカの進軍など一切意に介していないように思える。まさに亡霊の群れだった。
巨人までは百メートル以上の距離がある。そして、レイス、巨人だけが敵ではない。
「トツカ、新手が南の方から来る。精鋭タイプの猟犬だ、そっちをお前が担当しろ!出来るだけ省エネで、ただし必要に応じて血は使って構わない!」
「承知した」
新たに現れたのは真っ白な翼に剣を持った天使と、獅子の頭に鷲の翼をもった魔鳥だった。
夏輝達の面倒を見ることになってからこの場所には来ていなかった。
それは決して夏輝達のせいというわけではなく、単純に教育実習の準備などもあったためだ。
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動くだけの余力が瑞雪になく、接触しようと試みたとして相手の思うつぼになる可能性が高かったからだ。
ブォンという起動音と共に視界が暗転する。刹那、電子音と共にVR内部の訓練場へと意識が飛ぶ。
見知った光景。なにせ黒間市一帯をまるっと再現しているのだ。
「瑞雪」
背後からトツカの声がしたので振り返る。同じ座標にきちんと送り込まれたのだろう。
「さっき言った通り、朝陽の顔面をぶん殴る。後は今朝話した通りだ」
瑞雪の言葉にトツカは軽く頷く。刀をどこからともなく取り出し、警戒する。時を同じくして朝陽と彼の支配する猟犬達もこの訓練場内に降り立っているはずだ。
ここでの出来事で死ぬことはない。ただし、殆ど現実と同じだ。痛みも感じるし、血やマナを無限に使うことは出来ない。ただ死には至らないだけ。
極限の痛みを感じれば発狂するだろうし、下手すりゃ脳死するだろう。だから決して安全とは言い難いと少なくとも瑞雪は思っている。
そりゃあ普段の戦いよりはずっと安全には違いないけれど。
本部ではこれを通さず血なまぐさい決闘が行われているのだから手に負えない。人間とは実に愚かだ。無論瑞雪を含め。
(それにしてもこの機器でどれだけ血を使っているかあいつにわからせればよかったな。今はもう必要ないだろうが)
荒療治として使えたなあと今更ながらに思いつく。次があったらそうしよう。と、そんなことをほんの一瞬考えつつ弓を手に取る。
「カマイタチマナ反応を」
『ぎゅい!』
昨日は終始瑞雪を案じている様子だったカマイタチも今日はやる気十分のようだった。
VR内なのだから電霊は自由に動けるはずだったが、あくまでも現実に準じているためカマイタチがこの世界で具現化されることはない。
いつも通りスマホを取り出すと画面にマナ反応が点となって現れる。
「あいつもやる気だな……」
小さく息をつく。画面には埋め尽くされんばかりのマナ反応。これは決して仮想現実だから好きなだけ猟犬を使役できるというわけではない。
朝陽は現実でもこれが可能なだけだ。大量のマナ反応の中にはいくつか巨大なマナ反応もあり、物量作戦だけでなく精鋭も持ち込んでいることがわかる。
「これらすべて朝陽の猟犬なのか?」
「ああ。あいつはとにかく使役することに優れてるんだ。とはいえ現実でここまでの使役を必要とする場合は基本ないし、手駒は確かに消耗品だが無駄に消耗する趣味はないだろう」
トツカは問うものの、別に不安とかそういう理由では全くないだろう。どちらかといえば顔は高揚感に満ちており、今からの戦いを楽しみにしている事が見て取れた。
「あまり血を使いすぎるなよ。使っていいタイミングはこちらで指示する。大物に使えってだけだ、使うなってわけじゃない」
今日に限って言えばギリギリまで血を使う気で瑞雪もいる。朝陽に負けたくない。あいつの顔面をはちゃめちゃにしてやらなければ絶対に気が済まない。
相手はこちらを殺す気で来るだろう。こっちだって瀕死くらいにはしてやるつもりでいる。
VR機器をつけるまでの間散々聞こえてきた職員たちの勝手な意見やら推測やら。面倒くさいことこの上ない。瑞雪は格下で、朝陽が格上。朝陽が勝つだろうだのなんだの。
勝手に言っていればいいとは思うが、いい気はしない。とはいえ瑞雪が猟犬すらごくごく最近まで持たなかったのは事実以外の何物でもなく。
「来たようだ」
トツカが落ち着いたバスの声を発する。マナ反応から見ても既に朝陽はこちらを捕捉し、押しつぶそうとしてきていることが見て取れた。
トツカは瑞雪の前へと立ち、やってくる方向を見据える。コンクリートジャングルであり、見通しが悪い。
だが、今日は『どれだけ建物を壊しても一般人を巻き込むことはない』。それだけで瑞雪にとっては限りないアドバンテージであった。
「俺の魔法に間接的に巻き込まれないようにしろよ」
「土魔法も使える。瓦礫や建物の崩落には俺はめっぽう強い。気にしなくて構わない」
そういえば土の壁やら何やらを使っていたか。身体強化魔法が目立つだけで他のものも使えるのは有難い。
「ぎょぉぐるるるるるるっ!」
空から雄たけびが聞こえる。仮想現実の空は薄暗い夕闇で覆われていた。その空を埋め尽くさんばかりの大量のカラスの群れが現れる。
最も、一羽一羽が成人男性サイズなのだが。ギャァギャァと煩い声をあげながら、猛スピードでこちらへ向かってくる。
小手調べ、ただの雑魚。
「トツカはまだ動かなくていい」
「わかった。確かに俺は有象無象を一度にリソースを割かずに潰す術があまりない。お前がやるほうがいいな」
今までの落ち着きのなさが嘘のように、今日のトツカは冷静だった。
瑞雪は一つ頷くと弓を番えトツカからマナを受け取る。トツカは動くことはないものの、抜けて来るかもしれないカラスたちを迎撃する体制を整える。
トツカからマナを受け取り、イオを練り上げる。冴え冴えとした冷たい冷気が番えた矢から迸る。
「引き絞る 広大な 氷の弓(スキンドルズ インゲンス グラーキス)っ!」
無数の触れるだけで切り裂かれるような強い冷気を纏った鋭い氷の矢がカラスたちに向かって降り注ぐ。
断末魔をあげながらカラスたちが無慈悲に撃ち落されていく。
致命傷を受ければVRから弾かれる。本来ならば屍の山が築かれるが、今回はただ消えるだけだ。
『ぎゅぎい!』
カマイタチの鋭い一吠え。それと同時に路地裏の影から漆のように光を通さない人型の影が無数に現れる。
そしてその一番後方に五メートルほどはあろうかという巨人がずしんずしんと重い地響きを響かせ周辺のビルをなぎ倒しながらゆっくりこちらへと進軍してきていた。
よくよく見ればその方には朝陽が乗っている。そして他にも現状見えていないが、強い個体と思しきマナ反応がいくつか見受けられた。
「流石に今回は遊んでないで本気らしいな?」
勿論、お互いの声は遠すぎて届かない。しかし、はっきりと互いの存在を視認していた。
「瑞雪、あの黒い影はなんだ?」
「おそらくレイス、アンデッドだ。実体のない幽霊。魂だけの種族だ」
見たことのない猟犬だが、ついこの間までエデンに居たこともあり拉致なりなんなりしてきたのかもしれない。
朝陽にとって猟犬は基本消耗品だ。昨日のエルフや飛竜ですらだ。
瑞雪はそのスタンスに関しては特に言及することはない。瑞雪にとってはエデン人も地球人も大して変わらない。それだけで。
トツカはむぅ、とやや渋い顔をした。
「刀で斬れるのか?」
刀とレイスの群れを見比べる。
「エデンで言えばドワーフ族の生み出した魔剣、地球で言えば杖なら物理的に斬ることもできる。とはいえお前の刀で試したことはないからわからない。だから」
トツカに寄り、刀の刀身に指を這わせる。雷のエンチャント魔法。正直不得意だ。
「あまり得意じゃないが、絶対に斬れるようにはなる」
だが、威力の向上が目的ではなくあくまでもトツカの刀で霊体を斬れるようにするためのもの。
アンデッド族の生態については瑞雪はあまり知らない。魔族の一種でエデン内でも独自の文化を形成しており、死者の魂から同族を増やすことからあまり歓迎されていないことしかわからない。
「それで十分だ」
トツカが刀を構え、走り出す。無数のレイス達はトツカの進軍など一切意に介していないように思える。まさに亡霊の群れだった。
巨人までは百メートル以上の距離がある。そして、レイス、巨人だけが敵ではない。
「トツカ、新手が南の方から来る。精鋭タイプの猟犬だ、そっちをお前が担当しろ!出来るだけ省エネで、ただし必要に応じて血は使って構わない!」
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