【完結】ダンスパーティーで騎士様と。〜インテリ俺様騎士団長α×ポンコツ元ヤン転生Ω〜

亜沙美多郎

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spin-offージェイクと騎士ー

20 sideルイ ★R-18

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 何の躊躇いもなく、ジェイクさんが僕の昂りを咥えた。先端をジュルリと吸い上げられただけで、足先にまで力が入る。

「ふぁぁっ!!」
 これだけでも達しそうなのに、ジェイクさんの舌が裏筋をスッと掠めた。

 ビクビクと腰が痙攣する。先端から溢れる液を抑えられない。
 孔からはとめどなくオメガの液が流れ出す。

 ジェイクさんは昂りを口腔で吸い上げながら、指を窄まりに宛てた。

「んっ……ぁ……はぁ……ん」
 指の腹で窄まりをぐりぐりと捏ねる。前も後ろも弄られては、逃げようがない。
「やっ……やめ……両方は……」
 それでもジェイクさんは止まらない。しばらく窄まりの周りを揉んでいたと思っていると、長い指が中に這入ってきた。

「あぁっ!! や……そんな……」
 ゆっくりと奥に侵入する指は、媚肉を擦りながら更に深くまで押し入ってくる。
 中でうごめくほどに、体の奥から快楽の波が押し寄せる。
 
 気持ちいいところを全て熟知しているのか、指でピンポイントだけを刺激すると、中で溢れたオメガの液が淫靡な水音を奏ではじめた。

「んんっ……ぅぅ……ふぅ、んん……」
 昂りの注挿も激しくなってきている。
 腰を浮かせると、窄まりが締まって余計に感じてしまう。
 どうにもこの快楽から逃れることはできないらしい。

「ね、でる……むずむず……する……」
「うん、イっていいよ」

 華麗なまでのテクニックに、少しでも気を緩めれば口腔に吐精しかねない。
 そんなのは失礼だ。
 なんて思いながらも、ジェイクさんが口を離してくれる様子はない。

「ジェイクさ……離れて……出ちゃう……」
だひて出して
「あっんぁぁああーーーっっ!!」

 ジェイクさんの頭を鷲掴みにし、白濁を迸らせた。

(やってしまった……。ジェイクさんの口の中に……精液をぶちまけるなんて……)
 達成感にも似た爽快な感覚と共に、ジェイクさんの口の中に吐精してしまった罪悪感が押し寄せる。
「ご……ごごご……ごめんなさ……ぃ……」
 顔面蒼白になり、震える声で謝った。

 でもジェイクさんは僕の精液を飲み込むと、手の甲で口元を拭う。
「なんで謝るの?」
「だだ、だって……口の中に……出すなんて……」
「あっ! もうキスできないって思って? ってこと?」
「そうじゃなくて……。汚い……でしょ?」
「汚くなんてないよ。俺がそうしたかったんだ。気持ちよくなかった?」
「きもち……良かった……です」
「それは嬉しい!」

 出して良かったのか……。それともジェイクさんは優しいから僕に気を使って……。
 それにしてもさっきから違和感なのは、お尻……。
 って!! まだ指入ってる!!
「うーん……こっちはやっぱりまだだなー……」
「ひゃぁ!! ぁぁんっ! っく……」
 グチュリと中からオメガの液がかき混ぜられている。
 いつの間にか増やされた指に驚きを隠せない。

 そして明らかに、快楽が増している。
「んっ……はぁ……」
 一度果てた身体の感度も上がっていた。さっきまで恥ずかしかったのに、今では素直に気持ちいいのを受け入れている。

 でも、今日はジェイクさんの男根は入らないと言った。
「なんで……」
 落胆した。こんなにも気持ち良くしてくれたのに、僕だけ……。

「きっとルイが考えているような理由じゃなよ。初めてだから、これから少しずつここを解していこう? 今日無理矢理入れちゃうと、ルイが傷ついちゃう」
「そんなの、構わない……」
「大事にしたいんだ。そんな風に、残念って思ってくれるだけで、満たさせる」

 でも……と、ジェイクさんは四つん這いになってと言ってきた。
 素直に言われた体勢になると、腿の間にジェイクさんの男根が差し込まれた。
「えっ……あ……はぁぁっっ!!」
 パチュんっと腰を打ち付けた。
「すごい。ここからの眺め。本当に這入ってるみたい」
 僕の腰を両脇から抱え、さらに注挿を繰り返した。

「あっ! はぁ!! んんっ!」
 オメガの液と先走りの液が潤滑油となって、滑りを良くしている。
 ジェイクさんと僕の昂りが擦れ合い、今までにはない刺激的な快楽だった。

 すぐに自分の中心は芯が通り始め、硬さを取り戻した。
 内腿の敏感なところにジェイクさんの熱い肉棒を感じる。
 僕の腕の力が尽きてしまうのが先か、ジェイクさんが果てるのが先か……。
 どんどん早くなる律動と共に、ジェイクさんの呼吸も荒くなっていく。

 腰が双丘で弾けるたびに、オメガの液も弾け飛ぶ。
 お互いの下半身は既にびしょ濡れだ。

「ルイ、射精すね?」
「あぁ……き……きて……ンンンっっ!!」
 強く腰を押し付けると、ジェイクさんはぬるりと男根を引き抜き、僕の背中に射精した。

 背中に熱い白濁が飛び散る。
 窄まりの方に流れてきたこの愛蜜を、孔の中に押し込みたいほどの多幸感だ。

 力尽きた二人はベッドになだれ込み、抱きしめ合った。

「ルイ、俺たちの相性、やっぱ最高だね」
 
 荒い呼吸のまま、ふわりと笑ったジェイクさんと、再びキスを交わした。
 
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