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陽だまりのアトリエと、小さな麦の穂 〜守り神と育む、家族のレシピ〜
第78話 枯れた花と、泣いている心
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その日、アトリエ・フィオナの庭先に、一輪の枯れた花が落ちていた。 連日のように続く「パン生地の不調」の原因を探るため、フィオナが少し目を離した、ほんのわずかな隙の出来事だった。
「……あーあ。かれちゃった」 庭で遊んでいたアルトが、しゃがみこんでその花を見つめている。 「残念だね、アルト君」 いつの間にか、グレイがその背後に立っていた。彼の手には、描きかけのスケッチブックが握られている。 「命あるものは、いつか必ず枯れる。それは、この世界の悲しい理(ことわり)なんだよ」 その声は優しかったが、どこか諦観(ていかん)に満ちていた。
アルトは、不思議そうにグレイを見上げた。 「ことわり……?」 「そう。一度失われたものは、二度と戻らない。……どんなに、願ってもね」 グレイの瞳が、一瞬だけ、深い井戸の底のような暗い色を帯びた。
アルトは、ふうん、と小さく首をかしげると、その枯れた花に、そっと小さな両手をかざした。 「……だいじょうぶ。ねんね、してるだけ」 「え?」 アルトが、何かを祈るように目を閉じる。 すると。 カサカサに乾いていた茶色い花びらに、見る見るうちに瑞々しい水分が戻り始めた。茎がピンと立ち上がり、鮮やかな青い色が、奇跡のように蘇っていく。
「なっ……!?」 グレイが、息を呑んだ。画家としての穏やかな仮面が、音を立ててひび割れる。 (馬鹿な……これは、蘇生!? いや、活性化か? まさか、これほどの力を、こんな幼児が……!) 彼の科学者としての本能が、目の前の「奇跡のサンプル」に対し、抑えがたい渇望を抱いた。
「……すごいな。アルト君、今のを、もう一度見せてくれるかい?」 グレイは、衝動的にアルトの小さな手首を掴んだ。その力は、子供に向けるにはあまりに強すぎた。 「いたい……」 アルトが顔をしかめる。 「どうやったんだ? 君には、『何』が聞こえている? 命の根源か? それとも……」 「いたいよ、おじちゃん!」
その時、アルトの瞳が、大きく見開かれた。 掴まれた手首を通して、流れ込んでくる、奔流のような感情。それは、目の前の優しそうなおじちゃんの中に渦巻く、とてつもなく冷たく、そして悲しい「色」だった。
「……おじちゃん、ないてるの?」 アルトの無垢な言葉に、グレイが凍り付いた。 「……なんだって?」 「こころが、すっごく、ないてる。……さみしいよ、あいたいよって、ないてる」
その言葉は、鋭利な刃物となって、グレイの最も柔らかく、隠しておきたかった傷口を正確に貫いた。 「き、君は……! 私の、何が分かるというんだ!」 彼が激昂しかけた、その瞬間。
「てめえ……! 俺の息子に何してやがる!!」
ドォン! と、裏口の扉が蹴破られた。 飛び出してきたのは、全身から殺気を立ち上らせたルーカスだった。彼は瞬時に間合いを詰めると、グレイの腕を万力のような力でねじ上げ、アルトから引き剥がした。 「きゅううううっ!!」 同時に、ホズネが黄金の閃光となって飛びかかり、グレイの足元を鋭い牙で威嚇する。
「……っ!」 グレイは、痛みに顔を歪めながらも、すぐにいつもの「人の良さそうな画家」の仮面を貼り付けた。 「ご、誤解です! アルト君が転びそうになったので、助けようと……」 「黙れ。その嘘くさい笑顔は、もう見飽きたんだよ」 ルーカスの瞳は、獲物を前にした獣のように冷たく据わっていた。 「お前、ここ数日、厨房の近くをうろついてたな? フィオナのパンが膨らまなくなったのは、お前が何か仕込んだからじゃねえのか?」
場の空気が、張り詰める。フィオナも、騒ぎを聞きつけて飛び出してきた。 「ルーカス! 何があったの!?」 「フィオナ、アルトを連れて下がってろ。こいつは、ただの絵描きじゃねえ」
追い詰められたグレイは、ゆっくりと体を起こした。揉みくちゃになった服の襟を直すと、その顔から、これまで浮かべていた「人懐っこい笑み」が、完全に消え失せた。 後に残ったのは、氷のように冷徹で、しかしどこか悲壮な決意を秘めた、科学者の顔だった。
「……素晴らしい。君の勘は、野生動物並みだな」 グレイは、怯えるアルトを一瞥した。 「やはり、君は『適合者(オリジナル)』だ。あの枯れた花を蘇らせた力……間違いなく、世界を救う鍵となる」 「世界を救う、ですって……?」 フィオナが、アルトを抱きしめながら問う。
その時、マルセルが、分厚い資料を抱えて駆け込んできた。 「奴を逃がすな、ルーカス! そいつは『根源の探求者(ルート・シーカーズ)』の逃亡科学者、グレイ・ベルモンドだ!」 マルセルが、資料の一枚を叩きつけるように示した。 「彼は数年前、流行り病で妻と娘を同時に失っている。それ以来、禁忌とされる『生命の保存と再生』の研究に没頭し、学会を追放された男だ!」
正体を見抜かれたグレイは、しかし、悪びれる様子もなく、静かに微笑んだ。 「……ああ。そうだ。私は、失われたものを取り戻したい。二度と、悲しみが繰り返されない世界を作りたいのだ」 彼の瞳の奥に、狂気にも似た、純粋すぎる願いの光が宿る。 「君たちには、愛がある。幸せがある。だが……世界には、理不尽に奪われ、泣いている命が溢れているんだ! その命を救うためなら、私は悪魔にだって魂を売る!」
「だからって……私の息子を、実験材料にする気!?」 フィオナの叫びに、グレイは悲しげに首を振った。 「犠牲ではない。崇高な『礎(いしずえ)』だよ。……また来る。その子は、人類の未来そのものだ」
グレイは懐から何かを取り出すと、地面に叩きつけた。強烈な閃光と煙幕が視界を奪う。 「くそっ、待ちやがれ!」 煙が晴れた時、そこにはもう、彼の姿はなかった。ただ、庭先に落ちたスケッチブックだけが、幸せだった日常の残骸のように取り残されていた。
「……ぱぱ、まま……」 アルトが、フィオナの腕の中で、小さく震えながら呟いた。 「……あのおじちゃん、やっぱり……すごく、ないてた」
フィオナは、息子を強く、強く抱きしめた。 敵は、ただの悪党ではなかった。あまりに深い悲しみを抱え、それゆえに絶対に止まることのない、哀しい鬼だった。 陽だまりのアトリエに、決して消えない戦いの火蓋が、切って落とされた。
「……あーあ。かれちゃった」 庭で遊んでいたアルトが、しゃがみこんでその花を見つめている。 「残念だね、アルト君」 いつの間にか、グレイがその背後に立っていた。彼の手には、描きかけのスケッチブックが握られている。 「命あるものは、いつか必ず枯れる。それは、この世界の悲しい理(ことわり)なんだよ」 その声は優しかったが、どこか諦観(ていかん)に満ちていた。
アルトは、不思議そうにグレイを見上げた。 「ことわり……?」 「そう。一度失われたものは、二度と戻らない。……どんなに、願ってもね」 グレイの瞳が、一瞬だけ、深い井戸の底のような暗い色を帯びた。
アルトは、ふうん、と小さく首をかしげると、その枯れた花に、そっと小さな両手をかざした。 「……だいじょうぶ。ねんね、してるだけ」 「え?」 アルトが、何かを祈るように目を閉じる。 すると。 カサカサに乾いていた茶色い花びらに、見る見るうちに瑞々しい水分が戻り始めた。茎がピンと立ち上がり、鮮やかな青い色が、奇跡のように蘇っていく。
「なっ……!?」 グレイが、息を呑んだ。画家としての穏やかな仮面が、音を立ててひび割れる。 (馬鹿な……これは、蘇生!? いや、活性化か? まさか、これほどの力を、こんな幼児が……!) 彼の科学者としての本能が、目の前の「奇跡のサンプル」に対し、抑えがたい渇望を抱いた。
「……すごいな。アルト君、今のを、もう一度見せてくれるかい?」 グレイは、衝動的にアルトの小さな手首を掴んだ。その力は、子供に向けるにはあまりに強すぎた。 「いたい……」 アルトが顔をしかめる。 「どうやったんだ? 君には、『何』が聞こえている? 命の根源か? それとも……」 「いたいよ、おじちゃん!」
その時、アルトの瞳が、大きく見開かれた。 掴まれた手首を通して、流れ込んでくる、奔流のような感情。それは、目の前の優しそうなおじちゃんの中に渦巻く、とてつもなく冷たく、そして悲しい「色」だった。
「……おじちゃん、ないてるの?」 アルトの無垢な言葉に、グレイが凍り付いた。 「……なんだって?」 「こころが、すっごく、ないてる。……さみしいよ、あいたいよって、ないてる」
その言葉は、鋭利な刃物となって、グレイの最も柔らかく、隠しておきたかった傷口を正確に貫いた。 「き、君は……! 私の、何が分かるというんだ!」 彼が激昂しかけた、その瞬間。
「てめえ……! 俺の息子に何してやがる!!」
ドォン! と、裏口の扉が蹴破られた。 飛び出してきたのは、全身から殺気を立ち上らせたルーカスだった。彼は瞬時に間合いを詰めると、グレイの腕を万力のような力でねじ上げ、アルトから引き剥がした。 「きゅううううっ!!」 同時に、ホズネが黄金の閃光となって飛びかかり、グレイの足元を鋭い牙で威嚇する。
「……っ!」 グレイは、痛みに顔を歪めながらも、すぐにいつもの「人の良さそうな画家」の仮面を貼り付けた。 「ご、誤解です! アルト君が転びそうになったので、助けようと……」 「黙れ。その嘘くさい笑顔は、もう見飽きたんだよ」 ルーカスの瞳は、獲物を前にした獣のように冷たく据わっていた。 「お前、ここ数日、厨房の近くをうろついてたな? フィオナのパンが膨らまなくなったのは、お前が何か仕込んだからじゃねえのか?」
場の空気が、張り詰める。フィオナも、騒ぎを聞きつけて飛び出してきた。 「ルーカス! 何があったの!?」 「フィオナ、アルトを連れて下がってろ。こいつは、ただの絵描きじゃねえ」
追い詰められたグレイは、ゆっくりと体を起こした。揉みくちゃになった服の襟を直すと、その顔から、これまで浮かべていた「人懐っこい笑み」が、完全に消え失せた。 後に残ったのは、氷のように冷徹で、しかしどこか悲壮な決意を秘めた、科学者の顔だった。
「……素晴らしい。君の勘は、野生動物並みだな」 グレイは、怯えるアルトを一瞥した。 「やはり、君は『適合者(オリジナル)』だ。あの枯れた花を蘇らせた力……間違いなく、世界を救う鍵となる」 「世界を救う、ですって……?」 フィオナが、アルトを抱きしめながら問う。
その時、マルセルが、分厚い資料を抱えて駆け込んできた。 「奴を逃がすな、ルーカス! そいつは『根源の探求者(ルート・シーカーズ)』の逃亡科学者、グレイ・ベルモンドだ!」 マルセルが、資料の一枚を叩きつけるように示した。 「彼は数年前、流行り病で妻と娘を同時に失っている。それ以来、禁忌とされる『生命の保存と再生』の研究に没頭し、学会を追放された男だ!」
正体を見抜かれたグレイは、しかし、悪びれる様子もなく、静かに微笑んだ。 「……ああ。そうだ。私は、失われたものを取り戻したい。二度と、悲しみが繰り返されない世界を作りたいのだ」 彼の瞳の奥に、狂気にも似た、純粋すぎる願いの光が宿る。 「君たちには、愛がある。幸せがある。だが……世界には、理不尽に奪われ、泣いている命が溢れているんだ! その命を救うためなら、私は悪魔にだって魂を売る!」
「だからって……私の息子を、実験材料にする気!?」 フィオナの叫びに、グレイは悲しげに首を振った。 「犠牲ではない。崇高な『礎(いしずえ)』だよ。……また来る。その子は、人類の未来そのものだ」
グレイは懐から何かを取り出すと、地面に叩きつけた。強烈な閃光と煙幕が視界を奪う。 「くそっ、待ちやがれ!」 煙が晴れた時、そこにはもう、彼の姿はなかった。ただ、庭先に落ちたスケッチブックだけが、幸せだった日常の残骸のように取り残されていた。
「……ぱぱ、まま……」 アルトが、フィオナの腕の中で、小さく震えながら呟いた。 「……あのおじちゃん、やっぱり……すごく、ないてた」
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