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三十五限目 河童 後編
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相撲(すもう)は、腰にまわしを巻いた2人の力士が「土俵」と呼ばれる円形の土の壇上で、相手を押す、突く、投げるなどの力技で、相手を土俵の外に出すか足の裏以外を土につけさせることで勝敗を決める日本の伝統的な格闘技・スポーツである。
「前回ちっちゃんが相撲って何って言ったから解説するぜ」
「そういう意味で言ったんじゃないのだわ!!?」
<三十五限目 河童 後編>
「次の作戦だおらぁ!なんか閃け!」
「何をしているのですかあなた達は」
罠、落とし穴、謎の呼びかけ、相撲。全ての作戦が失敗に終わったいろは達に不意に声をかける人物がいた。六花である。
「あれ?ろっちゃん?何でここに」
「何でって、一回川を見てきて戻ってきたんですよ」
作戦を立てて実行に移している間にそこそこの時間が経過していた様だ。既に別れた六花、日華、舳螺は川の様子を見て回ってきていた。
「そういえばうち達河童を誘き寄せる作戦がどうのって言って川の様子なんて一ミリも見てなかったのだわ!!?」
「む、まあいーがいるんだし。当初の予定通りにいかないのは当然」
「まあいーさんがいましたしね。当初の予定通りにいかないのは当然の事です」
「・・・二人の石森さんへの評価は凄いのね」
当初の予定を全く果たせていない事に焦りを覚えた智奈を二人が軽く諭す。伊達に長い間いろはと付き合っていない。いろはがいては計画なんてものが無に帰すという絶対の信頼が二人にはあった。波留はそれを分かっていて乗ってきた訳だし。
「んじゃ河童いねぇな。何だよにっちゃん河童の情報嘘じゃねーかー」
「えへへー、ごめーん。まああくまで噂だからさー!」
言い出しっぺのいろはと日華が河童はいないと判断した。この時点で河童探しの冒険は終了となった。
「じゃあうちは家に帰るのだわ」
「うちはうちに帰る。む、つまらない」
「ギャグセンスないねー」
「別にダジャレを言った訳じゃ無いのだわ!?それに「いえ」って呼んだし!」
家に帰ろうとする智奈を波留と日華が揶揄いそれに智奈はプンスカと怒る。
「折角ここまで来たんです。浅瀬で少し水遊びでもしていきませんか?」
「む、水着とタオルと用意した」
「橋本さんってドラ⚪︎もんか何かなのだわ?」
ぽんぽんと必要な物を準備する波留に青ダ⚪︎キを連想するが正直そこは気にしたってどうしようもないだろう。
「遊んでこーよ先生!」
「折角我らの水着も用意してくれたのだ。少しくらい付き合ってくれてもいいだろう?」
六花と波留だけでなく日華と舳螺も智奈を呼び止めて遊びへ誘ってくれる。学生時代にこの様に誘われた事のない智奈にとって、この誘惑を振り解くのは難しい。
「はぁ、分かったのだわ。どうせ帰ってやる事も無いのだし。付き合ってあげるのだわ」
ため息を吐きながらも、何処か嬉しそうに智奈は皆と共に浅瀬へと向かった。
「つーか拒否権なんてねーぞ?何で仕方ないから付き合ってやる、みたいな雰囲気出してんだ?」
「いい感じに智奈先生が乗ってきたんだからいいじゃないですか。水刺さないでください」
身も蓋もない事をいういろはに六花はチョップを繰り出した。
◇
「男共ー!喜べー!!水着回だぞー!!」
「む、とは言っても一話もない水着回になる。どうせ作者の事だし海とかにも行かせるだろうし、その言葉はその時に取っておいた方がいい」
金色の水着を着たいろはが銀色の浮き輪を手に川に飛び込む。それにうだうだ言いながらも白のビキニを着た波留がいろはに続いた。
「ひゃっほーう!ねえねえ!お腹空いたらバーベキューしない!?」
「バーベキューか。カロリーの計算的に出来れば避けたいが、まあその分運動すればいいか」
「カロリーの計算!?流石へーさん。そういう所に気を遣っているからこの体型なのですね!!」
子供っぽい水着を着た六花と何故かスク水を着ている日華が無駄に色っぽくて大人の女性を思わせる黒のビキニを着た舳螺を凝視する。
「あまり見られると恥ずかしい」
「舳螺ってさ。本当に私達と同い年?」
「年齢偽ってませんか?」
「失礼な!」
頬を朱色に染める舳螺のそれはおよそ中学生が醸し出していい色気ではない。恐ろしき生物だ。ランクが違いすぎる。
「ちょっと!これ!サイズが合わないのだわ!!」
「む?そんな筈はない。ちゃんとちーに合わせたサイズの筈」
物陰に隠れながら着替えをしていた智奈の元へ波留が寄っていき、サイズを確認する。すると、上のサイズはぴったりだったが下が窮屈だった。
「む、なるほど。ちーの魅力はメロンじゃなくてももだったか」
「こりゃはっちゃんがサイズ間違える訳だ。はっちゃんはおっぱい星人だもんなぁ」
「む!だれがおっぱい星人だ!!」
見事なももを見た波留はそのお礼にとぴったりのサイズの水着を出しました。何これ最低な昔話?というかやっぱりドラえ⚪︎んなの君?
「やあいろは。やはり水着も君も素敵だ」
「死ねドヘンタイ!!」
「嗚呼!なんて見事なドロップキック!!波留先輩!是非ボクにも!!」
「奇遇だね蛇塚。他のみんなも」
彼女達が全員水着に着替え終わったタイミングで変態三銃士が姿を現した。流石の嗅覚と言ったところだろう。しかし着替え中に現れなかった事から考えると実は紳士なのかも知れない。・・・いや、それはないな。
「ちょうどいい所に来たな変態戦隊エロインジャー。バーベキューするからコンロと肉買ってこい」
「野菜もお願いします」
「む、ジュースも」
「お米も頼んだー!」
「・・・僕が言うのも何だけど、慣れすぎじゃない?」
突然現れた三人に一同は慣れた形で買い物を頼んだ。この話で男共が何の脈絡もなく登場するなど良くあることなのでいろは達は最早慣れっこである。
「まあいっか。いいもの見せもらったし、買い出しくらい任せなよ」
「いろはの為なら最高級の肉を購入して来よう!」
「波留先輩の好みのジュースなら把握しています。買ってきた暁にはこのボクにキツイ一撃を!」
来て早々パシリにされたと言うのに男共は文句の一つも垂れずにそのまま買い出しへと向かった。
「我も行こう。ダーリンと買い物なんて、新婚みたいだしな」
「蛇塚先輩?ボクらの存在を完全に消すのやめてもらっていいですか?」
恥ずかしそうにもじもじしながら舳螺も買い物に同行する事になった。
「待って!貴方達お金あるの!?うちが出す道理は一ミリもないけれど、一応!一応この部活の顧問だし。凄く出したくはないけれどバーベキューはうちも食べたいし。中学生にお金を出させる訳には行かないので、本当に出したくないけれど、うちがお金を」
「本音をもう少し隠そうぜ?」
震えながら、渋々、心底嫌そうに財布を開ける智奈に思わずいろはがツッコミを入れた。確かに中学生にお金を出させるのはどうかと思うが、そんな全力で嫌がられてはこちらも奢られづらいと言う物だ。
「心配ない。我の小遣いで事足りる」
舳螺がそういうと財布から一枚のカードを取り出した。それは、真っ黒に光り輝く大人のカードだった。
「ほぇ」
そのカードを見た瞬間智奈の思考は宇宙の彼方へ旅立った。口を情けなく開けて微動だにしない。中学生に金銭面で敗北する社会人とは如何に。
「む、気にする必要はない。へーは規格外」
「そうだよ!私は三〇五円しか持ってねーし」
「それは慰めにならないのでは?」
そんなこんなで蛇塚家のお金で豪勢なお肉を買い、良さげの野菜を買い、好みのジュースを買い、国産米を買い、バーベキューが始まる。
「うぉぉぉぉ!ファイアぁぁぁ!!」
「む!負けない!ウォーター!!!」
「何やってるんですか貴方達は!」
コンロの火を燃え上がらせるいろはにバケツに入った水を投入する波留、を六花が止めたり。
「そういえばボク達って初めましてですよね。どうも、波留先輩の奴隷の六道莉里斗です」
「名前カッコよ!!ん?今奴隷って言った?」
「よろしく。僕は戸部透」
「この自己紹介をスルーできるのだわ!?」
何気に初めましての人々が挨拶をしたりしながら、楽しい時間はあっという間に去っていった。
「そういえば水着の気配を感じて駆けつけた訳だけど、石森達はここで何してたんだ?」
「河童探してたんだよ。見つかんなかったんだけどな」
「そりゃそうなのだわ。河童の情報自体が間違ってたのよ」
「河童?ああ、確かに聞いたことあるな。この川に河童が出たって」
透の思わぬ言葉に智奈は自身の耳を疑った。戸部透は女遊びをしまくる人として最低な人間だが女が関わらなければ実に優秀で信頼できる人間である。そんな人間が河童の事を知っていたなら、もしかしたらこの川には本当に河童がいるのやも。
「コラー!!!」
そんな事を思っていると、聞き慣れない声が響いた。一同が同時に声のした方を見るとそこには川の管理者と思われる中年の男性が怒りながら近づいてきていた。
「こんな所でバーベキューをしてはならん!!!」
「す、すすすすみません!すぐ片付けますので!」
真っ先に智奈が謝ると男性は怒りを収めるように「全く」と言ってため息を吐く。だがその怒りは再熱する。何故なら。
「「「「「「「「河童だぁぁぁぁぁぁ!!!」」」」」」」」
生徒達がそう叫んだからである。
「河童!?どう見てもただのおじさ」
智奈がそう否定しようとして、男性の頭部を見てしまった。その男性は髪の毛が一部分抜け落ちており、ちょうど頭の真ん中の髪がなかった。それはまるで、河童のお皿の様だったのだ。
「河童なのだわーー!!!!?」
一同は纏めて怒られた。
「前回ちっちゃんが相撲って何って言ったから解説するぜ」
「そういう意味で言ったんじゃないのだわ!!?」
<三十五限目 河童 後編>
「次の作戦だおらぁ!なんか閃け!」
「何をしているのですかあなた達は」
罠、落とし穴、謎の呼びかけ、相撲。全ての作戦が失敗に終わったいろは達に不意に声をかける人物がいた。六花である。
「あれ?ろっちゃん?何でここに」
「何でって、一回川を見てきて戻ってきたんですよ」
作戦を立てて実行に移している間にそこそこの時間が経過していた様だ。既に別れた六花、日華、舳螺は川の様子を見て回ってきていた。
「そういえばうち達河童を誘き寄せる作戦がどうのって言って川の様子なんて一ミリも見てなかったのだわ!!?」
「む、まあいーがいるんだし。当初の予定通りにいかないのは当然」
「まあいーさんがいましたしね。当初の予定通りにいかないのは当然の事です」
「・・・二人の石森さんへの評価は凄いのね」
当初の予定を全く果たせていない事に焦りを覚えた智奈を二人が軽く諭す。伊達に長い間いろはと付き合っていない。いろはがいては計画なんてものが無に帰すという絶対の信頼が二人にはあった。波留はそれを分かっていて乗ってきた訳だし。
「んじゃ河童いねぇな。何だよにっちゃん河童の情報嘘じゃねーかー」
「えへへー、ごめーん。まああくまで噂だからさー!」
言い出しっぺのいろはと日華が河童はいないと判断した。この時点で河童探しの冒険は終了となった。
「じゃあうちは家に帰るのだわ」
「うちはうちに帰る。む、つまらない」
「ギャグセンスないねー」
「別にダジャレを言った訳じゃ無いのだわ!?それに「いえ」って呼んだし!」
家に帰ろうとする智奈を波留と日華が揶揄いそれに智奈はプンスカと怒る。
「折角ここまで来たんです。浅瀬で少し水遊びでもしていきませんか?」
「む、水着とタオルと用意した」
「橋本さんってドラ⚪︎もんか何かなのだわ?」
ぽんぽんと必要な物を準備する波留に青ダ⚪︎キを連想するが正直そこは気にしたってどうしようもないだろう。
「遊んでこーよ先生!」
「折角我らの水着も用意してくれたのだ。少しくらい付き合ってくれてもいいだろう?」
六花と波留だけでなく日華と舳螺も智奈を呼び止めて遊びへ誘ってくれる。学生時代にこの様に誘われた事のない智奈にとって、この誘惑を振り解くのは難しい。
「はぁ、分かったのだわ。どうせ帰ってやる事も無いのだし。付き合ってあげるのだわ」
ため息を吐きながらも、何処か嬉しそうに智奈は皆と共に浅瀬へと向かった。
「つーか拒否権なんてねーぞ?何で仕方ないから付き合ってやる、みたいな雰囲気出してんだ?」
「いい感じに智奈先生が乗ってきたんだからいいじゃないですか。水刺さないでください」
身も蓋もない事をいういろはに六花はチョップを繰り出した。
◇
「男共ー!喜べー!!水着回だぞー!!」
「む、とは言っても一話もない水着回になる。どうせ作者の事だし海とかにも行かせるだろうし、その言葉はその時に取っておいた方がいい」
金色の水着を着たいろはが銀色の浮き輪を手に川に飛び込む。それにうだうだ言いながらも白のビキニを着た波留がいろはに続いた。
「ひゃっほーう!ねえねえ!お腹空いたらバーベキューしない!?」
「バーベキューか。カロリーの計算的に出来れば避けたいが、まあその分運動すればいいか」
「カロリーの計算!?流石へーさん。そういう所に気を遣っているからこの体型なのですね!!」
子供っぽい水着を着た六花と何故かスク水を着ている日華が無駄に色っぽくて大人の女性を思わせる黒のビキニを着た舳螺を凝視する。
「あまり見られると恥ずかしい」
「舳螺ってさ。本当に私達と同い年?」
「年齢偽ってませんか?」
「失礼な!」
頬を朱色に染める舳螺のそれはおよそ中学生が醸し出していい色気ではない。恐ろしき生物だ。ランクが違いすぎる。
「ちょっと!これ!サイズが合わないのだわ!!」
「む?そんな筈はない。ちゃんとちーに合わせたサイズの筈」
物陰に隠れながら着替えをしていた智奈の元へ波留が寄っていき、サイズを確認する。すると、上のサイズはぴったりだったが下が窮屈だった。
「む、なるほど。ちーの魅力はメロンじゃなくてももだったか」
「こりゃはっちゃんがサイズ間違える訳だ。はっちゃんはおっぱい星人だもんなぁ」
「む!だれがおっぱい星人だ!!」
見事なももを見た波留はそのお礼にとぴったりのサイズの水着を出しました。何これ最低な昔話?というかやっぱりドラえ⚪︎んなの君?
「やあいろは。やはり水着も君も素敵だ」
「死ねドヘンタイ!!」
「嗚呼!なんて見事なドロップキック!!波留先輩!是非ボクにも!!」
「奇遇だね蛇塚。他のみんなも」
彼女達が全員水着に着替え終わったタイミングで変態三銃士が姿を現した。流石の嗅覚と言ったところだろう。しかし着替え中に現れなかった事から考えると実は紳士なのかも知れない。・・・いや、それはないな。
「ちょうどいい所に来たな変態戦隊エロインジャー。バーベキューするからコンロと肉買ってこい」
「野菜もお願いします」
「む、ジュースも」
「お米も頼んだー!」
「・・・僕が言うのも何だけど、慣れすぎじゃない?」
突然現れた三人に一同は慣れた形で買い物を頼んだ。この話で男共が何の脈絡もなく登場するなど良くあることなのでいろは達は最早慣れっこである。
「まあいっか。いいもの見せもらったし、買い出しくらい任せなよ」
「いろはの為なら最高級の肉を購入して来よう!」
「波留先輩の好みのジュースなら把握しています。買ってきた暁にはこのボクにキツイ一撃を!」
来て早々パシリにされたと言うのに男共は文句の一つも垂れずにそのまま買い出しへと向かった。
「我も行こう。ダーリンと買い物なんて、新婚みたいだしな」
「蛇塚先輩?ボクらの存在を完全に消すのやめてもらっていいですか?」
恥ずかしそうにもじもじしながら舳螺も買い物に同行する事になった。
「待って!貴方達お金あるの!?うちが出す道理は一ミリもないけれど、一応!一応この部活の顧問だし。凄く出したくはないけれどバーベキューはうちも食べたいし。中学生にお金を出させる訳には行かないので、本当に出したくないけれど、うちがお金を」
「本音をもう少し隠そうぜ?」
震えながら、渋々、心底嫌そうに財布を開ける智奈に思わずいろはがツッコミを入れた。確かに中学生にお金を出させるのはどうかと思うが、そんな全力で嫌がられてはこちらも奢られづらいと言う物だ。
「心配ない。我の小遣いで事足りる」
舳螺がそういうと財布から一枚のカードを取り出した。それは、真っ黒に光り輝く大人のカードだった。
「ほぇ」
そのカードを見た瞬間智奈の思考は宇宙の彼方へ旅立った。口を情けなく開けて微動だにしない。中学生に金銭面で敗北する社会人とは如何に。
「む、気にする必要はない。へーは規格外」
「そうだよ!私は三〇五円しか持ってねーし」
「それは慰めにならないのでは?」
そんなこんなで蛇塚家のお金で豪勢なお肉を買い、良さげの野菜を買い、好みのジュースを買い、国産米を買い、バーベキューが始まる。
「うぉぉぉぉ!ファイアぁぁぁ!!」
「む!負けない!ウォーター!!!」
「何やってるんですか貴方達は!」
コンロの火を燃え上がらせるいろはにバケツに入った水を投入する波留、を六花が止めたり。
「そういえばボク達って初めましてですよね。どうも、波留先輩の奴隷の六道莉里斗です」
「名前カッコよ!!ん?今奴隷って言った?」
「よろしく。僕は戸部透」
「この自己紹介をスルーできるのだわ!?」
何気に初めましての人々が挨拶をしたりしながら、楽しい時間はあっという間に去っていった。
「そういえば水着の気配を感じて駆けつけた訳だけど、石森達はここで何してたんだ?」
「河童探してたんだよ。見つかんなかったんだけどな」
「そりゃそうなのだわ。河童の情報自体が間違ってたのよ」
「河童?ああ、確かに聞いたことあるな。この川に河童が出たって」
透の思わぬ言葉に智奈は自身の耳を疑った。戸部透は女遊びをしまくる人として最低な人間だが女が関わらなければ実に優秀で信頼できる人間である。そんな人間が河童の事を知っていたなら、もしかしたらこの川には本当に河童がいるのやも。
「コラー!!!」
そんな事を思っていると、聞き慣れない声が響いた。一同が同時に声のした方を見るとそこには川の管理者と思われる中年の男性が怒りながら近づいてきていた。
「こんな所でバーベキューをしてはならん!!!」
「す、すすすすみません!すぐ片付けますので!」
真っ先に智奈が謝ると男性は怒りを収めるように「全く」と言ってため息を吐く。だがその怒りは再熱する。何故なら。
「「「「「「「「河童だぁぁぁぁぁぁ!!!」」」」」」」」
生徒達がそう叫んだからである。
「河童!?どう見てもただのおじさ」
智奈がそう否定しようとして、男性の頭部を見てしまった。その男性は髪の毛が一部分抜け落ちており、ちょうど頭の真ん中の髪がなかった。それはまるで、河童のお皿の様だったのだ。
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