95 / 96
陽だまりのアトリエと、小さな麦の穂 〜守り神と育む、家族のレシピ〜
第95話 弟子たちの里帰りと、国境を超えたパン
しおりを挟む
師匠レオン親方の「静かな引退」を見届け、フィオナ・フォン・シルフィードは「愛する家族と共に歩む、永遠の日常」という「新しいレシピ」を胸に、路地裏のパン屋「アトリエ・フィオナ」へと帰還した。
彼女は、爵位も公的な褒賞も全て辞退し、この小さな陽だまりこそが、「全ての道が帰ってくる、俺たちの『永遠の居場所』だ」というルーカスの言葉を、日々のパンの温もりの中で噛みしめていた。
厨房では、今日も穏やかな時間が流れていた。
フィオナが生地を捏ねる横で、息子アルトはホズネの黄金色の毛並みを撫でながら遊んでいる。アルトの純粋な喜びに呼応し、ホズネの尻尾からこぼれる「陽光の酵母」は、穏やかな光のように工房全体を温めていた。
「フィオナ様! このミルクパン、今日はいつもより5秒長く焼いてみました! きっといつもの常連さんが喜んでくださいます!」
エリィが、太陽のような笑顔でカウンターから声を上げる。彼女は、王宮での騒動から戻った後、この店での日常を誰よりも愛していた。
「ああ。裏口の補強、もうすぐ終わるぜ」
ルーカスは、顔を真っ赤にしながら、約束の「家族が増えるかもしれない」日のための、ホズネの大きな寝床(家)の制作に没頭している。
---
その日の昼下がり、店が落ち着きを取り戻した頃だった。
カラン! とドアベルが、まるで荒々しい砂漠の風を連れてきたかのように、けたたましい音を立てて開け放たれた。
「師匠! 見つけたぜ、やっぱここだ!」
飛び込んできたのは、日に焼けた肌と、好奇心に満ちた黒曜石のような瞳を持つ、砂漠の少年アシュラフだった。彼の背中には大きな革袋が括り付けられ、その身からは乾いた異国の香辛料の匂いがした。
フィオナとエリィが驚いて目を見開く中、今度は丁寧な、しかし少し緊張したノックの音が響く。
「……失礼いたします。フィオナ・フォン・シルフィード師匠。ご無沙汰しております」
入ってきたのは、旅装束こそ質素だが、その立ち居振る舞いに育ちの良さが隠しきれない、真面目そうな顔立ちの青年、セオドアだった。
彼は、どこかの王宮の書庫から持ってきたであろう、分厚い古文書を抱えている。
そして、二人の大きな影に隠れるように、ドアの隙間に半分だけ体を覗かせ、怯えた小動物のような瞳で店内を窺っている少女がいた。
森の香りがする薬草の束を、祈るように強く握りしめているのは、リリナだ。
「あ、あの……ご、ご無沙汰して、おります……」
三人の若者たちは、フィオナの目の前で、まるで示し合わせたかのように同時に深々と頭を下げた。
「みんな……!」
フィオナの瞳に、喜びの涙が溢れそうになる。
彼女が「パンは、離れても心を繋げるのね」と噛みしめた、愛おしい弟子たちが、遥かなる故郷から帰ってきたのだ。
フィオナは、マルセルから譲り受けた(そして今はマルセルが王立図書館の特別研究員として研究に没頭している)店の奥のテーブルに、弟子たちを招いた。
エリィが淹れた温かいハーブティーを飲みながら、弟子たちは口々に、故郷での奮闘を語り始めた。
「師匠から教わった『愛と知恵で、その力を尊重し、導いた』パンの焼き方を、俺の故郷の砂漠の村で試したんです」
アシュラフが、顔を輝かせて語る。
彼が持参した革袋から取り出したのは、見た目は粗野だが、中にドライフルーツとナッツが詰まった、生命力あふれる平焼きパンだった。
「乾いた土地じゃ、小麦粉は貴重だ。だから、師匠から教わった“感覚”と“理論”を合わせた知恵で、現地の穀物と果実を最高の形で利用するパンを開発したんです。今じゃ、砂漠の子供たちはみんな、俺のパンを食って、笑顔ですよ!」
「アシュラフ君の発想は、実に合理的だ」
セオドアが、珍しく彼を評価するように頷いた。
「私も、王宮に戻ってすぐに、師匠の『分け合う温もり』のレシピを実践しました」
セオドアは、自分が焼いたという、完璧に幾何学的な美しさを持つ、小さな王冠型のパンを差し出した。
「これは、『貴賎が分け合う、黄金の約束』です。王室の最高級小麦と、庶民の安価なライ麦を、敢えて半々に混ぜる。そして、発酵時間を一グラム、一秒の狂いも許されない精密さで管理した結果、どちらの味も殺さず、互いを高め合う、最高の食パンが生まれました。今、私の国では、貴族も平民も、このパンを一つのテーブルで分け合って、対立が収束し始めているんです」
「リリナは……?」
リリナは、恥ずかしそうにフィオナを見上げた。
彼女が差し出したのは、森で採れる薬草を練り込んだ、素朴で優しい香りのするパンだった。
「私……『泣いている心』を持つ人を、パンで癒やしたくて。森で学んだハーブの知識と、師匠から教わった『ただ寄り添う』気持ちを込めたパンを、街の病院に届けたら……。パンを食べた患者さんが、心の安らぎを得て、元気になったんです。『森と街を繋ぐ、癒やしのパン』だって、呼んでもらえました」
フィオナは、成長した弟子たちの報告に、胸が熱くなった。
彼らは単に技術を学んだのではない。フィオナが王宮での戦い(公開実験/討論会)を通じて証明した、「愛と絆の力」を、それぞれの故郷の厳しい現実に持ち帰り、実を結ばせていたのだ。
「みんな、素晴らしいわ!」
フィオナは、感極まって、三人を力強く抱きしめた。
「師匠!」
アシュラフが目を輝かせる。
「俺たち、この再会の記念に、師匠の窯で、国境を超えた一つのパンを焼きたいんです! 俺たちの故郷の食材を使って!」
その提案に、厨房の空気は一気に熱を帯びた。
フィオナの導きのもと、四人のパン職人、そしてエリィとルーカス、アルトとホズネまでが、一つのパンのために力を合わせる。
アシュラフが持参した砂漠のスパイスの「香り」が、工房に満ちる。
セオドアが、そのスパイスの「最適温度」を精密に計算し、窯の火を管理する。
リリナは、故郷の「浄化のハーブ」を、清浄な水脈と共に生地へと練り込み、全体のバランスを調和させる。
フィオナは、その生地に、ホズネの「陽光の酵母」を優しく呼び込む。
ルーカスは裏口で金槌を振りながらも、時折大きな声で弟子たちを叱咤し、その場の熱気を盛り上げる。
エリィはテキパキと材料を運び、アルトは楽しそうにホズネを撫でながら、生地の膨らみを温かく見守った。
窯の炎が、フィオナの顔を赤く照らす。
(なんて温かい光景……)
それは、フィオナが王宮の「きらびやかなシャンデリアの光」の中で味わった、「息苦しい檻」の記憶とは対極にある、「愛と絆」の結晶だった。
やがて、焼きあがったパンは素朴な丸いカンパーニュだったが、その断面には、国境を超えた様々な穀物とスパイスが、まるで夜空の星々のように美しく散りばめられていた。
「さあ、みんな、食べましょう」
フィオナがパンをちぎると、その香りが、温かい風となって工房を満たした。
一口食べた弟子たちは、その味わいの深さに、再び目頭を熱くする。
「うめえ……俺のスパイスと、セオドアの小麦が、こんな味になるなんて……」
アシュラフが声を詰まらせる。
「パンは、離れても、こうして心を繋げるのね、師匠……」
リリナが涙ぐむ。
フィオナは、弟子たちと、そしてルーカスとエリィと、一つのパンを分け合いながら、静かに、しかし力強く頷いた。
「ええ。パンは、誰かを支配するための『資源』じゃない。国境を越え、地位を超え、分け合う温もりそのもの。それが、私たちみんなの『永遠のレシピ』です」
彼女の心の中には、「伝説のパン職人としての誇り」と、「愛する家族と共に歩む、永遠の日常」が、完全に一つになっていた。
弟子たちとの再会は、フィオナの「永遠の居場所」が、世界と繋がっていることを改めて証明してくれたのだ。
彼女は、爵位も公的な褒賞も全て辞退し、この小さな陽だまりこそが、「全ての道が帰ってくる、俺たちの『永遠の居場所』だ」というルーカスの言葉を、日々のパンの温もりの中で噛みしめていた。
厨房では、今日も穏やかな時間が流れていた。
フィオナが生地を捏ねる横で、息子アルトはホズネの黄金色の毛並みを撫でながら遊んでいる。アルトの純粋な喜びに呼応し、ホズネの尻尾からこぼれる「陽光の酵母」は、穏やかな光のように工房全体を温めていた。
「フィオナ様! このミルクパン、今日はいつもより5秒長く焼いてみました! きっといつもの常連さんが喜んでくださいます!」
エリィが、太陽のような笑顔でカウンターから声を上げる。彼女は、王宮での騒動から戻った後、この店での日常を誰よりも愛していた。
「ああ。裏口の補強、もうすぐ終わるぜ」
ルーカスは、顔を真っ赤にしながら、約束の「家族が増えるかもしれない」日のための、ホズネの大きな寝床(家)の制作に没頭している。
---
その日の昼下がり、店が落ち着きを取り戻した頃だった。
カラン! とドアベルが、まるで荒々しい砂漠の風を連れてきたかのように、けたたましい音を立てて開け放たれた。
「師匠! 見つけたぜ、やっぱここだ!」
飛び込んできたのは、日に焼けた肌と、好奇心に満ちた黒曜石のような瞳を持つ、砂漠の少年アシュラフだった。彼の背中には大きな革袋が括り付けられ、その身からは乾いた異国の香辛料の匂いがした。
フィオナとエリィが驚いて目を見開く中、今度は丁寧な、しかし少し緊張したノックの音が響く。
「……失礼いたします。フィオナ・フォン・シルフィード師匠。ご無沙汰しております」
入ってきたのは、旅装束こそ質素だが、その立ち居振る舞いに育ちの良さが隠しきれない、真面目そうな顔立ちの青年、セオドアだった。
彼は、どこかの王宮の書庫から持ってきたであろう、分厚い古文書を抱えている。
そして、二人の大きな影に隠れるように、ドアの隙間に半分だけ体を覗かせ、怯えた小動物のような瞳で店内を窺っている少女がいた。
森の香りがする薬草の束を、祈るように強く握りしめているのは、リリナだ。
「あ、あの……ご、ご無沙汰して、おります……」
三人の若者たちは、フィオナの目の前で、まるで示し合わせたかのように同時に深々と頭を下げた。
「みんな……!」
フィオナの瞳に、喜びの涙が溢れそうになる。
彼女が「パンは、離れても心を繋げるのね」と噛みしめた、愛おしい弟子たちが、遥かなる故郷から帰ってきたのだ。
フィオナは、マルセルから譲り受けた(そして今はマルセルが王立図書館の特別研究員として研究に没頭している)店の奥のテーブルに、弟子たちを招いた。
エリィが淹れた温かいハーブティーを飲みながら、弟子たちは口々に、故郷での奮闘を語り始めた。
「師匠から教わった『愛と知恵で、その力を尊重し、導いた』パンの焼き方を、俺の故郷の砂漠の村で試したんです」
アシュラフが、顔を輝かせて語る。
彼が持参した革袋から取り出したのは、見た目は粗野だが、中にドライフルーツとナッツが詰まった、生命力あふれる平焼きパンだった。
「乾いた土地じゃ、小麦粉は貴重だ。だから、師匠から教わった“感覚”と“理論”を合わせた知恵で、現地の穀物と果実を最高の形で利用するパンを開発したんです。今じゃ、砂漠の子供たちはみんな、俺のパンを食って、笑顔ですよ!」
「アシュラフ君の発想は、実に合理的だ」
セオドアが、珍しく彼を評価するように頷いた。
「私も、王宮に戻ってすぐに、師匠の『分け合う温もり』のレシピを実践しました」
セオドアは、自分が焼いたという、完璧に幾何学的な美しさを持つ、小さな王冠型のパンを差し出した。
「これは、『貴賎が分け合う、黄金の約束』です。王室の最高級小麦と、庶民の安価なライ麦を、敢えて半々に混ぜる。そして、発酵時間を一グラム、一秒の狂いも許されない精密さで管理した結果、どちらの味も殺さず、互いを高め合う、最高の食パンが生まれました。今、私の国では、貴族も平民も、このパンを一つのテーブルで分け合って、対立が収束し始めているんです」
「リリナは……?」
リリナは、恥ずかしそうにフィオナを見上げた。
彼女が差し出したのは、森で採れる薬草を練り込んだ、素朴で優しい香りのするパンだった。
「私……『泣いている心』を持つ人を、パンで癒やしたくて。森で学んだハーブの知識と、師匠から教わった『ただ寄り添う』気持ちを込めたパンを、街の病院に届けたら……。パンを食べた患者さんが、心の安らぎを得て、元気になったんです。『森と街を繋ぐ、癒やしのパン』だって、呼んでもらえました」
フィオナは、成長した弟子たちの報告に、胸が熱くなった。
彼らは単に技術を学んだのではない。フィオナが王宮での戦い(公開実験/討論会)を通じて証明した、「愛と絆の力」を、それぞれの故郷の厳しい現実に持ち帰り、実を結ばせていたのだ。
「みんな、素晴らしいわ!」
フィオナは、感極まって、三人を力強く抱きしめた。
「師匠!」
アシュラフが目を輝かせる。
「俺たち、この再会の記念に、師匠の窯で、国境を超えた一つのパンを焼きたいんです! 俺たちの故郷の食材を使って!」
その提案に、厨房の空気は一気に熱を帯びた。
フィオナの導きのもと、四人のパン職人、そしてエリィとルーカス、アルトとホズネまでが、一つのパンのために力を合わせる。
アシュラフが持参した砂漠のスパイスの「香り」が、工房に満ちる。
セオドアが、そのスパイスの「最適温度」を精密に計算し、窯の火を管理する。
リリナは、故郷の「浄化のハーブ」を、清浄な水脈と共に生地へと練り込み、全体のバランスを調和させる。
フィオナは、その生地に、ホズネの「陽光の酵母」を優しく呼び込む。
ルーカスは裏口で金槌を振りながらも、時折大きな声で弟子たちを叱咤し、その場の熱気を盛り上げる。
エリィはテキパキと材料を運び、アルトは楽しそうにホズネを撫でながら、生地の膨らみを温かく見守った。
窯の炎が、フィオナの顔を赤く照らす。
(なんて温かい光景……)
それは、フィオナが王宮の「きらびやかなシャンデリアの光」の中で味わった、「息苦しい檻」の記憶とは対極にある、「愛と絆」の結晶だった。
やがて、焼きあがったパンは素朴な丸いカンパーニュだったが、その断面には、国境を超えた様々な穀物とスパイスが、まるで夜空の星々のように美しく散りばめられていた。
「さあ、みんな、食べましょう」
フィオナがパンをちぎると、その香りが、温かい風となって工房を満たした。
一口食べた弟子たちは、その味わいの深さに、再び目頭を熱くする。
「うめえ……俺のスパイスと、セオドアの小麦が、こんな味になるなんて……」
アシュラフが声を詰まらせる。
「パンは、離れても、こうして心を繋げるのね、師匠……」
リリナが涙ぐむ。
フィオナは、弟子たちと、そしてルーカスとエリィと、一つのパンを分け合いながら、静かに、しかし力強く頷いた。
「ええ。パンは、誰かを支配するための『資源』じゃない。国境を越え、地位を超え、分け合う温もりそのもの。それが、私たちみんなの『永遠のレシピ』です」
彼女の心の中には、「伝説のパン職人としての誇り」と、「愛する家族と共に歩む、永遠の日常」が、完全に一つになっていた。
弟子たちとの再会は、フィオナの「永遠の居場所」が、世界と繋がっていることを改めて証明してくれたのだ。
0
あなたにおすすめの小説
【完結】婚約破棄された辺境伯爵令嬢、氷の皇帝に溺愛されて最強皇后になりました
きゅちゃん
ファンタジー
美貌と知性を兼ね備えた辺境伯爵令嬢エリアナは、王太子アレクサンダーとの婚約を誇りに思っていた。しかし現れた美しい聖女セレスティアに全てを奪われ、濡れ衣を着せられて婚約破棄。故郷に追放されてしまう。
そんな時、隣国の帝国が侵攻を開始。父の急死により戦場に立ったエリアナは、たった一人で帝国軍に立ち向かうことにー
辺境の令嬢がどん底から這い上がる、最強の復讐劇が今始まる!
私を追放した王子が滅びるまで、優雅にお茶を楽しみますわ
タマ マコト
ファンタジー
王国の茶会の場で、マリアンヌは婚約者である王子アレクシスから突然の婚約破棄を告げられる。
理由は「民に冷たい」という嘘。
新しい聖女リリアの策略により、マリアンヌは「偽りの聖女」として追放される。
だがマリアンヌは涙を見せず、静かに礼をしてその場を去る。
辺境の地で彼女は小さな館を構え、「静寂の館」と名づけ、紅茶と共に穏やかな日々を過ごし始める。
しかし同時に、王都では奇跡が失われ、作物が枯れ始めていた――。
断罪される前に市井で暮らそうとした悪役令嬢は幸せに酔いしれる
葉柚
恋愛
侯爵令嬢であるアマリアは、男爵家の養女であるアンナライラに婚約者のユースフェリア王子を盗られそうになる。
アンナライラに呪いをかけたのはアマリアだと言いアマリアを追い詰める。
アマリアは断罪される前に市井に溶け込み侯爵令嬢ではなく一市民として生きようとする。
市井ではどこかの王子が呪いにより猫になってしまったという噂がまことしやかに流れており……。
処刑前夜に逃亡した悪役令嬢、五年後に氷の公爵様に捕まる〜冷徹旦那様が溺愛パパに豹変しましたが私の抱いている赤ちゃん実は人生2周目です〜
放浪人
恋愛
「処刑されるなんて真っ平ごめんです!」 無実の罪で投獄された悪役令嬢レティシア(中身は元社畜のアラサー日本人)は、処刑前夜、お腹の子供と共に脱獄し、辺境の田舎村へ逃亡した。 それから五年。薬師として穏やかに暮らしていた彼女のもとに、かつて自分を冷遇し、処刑を命じた夫――「氷の公爵」アレクセイが現れる。 殺される!と震えるレティシアだったが、再会した彼は地面に頭を擦り付け、まさかの溺愛キャラに豹変していて!?
「愛しているレティシア! 二度と離さない!」 「(顔が怖いです公爵様……!)」
不器用すぎて顔が怖い旦那様の暴走する溺愛。 そして、二人の息子であるシオン(1歳)は、実は前世で魔王を倒した「英雄」の生まれ変わりだった! 「パパとママは僕が守る(物理)」 最強の赤ちゃんが裏で暗躍し、聖女(自称)の陰謀も、帝国の侵略も、古代兵器も、ガラガラ一振りで粉砕していく。
【完結】政略婚約された令嬢ですが、記録と魔法で頑張って、現世と違って人生好転させます
なみゆき
ファンタジー
典子、アラフィフ独身女性。 結婚も恋愛も経験せず、気づけば父の介護と職場の理不尽に追われる日々。 兄姉からは、都合よく扱われ、父からは暴言を浴びせられ、職場では責任を押しつけられる。 人生のほとんどを“搾取される側”として生きてきた。
過労で倒れた彼女が目を覚ますと、そこは異世界。 7歳の伯爵令嬢セレナとして転生していた。 前世の記憶を持つ彼女は、今度こそ“誰かの犠牲”ではなく、“誰かの支え”として生きることを決意する。
魔法と貴族社会が息づくこの世界で、セレナは前世の知識を活かし、友人達と交流を深める。
そこに割り込む怪しい聖女ー語彙力もなく、ワンパターンの行動なのに攻略対象ぽい人たちは次々と籠絡されていく。
これはシナリオなのかバグなのか?
その原因を突き止めるため、全ての証拠を記録し始めた。
【☆応援やブクマありがとうございます☆大変励みになりますm(_ _)m】
【完結】私を捨てた皆様、どうぞその選択を後悔なさってください 〜婚約破棄された令嬢の、遅すぎる謝罪はお断りです〜
くろねこ
恋愛
王太子の婚約者として尽くしてきた公爵令嬢エリシアは、ある日突然、身に覚えのない罪で断罪され婚約破棄を言い渡される。
味方だと思っていた家族も友人も、誰一人として彼女を庇わなかった。
――けれど、彼らは知らなかった。
彼女こそが国を支えていた“本当の功労者”だったことを。
すべてを失ったはずの令嬢が選んだのは、
復讐ではなく「関わらない」という選択。
だがその選択こそが、彼らにとって最も残酷な“ざまぁ”の始まりだった。
【完結】勇者に折られた魔王のツノは、幼児の庇護者になりました
綾雅(りょうが)要らない悪役令嬢
ファンタジー
旧タイトル:膨大な魔力と知識ありのチートだけど、転生先がツノはないよね?
異世界転生、胸躍らせる夢の展開のはず。しかし目の前で繰り広げられる勇者vs魔王の激戦に、僕は飽きていた。だって王の頭上で、魔力を供給するだけのツノが僕だ。魔王が強いからツノがあるのではなく、ツノである僕がいるから彼が最強だった。
ずっと動けない。声は誰にも聞こえない。膨大な魔力も知識チートも披露できぬまま、魔王の頭上で朽ちるのか。諦めかけていた。
勇者の聖剣が僕を折るまでは……!
動けなかったツノは、折れたことで新たな仲間と出会う。チート無双はできないが、ツノなりに幸せを掴めるのか!? いつか自力で動ける日を夢見て、僕は彼と手を組んだ。
※基本ほのぼの、時々残酷表現あり(予告なし)
【同時掲載】小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ
2021/11/17 完結
婚約破棄のその場で転生前の記憶が戻り、悪役令嬢として反撃開始いたします
タマ マコト
ファンタジー
革命前夜の王国で、公爵令嬢レティシアは盛大な舞踏会の場で王太子アルマンから一方的に婚約を破棄され、社交界の嘲笑の的になる。その瞬間、彼女は“日本の歴史オタク女子大生”だった前世の記憶を思い出し、この国が数年後に血塗れの革命で滅びる未来を知ってしまう。
悪役令嬢として嫌われ、切り捨てられた自分の立場と、公爵家の権力・財力を「運命改変の武器」にすると決めたレティシアは、貧民街への支援や貴族の不正調査をひそかに始める。その過程で、冷静で改革派の第二王子シャルルと出会い、互いに利害と興味を抱きながら、“歴史に逆らう悪役令嬢”として静かな反撃をスタートさせていく。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる