79 / 96
陽だまりのアトリエと、小さな麦の穂 〜守り神と育む、家族のレシピ〜
第79話 陽だまりの攻防と、母の灼熱
しおりを挟む
グレイが正体を現してから数日。アトリエ・フィオナは、嵐の前の静けさに包まれていた。ルーカスは店の周囲に見えない罠を張り巡らせ、マルセルは「根源の探求者」に関するあらゆる文献を読み漁り、エリィも不安を隠して、いつも以上に明るくアルトと遊んでいた。
その均衡は、王都が最も活気づく、昼下がりの市場で破られた。
「火事だーっ! 穀物倉庫から火が出たぞ!」
遠くから響く鐘の音と、人々の叫び声。 「くそっ、このタイミングでか!」 ルーカスは舌打ちし、大剣を掴んだ。 「マルセル! 俺は市場へ行く! お前はエリィと店を頼む! フィオナ、アルトとホズネを連れて、絶対に厨房から出るな!」 「ええ、分かっているわ! あなたも、気をつけて!」 ルーカスが、風のように路地を駆け抜けていく。
だが、ルーカスが穀物倉庫(そこは陽動の偽火だった)に到達した頃、アトリエ・フィオナの店の表のドアが、静かに、しかし鍵を無力化して開かれた。 立っていたのは、あの画家(グレイ)だった。彼の後ろには、感情のない目をした「探求者」の仲間が二人、控えている。
「……っ!」 エリィが、アルトを庇うようにカウンターの前に立ちはだかる。 「な、何する気よ! ルーカスは、もうすぐ帰ってくるんだから!」 「分かっているさ、エリィさん。だからこそ、その前に、全てを終わらせる」 グレイは、もはや何の仮面も被っていなかった。その瞳にあるのは、我が子を失った父親の絶望と、目的のためなら全てを犠牲にするという、冷たい狂気だけだった。
「――アルト君。おいで。君の力で、私の娘を……いいや、世界中の『失われた命』を、救うんだ」 グレイが、アルトに向かって、そっと手を差し伸べる。 「いやっ! パパ! ママ!」 アルトが、怯えてフィオナにしがみつく。
厨房の奥。フィオナは、アルトを背後に隠し、静かに石窯と向き合っていた。パン生地を焼くための、灼熱の炎が、彼女の横顔を赤く照らしている。 「……エリィ。アルトを連れて、ホズネと一緒に、奥の貯蔵庫へ逃げて」 「で、でも、フィオナは!?」 「いいから、早く!!」
フィオナは、ゆっくりと振り返った。その手には、麺棒ではない。パンを窯から出し入れするための、長くて重い、灼熱に焼けた鉄板(ピール)が握られていた。 彼女は、それをまるで大剣のように構えると、グレイの前に、静かに立ちはだかった。 その瞳は、もはや聖女のものではない。我が子を守るためならば、神にさえ牙を剥く、母獣のそれだった。
「グレイさん。あなたは、私に言いましたね。『一度失われたものは、二度と戻らない』と」 フィオナの声は、氷のように冷たく、それでいて、窯の炎のように揺るぎなかった。 「……この道具は、命を育てるためのものです。パンを焼き、人を笑顔にするための、私の誇りです」 彼女は、灼熱の鉄板の先端を、グレイの喉元へと突きつけた。 「けれど――」 「私の家族(アルト)を守るためなら、私は、この誇りを捨てることを、迷いはしません」
「……素晴らしい」 グレイは、目の前の灼熱を前にしても、一歩も引かなかった。 「その覚悟こそが、君が『母』である証拠だ。だが、その愛は、あまりに小さい! 君は、自分の子一人を守るために、世界を救う可能性を、ここで焼き尽くす気か!?」 「世界など、知らない!」 フィオナが叫んだ。「この子がいない世界など、私にとっては、意味がない!!」
二人の意志が激突した、その瞬間。 「――それ以上、俺の嫁と息子に、汚え手を近づけんじゃねえぞ」
アトリエの裏口のドアが、内側から蹴破られた。 息一つ切らしていない、ルーカスだった。 「……ルーカス!? なぜ……火事は……!」 「ああ? あんな手際の良すぎる小火騒ぎ、お前らを誘き出すための陽動に決まってんだろ」 ルーカスは、大剣の切っ先をグレイの背中に向けた。 「悪いが、俺は、お前らみたいな頭でっかちの学者様と違ってな。家族(けもの)の匂いには、敏感なんだよ」
「……きゅううううっ!」 ホズネが、フィオナの足元から飛び出し、ルーカスの隣に並び立つ! 黄金の毛を逆立て、その瞳は、グレイを真っ直ぐに射抜いている。 (もう、二度と!) (あの日のように、目の前で、守るべき命を、奪わせはしない!) 守り神の瞳に、過去への後悔と、今度こそ守り抜くという、決死の涙が光った。
「……なるほど。これが、君たちの『家族』か」 グレイは、前をルーカスに、後ろをフィオナに塞がれ、ゆっくりと両手を上げた。 「私の負けだ。好きにするといい」 だが、彼がそう言った瞬間、彼の仲間の一人が、懐から取り出した錬金術の装置を起動させた! 装置から放たれた不可視の音波が、ホズネだけを直撃する。 「きゅ……がっ……!?」 ホズネが、苦しみにその場に倒れ、動けなくなった。
「ホズネ!」 フィオナが叫ぶ。 「動くな!」ルーカスが、グレイの首筋に剣を押し当てる。
捕縛される直前、グレイは、天を仰ぎ、心の底から叫んだ。 それは、彼が何年も胸に溜めてきた、魂の絶叫だった。
「なぜだ!? なぜ、私の娘は死ななければならなかった!?」 「理不尽に奪われた命は、どうすればよかったんだ!? 救う方法が目の前にあるのに、それを見過ごせというのか!」 「お前たちだけが! その陽だまりの中で、幸せで、いいわけがないだろう!!」
その悲痛な叫びに、フィオナも、ルーカスも、返す言葉が見つからなかった。 戦いの全ての音が、止まった。
静まり返ったアトリエに、小さな、震える声が響いた。 フィオナの腕の中で、アルトが、敵であるグレイを、じっと見つめていた。
「……かなしい、って……」 「……?」 「あのね、ママ」 アルトは、涙をいっぱいに溜めた瞳で、グレイを指さした。
「あのおじちゃん、こころが、まっくろで……ずっと、ずっと……ないてる」
その均衡は、王都が最も活気づく、昼下がりの市場で破られた。
「火事だーっ! 穀物倉庫から火が出たぞ!」
遠くから響く鐘の音と、人々の叫び声。 「くそっ、このタイミングでか!」 ルーカスは舌打ちし、大剣を掴んだ。 「マルセル! 俺は市場へ行く! お前はエリィと店を頼む! フィオナ、アルトとホズネを連れて、絶対に厨房から出るな!」 「ええ、分かっているわ! あなたも、気をつけて!」 ルーカスが、風のように路地を駆け抜けていく。
だが、ルーカスが穀物倉庫(そこは陽動の偽火だった)に到達した頃、アトリエ・フィオナの店の表のドアが、静かに、しかし鍵を無力化して開かれた。 立っていたのは、あの画家(グレイ)だった。彼の後ろには、感情のない目をした「探求者」の仲間が二人、控えている。
「……っ!」 エリィが、アルトを庇うようにカウンターの前に立ちはだかる。 「な、何する気よ! ルーカスは、もうすぐ帰ってくるんだから!」 「分かっているさ、エリィさん。だからこそ、その前に、全てを終わらせる」 グレイは、もはや何の仮面も被っていなかった。その瞳にあるのは、我が子を失った父親の絶望と、目的のためなら全てを犠牲にするという、冷たい狂気だけだった。
「――アルト君。おいで。君の力で、私の娘を……いいや、世界中の『失われた命』を、救うんだ」 グレイが、アルトに向かって、そっと手を差し伸べる。 「いやっ! パパ! ママ!」 アルトが、怯えてフィオナにしがみつく。
厨房の奥。フィオナは、アルトを背後に隠し、静かに石窯と向き合っていた。パン生地を焼くための、灼熱の炎が、彼女の横顔を赤く照らしている。 「……エリィ。アルトを連れて、ホズネと一緒に、奥の貯蔵庫へ逃げて」 「で、でも、フィオナは!?」 「いいから、早く!!」
フィオナは、ゆっくりと振り返った。その手には、麺棒ではない。パンを窯から出し入れするための、長くて重い、灼熱に焼けた鉄板(ピール)が握られていた。 彼女は、それをまるで大剣のように構えると、グレイの前に、静かに立ちはだかった。 その瞳は、もはや聖女のものではない。我が子を守るためならば、神にさえ牙を剥く、母獣のそれだった。
「グレイさん。あなたは、私に言いましたね。『一度失われたものは、二度と戻らない』と」 フィオナの声は、氷のように冷たく、それでいて、窯の炎のように揺るぎなかった。 「……この道具は、命を育てるためのものです。パンを焼き、人を笑顔にするための、私の誇りです」 彼女は、灼熱の鉄板の先端を、グレイの喉元へと突きつけた。 「けれど――」 「私の家族(アルト)を守るためなら、私は、この誇りを捨てることを、迷いはしません」
「……素晴らしい」 グレイは、目の前の灼熱を前にしても、一歩も引かなかった。 「その覚悟こそが、君が『母』である証拠だ。だが、その愛は、あまりに小さい! 君は、自分の子一人を守るために、世界を救う可能性を、ここで焼き尽くす気か!?」 「世界など、知らない!」 フィオナが叫んだ。「この子がいない世界など、私にとっては、意味がない!!」
二人の意志が激突した、その瞬間。 「――それ以上、俺の嫁と息子に、汚え手を近づけんじゃねえぞ」
アトリエの裏口のドアが、内側から蹴破られた。 息一つ切らしていない、ルーカスだった。 「……ルーカス!? なぜ……火事は……!」 「ああ? あんな手際の良すぎる小火騒ぎ、お前らを誘き出すための陽動に決まってんだろ」 ルーカスは、大剣の切っ先をグレイの背中に向けた。 「悪いが、俺は、お前らみたいな頭でっかちの学者様と違ってな。家族(けもの)の匂いには、敏感なんだよ」
「……きゅううううっ!」 ホズネが、フィオナの足元から飛び出し、ルーカスの隣に並び立つ! 黄金の毛を逆立て、その瞳は、グレイを真っ直ぐに射抜いている。 (もう、二度と!) (あの日のように、目の前で、守るべき命を、奪わせはしない!) 守り神の瞳に、過去への後悔と、今度こそ守り抜くという、決死の涙が光った。
「……なるほど。これが、君たちの『家族』か」 グレイは、前をルーカスに、後ろをフィオナに塞がれ、ゆっくりと両手を上げた。 「私の負けだ。好きにするといい」 だが、彼がそう言った瞬間、彼の仲間の一人が、懐から取り出した錬金術の装置を起動させた! 装置から放たれた不可視の音波が、ホズネだけを直撃する。 「きゅ……がっ……!?」 ホズネが、苦しみにその場に倒れ、動けなくなった。
「ホズネ!」 フィオナが叫ぶ。 「動くな!」ルーカスが、グレイの首筋に剣を押し当てる。
捕縛される直前、グレイは、天を仰ぎ、心の底から叫んだ。 それは、彼が何年も胸に溜めてきた、魂の絶叫だった。
「なぜだ!? なぜ、私の娘は死ななければならなかった!?」 「理不尽に奪われた命は、どうすればよかったんだ!? 救う方法が目の前にあるのに、それを見過ごせというのか!」 「お前たちだけが! その陽だまりの中で、幸せで、いいわけがないだろう!!」
その悲痛な叫びに、フィオナも、ルーカスも、返す言葉が見つからなかった。 戦いの全ての音が、止まった。
静まり返ったアトリエに、小さな、震える声が響いた。 フィオナの腕の中で、アルトが、敵であるグレイを、じっと見つめていた。
「……かなしい、って……」 「……?」 「あのね、ママ」 アルトは、涙をいっぱいに溜めた瞳で、グレイを指さした。
「あのおじちゃん、こころが、まっくろで……ずっと、ずっと……ないてる」
0
あなたにおすすめの小説
【完結】婚約破棄された辺境伯爵令嬢、氷の皇帝に溺愛されて最強皇后になりました
きゅちゃん
ファンタジー
美貌と知性を兼ね備えた辺境伯爵令嬢エリアナは、王太子アレクサンダーとの婚約を誇りに思っていた。しかし現れた美しい聖女セレスティアに全てを奪われ、濡れ衣を着せられて婚約破棄。故郷に追放されてしまう。
そんな時、隣国の帝国が侵攻を開始。父の急死により戦場に立ったエリアナは、たった一人で帝国軍に立ち向かうことにー
辺境の令嬢がどん底から這い上がる、最強の復讐劇が今始まる!
私を追放した王子が滅びるまで、優雅にお茶を楽しみますわ
タマ マコト
ファンタジー
王国の茶会の場で、マリアンヌは婚約者である王子アレクシスから突然の婚約破棄を告げられる。
理由は「民に冷たい」という嘘。
新しい聖女リリアの策略により、マリアンヌは「偽りの聖女」として追放される。
だがマリアンヌは涙を見せず、静かに礼をしてその場を去る。
辺境の地で彼女は小さな館を構え、「静寂の館」と名づけ、紅茶と共に穏やかな日々を過ごし始める。
しかし同時に、王都では奇跡が失われ、作物が枯れ始めていた――。
断罪される前に市井で暮らそうとした悪役令嬢は幸せに酔いしれる
葉柚
恋愛
侯爵令嬢であるアマリアは、男爵家の養女であるアンナライラに婚約者のユースフェリア王子を盗られそうになる。
アンナライラに呪いをかけたのはアマリアだと言いアマリアを追い詰める。
アマリアは断罪される前に市井に溶け込み侯爵令嬢ではなく一市民として生きようとする。
市井ではどこかの王子が呪いにより猫になってしまったという噂がまことしやかに流れており……。
処刑前夜に逃亡した悪役令嬢、五年後に氷の公爵様に捕まる〜冷徹旦那様が溺愛パパに豹変しましたが私の抱いている赤ちゃん実は人生2周目です〜
放浪人
恋愛
「処刑されるなんて真っ平ごめんです!」 無実の罪で投獄された悪役令嬢レティシア(中身は元社畜のアラサー日本人)は、処刑前夜、お腹の子供と共に脱獄し、辺境の田舎村へ逃亡した。 それから五年。薬師として穏やかに暮らしていた彼女のもとに、かつて自分を冷遇し、処刑を命じた夫――「氷の公爵」アレクセイが現れる。 殺される!と震えるレティシアだったが、再会した彼は地面に頭を擦り付け、まさかの溺愛キャラに豹変していて!?
「愛しているレティシア! 二度と離さない!」 「(顔が怖いです公爵様……!)」
不器用すぎて顔が怖い旦那様の暴走する溺愛。 そして、二人の息子であるシオン(1歳)は、実は前世で魔王を倒した「英雄」の生まれ変わりだった! 「パパとママは僕が守る(物理)」 最強の赤ちゃんが裏で暗躍し、聖女(自称)の陰謀も、帝国の侵略も、古代兵器も、ガラガラ一振りで粉砕していく。
【完結】政略婚約された令嬢ですが、記録と魔法で頑張って、現世と違って人生好転させます
なみゆき
ファンタジー
典子、アラフィフ独身女性。 結婚も恋愛も経験せず、気づけば父の介護と職場の理不尽に追われる日々。 兄姉からは、都合よく扱われ、父からは暴言を浴びせられ、職場では責任を押しつけられる。 人生のほとんどを“搾取される側”として生きてきた。
過労で倒れた彼女が目を覚ますと、そこは異世界。 7歳の伯爵令嬢セレナとして転生していた。 前世の記憶を持つ彼女は、今度こそ“誰かの犠牲”ではなく、“誰かの支え”として生きることを決意する。
魔法と貴族社会が息づくこの世界で、セレナは前世の知識を活かし、友人達と交流を深める。
そこに割り込む怪しい聖女ー語彙力もなく、ワンパターンの行動なのに攻略対象ぽい人たちは次々と籠絡されていく。
これはシナリオなのかバグなのか?
その原因を突き止めるため、全ての証拠を記録し始めた。
【☆応援やブクマありがとうございます☆大変励みになりますm(_ _)m】
【完結】私を捨てた皆様、どうぞその選択を後悔なさってください 〜婚約破棄された令嬢の、遅すぎる謝罪はお断りです〜
くろねこ
恋愛
王太子の婚約者として尽くしてきた公爵令嬢エリシアは、ある日突然、身に覚えのない罪で断罪され婚約破棄を言い渡される。
味方だと思っていた家族も友人も、誰一人として彼女を庇わなかった。
――けれど、彼らは知らなかった。
彼女こそが国を支えていた“本当の功労者”だったことを。
すべてを失ったはずの令嬢が選んだのは、
復讐ではなく「関わらない」という選択。
だがその選択こそが、彼らにとって最も残酷な“ざまぁ”の始まりだった。
【完結】勇者に折られた魔王のツノは、幼児の庇護者になりました
綾雅(りょうが)要らない悪役令嬢
ファンタジー
旧タイトル:膨大な魔力と知識ありのチートだけど、転生先がツノはないよね?
異世界転生、胸躍らせる夢の展開のはず。しかし目の前で繰り広げられる勇者vs魔王の激戦に、僕は飽きていた。だって王の頭上で、魔力を供給するだけのツノが僕だ。魔王が強いからツノがあるのではなく、ツノである僕がいるから彼が最強だった。
ずっと動けない。声は誰にも聞こえない。膨大な魔力も知識チートも披露できぬまま、魔王の頭上で朽ちるのか。諦めかけていた。
勇者の聖剣が僕を折るまでは……!
動けなかったツノは、折れたことで新たな仲間と出会う。チート無双はできないが、ツノなりに幸せを掴めるのか!? いつか自力で動ける日を夢見て、僕は彼と手を組んだ。
※基本ほのぼの、時々残酷表現あり(予告なし)
【同時掲載】小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ
2021/11/17 完結
婚約破棄のその場で転生前の記憶が戻り、悪役令嬢として反撃開始いたします
タマ マコト
ファンタジー
革命前夜の王国で、公爵令嬢レティシアは盛大な舞踏会の場で王太子アルマンから一方的に婚約を破棄され、社交界の嘲笑の的になる。その瞬間、彼女は“日本の歴史オタク女子大生”だった前世の記憶を思い出し、この国が数年後に血塗れの革命で滅びる未来を知ってしまう。
悪役令嬢として嫌われ、切り捨てられた自分の立場と、公爵家の権力・財力を「運命改変の武器」にすると決めたレティシアは、貧民街への支援や貴族の不正調査をひそかに始める。その過程で、冷静で改革派の第二王子シャルルと出会い、互いに利害と興味を抱きながら、“歴史に逆らう悪役令嬢”として静かな反撃をスタートさせていく。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる