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第二章
日常③
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始業時間を迎える頃には、閑散としていたオフィスが人で溢れている。先程までの静寂が嘘のように賑やかだ。
真琴もパソコンを立ち上げ、社長のスケジュール確認からメールのチェックをする。
今や固定電話がなくなり、社から個々に支給されるスマホで対応をするため、誰に掛かってきたかわからない電話を取ることもない。
会社の代表電話は受付で処理され、個々のスマホに転送される。昔のように電話は新入社員が取るというルールもない。
朝の確認を終えた真琴は、給湯室という名のオシャレなキッチンのあるスペースに向かう。社員が使える給湯室には、充実した品揃えの飲み物が揃い、いつでも自由に飲めるのだ。
一昔前にあった新入社員のお茶汲みの仕事ももちろんない。ただ、真琴自身が朝美味しいコーヒーを淹れる事で気持ちが落ち着くため、毎朝個室を持つ社長や重役にコーヒーを淹れている。
最初こそ、他の女子社員から社長や重役に媚びていると嫌味を言われる事もあったが、真琴の変わらぬ態度に徐々に誰も何も言わなくなった。
実は裏で動きがあったのだが、真琴は知らない……。
いつものように一通り朝のルーティンを終えた真琴は、キッチンでコーヒーを淹れ気持ち落ち着かせる。
まだ週末の出来事が受け入れられていない。
各部屋にコーヒーを配り、最後にタブレットを持ち社長室を訪れた。
『コンコン』
「はい」
「おはようございます。月野です。コーヒーをお持ちしました」
「どうぞ」
「失礼いたします」
ドアを開け中に入る。
「いつもありがとう」と毎日お礼を言ってくれる社長。とても好感が持て気持ちいい。
コーヒーを出し社長が口をつけた所を見て声を掛ける。
「今日のスケジュールを確認させていただきます」
「ああ」
「本日は、終日社内での各部署の会議となっております。資料はパソコンの方に」
「ああ。朝一目を通した。問題はなさそうだ」
何事も仕事が早い社長で助かる。
その後もいつも通りのやり取りをするが、社長からの視線を感じた。
「社長、何か気になる点でも?」
「いや。ふと金曜はしっかりご両親と向き合えたかと気になって」
「金曜は、お休みをいただきましてありがとうございました。お礼が遅くなり申し訳ありません」
真琴もパソコンを立ち上げ、社長のスケジュール確認からメールのチェックをする。
今や固定電話がなくなり、社から個々に支給されるスマホで対応をするため、誰に掛かってきたかわからない電話を取ることもない。
会社の代表電話は受付で処理され、個々のスマホに転送される。昔のように電話は新入社員が取るというルールもない。
朝の確認を終えた真琴は、給湯室という名のオシャレなキッチンのあるスペースに向かう。社員が使える給湯室には、充実した品揃えの飲み物が揃い、いつでも自由に飲めるのだ。
一昔前にあった新入社員のお茶汲みの仕事ももちろんない。ただ、真琴自身が朝美味しいコーヒーを淹れる事で気持ちが落ち着くため、毎朝個室を持つ社長や重役にコーヒーを淹れている。
最初こそ、他の女子社員から社長や重役に媚びていると嫌味を言われる事もあったが、真琴の変わらぬ態度に徐々に誰も何も言わなくなった。
実は裏で動きがあったのだが、真琴は知らない……。
いつものように一通り朝のルーティンを終えた真琴は、キッチンでコーヒーを淹れ気持ち落ち着かせる。
まだ週末の出来事が受け入れられていない。
各部屋にコーヒーを配り、最後にタブレットを持ち社長室を訪れた。
『コンコン』
「はい」
「おはようございます。月野です。コーヒーをお持ちしました」
「どうぞ」
「失礼いたします」
ドアを開け中に入る。
「いつもありがとう」と毎日お礼を言ってくれる社長。とても好感が持て気持ちいい。
コーヒーを出し社長が口をつけた所を見て声を掛ける。
「今日のスケジュールを確認させていただきます」
「ああ」
「本日は、終日社内での各部署の会議となっております。資料はパソコンの方に」
「ああ。朝一目を通した。問題はなさそうだ」
何事も仕事が早い社長で助かる。
その後もいつも通りのやり取りをするが、社長からの視線を感じた。
「社長、何か気になる点でも?」
「いや。ふと金曜はしっかりご両親と向き合えたかと気になって」
「金曜は、お休みをいただきましてありがとうございました。お礼が遅くなり申し訳ありません」
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