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教会
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魔法人形に聖女の役目を任せた私は、よく庶民に紛れ街を散策していました。
以前作った印象操作魔法のおかげで、特に変装をせずとも普通の町娘として溶け込めていたと思います。
教会の近くにある街は活気がありました。
年に2、3回は大規模なお祭りが開かれ、街中の人々が国と王族に感謝の言葉を口にします。
それだけを見れば、平和な国家です。
けれど彼らは国民の一部、いわゆる富裕層の人間。
彼ら以外の状況は悲惨そのものでした。
例えば、農耕に励む者たち。
休む日もなく毎日を仕事に捧げ、やっとの思いで収穫しても高すぎる税金で手元に残るのは僅かばかり。
食物を育てる彼らが餓えに苦しんでいました。
例えば、戦いに励む者たち。
隣国との戦争や国内に出没する獣退治で傷を負うことが日常茶飯事。
けれど命に関わる傷以外は治せません。
なぜなら十分なお金が無いのです。
教会の外に出て初めて知ったのですが、聖女の治癒を受けるにはまとまったお金が必要だそうです。
だから治癒を受けに来るのは金持ちばかり。
しかも支払われた金銭の大部分は教会の人間が贅沢をするために使われているそうで…
これにイラッとした私は教会に訴えました。
「私が聖女として務め、その結果生じた金銭は貧しい暮らしをする方々を援助するのにお使いください。」
まさに教会が求める聖女らしい発言でしょう?
もちろん彼らも快く承諾しましたよ。
さすが聖女、とか言って。
「ああ、ちなみに私最近新しい魔法を開発しまして。嘘を見破る魔法なのですが…」
そう続けた時の反応といったら、もう…ふふっ。
どうせ私の言うことなんて表向き従うだけで無視しておこうと思っていたのでしょうね
ざまぁ見なさい♪
それからは少しずつ変化しました。
教会の人間がそれまでほど贅沢できなくなった代わりに貧困で苦しむ国民が徐々に減りました。
この目でしっかり確認し続け、改善されていない時はプレッシャーをかけた甲斐があったものです。
…まあ、こういったことの積み重ねが原因で教会から嫌われたのでしょうね。
私が聖女を辞めてから仕返しと言わんばかりに冷たくされましたし、処刑にも全面協力してました。
やっぱり根本的な改革が無いと、あの腐敗した教会が変わることはないでしょうね…
こうして教会の腐った部分を目にし、ほんの少しだけでも変えようとしたのが計画の始まりです。
私リュミエラがたとえ聖女の逆、悪女と言われてでも教会を、この国を変革しようという計画。
あとついでに、この私を聖女に仕立て上げて甘い蜜を吸おうとした愚かな人たちへの復讐計画。
と言っても、この頃はまだ計画を本格的に思い付いていたわけでは無いですけどね。
最初のきっかけはそう、私が12才の頃。
ある方に出会い、半殺しにした時です。
以前作った印象操作魔法のおかげで、特に変装をせずとも普通の町娘として溶け込めていたと思います。
教会の近くにある街は活気がありました。
年に2、3回は大規模なお祭りが開かれ、街中の人々が国と王族に感謝の言葉を口にします。
それだけを見れば、平和な国家です。
けれど彼らは国民の一部、いわゆる富裕層の人間。
彼ら以外の状況は悲惨そのものでした。
例えば、農耕に励む者たち。
休む日もなく毎日を仕事に捧げ、やっとの思いで収穫しても高すぎる税金で手元に残るのは僅かばかり。
食物を育てる彼らが餓えに苦しんでいました。
例えば、戦いに励む者たち。
隣国との戦争や国内に出没する獣退治で傷を負うことが日常茶飯事。
けれど命に関わる傷以外は治せません。
なぜなら十分なお金が無いのです。
教会の外に出て初めて知ったのですが、聖女の治癒を受けるにはまとまったお金が必要だそうです。
だから治癒を受けに来るのは金持ちばかり。
しかも支払われた金銭の大部分は教会の人間が贅沢をするために使われているそうで…
これにイラッとした私は教会に訴えました。
「私が聖女として務め、その結果生じた金銭は貧しい暮らしをする方々を援助するのにお使いください。」
まさに教会が求める聖女らしい発言でしょう?
もちろん彼らも快く承諾しましたよ。
さすが聖女、とか言って。
「ああ、ちなみに私最近新しい魔法を開発しまして。嘘を見破る魔法なのですが…」
そう続けた時の反応といったら、もう…ふふっ。
どうせ私の言うことなんて表向き従うだけで無視しておこうと思っていたのでしょうね
ざまぁ見なさい♪
それからは少しずつ変化しました。
教会の人間がそれまでほど贅沢できなくなった代わりに貧困で苦しむ国民が徐々に減りました。
この目でしっかり確認し続け、改善されていない時はプレッシャーをかけた甲斐があったものです。
…まあ、こういったことの積み重ねが原因で教会から嫌われたのでしょうね。
私が聖女を辞めてから仕返しと言わんばかりに冷たくされましたし、処刑にも全面協力してました。
やっぱり根本的な改革が無いと、あの腐敗した教会が変わることはないでしょうね…
こうして教会の腐った部分を目にし、ほんの少しだけでも変えようとしたのが計画の始まりです。
私リュミエラがたとえ聖女の逆、悪女と言われてでも教会を、この国を変革しようという計画。
あとついでに、この私を聖女に仕立て上げて甘い蜜を吸おうとした愚かな人たちへの復讐計画。
と言っても、この頃はまだ計画を本格的に思い付いていたわけでは無いですけどね。
最初のきっかけはそう、私が12才の頃。
ある方に出会い、半殺しにした時です。
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