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二十九限目 ロッカの伝説<莫迦共のトライフォース>
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トライフォースとは、任⚪︎堂のゲーム「ゼル⚪︎の伝説」シリーズに登場する秘宝であり、3つの三角形で構成された黄金の紋章です。それぞれ「力」「知恵」「勇気」を表し、この3つが揃うことで「神の力」が宿るとされています。
「尚、この解説は今回のお話に何の関与もしないのだわ。その事をよく理解した上で本編に進んでね」
「流石ちっちゃん!今回出番ないのに解説の為だけに来てくれてありがとな!」
<二十九限目 ロッカの伝説 莫迦共のトライフォース>
「やっぱゼ⚪︎ダといえばトライフォースだよな」
「む?何の話?」
最早見慣れつつあるリスポーン地点の草原にて最早慣れたしに戻りをしたいろはは楽しげに笑っていた。
「ざけんなコラァ!おいさっさとデスウサギ倒しにいくぞ!私を四回も殺しやがって!徹底的にぶちのめしてやる!」
否。怒っていた。
「ぶるるるるるぅやっぱぁぁぁ!!」
「ウィンドウ展開!コマンド戦う!妖精のサポート発動!」
「む、動きが手慣れてきてる」
数歩歩くとやはり敵に遭遇した。そしてやはりその遭遇した敵というのはちい⚪︎わのう⚪︎ぎにそっくりだが凶悪な鳴き声を放つデスウサギ(いろは命名)だった。
[英語で書け! コーヒー]
「コーヒーだぁ?今これを書いてる作者が偶然目に入ったコ⚪︎ダ珈琲の看板から問題出題してんじゃねえよ!!」
うるせぇ!問題思いつかないんだからしゃーないでしょうが!というかイライラし過ぎだ!昨日一時間半電車遅延してイライラしてた俺よりイライラしてるじゃないか!!
「む、たかがゲームでイライラするなんてみっともない」
「良いから早くヒントだせよぉ!」
そんな事を言いながらも妖精のサポートは発動しているので次々と単語が浮かんでくる。
「む、一応言っておくけど。妖精のサポートは万全じゃない」
「分かってる。最後の一文字が出て書いてちゃ遅いんだろ」
いろはは妖精のサポートが発動し、単語が浮かんでくるたびに一文字ずつ英単語を書き込んでいく。これならば最後の一文字が出て直ぐに英単語を書き込み、解答を叩きつける事が出来る。
「来たっ!!これだぁぁぁぁ!!」
coffee
[お見事!]
「ぶるぅぅぅぅぅぅばっはぁぁぁ!!」
[いろはのしょうり!]
遂にデスウサギに勝利したいろはが全力でガッツポーズをしてみせた。
「む、ようやく一勝か」
「うおおおおおおおおおおお!!」
ガッツポーズだけでは喜びが足りなかったのかそのまま雄叫びまであげた。たかが序盤の敵を倒しただけなのだが。
[いろはは十八ルピィを手に入れた]
「ルピィって、金か?」
「む、そう。そのルピィで防具を買えば一問くらい間違えても死ななくなるかもね」
「最高じゃねえか!とりあえずセーブだけする!」
一問解いた結果が消えない様にまずはセーブ。これでこの一勝は永遠に消えないものとなった。
「む、見えた。あれが始まりの街」
それから歩く事十分程度。三十八匹のデスウサギを制限時間ギリギリで倒してきたいろははようやく始まりの街へと辿り着いた。
「エンカ率高すぎるだろ」
いろはは渋い顔をしてハーにそう言った。
「む?」
「エンカウント率が高すぎるだろ!ちょっと歩いたらすぐぶぅぅぅぅぅるぅやっばぁぁ!!だよ!!しかも街が遠い!まじ遠い!歩いて十分ってこれ戦闘時間計測してないからね!?戦闘抜きで十分!!!」
「む、着いたんだから良いじゃん」
「良くねえよクソッタレ!やっぱ中古で三百八十円はクソゲーだろ」
ぶつぶつと言いながらもいろはとハーは始まりの街へと足を踏み入れ
「待ったー!誰か忘れちゃいませんかってんだー!!」
る前に誰かに引き留められた。
「いや知るかよ。忘れるも何も会ってすらいないだろ」
「え!?なんか冷たい!」
普段のいろはからは中々感じられない苛立ちを感じた相手が少し怯む。その相手とは。
「なら名乗ろう!私はサクシャー様の子分の一人!デイフラワーだ!」
「にっちゃんじゃねえか」
いろはに声をかけて街に入るのを阻止したのは新田日華と同じ顔をした人物、デイフラワーだった。
「む、日をデイ。華でフラワーか。シンプルな名前」
「サンフラワーも考えたんだけどそれじゃあ違う意味になるからこっちにしたの!!」
サクシャーの子分を名乗っている割に随分と親しげに話しかけてくるデイフラワーをいろははただ眺める。本来なら警戒くらいするべきなのだろうが、急に戦闘になった所でこちらのやる事は変わらないので大した問題ではない。
「さあ!私達は敵同士だ!ならやる事は一つだよねぇ!!?」
「上等だぁ!かかってこいやぁぁ!!」
こうしてワールド一(恐らく)のボス、デイフラワーとの戦闘が始まった!
「私の攻撃、受けてみろ!!」
[ぼうえいせん! 英語で書け! 八月]
デイフラワーが勢い良く戦闘を挑んできたと思ったら即座に問題を出してくる。それ自体は問題ないが、その問題の前の言葉が気になる。
「何だ防衛戦って?」
「む。防衛戦とはその名の通り相手の攻撃をひたすらガードする時間」
「何だそりゃクソゲーだな!」
そんな文句を言いながらいろはは妖精のサポートを発動し八月の英単語を書き込む。
「ほほーう。流石勇者!一筋縄では行かないみたいだね!」
「はっ!当たり前だろ!!」
サポートを発動し、尚且つ時間ギリギリで答えを出しておきながらいろはは不適な笑みをしてデイフラワーに言葉を返す。これは一種の才能なのだろう。
「まだまだぁ!」
[ぼうえいせん! 英語で書け! 月曜日]
「うわぁぁ!月曜日が近づいてくる!怖すぎるだろ!!何て恐ろしい技だ!!!」
別に技自体は何も恐ろしくないが、いろはの言い分を考えると確かにこの攻撃は恐ろしい。月曜日がじわじわと近づいてくるなど、社会人、学生、全ての人への精神的攻撃となってしまう。
「む、ニートとおじいちゃんおばあちゃんは平気」
「今はそんな事言ってる場合じゃねえだろ!!」
月曜日という恐怖が襲ってきているがいろははしっかりと妖精のサポートは発動させている。故に既に答えはうっすらと見えているのだ。それならばこのゲームにおける月曜日は怖くない。
「おらぁぁ!」
「くっ!この攻撃も防ぐとは!」
二回目のデイフラワーの攻撃から身を守ると空中にウィンドウが開いた。
「よっしゃ、反撃タイムだな!!」
その理由を即座に理解したいろははそのままタッチペンを出現させ、迷う事なく戦うを選択。そして現れる問題に妖精のサポートを発動させ・・・
「・・・ん?」
何故か妖精のサポートが出なかったので、もう一度妖精のサポートを発動し・・・
「・・・発動しない!?どういう事だ!?」
「む?ボス戦は妖精のサポートでないよ?」
「クソゲーじゃねぇかァァァ!!」
[ざんねん!]
「隙を見せたな!覚悟ぉぉ!」
[いろははしんでしまった]
◇
「って事で、ボス戦で完全に詰んだからあのゲームやめるわ」
いろはは笑いながらそう言い放った。場所はいつもの教室。目の前にいるのはロッカ姫、ではなく六花と妖精のハー、ではなく波留だ。
「む、ゲームならいーも勉強出来るかと思ったけど。甘かった」
「そこで勉強しようと思ってくれれば良かったんですけれどね」
そう。別にいろはは異世界転生した訳でもなければゲームの世界に迷い込んだ訳でもない。ただ勉強をメインとしたゲームをやりながら自分がもしこの世界の主人公だったら、という妄想に浸っていただけである!!!
「それにしても魔王サクシャーって。むふふふふ」
「はっちゃんって笑うとスケベみたいに聞こえるよな」
両手を口元に持ってきてポ⚪︎モンのミ⚪︎ウみたいに笑う波留に失礼な事を口走る。波留の言葉通り魔王サクシャーなど存在しない。そのゲームの魔王には当然違う名前がついていたが、いろはが勝手にそう命名したのだ。ハーもロッカ姫もデイフラワーと同じ。デスウサギだけはゲームと全く同じ笑い方や登場の仕方だったが。
「でもなあ楽しかったぜ。お陰で三話も書けたしな」
「む、それは良かった。エンカ率とか一回攻撃を喰らったら死ぬとか結構クソゲー感あったけど、楽しかったならそれでいい」
「今度はみんなでやれるゲームやろうなー!!」
こうして全く身にはならなかったがそれなりに楽しかったロッカの伝説(いろはの中では)は幕を閉じた。
「尚、この解説は今回のお話に何の関与もしないのだわ。その事をよく理解した上で本編に進んでね」
「流石ちっちゃん!今回出番ないのに解説の為だけに来てくれてありがとな!」
<二十九限目 ロッカの伝説 莫迦共のトライフォース>
「やっぱゼ⚪︎ダといえばトライフォースだよな」
「む?何の話?」
最早見慣れつつあるリスポーン地点の草原にて最早慣れたしに戻りをしたいろはは楽しげに笑っていた。
「ざけんなコラァ!おいさっさとデスウサギ倒しにいくぞ!私を四回も殺しやがって!徹底的にぶちのめしてやる!」
否。怒っていた。
「ぶるるるるるぅやっぱぁぁぁ!!」
「ウィンドウ展開!コマンド戦う!妖精のサポート発動!」
「む、動きが手慣れてきてる」
数歩歩くとやはり敵に遭遇した。そしてやはりその遭遇した敵というのはちい⚪︎わのう⚪︎ぎにそっくりだが凶悪な鳴き声を放つデスウサギ(いろは命名)だった。
[英語で書け! コーヒー]
「コーヒーだぁ?今これを書いてる作者が偶然目に入ったコ⚪︎ダ珈琲の看板から問題出題してんじゃねえよ!!」
うるせぇ!問題思いつかないんだからしゃーないでしょうが!というかイライラし過ぎだ!昨日一時間半電車遅延してイライラしてた俺よりイライラしてるじゃないか!!
「む、たかがゲームでイライラするなんてみっともない」
「良いから早くヒントだせよぉ!」
そんな事を言いながらも妖精のサポートは発動しているので次々と単語が浮かんでくる。
「む、一応言っておくけど。妖精のサポートは万全じゃない」
「分かってる。最後の一文字が出て書いてちゃ遅いんだろ」
いろはは妖精のサポートが発動し、単語が浮かんでくるたびに一文字ずつ英単語を書き込んでいく。これならば最後の一文字が出て直ぐに英単語を書き込み、解答を叩きつける事が出来る。
「来たっ!!これだぁぁぁぁ!!」
coffee
[お見事!]
「ぶるぅぅぅぅぅぅばっはぁぁぁ!!」
[いろはのしょうり!]
遂にデスウサギに勝利したいろはが全力でガッツポーズをしてみせた。
「む、ようやく一勝か」
「うおおおおおおおおおおお!!」
ガッツポーズだけでは喜びが足りなかったのかそのまま雄叫びまであげた。たかが序盤の敵を倒しただけなのだが。
[いろはは十八ルピィを手に入れた]
「ルピィって、金か?」
「む、そう。そのルピィで防具を買えば一問くらい間違えても死ななくなるかもね」
「最高じゃねえか!とりあえずセーブだけする!」
一問解いた結果が消えない様にまずはセーブ。これでこの一勝は永遠に消えないものとなった。
「む、見えた。あれが始まりの街」
それから歩く事十分程度。三十八匹のデスウサギを制限時間ギリギリで倒してきたいろははようやく始まりの街へと辿り着いた。
「エンカ率高すぎるだろ」
いろはは渋い顔をしてハーにそう言った。
「む?」
「エンカウント率が高すぎるだろ!ちょっと歩いたらすぐぶぅぅぅぅぅるぅやっばぁぁ!!だよ!!しかも街が遠い!まじ遠い!歩いて十分ってこれ戦闘時間計測してないからね!?戦闘抜きで十分!!!」
「む、着いたんだから良いじゃん」
「良くねえよクソッタレ!やっぱ中古で三百八十円はクソゲーだろ」
ぶつぶつと言いながらもいろはとハーは始まりの街へと足を踏み入れ
「待ったー!誰か忘れちゃいませんかってんだー!!」
る前に誰かに引き留められた。
「いや知るかよ。忘れるも何も会ってすらいないだろ」
「え!?なんか冷たい!」
普段のいろはからは中々感じられない苛立ちを感じた相手が少し怯む。その相手とは。
「なら名乗ろう!私はサクシャー様の子分の一人!デイフラワーだ!」
「にっちゃんじゃねえか」
いろはに声をかけて街に入るのを阻止したのは新田日華と同じ顔をした人物、デイフラワーだった。
「む、日をデイ。華でフラワーか。シンプルな名前」
「サンフラワーも考えたんだけどそれじゃあ違う意味になるからこっちにしたの!!」
サクシャーの子分を名乗っている割に随分と親しげに話しかけてくるデイフラワーをいろははただ眺める。本来なら警戒くらいするべきなのだろうが、急に戦闘になった所でこちらのやる事は変わらないので大した問題ではない。
「さあ!私達は敵同士だ!ならやる事は一つだよねぇ!!?」
「上等だぁ!かかってこいやぁぁ!!」
こうしてワールド一(恐らく)のボス、デイフラワーとの戦闘が始まった!
「私の攻撃、受けてみろ!!」
[ぼうえいせん! 英語で書け! 八月]
デイフラワーが勢い良く戦闘を挑んできたと思ったら即座に問題を出してくる。それ自体は問題ないが、その問題の前の言葉が気になる。
「何だ防衛戦って?」
「む。防衛戦とはその名の通り相手の攻撃をひたすらガードする時間」
「何だそりゃクソゲーだな!」
そんな文句を言いながらいろはは妖精のサポートを発動し八月の英単語を書き込む。
「ほほーう。流石勇者!一筋縄では行かないみたいだね!」
「はっ!当たり前だろ!!」
サポートを発動し、尚且つ時間ギリギリで答えを出しておきながらいろはは不適な笑みをしてデイフラワーに言葉を返す。これは一種の才能なのだろう。
「まだまだぁ!」
[ぼうえいせん! 英語で書け! 月曜日]
「うわぁぁ!月曜日が近づいてくる!怖すぎるだろ!!何て恐ろしい技だ!!!」
別に技自体は何も恐ろしくないが、いろはの言い分を考えると確かにこの攻撃は恐ろしい。月曜日がじわじわと近づいてくるなど、社会人、学生、全ての人への精神的攻撃となってしまう。
「む、ニートとおじいちゃんおばあちゃんは平気」
「今はそんな事言ってる場合じゃねえだろ!!」
月曜日という恐怖が襲ってきているがいろははしっかりと妖精のサポートは発動させている。故に既に答えはうっすらと見えているのだ。それならばこのゲームにおける月曜日は怖くない。
「おらぁぁ!」
「くっ!この攻撃も防ぐとは!」
二回目のデイフラワーの攻撃から身を守ると空中にウィンドウが開いた。
「よっしゃ、反撃タイムだな!!」
その理由を即座に理解したいろははそのままタッチペンを出現させ、迷う事なく戦うを選択。そして現れる問題に妖精のサポートを発動させ・・・
「・・・ん?」
何故か妖精のサポートが出なかったので、もう一度妖精のサポートを発動し・・・
「・・・発動しない!?どういう事だ!?」
「む?ボス戦は妖精のサポートでないよ?」
「クソゲーじゃねぇかァァァ!!」
[ざんねん!]
「隙を見せたな!覚悟ぉぉ!」
[いろははしんでしまった]
◇
「って事で、ボス戦で完全に詰んだからあのゲームやめるわ」
いろはは笑いながらそう言い放った。場所はいつもの教室。目の前にいるのはロッカ姫、ではなく六花と妖精のハー、ではなく波留だ。
「む、ゲームならいーも勉強出来るかと思ったけど。甘かった」
「そこで勉強しようと思ってくれれば良かったんですけれどね」
そう。別にいろはは異世界転生した訳でもなければゲームの世界に迷い込んだ訳でもない。ただ勉強をメインとしたゲームをやりながら自分がもしこの世界の主人公だったら、という妄想に浸っていただけである!!!
「それにしても魔王サクシャーって。むふふふふ」
「はっちゃんって笑うとスケベみたいに聞こえるよな」
両手を口元に持ってきてポ⚪︎モンのミ⚪︎ウみたいに笑う波留に失礼な事を口走る。波留の言葉通り魔王サクシャーなど存在しない。そのゲームの魔王には当然違う名前がついていたが、いろはが勝手にそう命名したのだ。ハーもロッカ姫もデイフラワーと同じ。デスウサギだけはゲームと全く同じ笑い方や登場の仕方だったが。
「でもなあ楽しかったぜ。お陰で三話も書けたしな」
「む、それは良かった。エンカ率とか一回攻撃を喰らったら死ぬとか結構クソゲー感あったけど、楽しかったならそれでいい」
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