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分かると怖い話
和風飲食店
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日本・懐石料理店。
礼儀を重んじる人間の多い国でも大半が講師とであればマナー違反を指摘されるであろう神聖の場。
派生した高級で洒落た粋な名店とやらを、まぁそこそこの関係の友人に勧められ、付いて行く事に。
昔から舌が肥えてると揶揄されていたのを何処で知ったのか、道中にペラペラとチャレンジ精神がどうだとかで一人楽しく勝手に盛り上がり、目が周囲の光景を、鼓膜が雑音ばかりをキャッチしていた。
どうにかこうにか長きに渡る道のりを乗り越え、神童と称される調理人が務める場所に辿り着いた。
外装は老若男女評論家も満足行く程度に見繕い、内も清潔感漂わせ、接客態度も百点満点文句なし!
どうやら、意外にも彼の云う通りらしい。
信用に足る人物としてリストに入っていない――どちらかと言えば怪しいセールス吹っかけてきそうな外見から匂わせる自称金持ちの詐欺師と断定し、毛程も信じていなかったが、今日それを改めよう。
意味もなく、脈絡もなく、他意もなく、謝った。
唐突な謝罪が尿意を呼び、トレイで席を外した。
その矢先、ある物を発見。した。してしまった。
この建物は妙な造りのようで手洗い場までの道のりに厨房が覗き見れ可能な仕組みになっており――実際はリフォーム後の名残なのだろうが、客への信頼を促すのを目的にした超短い暖簾が垣間見せる。
積まれた段ボールに入った頂き物の整理? を。
彩り鮮やかな葉野菜に惹かれて目を良く凝らせば、業務用のパックに纏められた何かを目にした。
多分、そういうことだろう。
俺は見て見ぬふりで足音を忍ばせて招かれた席に舞い戻った。顔を見て不思議そうな様子だったが、フル無視を決め込み、次々と運ばれるコース料理の一切を口にせずに美味を謳う、否。有名を喰らう友人の前で水は幾分マシだと暇つぶしに飲んでいた。
が、至極当然、疑問を持たれてしまった。
進まない箸に、減らない食に、望まない席に。
しかしながら、金は払うと豪語し、食欲不全を訴え、自身の皿の全てを分け与えると納得したのか、最後まで笑顔で清々しい程綺麗に平らげてくれた。
この子の母親はきっと幸せ者だろう。
そんな別方向で満足度を満たした俺は全額を太っ腹に支払って早々に退店し、美味い空気を吸った。
「今度は俺のおすすめの店、紹介するよ」
「お、楽しみ! どんなところ?」
「本物の和風居酒屋。お母さん食堂に近いかな」
「なんだよそれ、美味いのか?」
「此処よりかはな」
「何か言ったか?」
「いや、なんでも」
その後、一件が問題となったの言うまでもない。
礼儀を重んじる人間の多い国でも大半が講師とであればマナー違反を指摘されるであろう神聖の場。
派生した高級で洒落た粋な名店とやらを、まぁそこそこの関係の友人に勧められ、付いて行く事に。
昔から舌が肥えてると揶揄されていたのを何処で知ったのか、道中にペラペラとチャレンジ精神がどうだとかで一人楽しく勝手に盛り上がり、目が周囲の光景を、鼓膜が雑音ばかりをキャッチしていた。
どうにかこうにか長きに渡る道のりを乗り越え、神童と称される調理人が務める場所に辿り着いた。
外装は老若男女評論家も満足行く程度に見繕い、内も清潔感漂わせ、接客態度も百点満点文句なし!
どうやら、意外にも彼の云う通りらしい。
信用に足る人物としてリストに入っていない――どちらかと言えば怪しいセールス吹っかけてきそうな外見から匂わせる自称金持ちの詐欺師と断定し、毛程も信じていなかったが、今日それを改めよう。
意味もなく、脈絡もなく、他意もなく、謝った。
唐突な謝罪が尿意を呼び、トレイで席を外した。
その矢先、ある物を発見。した。してしまった。
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多分、そういうことだろう。
俺は見て見ぬふりで足音を忍ばせて招かれた席に舞い戻った。顔を見て不思議そうな様子だったが、フル無視を決め込み、次々と運ばれるコース料理の一切を口にせずに美味を謳う、否。有名を喰らう友人の前で水は幾分マシだと暇つぶしに飲んでいた。
が、至極当然、疑問を持たれてしまった。
進まない箸に、減らない食に、望まない席に。
しかしながら、金は払うと豪語し、食欲不全を訴え、自身の皿の全てを分け与えると納得したのか、最後まで笑顔で清々しい程綺麗に平らげてくれた。
この子の母親はきっと幸せ者だろう。
そんな別方向で満足度を満たした俺は全額を太っ腹に支払って早々に退店し、美味い空気を吸った。
「今度は俺のおすすめの店、紹介するよ」
「お、楽しみ! どんなところ?」
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