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祝!奨励賞☆投票御礼・番外編
104・領地視察
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昨日は感動の再会だった…ジュリアスとアルベルトさんのおかげで、何とジョナサンと会うことが出来た。アルベルトさんからは随分前に、居所は探し当てたと聞いていたけど、自分には会う資格がないからと、頑なに会うことを辞退していたジョナサン。それなのに…愛する旦那様が説得してくれたって!僕がずっと気にしていることを感じていたんだろうな…本当に有難い。
そして僕達は、共に夕食を取り思い出話に花を咲かせた。盛り上がったのは、僕が子供の頃に山へ入ったまま帰らず、大捜索になったエピソードだ。僕の親友シマリスのジャッキーの巣がある木の下で、寝てしまっているところを見つかったらしい…全く憶えて無かったけどね。騒がせた罰として、その後一週間外出禁止をくらった。ジャッキーの木の家に、お泊りでもする気だったのかな?やっぱり僕って、少々イタい子だったのね…
そんな楽しい夕食タイムも終わり、各自部屋へと戻ろうとした時、何とお義祖父様がジョナサンを呼び止めて…
それから二人でリビングへと消えて行ったけど、どうなったのかな?とてもじゃないけど、その後に付いて行ける雰囲気じゃなかったし分からない。かつて恋人同士だった二人…遺恨を残さず、楽しく話せたらいいなって思う。
「ん…もう起きたの?エリオット…」
僕の隣には、まだベッドでおネムちゃんだったジュリアスがいる。ジュリアスより早く起きた僕は、その寝顔を見ながら昨日のことを考えていた。僕は「お早う!」と元気にそれに応えながら、ジュリアスの額にキスを一つ落とす。
「今日は領地を見に行こう。領民とも触れ合ってみるといいよ」
「うん!そうする。楽しみだなぁ~」
領民の皆さんとお話しできるチャンスなんて、ここに来るより他はない。だから貴重な経験になりそうだ。前に来た時は、馬車の車窓から見える範囲しか知ることが出来なかったので、今回は色んなところを見て、知ってみたい!そう考えるとワクワクしちゃう。笑顔でジュリアスに頷いて、それから慌ただしく用意をして、出発することにした。
「さあ、行こうか!先ずは農地の方からね。特産ワインのワリナリーへ行ってみよう」
「ワ、ワイン~?それは嬉しいなっ」
僕は最近になって、ワインを少々嗜む。そうは言っても、ほんの少し味が分かってきた程度だけどね。もうとっくに成人しているし、ワイン好きで飲んでます…って言うと、何だかカッコいい気がする。これを機会にもっと知って、自分に合うワインを選んでみたい。
そう思ってルンルンで、玄関前に横付けされた馬車に乗り込もうとする。
「今日も一日、よろしくお願いします!ジョージ…あっ、アンクルさん」
アンクルさんってば、あんまりジョージ・ク◯ーニーに似てるからさ、思わずそう呼んじゃっちゃったよ。名前を間違えるなんて、気を悪くしてるかな?って心配したけど、アンクルさんは全くそんな様子もなくて「どうぞお入りください」と優しく声を掛けてくれる。それにホッとしていると、隣のジュリアスが「ジョージって誰…」って怪訝そうに呟いているけど、説明するのも面倒だから聞こえないフリしよーっと。
それから馬車は静かに出発し、クルーガー領と隣接した農業地域へと向かって行く。今は夏だから葡萄棚には沢山の葡萄がぶら下がっていて、もうじきそれを収穫して今年仕込みのワインを醸造するのだろう。出来上がったらまた飲みに来たいな!って思う。
小高い丘に沿って植えられている葡萄棚を抜けた先に、大きな建物がいくつも見えてくる。醸造所だろうか、同じような姿の建物が横並びに建ち並んでいる。そしてその一画に、一際お洒落な建物が。ワイナリーにあるレストランのようで、葡萄棚に向かって眺めの良い庭が開けていて開放感がある。そのレストランで、各種ワインの試飲も出来るそうだ。
「あのレストランで、美味しいワインと共に料理も楽しめるようになってるんだ」
ジュリアスがそう説明してくれて、おおーっと唸る。セデナスでシュテファン・クルーガー卿のことを若手青年実業家みたいだって思ったけど、まさにここにもいました!やり手実業家が。あのお洒落なレストランでジュリアスと二人…ワインを傾けながら、葡萄棚を眺めつつ乾杯!ぐふふッ…イイねぇ~
そんな妄想が止まらない僕は馬車からピョンと飛び降りて、最高の景色を眺めようと駆け出した。丘を登り切ったこの地から見下ろすと、今登ってきた道がぐるりと見える。その両脇に広がる広大な農地を眺めていると、自分がこの領地を治めるエドモア公爵家の一員なんだと感じる。もう何だか責任っていうの?この領地をより良く発展させて、領民達が幸せに暮らせるようにしなきゃ!って。だけどこうやって古き良き習慣というのか、先人の知恵があって初めて商品になるものだってある。だから古いものと新しいものとの融合っていうか、それぞれの良いところを取り入れて、より良いものを生み出していければいいなって思う。
それから葡萄畑で作業していた皆さんとお話ししたり、醸造工場を見学して工程を詳しく知る。そしてお待ちかねのワインの試飲を!って喜んだら、三杯飲んだところでジュリアスに「これ以上はダメ!」って止められる。危ねぇ…口当たりがいいから、どんどん飲んじゃってた。酔っ払っちゃったら、領地の見学これで終わるところだったわ…
そして酔い覚ましをと、レストランの庭のベンチに腰掛けていると…にこやかなジュリアスが近付いて来る。
「エリオット、どうだった?多岐に渡る事業があるけど、私は先祖からのワイン事業を大切にしているんだ。それを少しでも感じてくれたら嬉しいって思って、まずはここへ来てみたんだ」
そう言って僕に、嬉しそうに微笑み掛けた。そんな大切な場所に一番に連れて来てくれたことに感謝して、隣に座ったジュリアスの手をそっと握る。
「うん、ありがとう!僕も一緒に大事にしていきたい。だってジュリアスの幸せが僕の幸せだから…。そしてジュリアスの大切にしていることは、全て知りたいな。これからもずっと一緒にいたいから…」
そう涙を滲ませながら素直な気持ちを話すと、ジュリアスの顔が僕に近付いてくる。キ、キス…ここで?そう思ったが、僕はそっと目を閉じた。
「ん、んーっ…ふぁっ?」
周りの目があるだろう今、触れるだけの軽いキスだと思っていた僕は驚いた…まるでスイッチが入ったように、深く…そして奥まで、ジュリアスの長く分厚い舌が侵入してくる。それに翻弄されてしまって…
「んっ…ふ、ハァ…ンっ」
気持ち良すぎて、頭が真っ白になる。見られているかも?という恥ずかしさと共に、それによって湧き起こる不思議な感情もあって!
だけど何だかマズいぞ?下半身が反応しちゃってるようなぁ…僕のオチャメさんってば。おまけに、ジュリアスのオチャメさんまで!?
──あかん…これ以上は!
そう焦っていると、丁度そこに…
「もうそろそろ…あっ!」
その「あっ!」でハッと我に返った二人。見ると、アンクルさんがバツの悪い顔をして苦笑いしている。今回どうも、アンクルさんには色々とヤバいところを見られている気がする。後は帰ってからにしよう!そう決めて、毎度御馴染みの誤魔化し笑いを浮かべながら「次行かないとね?」と立ち上がった。
「これから先は車窓からオリーブやハーブ畑なんかを見ながら、最終目的地は国境の街まで行ってみよう。そこには隣国との取引目的の商店が建ち並んでいて賑やかだよ」
「国境?それは楽しみ~」
そう気を取り直して、馬車へと乗り込んだ。
そして僕達は、共に夕食を取り思い出話に花を咲かせた。盛り上がったのは、僕が子供の頃に山へ入ったまま帰らず、大捜索になったエピソードだ。僕の親友シマリスのジャッキーの巣がある木の下で、寝てしまっているところを見つかったらしい…全く憶えて無かったけどね。騒がせた罰として、その後一週間外出禁止をくらった。ジャッキーの木の家に、お泊りでもする気だったのかな?やっぱり僕って、少々イタい子だったのね…
そんな楽しい夕食タイムも終わり、各自部屋へと戻ろうとした時、何とお義祖父様がジョナサンを呼び止めて…
それから二人でリビングへと消えて行ったけど、どうなったのかな?とてもじゃないけど、その後に付いて行ける雰囲気じゃなかったし分からない。かつて恋人同士だった二人…遺恨を残さず、楽しく話せたらいいなって思う。
「ん…もう起きたの?エリオット…」
僕の隣には、まだベッドでおネムちゃんだったジュリアスがいる。ジュリアスより早く起きた僕は、その寝顔を見ながら昨日のことを考えていた。僕は「お早う!」と元気にそれに応えながら、ジュリアスの額にキスを一つ落とす。
「今日は領地を見に行こう。領民とも触れ合ってみるといいよ」
「うん!そうする。楽しみだなぁ~」
領民の皆さんとお話しできるチャンスなんて、ここに来るより他はない。だから貴重な経験になりそうだ。前に来た時は、馬車の車窓から見える範囲しか知ることが出来なかったので、今回は色んなところを見て、知ってみたい!そう考えるとワクワクしちゃう。笑顔でジュリアスに頷いて、それから慌ただしく用意をして、出発することにした。
「さあ、行こうか!先ずは農地の方からね。特産ワインのワリナリーへ行ってみよう」
「ワ、ワイン~?それは嬉しいなっ」
僕は最近になって、ワインを少々嗜む。そうは言っても、ほんの少し味が分かってきた程度だけどね。もうとっくに成人しているし、ワイン好きで飲んでます…って言うと、何だかカッコいい気がする。これを機会にもっと知って、自分に合うワインを選んでみたい。
そう思ってルンルンで、玄関前に横付けされた馬車に乗り込もうとする。
「今日も一日、よろしくお願いします!ジョージ…あっ、アンクルさん」
アンクルさんってば、あんまりジョージ・ク◯ーニーに似てるからさ、思わずそう呼んじゃっちゃったよ。名前を間違えるなんて、気を悪くしてるかな?って心配したけど、アンクルさんは全くそんな様子もなくて「どうぞお入りください」と優しく声を掛けてくれる。それにホッとしていると、隣のジュリアスが「ジョージって誰…」って怪訝そうに呟いているけど、説明するのも面倒だから聞こえないフリしよーっと。
それから馬車は静かに出発し、クルーガー領と隣接した農業地域へと向かって行く。今は夏だから葡萄棚には沢山の葡萄がぶら下がっていて、もうじきそれを収穫して今年仕込みのワインを醸造するのだろう。出来上がったらまた飲みに来たいな!って思う。
小高い丘に沿って植えられている葡萄棚を抜けた先に、大きな建物がいくつも見えてくる。醸造所だろうか、同じような姿の建物が横並びに建ち並んでいる。そしてその一画に、一際お洒落な建物が。ワイナリーにあるレストランのようで、葡萄棚に向かって眺めの良い庭が開けていて開放感がある。そのレストランで、各種ワインの試飲も出来るそうだ。
「あのレストランで、美味しいワインと共に料理も楽しめるようになってるんだ」
ジュリアスがそう説明してくれて、おおーっと唸る。セデナスでシュテファン・クルーガー卿のことを若手青年実業家みたいだって思ったけど、まさにここにもいました!やり手実業家が。あのお洒落なレストランでジュリアスと二人…ワインを傾けながら、葡萄棚を眺めつつ乾杯!ぐふふッ…イイねぇ~
そんな妄想が止まらない僕は馬車からピョンと飛び降りて、最高の景色を眺めようと駆け出した。丘を登り切ったこの地から見下ろすと、今登ってきた道がぐるりと見える。その両脇に広がる広大な農地を眺めていると、自分がこの領地を治めるエドモア公爵家の一員なんだと感じる。もう何だか責任っていうの?この領地をより良く発展させて、領民達が幸せに暮らせるようにしなきゃ!って。だけどこうやって古き良き習慣というのか、先人の知恵があって初めて商品になるものだってある。だから古いものと新しいものとの融合っていうか、それぞれの良いところを取り入れて、より良いものを生み出していければいいなって思う。
それから葡萄畑で作業していた皆さんとお話ししたり、醸造工場を見学して工程を詳しく知る。そしてお待ちかねのワインの試飲を!って喜んだら、三杯飲んだところでジュリアスに「これ以上はダメ!」って止められる。危ねぇ…口当たりがいいから、どんどん飲んじゃってた。酔っ払っちゃったら、領地の見学これで終わるところだったわ…
そして酔い覚ましをと、レストランの庭のベンチに腰掛けていると…にこやかなジュリアスが近付いて来る。
「エリオット、どうだった?多岐に渡る事業があるけど、私は先祖からのワイン事業を大切にしているんだ。それを少しでも感じてくれたら嬉しいって思って、まずはここへ来てみたんだ」
そう言って僕に、嬉しそうに微笑み掛けた。そんな大切な場所に一番に連れて来てくれたことに感謝して、隣に座ったジュリアスの手をそっと握る。
「うん、ありがとう!僕も一緒に大事にしていきたい。だってジュリアスの幸せが僕の幸せだから…。そしてジュリアスの大切にしていることは、全て知りたいな。これからもずっと一緒にいたいから…」
そう涙を滲ませながら素直な気持ちを話すと、ジュリアスの顔が僕に近付いてくる。キ、キス…ここで?そう思ったが、僕はそっと目を閉じた。
「ん、んーっ…ふぁっ?」
周りの目があるだろう今、触れるだけの軽いキスだと思っていた僕は驚いた…まるでスイッチが入ったように、深く…そして奥まで、ジュリアスの長く分厚い舌が侵入してくる。それに翻弄されてしまって…
「んっ…ふ、ハァ…ンっ」
気持ち良すぎて、頭が真っ白になる。見られているかも?という恥ずかしさと共に、それによって湧き起こる不思議な感情もあって!
だけど何だかマズいぞ?下半身が反応しちゃってるようなぁ…僕のオチャメさんってば。おまけに、ジュリアスのオチャメさんまで!?
──あかん…これ以上は!
そう焦っていると、丁度そこに…
「もうそろそろ…あっ!」
その「あっ!」でハッと我に返った二人。見ると、アンクルさんがバツの悪い顔をして苦笑いしている。今回どうも、アンクルさんには色々とヤバいところを見られている気がする。後は帰ってからにしよう!そう決めて、毎度御馴染みの誤魔化し笑いを浮かべながら「次行かないとね?」と立ち上がった。
「これから先は車窓からオリーブやハーブ畑なんかを見ながら、最終目的地は国境の街まで行ってみよう。そこには隣国との取引目的の商店が建ち並んでいて賑やかだよ」
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そう気を取り直して、馬車へと乗り込んだ。
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