勇者になるのを断ったらなぜか敵国の騎士団長に溺愛されました

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31話

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「ひっ!えっ?嘘っ、やだっ。なんでそんなとこっ、汚いって!」

リベルが後ろの穴に指を当てがい、なんの躊躇もなくぬぷぬぷと埋めてくる。
暴れるのは想定内だったのか既に両脚を押さえられていて身動きがとれない。

挿入はいってくる指にナカを押し広げられ妙な感覚に襲われる。

「リベルっ...!やだって!んっ、抜いてっ...!うぁ!?抜いてって言ってるのにぃ...!」

抜いてと言っているのに指を増やされ、圧迫感が増した。

「はぁ、はぁ...、お前が煽ったんだろ。はぁ...、こっちは、今すぐ突っ込みたいの我慢してんだよ...」

ぐちぐちと指を動かしながら2本の指で穴を広げられ羞恥で涙が滲む。

たしかに煽った自覚はあるけど!まさかそんなとこ触られるとは思ってないし!突っ込みたいってなんだ!今突っ込んでるじゃんか!これ以上なに突っ込むつもり!?

「....っ.......は.......んぁ!?」

異物感を必死に耐えていると節くれだった指が少し膨らみのある部分を掠めた時、ビリっと電気が走ったかのように身体が跳ねた。

「あ....?なに、今の....。んっ!あ、や...、ねえそこなんか変っ...!」

リベルは俺の質問に答えることなく「ここか」とひとりごちたかと思えば先程の膨らみを執拗に擦りだした。
擦られるたびに変な声が漏れ、きゅうっとリベルの指を締め付けてしまう。

ぐちゃぐちゃとかき混ぜられている時はただ違和感しかなかったのに、膨らみに触れられると下半身がじんじんと熱を持ち身体が勝手に動く。

やめてと訴えても全く聞き入れてもらえず、ようやく引き抜かれた時には俺の陰茎はだらしなく透明な蜜を零しながら勃ち上がっていた。

恥ずかしさのあまり顔を隠すと再び後孔に何かが当てがわれ、慌てて見れば凶器のようなリベルの陰茎がぴったりと添えられていた。

「えっ、嘘でしょ...?そんなの入るわけ...、うっ...い...ぁ....。や、やめ....っ...」

静止も虚しくずぶりと挿入ってくるのがわかる。少しの痛み、そしてそれを上回るほどの圧迫感と熱量。だが予想に反して意外にもすんなりと挿入っていく。

「くっ...キツ....」

「ぁ...、むり...ないぞう、でるっ....」

「っ...、もう少し、力を抜け....くっ」

「むり、だって...、そっちこそ...ぬい——んむっ、んっ...ふ...んっ」

まるで嫌だとでも言うように唇で塞がれ、せめてもの抵抗で入ってくる舌を押し返すとそれすらも絡みとられる。
キスをしたことで力が抜けたのか、限界だと思っていたのにさらに奥まで入ってきた。

ゆっくりと入ってくるソレが膨らみを押しつぶしながら奥へ進み、びくりと快感が走る。すでに痛みなどどこかへいっていた。

「ぁっ...まっ...も、くるし....」

「はっ...、全部は無理か....っ....」

え!?こんなに苦しいのに全部入ってないの!?一体どんだけでかいんだよ!
全部入ったらほんとに内臓出るんじゃないか....?

「くっ...、動くぞ....」

「ひっ、ぁ...やだっ....、うごかない、でっ...」

「っ、おいっ、俺の食いちぎるつもりか...?締めすぎだっ...」

「わかんなっ...、う...ぁ、んっ...あっ...」

無意識に締め付けてしまったようで綺麗な顔が苦しげに歪んだ。
そんなことを言われても俺にも余裕など全くなく、息を吸っているはずなのに苦しい。
しかも動かれるたびに膨らみが擦れて言いようのない快感が押し寄せる。

おれ、なんでこんなにきもちよくなってんだ...。

わけもわからす尻にちんこを突っ込まれ、あまつさえそれで悦がっているなんて。
恥ずかしくて涙がぽろぽろと溢れる。それをリベルが指で拭ってくれるが、わけがわからな過ぎて怖い。

「リ、ベルっ...、なんかおれ、へんっ...。んっ、ぁ...」

「っ...、なんだ...?悪いがこれでも手加減してるぞ....くっ...」

「ちがっ...、んっ...。なんでっ...こんなきもちい、のっ...?」

へんだよね?おかしいよね?

「おまっ...!」

「やっ!ぁ...なんで、おっきく...!んぁっ...まっ..!はや...っん!」

すでに後ろはリベルのモノでいっぱいなのに、より大きくなったことで圧迫感が増す。さらにリベルは俺の腰を掴んで律動を速めた。

ずちゅずちゅと卑猥な音を立てながら膨らみを押しつぶし、時にはカリ首でごりごりと抉ってくる。
なんでこんなに音がするんだと思ったら、リベルのものもあるんだろうが自分から溢れる先走りが後ろまで垂れていることに気づいてしまった。

「やだっ、あっ..!まっ...、んぁっ!ぁ...んんっ!」

「はっ...、今のはお前が悪いっ...!」

「ひぅ!んっ...も、むりっ...!やっ...いっちゃうっ..からっ...!」

「ああ...イけよ...っ....は、俺もっ....!」

イきそうだから止まってと言ったつもりだったのに、リベルは止めるどころか容赦なく腰を打ちつけてくる。

「やぁっ、...ぁあっ!あっ、んぅっ...!や、ぁあっ!」

「っ..、は....くっ....!」

休む暇なく与えられる快感に呆気なく達してしまった。白濁液がお腹へ広がるのと同時にナカにも熱いモノがどくどくと注ぎ込まれる。
ようやく動きも止まりほっとしたところで、埋められているリベルの陰茎が未だ硬いままである事に気づいた。

射精したはずである。その感覚が確かにあった。なのになんで?

リベルをちらりと見るとその瞳はなおもギラギラと欲望に満ち溢れている。

「はぁ.....、全然足りない」

耳を疑うような言葉とともに再び腰をゆるゆると動かし始めた。

「んぁっ、やっ...、まって...!いっかい、ぬいてっ...!ひぁっ!んっ...ぁあっ」

一度イって敏感になっているソコは、ゆっくり動かされるだけでも先程より強い快感が押し寄せる。

しかもリベルの吐き出した精液で滑りが良くなったのか、さらに奥へと入ってくる。

これ....、終わる頃には内臓でてるんじゃ....?


結局リベルが満足したのは、外が薄暗くなった頃だった。
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